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南米ジュニアサーキット視察レポート

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南米ジュニアサーキット視察レポート
南米ジュニアサーキット視察レポート
2001 年 2 月
私の念願でありました、「南米ジュニアサーキット」の視察にでかける機会に恵まれま
した。これは私の尊敬するコーチのひとりである本井満氏の好意によるものです。40
時間以上に及ぶフライトには閉口しましたが、世界のジュニアの実情を知る機会になっ
たことは大変有意義でした。
アルゼンチンのマルデルプラタで行われるア
ルゼンチンボールに最初に訪れました。40 時
間以上にも及ぶフライトは本当に疲れます。
しかし、ブエノスアイレスから荷物が送られ
てこなくて、近くのスポーツショップで買っ
た下着数枚と本井さんにもらった T シャツで
何日か過ごしました。結局、何日か後に空港
までとりに行きました。日本では考えられな
い対応の悪さに腹が立ちました。
試合会場はヨットハーバーのあるリゾート地
です。食事もおいしく、旅の疲れを少し癒し
てくれました。
レッドクレーで熱い戦いが繰り広げられま
す。施設はそれほど立派ではありませんが、
よく整備されています。
日本のジュニア選手もがんばっていました
が、世界を相手に苦しい戦いが続いていまし
た。
女子の中村藍子、浜村夏美選手を率いたのは
米沢そのえさんです。本井さんに負けず劣ら
ずの熱血漢(?)で、熱い思いで選手をリー
ドしていました。とても高いプロ意識を持っ
たコーチです。
今回南米遠征に参加した添田豪、和田太一、
小川敦央、中村藍子選手。この経験を糧に大
きく成長しました。ちなみにもっとも目つき
が悪いのが小川選手です。
私を南米ジュニアサーキットの視察に誘って
くれたのは本井満さんです。このとき手首を
骨折していたのですが、病院にいくとその時
間子どもたちを見ることができないからと、
一切拒否しました。痛みは寝れないほどです
が、それでもコートにたち続ける根性には頭
が下がります。まさに「情熱の人」です。
ブエノスアイレスで無事荷物を受け取りホッ
と一安心です。次の目的地パラグアイは翌日
のフライトなので、一日市内見学をしました。
変な人形キャラにちょっとびっくりでした。
これは銅像ではありません、人間です。はじ
めはまったくわかりませんでした。何かの修
行ですかねえ。賽銭あげときました。
南米はどこに行ってもレッドクレーですが、
プライベートクラブではハードコートもあり
ます。なんか違和感ありますが。
ここはギレルモ・ビラステニスセンターです。
アルゼンチンのテニス選手として、はじめて
グランドスラムで優勝した人です。とても重
いラケットを豪腕で振り回していたのを覚え
ています。
入り口に彼の写真が飾られていますが、それ
ほど大きなものではありません。アルゼンチ
ンではテニスはそれほどメジャーではないの
かもしれません。
パラグアイの試合会場です。ここも川縁のハ
ーバーに面したとても良いロケーションの会
場です。
やはりレッドクレーでの戦いです。タフでな
ければ戦えません。
この大会は 14 歳以下の試合も行われていま
す。南米中をサーキットでまわって、力をつ
けていきます。まさにここはプロの登竜門な
のです。
このような環境で試合を転戦することで、自
然とプロ意識は芽生えてきます。勇気を持っ
てチャンレジする選手を育成していきたいと
思っています。
タフでなければ、戦えない…。
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