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全学的協働によるeラーニングの質的向上に向けての検討

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全学的協働によるeラーニングの質的向上に向けての検討
平成 21 年度 県立広島大学 FD 活動促進事業
全学的協働によるeラーニングの質的向上に向けての検討【1】
全学的協働によるeラーニングの質的向上に向けての検討
生命環境学部
馬 本
勉
http://www.pu-hiroshima.ac.jp/~umamoto/
1.目的
本事業は、大学教育において急速な広がりを見せ、本学でも関心の高まっている「eラーニング」につ
いて、各取り組みを質的に向上させるとともに、eラーニングの全学的な推進へ向けての可能性を探るこ
とを目的とした。
2.検討メンバー
青井 聡美(保健福祉学部)
中村 健一(生命環境学部)
馬本 勉(生命環境学部)
西原 貴之(人間文化学部)
小川 仁士(経営情報学部)
3.検討・実施事項の概要
(1)各キャンパスで進行中の取り組み事例について情報収集を行った。
平成 20~21 年度のeラーニングに関連した FD 事業(
「効果的な教育を進めるための e-Learning シス
テムの導入に向けて」
「e-learning 教材開発のためのスキルアップを目指して」
「情報系資格取得支援の取
組:課外学習サポート環境の整備と活用」
)や、本事業のメンバーによる具体的な取り組みなどの情報収集
を行い、それらを発信しているウェブサイトのリンク集を作成した。
(リンク集の一部)
<語学関係>
Shobara CALL(語学学習のサポートページ)
<情報関係>
情報系科目の学習支援/教育支援のためのホームページ
(全学共通教育科目情報を中心とした総合情報サイト)
<保健福祉関係>
基礎看護技術のコーナー【学内専用】
<教材の配布を行っている教員のサイト>
生命環境学部・中村研究室
人間文化学部・西原研究室
(2)本学における様々な分野での実施可能性を検討し、スキルアップの講習会を行った。
様々な分野におけるeラーニングの実施には、教職員のウェブサイト発信スキルを高め、裾野を広げる
ことが重要であるという認識のもと、本事業のメンバーによる「ホームページ作成講座」
(初級者対象)を
開催した。講座の概要は次の通り。
「ホームページ作成講座」
日時: 2010 年 3 月 8 日(月)13:00~14:30
会場: 広島キャンパス情報処理演習室(1311)
平成 21 年度 県立広島大学 FD 活動促進事業
全学的協働によるeラーニングの質的向上に向けての検討【2】
「ホームページ作成講座」の内容・講師
1.ワードによるウェブページ作成演習
2.ホームページビルダーによる作成法の紹介
3.ファイルをサーバにアップする演習
馬本 勉(生命環境学部)
西原 貴之(人間文化学部)
小川 仁士(経営情報学部)
この講座には3キャンパスから 19 名の参加があった。寄せられた感想には次のようなものがあった。
「ファイルをサーバーにアップする方法がわかり、今後に生かしていけそう」
「ていねいにゆっくり教えてくれたので、HP 作成が身近に感じられ、やってみようという気になった」
「最初に実際の活用例の提示があり、ホームページ作成の利点がわかりやすかった」
「HTML を知らなくても作成できる方法が示され、拒否反応を起こすことなく取り組めそう」
「参加して役に立つ講習会でした」
「大変分かりやすく,受講して良かった」
参加できなかった教員からは、
「ぜひ次の機会を設けてほしい」
「他キャンパスでも実施してほしい」と
いった要望が挙がっている。
(3)他大学の先進的な取り組みについて情報収集をした。
・安田女子大学: 学習管理システムの一つである moodle を用いた実践
・コンピュータ利用教育協議会のワークショップおよび研究会(CIEC 春季研究会 2010)
:
「ICT 英語教材の効果とブログの導入」
(大阪教育大学)
、
「オンライン試験と教授法評価」
(弘前大学)、
「PDF による e-Learning 教材の作成」
(大阪府立大学)
、ほか
(4)検討に必要な資料を購入した。
eラーニングの先行事例や現状を理解するため、次の資料を購入した。
『IT 時代の教育プロ養成戦略:日本初の e ラーニング専門家養成ネット大学院の挑戦』
『e ラーニング白書<2008/2009 年版>』
『Moodle による e ラーニングシステムの構築と運用』
『e ラーニング:実践と展望』
4.検討のまとめと今後の課題
・学内の各分野における「eラーニング実践」は広がりを見せている
⇒ さらなる情報収集を
・分野の異なる「eラーニング実践」間の情報共有や連携は十分ではない
⇒ 「リンク集」をきっかけに連携の強化を
・新たな「eラーニング実践」のきっかけとなる「ウェブサイト作成」のニーズは高い
⇒ スキルアップの機会を設けるなど、ウェブサイト作成の支援を
・ハード面の整備は学術情報センター(およびその専門部会であるeラーニングシステム検討部会)が
中心となって検討を続けているが、教育内容や方法といった「ソフト面」の検討はこれから
⇒ 今後の全学的な展開を睨んだ検討の場を
本事業に関するウェブサイト:
http://www.pu-hiroshima.ac.jp/~umamoto/el/
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