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クラウドとGIS(Genavis)で上下水道事業の効率的な
-News Release- 各 位 2013 年 6 月 1 日 国際航業株式会社 メタウォーター株式会社 国際航業株式会社がメタウォーター株式会社と業務提携 ~クラウドとGIS(Genavis)で上下水道事業の効率的な管理を実現~ 国際航業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:土方聡、以下、「国際航業」)はこのた び、2013 年 6 月 1 日付けで、メタウォーター株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木田友 康、以下「メタウォーター」)と、国内および海外の上下水道事業のクラウドとGIS(Genavis)による維持管 理及びソリューションの提供について業務提携いたしました。 この業務提携により、水処理施設と管路の統合された維持管理ソリューションの提供を行っていきま す。さらに上下水道事業体(自治体)様と一体となって管理運営に取組ませていただくことで、事業全体を 包括するサービスが提供できるようになります。 このことによって上下水道事業体(自治体)様のインフラの安全性確保や長寿命化、維持管理コストの 合理化を実現することができ、ひいては市民へのサービスの向上に貢献していきます。 また、両社は海外にも積極的に展開し、今回の業務提携により 5 年後には、国内および海外の上下 水道事業において合計 75 億円の売り上げを目指します。 <業務提携の内容> 国内及び海外の上下水道事業において以下の業務提携を行います。 (1) メタウォーターが展開するクラウドサービスへの国際航業の GIS(Genavis)等のシステム開発 (2) 収集されたビッグデータの解析及びソリューションの提供 (3) 上下水道の維持管理業務の協働・研究開発 (4) 広範な事業連携および第三者との提携についての検討 <提携のビジョン> <業務提携の背景> 全国の上下水道事業は日本全体の人口減少に伴い、給水人口や料金収入の減少、老朽化した施設 の更新需要の増大、震災対策として強靭化など多くの課題を抱えています。さらに、技術職員の大量退 職により、長年培ってきた技術・ノウハウの継承の問題にも直面しており、近い将来には管理者を含め 技術的な事業運営への対策も急務となっています。 それらへの対策のひとつとして、民間企業のノウハウ・人材・資金等を積極的に活用する官民連携の 動きが今後ますます活発になることが予想されます。官民連携の推進は、2013 年 3 月に策定された新 水道ビジョンにも明記されており、また、産業競争力会議においても公共インフラの民間開放が議論され ています。今後、国内の上下水道維持管理においては、上下水道施設全体の技術力・サービス力を提 供できる民間企業への期待が高まると考えられます。技術力を確保しつつ効率的な上下水道事業経営 を行うためには、上下水道事業体と民間企業の運営ノウハウを共有した、包括的なサービスの提供が 必要になっています。 <両社の実績> 国際航業は空間情報技術のフロントランナーとして、行政業務の効率化を図る統合型GISソリューシ ョン「Genavis」による水処理施設外の維持管理ツールを提供しており、政令指定都市をはじめとして全 国の事業体様で水道維持管理システムの運用管理を受託するほか、2013 年 3 月にはベトナム社会主 義人民共和国のトゥア・ティエン・フエ省水道公社から、水道施設維持管理システム構築の業務を受注 するなど、国内外での水道管路維持管理に豊富な実績があります。 メタウォーターは水処理施設のプラントエンジニアリングに長年携わってきた実績に基づく水処理施設 内の維持管理に必要な技術を有しています。また、上下水道に関わるすべての方が利用でき、ノウハ ウ・技術を標準化・共通化するクラウド型プラットフォーム「ウォータービジネスクラウド(WBC)」を提供して います。これからますます必要とされている官民連携による施設の整備・運営にも、総合力を活かして数 多く取組んでいます。 <Genavis について> 国際航業は空間情報技術のフロントランナーとして、これまで政令指定都市を始めとする多くの地方 自治体に地理情報システム(GIS)を導入し、行政業務の効率化を支援してきました。 Genavis シリーズとは、データベースをコアに“個別業務支援 GIS” “庁内情報共有 GIS” “市民コミュニ ケーション GIS“を統合・連携させることにより、行政業務の高度化・効率化、住民とのコミュニケーション の活性化を促進するソリューションです。 Genavis により庁内横断的な情報流通を促進 GenavisCore(統合データベース) 統合型 GIS ソリューション「Genavis」の上下水道版「せせらぎ」「せせらいん」は、各施設情報の収集・保 管のみならず、日常点検の効率化を図り、各種問題解決やアセットマネジメントへの展開が行え、スマー トな水運用を実現する基盤システムです。 本業務提携においては、提携のビジョンのように上下水道の水処理施設運営・管路維持管理・顧客サ ービスのデータを位置情報とともに蓄積・管理・解析します。さらに空間情報コンサルティングのノウハウ を基に連携を図り、インフラの長寿命化や維持管理コストの合理化に寄与し、市民サービスの向上に貢 献していきます。 Genavis 水道情報システム「せせらぎ」 <WBC について> WBC とは 上下水道に関わるすべての方が共有できるクラウド型プラットフォームを活用した新しいサ ービスです。(WBC:Water Business Cloud) 特徴としては クラウド上に事業運営に役立つシステム(サービス)を構築 産官学の優れた「知」をクラウド上に結集して(サービス)を構築 複数の事業運営者で、情報・ノウハウをシェアして利用 利用者のメリットとして LCCの低減 標準化されたコンテンツを提供し、誰でもどこでも同じように利用可能 データ喪失リスクの減少 WBC(Water Business Cloud)の概念 【国際航業株式会社について】 http://www.kkc.co.jp/ 国際航業株式会社は、空間情報技術のリーディングカンパニーとして、最先端の計測技術と幅広いコ ンサルティング技術により公共サービスの向上に貢献してまいりました。長年にわたり国内外で培った安 心・安全な地域づくり、低炭素社会づくりのノウハウと、空間情報の高度な分析を可能とする GIS(地理情 報システム)を活用し、「環境・エネルギー」、「防災・減災」、「アセットマネジメント」の視点から、行政政策 の立案や社会インフラの整備・運用の総合コンサルティングを実施し、新しい時代が求める「グリーン・コ ミュニティ」の創造を提案してまいります。 商号 本店所在地 設立 国際航業株式会社 東京都千代田区六番町 2 番地 1947 年 9 月 12 日 代表者 土方聡 資本金 167 億 29 百万円 空間情報コンサルティング(空間情報技術サービス、建設コン 事業概要 サルタントサービス)、RE(Renewable Energy)関連事業、防災 関連事業、環境保全事業、マーケティングおよび位置情報サ ービス、その他 従業員数 1,216 名(2012 年 5 月末現在) 【メタウォーター株式会社について】 http://www.metawater.co.jp/ メタウォーター株式会社は、2008 年 4 月に、日本初の水環境総合エンジニアリング会社として、日本ガ イシ㈱と富士電機システムズ㈱(現、富士電機㈱)それぞれの水環境部門が合併して発足した会社で、 機電融合技術を活かし、地球温暖化対策や、水循環・資源再利用など時代のニーズに合致する技術を 開発してきました。さらに、ウォータービジネスクラウド(WBC)というプラットフォームを基軸としたサービ スソリューションの提供にも取組んでいます。 商号 本店所在地 設立 メタウォーター株式会社 東京都千代田区神田須田町一丁目 25 番地 2008 年 4 月 1 日 代表者 木田友康 資本金 75 億円 上下水・再生水処理、一般廃棄物リサイクル処理、民間水処 事業概要 理などの水環境分野の各種装置類、施設用電気設備等の製 造販売、各種プラントの設計・施工・請負 従業員数 1960 名(2013 年 4 月関連会社含む) 以上 【お問い合わせ先】 国際航業株式会社 経営企画部 広報担当: 井口 TEL:042-307-7200 URL:http://www.kkc.co.jp/