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【新中期事業計画】【海外展開力】【これから寡占化が進む市場】

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【新中期事業計画】【海外展開力】【これから寡占化が進む市場】
(株)家族亭:9931
ポイント
JASDAQ
サービス業
2010/11/15
【増収増益:純利74%増】【新中期事業計画】【海外展開力】【これから寡占化が進む市場】【FC
展開力】【10の業態開発力】【業務提携効果】
これから寡占化が進む「そば・うどん」市場において、FC展開力を「得得」買収で取得。ほぼ計画
に沿ったFC展開を実効中である。また10種類もの業態を展開していることから、立地などにより
出店が制限されず優位。(株)キンレイ(かごの屋)との提携は仕入れ、新商品開発、新業態店舗開
発、人的交流を行っている。FC等による海外展開も進行中。シンガポールは2店開店済。タイも6店
出店済。中国でも合弁会社を設立し2店出店済。新中期事業計画(2010年∼2014年)を発表。
注目点
経常利益約10倍(2.76億円⇒30億円)総店舗数3.5倍 (224店:目標起点⇒770店) 新中期経営計画(2010年∼2014年)より
【新業態開発力】【FC事業】㈱キンレイとの戦略的連携から生まれた新業態を含め、10の業態による加盟店開発が好調な滑り出し。
「京麺ぎおん」イオンレイクタウン越谷店:”ふうふや”の家族亭側1号店(直営)、開業。
「手打うどん おていちゃん」:オフィス街、駅前立地を中心に展開。手打うどんと夜メニューの充実が魅力。もっちり手打うどんとあたたかい家庭料
理でおもてなし。
【海外展開力】すでにシンガポール、タイ、中国に出店。他のアジアでの展開も準備中。海外FC展開のスピードは今後さらに加速する。アジア諸国
の生活水準向上に伴い、日本食文化の普及がさらに広がり、マーケットが拡大するものと想定。
【2010年12月期第3四半期 決算を発表…2010年11月12日】
売上:6,811百万円、営業利益:206百万円、経常利益:209百万円、当期純利益:58百万円
【高速道路 羽生パーキングエリアの羽生製麺処が開店…2009年11月18日】
株式会社ネクスコ東日本リテイル(東日本の高速道路の運営管理を行う東日本高速道路株式会社の関連子会社)がサービスエリア・パーキングエリアが運営を行う『Pasar 羽生』内
でリテイルが運営する羽生パーキングエリアの店舗において、うどん専門店(羽生製麺処)の出店に際し、フードコート内のうどん専門店の運営についてノウハウ、経験、メ
ニュー、食材の選択、厨房レイアウト等についてアドバイス、調理技術の指導を供与し、一部食材を供給。
トピックス
【大型法人加盟店3件契約締結】
年初より準備してきた、資金力のある大型法人加盟店を開発する仕組みが完成。
【タイの6店舗、シンガポールに2店舗、中国2店舗の出店済】
タイのバンコクに6店舗、シンガポールは2店舗、中国の上海に2店舗出店。中国は、5年間で200∼300店の出店を目指す。
【出店数推移について】
【総店舗数】:224店舗 【FC事業部】:106店(新規出店:9店 閉店:13店、海外出店:8店) 【直営事業部】:118店(新規出店:5店、閉店:6店)
事業内容
ビジネスモデル
「そば・うどん」を主とした飲食店の経営と得得FC店舗への業務用食材等の販売
業績
セグメント情報
(店舗数)224店 (直営118店、FC106店)その他食材提供による提携店舗3店 2010年9月末現在 ⇒ 5年後目標770(直営470店、FC300店)。
特色
(1)活気のある企業であること。創業63年目ながら、7年前より第二の創業を期して若手経営体制に刷新。将来の成長を目指している。(2)そば(家族亭)、うどん(得得)の
専門店として関西を中心に根強い顧客層を持っている。(3)外食チェーンにありがちなコスト・効率オペレーションへの偏重を廃し、おいしさと気持ちの良い接客を重視する。
(4)フランチャイズは、本部の短期的な利益を追求する姿勢を極力否定し、加盟店オーナーと本部との共通の利益の実現を目指している。 (過去30年間の加盟店オーナーと
の訴訟問題の発生数:ゼロ)(5)従来の殻に閉じこもることなく、M&A、提携、海外市場等の事業機会を積極的に活かしていく。
強み
【1】ターゲット顧客の幅が広い−フレキシビリティ強化 【2】ヘルシーなお食事の提供 【3】寡占化し、拡大するマーケット 【4】長年にわたるファン顧客(固定客)の存
在 【5】変革に向け挑戦する経営風土 【6】フランチャイズ開発管理能力 【7】海外事業開発能力
直近実績
【2010年12月期第3四半期 決算を発表…2010年11月12日】
売上:6,811百万円、営業利益:206百万円、経常利益:209百万円、当期純利益:58百万円
新中期経営計画(2010年∼2014年) 目標 2014年までに売上170億円 経常利益30億円 総店舗数:770店舗(国内:470店舗、海外300店舗)
基本戦略 ・ そば、うどん業態より脱皮し、国内海外のFC管理プラットフォーム(基盤) を核とする事業展開・ そば、うどんはアプリケーション(業態)の一つ。他のアプリケーション
をM&A・自社開発により取得し事業拡大・ 第一の差別化要因は、FC管理プラットフォームの質の高さ
FC店舗 【目標】国内300店舗、 目標起点:107店(2009年12月末)
< FC8業態>
【FC1】「手打うどん総本家得得」(中・大型店) :うどん中心のロードサイド中型店、数多いセットメニュー、中型店中心、法人加盟が主。【FC2】「手打うどん総本家得得」(小型ビ
ルイン):街のアーケードを中心に店舗展開。うどん中心にこだわり、夜の居酒屋メニューを充実、個人加盟が主。【FC3】「手打うどん総本家得得」(セルフタイプ) :大人気のセル
フうどん店で、得得の味と価格に満足をご提供。パイロット店を泉北店(関西)、フードコートタイプで横浜港北センター北店(関東)を展開。個人・法人加盟。【FC4】「とくとく」
(セルフタイプ):フードコートタイプの小型セルフうどん店。総本家得得セルフタイプと同じクォリティにて「打ちたて」「茹でたて」の手打うどんやトッピング商品を提供。個
人・法人加盟。【FC5】「手打うどん おていちゃん」:オフィス街、駅前立地を中心に、手打うどん以外に夜メニューを充実。もっちり手打うどんとあったかい家庭料理でおもてな
し。個人・法人加盟。【FC6】「そば本舗家族庵」:直営店「家族亭」のメニュー(本格そば・おいしいうどん・丼物)、オペレーションをFC向けにシンプル化、個人・法人加盟。 【FC
7】「町屋の小鍋うどんふうふや」(キンレイとの提携効果):ロードサイド。キンレイが展開する日本料理店との共同開発から生まれたうどんと京都のおばんざいの店で、高級感のあ
る大型店、法人加盟が主。【FC8】「京麺ぎおん」(キンレイとの提携効果) :ビルイン。「ふうふや」と同様のコンセプトでアーケードやオフィス街に展開。国内最大級の越谷レイ
クタウンにパイロット店。法人加盟が主。
戦略
FC戦略 【1】「味に対するこだわり」:お客様にとって「旨い」飲食店ということは何よりも大切な来店動機:一般的にFCの場合、「味の安定」を超えて「旨い」を標榜するところはほ
とんどない。私たちはあえてこの大原則を掲げ、味に妥協を怠らない姿勢を貫ぬく。【2】「加盟店に感謝されるビジネスのしくみづくり」(大型法人向け新FCパッケージを開発
中):加盟店がきちんと利益を出して、それによって本部が利益を出すという互恵的な関係の確立。
【新FCパッケージの骨格】 現在の本部の役割に不安・不満を抱える、既存大手FCチェーン (外食に限らない)の大型加盟店オーナーがターゲット 1) WIN-WINのビジネスモデ
ル(末端売上向上が共通の目標)2)地域単位で複数店舗運営によるFC事業拡大を契約で保証 −「地域構想」3) 当社からの店舗運営サポート(SVによる継続的コンサルティン
グ、現役店長のレンタル制度等)
【3:海外戦略】短期:シンガポール(昨春)に続き、タイへのFC展開が決定。昨冬から4店オープン済み。今後数年間に20-30店舗を開店する予定。
【推進】インド、インドネシア、ベトナムなどからも引き合い多い。欧州やロシアなどへの進出も視野。 【海外FC業態1】「得得」や「家族庵」のような大衆的な店 【海外FC業
態2】「ふうふや」のような、高級日本食と麺類の店【メニュー】うどん・そばの他、外国の人に親しまれている日本料理を取り入れる。材料は現地調達。メニュー開発や仕入れ、物流な
ど、各国の事情に合わせた最適なパッケージ開発。【契約】メガフランチャイジー又は合弁契約。国ごとに販売独占権を与える方法が主体。
(ポイント)優良なパ-トナーを見つけること(方針)早急な拡大を図るよりも、哲学が合致するパートナーと長期的関係を締結し、着実な成長・拡大を図る。
直営店舗 【目標】170店舗、目標起点:117店(2009年12月末) 直営店の役割 【役割1】現時点で業績の基盤となる目標予算(売上/利益)を達成する事【役割2】将
来のフランチャイズビジネス拡大に備えて担当者の育成【役割3】家族亭・得得ブランドの見本となるべきパイロット店舗の運営 直営5業態 【直営1】当社グループのリーダー店
舗として、味とサービスに磨きをかける: 「家族亭」【直営2】本格的そば料理が堪能できる居酒屋、お酒もおいしいそばダイニング: 「のきば」「蕎菜(きょうさい)」【直
営3】ワンランク上のそばの店、旬が味わえる: 「三宝庵」「蕎旬(きょうしゅん)」【直営4】新しいスタイルのうどん料理を提案: 「うどんのう」【直営5】四季折々に創作
料理が花咲き、和みを味に加えたモダンなお食事処: 「花旬庵(かしゅんあん)」「玄妙和楽(げんみょうわらく)」
業界の動向
飲食店市場:12兆4800億円、そば、うどん(和麺類)市場1兆円市場、ラーメン市場(4000億円)、回転すし市場(4100億円)より大きい。
【寡占化はまだまだこれからの市場】主要3社マーケットシェア:うどん・そば(6.8%,660億円/9695億円)⇔ハンバーガー(96%、5810億円/6070億円)、牛丼(91%,2010億
円/2215億円)、出所:富士経済 サガミ(店舗数238店:H22売上222億、経損4.2億)、グルメ杵屋(店舗数536店:H21売上425億、経損8.4億)、 トリドール(丸亀製麺店舗数202店:
H21売上245億、経利・27億円)、なか卯(店舗数364店:H21:売上264億、経利11.1億)、はなまる(店舗数253店)
リスクファクター
【1】景気動向【2】原材料の価格【3】法規制【4】金利上昇【5】減損会計
経営理念
顧客満足、企業価値の向上を図るとともに、外食産業を通じた社会貢献
創業63周年(昭和22年創業)平成4年店頭登録、平成15年カッパクリエイト(株)と業務・資本提携、平成18年(株)得得のうどん事業部を買収、平成19年キャス・キャピタルに
よるTOB、平成19年(株)キンレイ(かごの屋を展開)との業務提携。
沿革
【増収増益:純利74%増】新中期事業計画】【海外展開力】【これから寡占化が進む市場】【FC展開力】【10の業態開発力】【業務提携効果】
企業体質・社風 創意工夫を続ける企業体質・逆風に負けない元気な社風。自社イメージは「昔よりある業界に、今あらわれたベンチャー企業」。 63年間続けられた理由 味を大切
に、安易な大量生産体制に走らなかったこと。接客は正確さより、温かさを大切にしてきたこと。社員が皆、自分の会社が好きなこと。人物重視の採用条件 人物重視の採用はペー
パーテストなし。誠実さを重視します。学歴不問です。
社長からのひと言:1953年生まれ。日産自動車に9年間勤めたあと、外資系の経営戦略コンサルティング会社において国内外企業約50社の経営戦略策定に従事。そこで、「良い
会社は戦略が良いからでなく、経営者が良いから」という結論に至り、実業の世界に。以来パチンコホール、精密機械会社等の経営改革を経て現在に至る。これまでの事業経験の集
大成として、当社経営に臨んでいる。将来は、妻の母国、コスタリカにおいて孤児院を設立するのが夢。
その他
【株主優待制度の変更…2009年6月10日】
贈呈基準:毎年12 月31 日及び6月30 日を基準日。■100株以上∼ 500株未満 ⇒ 【変更前】なし【変更後】一律1,000円(500円食事券×2) ■500株以上∼1,000株未満 ⇒【変更
前】なし【変更後】一律3,500円(500円食事券×7) ■1,000株以上∼ ⇒ 一律6,000円(500円食事券×12)または当社商品【贈呈時期】毎年4月および9月
【社会的責任への取組み】
① 「ご長寿キャンペーン」2009年4月から奈良学園前店にて開始。70歳以上のお客様への感謝を表すとともにお食事代金を100円値引き。2010年3月現在、関西45店舗/関東4店舗に
拡大して実施中。
② 「献血キャンペーン」2009年5月から阪急グランドビル献血ルームと協力して献血者に「家族亭150円割引券」配布。日本赤十字社も賛同している社会的に意義のある活動となっ
ている。
本社:〒541-0044 大阪市中央区伏見町4丁目2番14号 藤村大和生命ビル2階 TEL(06)6227-6030(代表) 2,243名(正社員313名・パート1,930名) 2010年6月30日 主幹事:野村證券
【資本金】1465百万円 【決算期】12月 【設立】1951年4月 【上場】1992年10月 【代表取締役】乾 光宏【発行済株式数】7056千株 【大株主】(10.6)万株 キャス・キャ
ピタル・ファンド 403(57.1)、三菱東京UFJ銀行 16(2.3)、みずほ銀行 12(1.8)、三井住友銀行 8(1.1)、自社従業員持株会 6(0.9)、南都銀行 4(0.6) 【株主数】(単)3,031名(含:
持株会)(10.6) 外国 0.0% 浮動株 30.9% 特定株 66.4%【配当】年2回 08.6 3.5円、08.12 3.5円 09.06 3.5円 09.12 3.5円
基本情報
業績の推移(百万円)
売上高
営業利益
経常利益
財務・CF(百万円) 2010/09/30
当期利益
一株利益
一株配当
2007/12
6,785
281
285
28
4.1
6
2008/12
9,250
327
340
136
19.4
7
2009/12
8,956
260
276
20
2.9
7
2010/12
(予)
9,622
421
414
167
23.8
7
総資産
純資産
自己資本比率
有利子負債
資本金
6,811
3,722
55.2 %
営業CF
投資CF
財務CF
292
-109
-225
1,544
1,465
現金等
386
1.携帯の【カメラ】を押す。
2.【バーコードリーダー】を押す。
3.右のQRコードをカメラの枠にあわせる。
4.ピピッと音がしたら 【選択】を押す
5.モバイルサイトへジャンプ!
株価 2010/11/22 19:56
1 株価
2 時価総額
3 ROE(最新実績ベース)
4 年初来高/安
514円
36.27億円
0.6 %
550円/490円
5 PER(会社予想ベース)
22.28倍
6 PBR(最新実績ベース) 0.99倍
7 配当利回り
1.4 %
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