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グローバルからアジア,日本の 温室効果ガス削減策

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グローバルからアジア,日本の 温室効果ガス削減策
グローバルからアジア,日本の
温室効果ガス削減策
増井 利彦
国立環境研究所 社会環境システム研究センター
国立環境研究所公開シンポジウム2014
低炭素社会に向けて
-温室効果ガス削減の取り組みと私たちの未来-
本日の内容
• 世界
– 「世界の平均気温上昇を産業革命前から2℃以下に抑える」
目標(2℃目標)とそのための温室効果ガス排出量
• アジア
– 2℃目標に向けたアジアにおける排出削減と、
アジア各国が掲げる削減目標(中国、インド、インドネシア、...)
– 低炭素社会に向けたアジア各国での取り組み
• 日本
–
–
–
–
エネルギー需要、温室効果ガス排出量の経緯
東日本大震災の影響
温暖化防止のために何ができるか?
2050年を考えよう!
2
世界
これまでの世界の二酸化炭素排出量の推移
40
ラテンアメリカ
アフリカ
中東
南アジア
東南アジア
東アジア(日本を除く)
日本
オセアニア
旧ソ連
東ヨーロッパ
西ヨーロッパ
米国
カナダ
30
25
20
15
10
• 気候変動枠組条約COP16
(2010年)で採択されたカンク
ン合意では、
「産業化以前からの世界平均
気温の上昇を2℃以内に収め
る観点から温室効果ガス排出
量の大幅削減の必要性を認
識する」
日本を含むアジアの排出
5
2000
1990
1980
1970
1960
1950
1940
1930
1920
1910
1900
0
1890
二酸化炭素排出量[10億トン]
35
発展途上国の排出
• これまでの排出量の大半は、
先進国が起源。
• 現在と将来は、発展途上国、
特にアジアからの排出量が懸
念される。
世界の二酸化炭素排出量の推移
データ出典:http://edgar.jrc.ec.europa.eu/index.php
先進国(旧ソ連を含む)の排出
3
世界
2℃目標の達成に向けた将来の温室効果ガス排出量
温室効果ガス排出量
[二酸化炭素換算10億トン]
IPCC第三作業部会 第五次評価報告書から
■
■
■
■
■
■
‐‐
>1000 ppm
720‐1000 ppm
580‐720 ppm
530‐580 ppm
480‐530 ppm
430‐480 ppm
第五次評価報告
データベース
90%分位
中央値
10%分位
430‐480ppm(2100年、CO2換算)が、2℃目標の達成に相当する。
2050年には現状の半分に、21世紀後半には排出量をマイナスに!
2050年に世界の1人あたりの排出量を均等化する場合、1人あたり排出量は約2トン。
(現在の日本では、1人あたり約10トンを排出。)
出典:IPCC第三作業部会 第五次評価報告書 政策決定者向け要約 図SPM.4
4
200
180 実質GDP
160
140
120
100
80
60
40
20
0
2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050
アジアのシェア:23%(2005年)→37%(2050年)
一次エネルギー供給[EJ]
900
800
人口[億人]
低炭素社会に向けてアジアはどう取り組むか?
80
一次エネルギー供給
700
600
500
400
300
200
100
0
2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050
100
90 人口
80
70
60
50
40
30
20
10
0
2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050
アジアのシェア:56%(2005年)→49%(2050年)
GHG排出量[GtCO2]
GDP[2005年価格兆ドル]
アジア
70
温室効果ガス排出量
60
50
40
30
20
10
0
2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050
アジアのシェア:33%(2005年)→39%(2050年)
アジアのシェア:38%(2005年)→41%(2050年)
■日本 ■中国 ■インド ■東南アジア+その他東アジア ■その他アジア ■アジア以外
出典:環境省環境研究総合推進費S‐6‐1
5
アジア
アジア低炭素社会研究プロジェクト(2009‐2013)
で目指した将来の姿
(*)リープフロッグ型開発:一足飛びに低炭素排出構造に進む開発
出典:環境省環境研究総合推進費S‐6‐1
6
アジア
アジアの現状
7
アジア
アジアの現状
8
アジア
アジア低炭素社会への「10の方策」
アジア各国では様々な対策が考えられるが、
それらを10個の方策として集約し、検討。
出典:環境省環境研究総合推進費S‐6‐1
9
アジアにおける温室効果ガス排出量
80
方策1【都市内交通】による削減
70
方策2【地域間交通】による削減
方策3【資源利用】による削減
60
方策4【建築物】による削減
50
方策5【バイオマス】による削減
40
方策6【エネルギーシステム】による削減
30
方策7【農業・畜産】による削減
方策8【森林・土地利用】による削減
20
方策以外の削減
10
アジアの排出量(低炭素社会)
0
2050
2045
2040
2035
2030
2025
2020
2015
2010
世界の排出量(低炭素社会)
2005
温室効果ガス排出量
[二酸化炭素換算10億トン/年]
アジア
世界の排出量(なりゆき社会)
2005年の温室効果ガス排出量のアジアのシェアは38%。
2050年には、なりゆき社会では、アジアのシェアは41%に、
低炭素社会では49%に増加。
出典:環境省環境研究総合推進費S‐6‐1
10
低炭素社会のアジア
200
180 なりゆき社会のGDP
160
140
120
100
80
60
40
20
0
2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050
GDP[2005年価格兆ドル]
GDP[2005年価格兆ドル]
アジア
200
180 低炭素社会のGDP
160
140
120
100
2050年の
80
二酸化炭素
60
40
価格は
20
287ドル/tCO2
0
2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050
■日本 ■中国 ■インド ■東南アジア+その他東アジア ■その他アジア ■アジア以外
発電電力量[EJ/yr]
70
80
なりゆき社会の発電電力量
60
50
40
30
20
10
低炭素社会の発電電力量
60
50
40
石油火力
水力
バイオマス
再生可能
エネルギーの
増加。
30
火力発電は
CCS(炭素隔離
貯留)付に。
20
10
0
2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050
石炭火力
CCS付ガス火力
地熱
70
発電電力量[EJ/yr]
80
0
2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050
ガス火力
原子力
CCS付バイオマス
CCS付石炭火力
太陽光
その他再エネ
CCS付石油火力
風力
出典:環境省環境研究総合推進費S‐6‐1
11
アジア
アジア低炭素研究を通じて開発した
アジア各国・各地域の低炭素シナリオ
各国の研究者、政策担当者と議論して、国や地域の低炭素社会シナリオを開発。
各冊子は、http://2050.nies.go.jp/より入手可能。
12
•
•
•
•
•
アジア各国の排出削減目標
中国
– 2020年のGDPあたりの二酸化炭素排出量を
2005年比40%~45%削減。
インド
– 2020年のGDPあたりの二酸化炭素排出量を
2005年比20%~25%削減。
インドネシア
– 2020年の温暖化対策をとらない場合の
排出量に対して26%削減。
韓国
– 2020年の温暖化対策をとらない場合の
排出量に対して30%削減。
パプアニューギニア
– 2030年の温暖化対策をとらない場合の
排出量に対して50%削減。
温室効果ガス排出量
[二酸化炭素換算10億トン/年]
アジア
■ 5~℃
■ 4~5℃
■ 3.5~4℃
■ 3~3.5℃
■ 2.5~3℃
■ 2~2.5℃
■ ~2℃
→ただし、これらの目標を積み上げても2℃目標には到達しない!
グラフ出典:UNEP(2013) The Emission GAP Report 2013, Fig.3.1
13
アジア
アジア低炭素社会をどう実現するか?
• 2℃目標に対応した将来シナリオを描くケースも。
• 個別の行動や計画をどのように実現するか?
• アジアでは既に低炭素社会の実現に向けての動きが見られる。
日本の役割は、「リープフロッグ型開発」の実現のために、そうし
た活動を支援することにある。
環境研でのモデルのトレーニング
ジャカルタで開催されたインドネシアの緩和策
目標に関する政策対話 (2013.10.9)
ワークショップ (2013.6.10)
横浜で開催された第5回持続可能なアジア太平洋に関する国際
フォーラムで、各国の取り組みを紹介するアジアの研究者 (2013.7.24)
14
日本
日本では京都議定書(2008‐2012年排出目標)は達成
1400
1200
1000
800
600
400
200
0
‐200
京都議定書
基準年
吸収源等を差し引いた排出量(基準年比‐8.4%)
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
温室効果ガス排出量
[二酸化炭素換算100万トン]
京都議定書の目標水準(基準年比‐6%)
二酸化炭素
一酸化二窒素
パーフルオロカーボン類
森林等吸収源
第一約束
期間平均
メタン
ハイドロフルオロカーボン類
六ふっ化硫黄
京都メカニズムクレジット
データ出典:国立環境研究所 温室効果ガスインベントリオフィス
http://www‐gio.nies.go.jp/index‐j.html
15
日本における温室効果ガス排出量の内訳の変化
600
500
産業部門
運輸部門
400
300
エネルギー
転換部門
200
業務部門
家庭部門
100
0
京都議定書の基準年
エネルギー転換部門
業務部門
その他温室効果ガス
エネルギー転換
500 部門の排出量を配分
400
300
200
100
東日本大震災後、
発電部門における排出
によって排出量が増加
産業部門
家庭部門
データ出典:国立環境研究所 温室効果ガスインベントリオフィス
http://www‐gio.nies.go.jp/index‐j.html
0
1990
1992
1994
1996
1998
2000
2002
2004
2006
2008
2010
2012
直接排出量
温室効果ガス排出量
[二酸化炭素換算100万トン]
温室効果ガス排出量
[二酸化炭素換算100万トン]
600
1990
1992
1994
1996
1998
2000
2002
2004
2006
2008
2010
2012
日本
京都議定書の基準年
運輸部門
その他部門
16
日本
日本における削減目標の推移
中期目標検討委員会
2005年比15%削減
革新的エネルギー・環境戦略
1990年比5~9%削減(慎重ケース)
1990年比25%削減
気候変動枠組条約COP19
2005年比3.8%削減
2012
・
4
閣議決定
見通し
2012.9での見通し
第四次環境基本計画
(2012)
2013.11(現目標)
2009.9(鳩山元首相)
2050
2050
年
年
中期目標検討委員会
(2009.6)
実績
実績
実績
2030
2030
年
年
公表予定
2020年
2020年
公表
2015
・
3
公表
1990 2005
2005 2008‐2012
2008~
1990
年 年
年
2012年
年
年
2009 2009 2012 2013
・
・
・
・
6
9
9
11
公表
1997
・
12
採択
排出実績
1997.12京都議定書
第四次環境基本計画
80%削減
排出実績
1400
1200
1000
800
600
400
200
0
排出実績
温室効果ガス排出量
[二酸化炭素換算100万トン]
京都議定書
1990年比6%削減
注:目標には、海外での削減分を含むものと含まないもの(国内対策のみ)がある。
17
日本
AIM(Asia‐Pacific Integrated Model)
国立環境研究所では、1990年から国内外
の研究機関と共同で、アジア太平洋統合
評価モデル(Asia‐Pacific Integrated Model;
AIM)を開発し、緩和策の評価や温暖化の
影響、適応策を分析するとともに、審議会
等に計算結果を提供。
AIMモデルの開発に関わる国々
AIMモデルの開発に
18
関わる研究者
日本
将来をどう予測するか?
• 将来は過去の延長か?
• 将来の見通しをどう反映させるか?
過去
将来
過去の実績を
踏まえて
モデルを開発
モデルを用いて
将来を予測
モデル
モデルは水晶玉ではない(「将来の予言」ではない)。
結果の裏に、どのような前提がもとにされているのかを
きちんと把握、理解することが必要。
19
2012年6月に公表した温室効果ガス排出量の予測
(成長シナリオ,2030年)
1600
基準年比(%) 18 ‐3 ‐14 ‐20 12 ‐10 ‐20 ‐26 10 ‐12 ‐22 ‐28 8 ‐15 ‐25 ‐30
4 ‐19 ‐29 ‐34
1400
1200
1000
800
600
400
温暖化対策・
施策の強度。
200
0
基準年
2005年
2010年
温室効果ガス排出量
[二酸化炭素換算100万トン]
日本
固低中高
定位位位
固低中高
定位位位
固低中高
定位位位
固低中高
定位位位
固低中高
定位位位
0%
15%
20%
25%
35%(参考)
2030年
■ エネルギー転換部門 ■ 産業部門 ■ 運輸部門
■ 業務部門 ■ 家庭部門 ■ 非エネルギー
2030年の発電電力量に対する
原子力発電の占める割合。
中央環境審議会 2013年以降の対策・施策に関する検討小委員会 の検討結果より
20
2012年6月に公表した温室効果ガス排出量の予測
(成長シナリオ,2020年)
1600
基準年比(%) 13 5 1 ‐3 8 1 ‐5 ‐9 6 ‐1 ‐8 ‐12 5 ‐2 ‐9 ‐13 5 ‐3 ‐10 ‐14 3 ‐6 ‐12 ‐16
新目標
1400
2005年比
3.8%減
1200
1000
800
600
400
温暖化対策・
施策の強度。
200
0
基準年
2005年
2010年
温室効果ガス排出量
[二酸化炭素換算100万トン]
日本
固低中高
定位位位
固低中高
定位位位
固低中高
定位位位
固低中高
定位位位
固低中高
定位位位
固低中高
定位位位
0%
0%'
15%
20%
25%
35%(参考)
2020年
2020年においても原子力発電の比率を0% 2030年の発電電力量に対する
原子力発電の占める割合。
■ エネルギー転換部門 ■ 産業部門 ■ 運輸部門
■ 業務部門 ■ 家庭部門 ■ 非エネルギー
原発ゼロという前提から、新目標はこれまでの対策低位と中位の間。
中央環境審議会 2013年以降の対策・施策に関する検討小委員会 の検討結果より
21
日本
150
割引率3%で計算
100
対策メニュー
温暖化対策に
要した費用(兆円)
温室効果ガス削減に要する費用と
省エネによる節約
50
省エネによる節約
(兆円)
0
‐50
‐100
‐150
当該年までの節約分
当該年後も使用できる
機器による節約分
低位
中位
高位
現在~2020年
低位
中位
高位
現在~2030年
機器の耐用年数までを考慮すると、
投下した費用よりも
多くの便益を得ることができる。
フロンガス対策
廃棄物対策
家畜・施肥等対策
その他
系統対策(風力発電)
系統対策(太陽光発電)
バイオマス発電
地熱発電
中小水力発電
風力発電
その他
インフラ整備
貨物車
その他
太陽光発電
空調・給湯・照明・BEMS
外皮性能向上
農林水産業省エネ技術
業種横断技術
素材産業固有技術
乗用車
太陽熱温水器
太陽光発電
照明・家電・HEMS
高効率給湯
外皮性能向上
すまい
乗用車
ものづくり
オフィス・店舗など
物流など
創エネ
中央環境審議会 2013年以降の対策・施策に関する検討小委員会 の検討結果より
22
日本
新しい目標(2020年の排出量を2005年比3.8%削減)を
達成した場合の経済への影響
GDP[2000年価格兆円]
680
660
640
2013年から削減を実施。
省エネ効果は小さい。
620
600
580
560
540
520
2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
■ なりゆき(排出削減なし)
■ 排出削減+高水準な省エネ技術なし
■ 排出削減+高水準な省エネ技術あり(補助率50%)
■ 排出削減+高水準な省エネ技術あり(補助率90%)
高水準な省エネ技
術を導入しやすく
すると、
より多くの省エネ技
術の導入が進み、
長期的には、経済
活動への影響も小
さくなる。
時間を有効に使った長期
的な視点での対策が重要。
23
家庭でどのような対策をとることが必要か?
• 各自の負荷量を知ること。
– 平均値と個人の値は異
なる。
– 「見える化」の必要性。
100万kcal/世帯
日本
• 一人一人の取り組みの
効果は小さくても、国民
全員になれば効果は大
きい。
• どのような将来像を実現
したいかのイメージを。
灯油
都市ガス
LPG
電力
全 北 東 関 北 東 関 中 四 九 沖
国 海 北 東 陸 海 西 国 国 州 縄
道
2012年度世帯あたりエネルギー消費量
データ出典:総合エネルギー統計・住民基本台帳世帯数
1200
1000
kWh/世帯/月
• 無理・過度な省エネは×。
長く取り組め、時間を有
効に使える対策を。
16
14
12
10
8
6
4
2
0
800
TM氏
HI氏
YI氏
関東平均
KT氏
YH氏
YK氏
600
400
200
0
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
研究室員の世帯あたり電力消費
(2012年)
24
日本
わが家の環境負荷
200
100
電力消費量[kWh]
50
電力[kWh]
都市ガス[m3]
0
100
80
100
60
40
0
20
0
1,200
1,000
800
600
400
200
0
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
ガソリン[L]
150
2013年
TV
その他調理
給湯器
洗濯機
トイレ
1014710147101471014710147101471014710
20072008 2009 2010 2011 2012 2013 2014
2014年
冷蔵庫
エアコン・ヒーター
子ども部屋
パソコン等
照明他
家族構成:4人家族
2013年7月まで公務員宿舎(1976年築)。
2013年8月から民間の集合住宅(1989年築)。
25
日本
2050年の社会を考えよう
• 実現したいと思う社会と
低炭素社会、持続可能な
社会をどう両立していく
か?
北海道下川町
(人口:3,645人)
岩手県大船渡市、陸前高田市
住田町(人口:6.7万人)
富山県富山市
(人口:41.7万人)
福岡県北九州市
(人口:97.4万人)
岩手県釜石市
(人口:3.8万人)
宮城県東松島市
(人口:4.0万人)
宮城県岩沼市
(人口:4.4万人)
福島県新地町
(人口:8,110人)
福島県南相馬市
(人口:6.6万人)
千葉県柏市
(人口:40.5万人)
• 環境未来都市の1つである
福島県新地町の新地町立
尚英中学校1年生を対象に、
環境教育の一環として
「2050年の新地町を考え
神奈川県横浜市
選定都市
(人口:369.2万人)
る」ワークショップを2014年
選定都市(被災地域)
1月23日に実施。
環境未来都市として選定された都市(内閣官房)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kankyo/
26
日本
ワークショップの様子
27
日本
都市化
夢
教
自然 地域独自 社会 震災 心 育
新地町立尚英中学校でのワークショップで
提案された2050年の新地町
学校・教育
コミュニケーション、交流、絆
安心・平和・仲良し・笑顔
放射線減(原発等)
災害に強い
復興
高齢者増、高齢化進む
経済(消費税・物価・年金)
高齢者施設の充実
鹿狼山
特産品
神楽・伝統
農業・漁業
海の再興(きれいになる・海水浴できる等)
ごみ減、リサイクル進む
自然エネルギー(太陽光・風力等)
自然が豊か
医療の進歩
就職先増える、仕事が安定
イベント
技術の進歩(タイムマシン・ドラえもん等)
発展・活気・にぎわい・豊か
観光増(観光客・観光スポット・案内人等)
人口増(人口・若者・子ども、住宅等)
都市化・近代化
便利・住みやすい
自動車の進歩(電気自動車・エコカー)
交通の便の改善(高速道路・駅等)
施設増(店舗・公共施設等)
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まとめに代えて
• IPCC第5次評価報告が示され、温暖化による影響や被害に関す
る科学的な知見とともに、将来の気温上昇に向けて必要となる
温室効果ガスの排出削減量が示された。
• アジアでは、2050年に世界の排出量を半減させる取り組みに
向けた議論が進められている。
• 日本では、震災により温暖化対策の議論は止まってしまったが、
温暖化の進行は待ってくれない。原子力発電の問題は残って
いるものの、世界のリーダーとして温暖化対策の議論をしなけ
ればならない。
• 長期的な視点での取り組みを長く続けることが重要。
• 2050年に社会の主役として活躍している若い世代の皆さんが、
どのような社会にしたいのかについて、一緒に考えましょう。
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