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-- - 0 - -- 花粉症とは 花粉症とは、花粉によって生じるアレルギー疾患の総称です。 花粉症で現れる症状は、 ■鼻汁(鼻水)が出る ■くしゃみが出る ■鼻づまり ■涙が出る ■目の充血 ■咳が出る ■頭痛 ■発熱 が主になります。 ■目のかゆみ ■だるさ アレルギー反応とは? 本来体内にある成分とは異なる成分(物質)が、体内に侵入してきた場合に、退治し ようとするための免疫があります。 体内にある成分とは異なる成分(物質)を「抗原」といい、その「抗原」に対抗、退 治するために体の中で作られるのが免疫物質になります。 免疫物質のことを「抗体」と呼びます。 「抗原」が体内に入ると、免疫機能(抗原抗体反応)が働きますが、同じ「抗原」が 何度も体内に入り攻撃を繰り返しているうちに、免疫機能が過剰に反応し正常な細胞 までも破壊をしてしまいます。 このように言われることが多いです。 アレルギー反応は、体内に有害な細菌(ばい菌)や、特定のたんぱく質などのアレル ゲンが体内に入ってきたときに、「抗体」いわゆる「白血球」の免疫機能が低下して いる状態、「抗原」を無害化する力が弱っている状態のときにおこります。 -- - 1 - -- ※アレルゲンとは、アレルギー反応を起こす物質(そばアレルギーなど) 白血球の中には、好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球があり、「抗原」から 細胞を守る、「抗原」を無害化するなど、さまざまな役割があります。 「抗体」いわゆる「白血球」の免疫機能が低下している状態、「抗原」を無害化する 力が弱っている状態 = 免疫能力に低下 です。 免疫能力の低下 = 組織の新陳代謝の低下 と同じ意味になります。 組織の新陳代謝とは、白血球などが古くなった組織を消化・吸収、「抗原」を攻撃、 消化するなどの、生体反応のことです。 毎日、一兆個程度の細胞が生まれ変わっていますが、そのうち 2,000 個程度が「がん」 細胞になると言われています。 「がん」が発症する人と、 「がん」が発症しない人の違いは、 「がん」細胞を消化出来 るだけ、白血球が十分に足りているか、足りていないか、また、「がん」細胞まで白 血球が十分届いているか、届いていないか この違いにあります。 ガン以外の病気、アレルギーも、このような 組織の新陳代謝の低下 低下 = 細胞への白血球不足 によって、おこっています。 = 細胞に白血球が足りない・届かない原因 細胞に白血球が足りない、もしくはうまく届かない原因が 3 つあります。 1 血液(白血球)全体が、細胞にうまく届いていない 2 白血球が、他に使われて足りていない 3 睡眠不足による、正常な血液製造が追いついていない -- - 2 - -- 免疫力の 首の筋肉が緊張する原因 花粉症は、首の筋肉の緊張が原因で す。 首の筋肉の種類は数多くあるため名 称は省きますが、緊張している筋肉 は、すべて軟らかくしなくてはなり ません。 特に、首前面の緊張している筋肉は、 全て軟らかくして、血管の圧迫を無 くさなくてはいけません。 筋肉が緊張(硬い)する原因は、2 つあります。 1、筋肉を動かすことによる緊張 2、筋肉を動かさないために起こる緊張 1、筋肉を動かすことによる緊張 体を動かすとき、筋肉を収縮させています。 筋肉が運動をする際、栄養源であるブドウ糖と酸素が必要になります。 筋力以上の運動をしたときには、酸素の供給が追いつかなくなり、筋肉内に蓄積して あるピルビン酸という物質が乳酸となり、供給されなくなった酸素の役割を乳酸が行 い筋肉を収縮させますが、乳酸の排出が静脈から追いつかなくなると、筋肉細胞内に 乳酸が滞ってしまいます。 そして、滞った乳酸により酸素を正常(必要量)に供給できなくなるから起こります。 -- - 7 - -- 乳酸は、自然に排出されますが、長くて1週間程度かかることがあります。 このときに、酸素の供給が間に合わず、痛みとして感じます。(いわゆる筋肉痛) 簡単に説明すると、酸素の通る道が、乳酸により渋滞を起こしている状態と考えると わかりやすいと思います。 2、筋肉を動かさないために起こる緊張 ※ これが一般的に言われる慢性疼痛(慢性的に痛みが続く)の原因です。 筋肉を緊張させている緊張成分が、筋肉から排出されず滞るため、いつまでも筋肉は 緊張し続けます。 そして、緊張した筋肉は伸縮しづらいため、その周辺の筋肉は今まで以上の運動を必 要とし、さらに緊張し続けます。 緊張する筋肉の範囲(体積)は、どんどん大きくなります。 まさに悪循環。 痛みは筋肉の緊張ですから、緊張した筋肉がさらに多くなれば痛みが増えます。 -- - 8 - -- 筋肉が軟らかいときは、血流は正常ですが、筋肉が緊張することにより血行不良が起 こります。 血液が運ばれないと、酸素不足により痛みが発生し、栄養不足からだるさを感じます。 また、静脈が圧迫され場合、老廃物の排出や、筋肉の緊張成分(主にカルシウム)の 排出ができないため、いつまでも痛みやだるさが残ります。 筋肉が運動している時は、筋肉の収縮運動により静脈のポンプ運動を行っているため、 老廃物や緊張させる成分が筋肉から正常に排出されますが、筋肉が緊張し、運動でき ない、うまく伸縮できない状態のときは、老廃物や筋肉の緊張成分が筋肉から正常に 排出されません。 このため、筋肉はいつまでも緊張状態を維持してしまうのです。 筋肉の緊張を無くす = 筋肉を軟らかくする 首の筋肉の緊張が、花粉症の原因ですので、首の筋肉を軟らかくすればいいのですが、 筋肉を軟らかくするために、行ってはいけないことがあります。 ■ 揉む 筋肉を揉むことを、一般的にマッサージといいますが、緊張した筋肉を揉むことによ り炎症を起こします。 この状態を”揉み返し”といいます。 -- - 9 - -- ■ 指圧(強く押す) 筋肉が緊張し、痛みがある場所を強く押した場合、激しく反発し、さらに緊張します。 緊張している筋肉に対し、絶対に行っていけない一番危険な方法です。 ■ 叩く 筋肉を10回以上連続して叩くと、緊張した筋肉は反発を起こし、さらに硬くなりま す。 長く肩たたきをして痛みが増すのも、筋肉の反発から筋肉がさらに緊張してお こります。 ▲ 無理に伸ばす(ストレッチ) 伸ばして軟らかくなる筋肉の状態は、使って緊張した場合だけです。 最悪の場合、筋肉が断裂(切れる)しますので、絶対に行ってはいけません。 揉む(マッサージ)、指圧(強く押す)、叩く 結果的に悪化してしまいます。 の場合、今より筋肉は緊張しますので、 筋肉痛程度の緊張の場合、ストレッチでも方法がわかっていれば今より筋肉は柔らか くすることはできますが、正しく理解して行わないと悪化しますので、今回は省きま す。 筋肉が柔らかくなる(柔) 私は、文章に 軟 と 筋肉が軟らかくなる(軟) の違い を使います。 筋肉が柔らかくなる(柔) るには理由があります。 ではなく、 筋肉が軟らかくなる(軟) と記載す ■硬くなっている筋肉が、今よりやわらかくする場合 (柔) ◎硬くなっている筋肉の、緊張状態を無くす場合(軟) 一番硬い筋肉を 10 の 10 とした場合、 硬さの筋肉が、 8 になった。 0(無緊張)になった。 と、分けて使っています。 -- - 10 - -- 柔らかくなった 軟らかくなった