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に関するパブリックコメント実施結果(PDF:317KB)

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に関するパブリックコメント実施結果(PDF:317KB)
仙台市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(平成27~29年度)中間案
に関するパブリックコメント実施結果について
1.意見募集の概要
意見募集期間:平成26年11月28日(金)から平成26年12月26日(金)
意見募集方法:市政だより及び市のホームページに掲載。各区役所・総合支所、市政情報センター、
市民センター、文化センター、シルバーセンター、福祉プラザ、地域包括支援
センター等で設置配布を行ったほか、高齢者福祉関連団体・機関等に送付
意見提出方法:郵便、ファクシミリ、電子メール、及び市のホームページ上にて提出
いただいた意見数:意見数67件(29人)
2.項目別市民意見の内容と本市の考え方
(1) 計画全般 について(10件)
№
意見内容
仙台市の考え方
1
仙台市の基本計画のできなかった事業の理由を把握し、次期計画に反映
させること。
仙台市基本計画のトレースをきちんと行いできなかった事業の理由を把
計画の進捗状況については、社会福祉審議会老人福祉専門
握し次の計画に反映させること。
分科会及び介護保険審議会に報告を行っているところであ
り、その内容は、仙台市ホームページで公表しております。
計画(案)には、現状と課題を踏まえた上で、基本目標や施
策の柱を記載しているところです。
3 計画の評価の結果は、必ず市民に報告すること。
2
4 計画の点検・評価の結果は必ず報告すること。
5 中間案P14について 具体的な取り組みについて提示すべき。
保健福祉計画中間案は、よい事をしたいという思いは書いてあります 中間案においては、計画の骨子のみを掲載しております
6 が、具体的なことは伝わってきません。もっと具体的な内容を検討し、書 が、計画(案)におきましては、それぞれの項目ごとに「主
要な施策」として、具体的な内容を記載しております。
いてほしいです。
7
最終案策定に際しては
抽象的な文言ではなく、出来るだけ、あるいは可能なかぎり、誰が、ど
こが、どの様に、いつまでという具体的な内容を含めた提起をして頂きた
い。(イメージが分かる様な)
1/11
1.地域包括ケアシステムの構築について(P.12)
中間案では、「急速に社会全体の高齢化が進行していく中で、団塊の世
代が75歳以上となる2025年(平成37年)に向けて、高齢者が住みなれた地
域で安心して暮らし続けることができるよう、医療・介護・介護予防・住
まい及び日常生活の支援が包括的に提供される地域包括ケアシステムの構
築が求められています。本市においては、中学校区を基本とする日常生活
圏域において、地域包括ケアシステムの構築に努めていきます」としてい
ます。
国は、市町村の第6期介護保険事業計画のポイントである在宅サービス・
施設サービスの方向性の提示において、それぞれの地域で今後どのような
方向性により充実させていくか、地域の特徴を踏まえた中長期的な視点を
もって、保険者としての方向性を提示するよう示しています。また、地域
包括ケアシステム構築の重点取組事項としては、①在宅医療・介護連携の
推進、②認知症施策の推進、③生活支援・介護予防サービスの基盤整備の
推進、④高齢者の居住安定に係る施策との連携をあげています。
地域包括ケアシステムの生活支援・介護予防サービスの基盤としての役
割を担うボランティア団体への助成は、平成24年度23団体、平成25年度22
団体に留まっており、今後サービスの基盤の担い手としての活動が期待さ
れるボランティア団体の育成・支援が不足しています。
「サービス付き高齢者向け住宅の登録」における累計登録件数は、平成
24年度31件(823戸)、平成25年度は38件(1,046戸)の状況です。今後3年間
8
に約20,000人の高齢者数の増加を推計しており、この3年間(平成24年度~
平成26年度)では年平均約3,000人ひとり暮らしの高齢者数が増加している
ことから、今後さらにサ高住等の需要が伸びることが予想されます。ま
た、仙台市の特別養護老人ホームへの入居を希望する待機者は、平成26年4
月1日現在3,792人で、第6期計画(平成27年度~平成29年度)内に整備予定
の700人を大幅に上回り、本人の意向で選択できる状況になく、在宅での生
活を余儀なくされています。
地域包括ケアシステムについては、2025年までの構築をめ
ざし、次期計画期間においては、地域包括支援センターの圏
域ごとに、町内会や民生委員児童委員、地区社会福祉協議
会、NPOや介護サービス事業者などとのネットワークづく
りに着手し、地域包括ケアシステム構築のための基礎的フ
レームの構築を進めてまいります。
地域包括ケアシステムの推進については、「中学校区を基本とする日常
生活圏域においての地域包括ケアシステムの構築」の表現は、現状分析が
甘く、現在の必要量を把握していないため、計画の記載には不適切です。
地域包括ケアシステムを第6期計画案の中でどのように具体化させるのか
が、中間案では明確になっていません。
≪意見≫
仙台市の高齢者福祉、介護保険事業の現状を踏まえ、地域包括ケアシス
テムの構築のための明確な目標年度の設定と実施計画の策定を明記すべき
です。日常生活圏域の医療・介護・介護予防・住まい及び日常生活の支援
の現状を適切に把握し、どのように構築していくのか具体的に示す必要が
あります。地域包括ケアシステムの構築に向けて、日常生活圏域を基本と
するもの、区単位、仙台市全域で構築すべき内容を整理し、具体的に明示
する必要があります。
今回の計画見直しは、従来の3年毎の見直しに加え、本年6月に公布され
た医療・介護総合確保推進法(以下総合法)に基づく地域包括ケアシステ
ムの構築に向けた新たな政策が加味されたものと理解しています。
この総合法に基づく地域包括ケアシステムは、今後の地域の医療や介護
の環境に大きな変更を迫るものです。仙台市においてはこの政策を、上か
ら下に機械的に展開するのではなく、高齢化が進行する地域住民の現状と
将来を見越して組み直し、高齢者の人権を守る立場から国に提言をするく
らいの姿勢を持っていただくことを希望します。
以下、総論的ですが、いくつか意見を述べます。
12頁の地域包括ケアのイラストの修正または削除を求めます。
このイラストは厚労省のホームページを引用したものですが、これは消費
者庁の禁止している虚偽誇大広告に相当すると考えます。現状でも、核家
族化進行で家族の介護力が低下する中で特養など介護施設待機者が年々増
加の一途です。医療の現場では在院日数に追われ高齢の有病要介護者の退
院先探しに苦労しているのが実情です。地域のケアマネは問題行動を抱え
る困難事例の解決策を求めて右往左往しているのが実態です。
総合法では、今後急性期を中心に病床を削減し、病院から地域(居宅)
への流れを促進し、介護施設も拡充ではなく、特養の介護度基準を限定す
9 るなど抑制し、施設から地域(居宅)への流れを促進する、高齢要介護者
のいわゆる「上流から下流へ」の押し出し政策が柱となっています。受け
皿となる地域でのサポートをNPO、ボランティア、老人会、町内会、民生委
員など互助的組織に依拠するような図式になっていますが、多くの世帯は
生活に余裕はなく、サポート力にも限界があります。2000年から始まった
介護保険制度は、このような家族や地域の状況をふまえて「介護の社会
化」に主眼があったはずです。総合法はそれを逆戻りさせる内容になりか
ねません。
12頁のイラストは、医療と地域の矢印、介護と地域の矢印は等量であ
り、総合法の「上流から下流へ」の施策を正しく反映していません。現状
でも厳しい状況にある要介護者を抱える家族、医療・介護関係者、ケアマ
ネなどに、この施策は新たに負荷を強いることであり、各構成員はイラス
トのような笑顔や穏やかな表情ではいられません。マスコミで報じられる
ような「医療難民」「介護難民」「老人漂流社会」は誇張ではありませ
ん。
以上から、各セクションからの矢印の太さは総合法の施策を反映したも
のに変更し、各構成員の表情は悲痛なものに切り替えるように修正する
か、イラストそのものを削除することを求めます。
2/11
地域包括ケアシステムの図については、社会福祉審議会老
人福祉専門分科会・介護保険審議会合同委員会での計画
(案)審議において、イラストを用いるなど、分かりやすい
図とするようご意見をいただいているところであり、こうし
た審議の経過も踏まえ、国の図をもとに、行政と地域包括支
援センターの役割など、本市の考え方を表現しながら、2025
年において目指す姿がイメージできるよう掲載しているもの
でございます。
第3章基本目標・施策の体系 に、行政(政治)の役割を明記することを
求めます。
基本目標「高齢者がその尊厳を保ち、健康で生きがいを感じながら、社
会を支え続けるとともに、支援が必要になっても地域で安心して暮らすこ
とができる社会の実現を目指します」に続けて「、そのために、市は体制
や社会資源の整備を行います」を加えていただきたい。
続く8つの柱の前半では、「高齢者が支えられるだけではなく、社会を支
える役割.....を担う」「地域における支え合い....の体制づく
り」「地域で認知症高齢者を支える体制.....の整備」など「地域で
の支え合い」が強調されています。しかし後半の体制、施設、人材など介
護サービス基盤の整備は「図ります」「努めます」など計画・努力目標に
なっています。
高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるため、医療・介護・介
10 護予防・住まい及び日常生活の支援が包括的に提供される「地域包括ケア
システム」の構築という基本目標そのものに異議を唱える人はいません。
しかし総合法の掲げる「地域包括ケアシステム」は、「社会保障制度改革
国民会」の報告を基調とした「社会保障財源制約論」と「自助・共助を基
本に公助は補完」とする考え方に歪められています。総合法では上流(病
院や施設)から下流(居宅・地域)への流れが促進され、要支援への援助
や介護予防事業の自治体と地域互助的組織への移行が促進されます。
地域での互助的な支え合いの促進そのものに異議はありませんし、今で
もさまざまな互助的組織がソーシャルキャピタルとして重要な役割を果た
しています。しかしこの支え合いは、体制、施設、人材など介護インフ
ラ、言い換えれば介護のセーフティネットの整備とそれをつなぐ専門職の
配置が前提です。それがなければ無責任な互助組織への丸投げになりま
す。介護インフラの整備は行政の役割・責任であることを明記していただ
きたい。
計画(案)において、本市の高齢者保健福祉施策は、将来
にわたって高齢者が安心して暮らすことができるよう、必要
なサービスを着実に提供しながら、多様な地域資源の連携に
よって高齢者を支えるとともに、高齢者自らが、社会を支え
る存在であり続ける姿をめざして、施策展開を図っていくこ
とと明記しております。
(2)高齢者保健福祉施策の推進について(8つの施策の柱)(計43件)
① 高齢者の社会参加・生きがいづくりの促進 について(3件)
№
意見内容
仙台市の考え方
よく練られた計画だと思う。しかし、新しい時代になり、新しい形、今
まで考えもしなかった発想も大事なのではないか?高齢者を高齢者と思わ
ないように、今や平均世代の人々であるので。あえてタブレットの無料配
11
布や介護をうけるための海外旅行、看取られる人を探す看取活(みとか
つ)(勝手に名付けました)など面白いのではないか?柔軟な発想で乗り
切りましょう!!
今回の計画につきましては団塊の世代が75歳以上となる
2025年を見据え、新たな視点で取り組むこととしており、今
後、具体的な施策において、様々なご意見を踏まえ検討をす
すめてまいりたいと考えております。
敬老乗車証について
この地区は高低差が大きい地形で介護に頼らず健康づくりの為には買物
12 通いなど日常生活にバス利用は欠かせません。
現在の限度額24枚を超える場合にはそれなりの負担増で購入できるよに制
度を改めていただきたいと思います。
敬老乗車証制度は、日常生活における交通費のすべてを賄
うものではなく、高齢者の社会参加を支援する手段の一つと
して実施しているものでございます。高齢化の一層の進展が
見込まれるなか、この制度を将来にわたって持続できるよ
う、利用上限額の設定など、現行制度への見直しを行ったも
のでございます。
(案)は抽象的でわかりにくい。しかし、わかったことは、「地域で支え
合う」ことを強調し、市がやること、努力することが見えない。そのひと
13 つ、敬老乗車証制度を元に戻してほしい。東西地下鉄開業に伴う市バスの
大幅減便も加わり、高齢者の社会活動の大きなカセになっている。市は冷
酷である。長年納税し、社会を支えてきた高齢者にもっと暖かく。
高齢化の一層の進展が見込まれる中、敬老乗車証制度につ
きましては、次世代の負担が過大となることなく、この制度
を将来にわたって持続できるよう、利用上限額の設定など、
現行制度への見直しを行ったものでございます。
②介護予防に積極的に取り組める環境の整備 について(5件)
№
意見内容
仙台市の考え方
14 元気応援教室の参加率・効果等に疑問を感じる。
P22.(1)の元気応援教室(通所型介護予防事業)とは、P14(3)の一般介護
予防事業のくくりか?また、別枠なら一般介護予防事業とは具体的にどの
ようなことか。
15
P22.(1)高齢者人口の増加に伴い、利用者数の増加を見込んでいますと記
載があるが、元気応援教室の開催する事業所を増やすことや定員を増員す
ることは考えているのか。現在、事業所側から定員のため、申し込みを受
け付けできないと言われることがある。
介護予防事業は運動機能の維持・向上だけでなく、高齢者
の生きがいづくりや社会参加にもつながるものです。
本市の元気応援教室等の介護予防事業については、総合事
業への移行を踏まえて事業内容や位置付けを検討してまいり
ます。
16
前期から気になっていましたが、市は地域包括支援センター等を活用し
ながら予防活動に予算を投入していますが、にも関わらず「要支援」の数
値は今期も増える一方です。なぜそうなのか、要支援になるのを減らせな
いなら「予防」の取組が失敗していることになるがどう考えるのか?
17
P22(2)介護予防訪問指導について、地域の方のアセスメントをして訪問
今後は、組織で情報を共有し、チーム対応を実施するな
指導が必要と包括で判断し、区役所へ訪問指導の依頼をすると、窓口の人
ど、区役所と地域包括支援センターとの連携を進めてまいり
に依頼を断られる。本人に会うこともしないで書類だけで判断するのは問
ます。
題だと思う。
3/11
高齢化が急速に進む中においても健康寿命をできるだけ長
く維持・延伸するためには介護予防の取り組みが必要です。
高齢者が少しでも長く健康でいられるよう、引き続き介護予
防の取り組みを推進してまいります。
第5章 5 主な地域支援事業の量の見込みについて(P.22)
2015年度から、「要支援1,2」と認定された要支援者への訪問介護
サービスと通所介護サービスについては、自治体の地域支援事業となるこ
とが決まりました。
中間案では、一人ひとりの介護予防・健康づくりの取り組みとして、運
動・口腔機能の維持・向上及び栄養状態の改善や、健康づくりのための取
り組み、抑うつ状態や閉じこもり傾向にある高齢者に対する支援や、う
つ・閉じこもり予防のための取り組みを推進するとしています。
仙台市の平成26年度の地域支援事業の実施状況は、元気応援教室(通所
18 型介護予防事業)は平成26年度600人、介護予防訪問指導(訪問型介護予防
事業)は年間20人であり、第6期計画3年間での事業の増加の伸びを、元気
応援教室90人、介護予防訪問指導15人と見込んでおり、仙台市の高齢者人
口220,755人(平成26年10月1日現在)に対して、極めて事業実施見込み量
が少ない状況です。
≪意見≫
今後の第6期(平成27年度~平成29年度)計画での見込み量は、利用者の延
長上の数値から見て極めて不十分であり、3年間の実施猶予があるとして
も、地域包括ケアシステムを構築するために、地域支援事業の量を増やす
計画をたてるべきです。
計画(案)における地域支援事業の量の見込みの考え方に
ついては、第5期計画期間(平成24年度~平成26年度)の実
績を基本とし、同程度又は計画期間の各年度における被保険
者数及び要介護等認定者数の推計値等をもとに推計している
ものです。
③地域における支え合いの体制づくり について(14件)
№
意見内容
仙台市の考え方
19
地域包括支援センターの人員体制が弱い。市は運営費・職員処遇に関し
て整備すべき。
地域包括ケアシステムの推進は重要と思います。その中で、地域包括支
援センターの役割は、ますます重要になっていくものと思ってます。それ
につけても有資格者とはいえ、3名の体制というのは、いかにも不十分。私
20 は今の倍、3資格者各2名いてもよい、それに事務職の方がいたら尚良い。
さらに場所ですが、今後、ケアシステムを地域の力を合わせて構築してい
くことを考えたら、各市民センターの一角を位置づけ、市で提供すべきと
考えています。ぜひご検討下さい。
第4章 5-(2)地域包括支援センターの機能強化(P.16)
国は地域包括支援センターの機能強化へ向けた方向性として、行政直営
型、委託型に関わらず、行政(市町村)機能の一部として地域の最前線に
立ち、地域包括ケアシステムにおける中核的な機関として期待されること
から、現状の課題や今後求められる役割を勘案しながら、総合的に機能強
化を図ることが重要としています。
21
≪意見≫
高齢化人口の増加に伴い、相談件数の増加、さらに、現在の業務に加
え、地域ケア会議の推進、在宅医療・介護の連携強化、認知症施策の推進
を図る中で、それぞれのセンターの役割に応じた人員体制の強化を図る必
要があります。また、地域包括支援センターの業務量、内容の増加に伴う
人員体制の強化を賄えるよう、財源の確保を明記すべきです。
小地域ネットワーク作り、地域包括ケアシステムが進められていく過程
では地域包括支援センターの役割が大きく占められていることも共通認識
となっています。現在でも大きな、多くの負担が占められている中では、
22 計画内容の実現はほど遠いと判断します。地域包括支援センターの体制等
の充実については、ほとんど触れられていない。(項目もない)体制の充
実・強化についてどう考えているのか、そしてどの様に体制等の充実をは
かるか提起すべき。
地域包括支援センターの機能強化
地域包括ケアシステム推進の文脈において、地域包括支援センターの機
能強化が書かれています。このことは賛成ですが、いったいどのようにし
て機能強化するのかということについては、まったく書かれていません。
町内会役員や民生児童委員と連携して地域包括ケアシステムを構築してい
くためには、その業務を担当できる専門職(コミュニティ・ソーシャル
23
ワーカーのような人)の配置が必要になってくることと思われます。財政
上の問題もあって、全市一律に実施することは困難なのかもしれません
が、もしそうであるなら、せめて復興公営住宅が建設される地区において
だけでも、見守り支援を担当する専門職を配置するという考えがあってよ
いと思われます。いずれにせよ、どうやって機能強化するのかという具体
策を明示していただきたいと思います。
4/11
地域包括支援センターについては、平成27年4月よりセン
ターを49か所から50か所に増設するとともに、高齢者人口を
基準として配置職員を増員いたします。
さらに、地域包括ケアシステム構築に向けて関係機関との
ネットワークづくり等を担う専任職員を配置することにより
センターの機能強化を図り、本市の実情に応じた地域包括ケ
アシステムを構築してまいります。
P12.の地域包括ケアシステムのイメージ図について。厚労省の図では、
地域包括支援センターの位置づけが、ケアマネジャーと並んだ位置づけで
あった。仙台市独自の、地域包括支援センターの位置が「地域包括ケアシ
ステム実現のための要」として行政と並んでいる。大事なポジションに設
置されているが、地域の認知度はまだまだ低く、周知してもらうために仙
台市で動いてほしい。仙台市としては、医療・介護・介護予防・住まい及
び日常生活の支援を構築していくのは、包括支援センターを主体として運
営し行政が後方支援するということか。仙台市のイメージしているところ
を具体的に表記してほしい。
緊急時に救急や警察を呼ぶことがあるが、「包括支援センターの職員
だ」と説明しても、「何をする事業所なの?」といつも聞かれ、連携が取
れない。認知症の方が増えると、徘徊や万引きなどで警察に連絡が行くこ
とが増えることが予想できる。地域の住民だけでなく、消防・警察などに
も周知してほしい。
包括地域支援の総合相談にて、包括は区役所と連携を図り取り組んでい
る。との説明があった。区役所と連携を図る際、担当者によって連携の関
係を良好に保つことができなかったり、「担当になったばかりなので分か
らない」というような、相談にならない担当者もいる。地域包括支援セン
ターの機能強化と、保健福祉センターとの連携促進のため、又認知相談窓
24 口の充実強化のためにも、保健福祉センターに、高齢者との関わりが多
かった職員や、専門職種を持った職員(精神保健福祉士・社会福祉士な
ど)を区役所に配置してほしい。これから、様々な困難ケースが出てくる
ことを想定して区役所の窓口強化をしてほしい。
地域包括ケアシステムの構築は、高齢者支援サービスの体
制づくりだけでなく、まちづくりとして進めていく必要があ
り、本市としても地域包括支援センターと連携して取り組ん
でまいります。
地域包括支援センターの周知については、消防・警察への
周知を含め、次期計画においても引き続きセンターの周知を
図る広報を実施してまいります。
また、地域包括支援センターの機能強化については、平成
27年4月よりセンターを49か所から50か所に増設するととも
に、高齢者人口を基準として配置職員を増員いたします。
さらに、地域包括ケアシステム構築に向けて、関係機関と
のネットワークづくり等を担う専任職員を配置することによ
地域包括ケアシステムの実現に向けて、包括支援センターの業務量が今 りセンターの機能強化を図り、センターと区役所が一体的に
以上に煩雑・複雑化されることを実感した。人員増員・委託費の増額の 進めてまいります。
他、削ることのできる業務又は他に移行できる業務を探し、業務の軽減で
きる部分を作ってほしい。・認知症高齢者数の増加を見込んで、精神保健
福祉士・作業療法士の配置。・介護予防に力を入れているのであれば、理
学療法士の設置。・地域支援事業に力を入れるのであれば、包括で担当す
るケアプラン数に上限を設ける。
現在、配置されている3職種だけでは地域を支えるのは難しい。
包括支援センターを持つ各法人自体が、包括支援センターの実情を把握
していないように感じる。27年度の法改正に伴い、どの法人も施設の増設
や人員移動など多く行われているが、担当地域に根ざし、細く長く関わっ
て行くことが今後の地域包括ケアシステム構築に必要と思われる。地域包
括支援センターの業務内容や、実情を法人に対して理解を得られるよう、
行政から訴えてもらうことを願う。
本市では地域包括支援センターを中学校区を基本に設置
し、3年の計画期間ごとに高齢者人口などを考慮して担当圏
地域包括支援センターは中学校区に1つ(?)。高齢者人口に比例した人
25
域等の見直しを行っており、平成27年4月よりセンターを49
員配置が必要と考える。
か所から50か所に増設するとともに、高齢者人口を基準とし
て配置職員を増員いたします。
地域包括支援センターでは3職種の職員がそれぞれの専門
性を発揮して高齢者支援に取り組んでいるところですが、多
地域包括支援センターの職員、相談の専門職としてのスキルが充分であ 様なニーズに対応していくために、次期計画においても引き
26
るかどうか疑問である。
続き地域包括支援センター職員を対象とした研修を実施する
ほか、地域ケア会議などを通じた多職種連携の強化によりさ
らに職員のスキルアップに努めてまいります。
地域包括ケアシステムの推進に関連して
地域における支え合い体制づくりの重要性、必要性について随所にふれ
られていますが、その通りだと思っています。P12の図に生活介護、介護予
防の部分で民生委員・地区社協・町内会・老人クラブ等の組織が描かれて
27
います。体制づくりが重要だ、必要だはすでに全体の共通認識になってい
ると思います。今回の計画では具体的にどの組織が、どの様な任務を担っ
ていただきたいか(期待しているのか)のシステム作りについて記すべ
き。
地域支え合いの体制づくりにつきましては、関係者・関係
団体それぞれが連携して取り組むことが必要と考えており、
今後、意見交換をしながら地域の実情に応じた仕組みを構築
してまいりたいと考えております。
P19.(3)①援護を必要とする高齢者に関する情報を地域で共有化と記載が
あるが、具体性がなく、包括としてどのように動くことを仙台市は望んで
いるのか。地域と情報のすりあわせをしないと、今後災害が起こった時に
28
せっかくの情報をいかすことができない。また、仙台市として具体的に方
針を出さないと、各包括ごとに活用の方法が異なり地域差が出てくること
が予想できる。
災害時要援護者情報登録制度による登録情報につきまして
は、地域の支え合いを進めるために情報を提供するものであ
り、それぞれの地域が主体的に取り組むものと考えておりま
す。
5/11
成年後見制度利用にかかる市長申し立て手続きの加速化に向けた提案
中間案8ページ【4認知症高齢者の推計】の棒グラフに見られるとおり、
現状でも市内には認知症高齢者が3万人を超える規模で存在しており、右肩
上がりの増加傾向が続く見通しとなっております。医療・福祉等、認知症
高齢者を支える各種サービスは、質量ともに充実が図られつつあります
が、本人の判断能力が低下した場合、それらのサービスを適切に利用する
ためには、本人に代り権限を行使する、成年後見人等の選任が必須となっ
て参ります。
ところが、中間案4ページ【(5)「地域の支え合い」への支援】〔成年
後見制度利用支援事業〕の欄を見ると、本市の市長申し立て件数は、平成
24年度の29件に対し、同25年度は16件(約45%減)と、ほぼ半減しており
ます。これは、最高裁判所事務総局家庭局の統計資料である「成年後見関
係事件の概況」(http://www.courts.go.jp/about/siryo/kouken/)に計上
されている市区町村申立件数、 平成24年の4,543件に対し、同25年では
5,024件(約11%増)と、全国的に増加傾向が見られる流れに逆行していま
す。(なお成年後見制度開始時の平成12年度市町村申立件数は23件であ
り、この13年間で約220倍と、爆発的な伸びを示している。)
また、本市は東日本大震災で被災した自治体であるという視点からも、
29
下記のような理由により、成年後見制度の利用は増加し、それに伴い相応
の市長申し立て件数の増加があって然るべきかと思われます。
・各種復興事業に伴う地権者との用地買収交渉やそれに伴う事務手続きの
発生。
・仮設住宅から復興公営住宅への入居に伴う転居手続きの発生。
・親族の死亡による遺産分割協議等相続手続きの発生。
認知症等により判断能力が低下した方が各種サービスを利
用していく上で、本人に代わり権限を行使する成年後見人等
の専任の必要性は高まっております。
本市の平成24年度の市長申し立て件数については、震災の
影響により減少した平成23年度の実績の反動によるものが大
きいことが予想されます。
部署の新設は考えておりませんが、今後、認知症の高齢者
の増加が予想されることから、市長申し立て事務に迅速・適
切に対応してまいりたいと考えております。
上記は、本人に認知症等の判断能力低下がある場合、成年後見人等の選
任が必要になってきます。
成年後見制度は、認知症高齢者等の権利を擁護する手段として、他に代
わるものが無く、特に市長申立申し立ては、親族申し立ての手立ての無い
方を支える最終手段であり、手続きが滞ることのないよう、申し立て事務
を全市的に集約した専門部署を新設するなどのスピードアップに向けた抜
本的な改革が望まれます。
認知症高齢者等が、適切な医療・福祉サービスの利用につながり、地域
包括ケアシステムの恩恵を十分享受できるようにするため、権利擁護体制
の強化は急務であり、上記のとおり提案申し上げます。
テレビ・新聞等では、認知症や介護保険のことが、話題にならない日は
ないくらい、情報にあふれています。明青大学でも話題に上りますが、最
近は成年後見制度について学びたいという声が高まっています。今後、認
30
知症高齢者、一人暮らし世帯、老々介護世帯が増える中、成年後見制度の
必要性は、ますます高まってきます。高齢者が安心して暮らせるよう、こ
ちらの方もしっかり取り組んで頂きたいです。
31
認知症の増加に伴い、財産管理への支援や介護保険のサー
ビス利用等への支援が求められることから、高齢者が安心し
て暮らせるよう、市民後見人の一層の活用を含めた成年後見
制度の周知・普及など、権利擁護の取り組みを進めてまいり
ます。
高齢者や家族の方からの様々な相談に応じる窓口として、
介護110番のような相談ダイヤルの設置を望む。不定期でもよいのでキャ 各区役所において区高齢者総合相談を実施しており、その中
ンペーンをする時等に開設できないものだろうか。
で電話でのお問い合わせにお答えしておりますので、今後と
も「シルバーライフ」などにより広報に努めてまいります。
ボランティア活動における保険制度
近隣地域で個人宅や好日庵などにおいて数人の高齢者と初期認知症者と
の日常的な寄り合いが必要であると考えられる。しかしそのような活動を
実施した場合に参加者が誤って他の参加者を怪我させた場合などの(法律 認知症高齢者による事故等が発生した場合の賠償責任につ
32 上の)責任および損害賠償などを想定すると行動を起こすことは難しい。 いては、既存の保険制度による対応ができない場合があるこ
現存するボランティア保険などでもカバーしきれないところがあるような とから、課題と受け止めて検討してまいります。
ので改善するように働きかけをしてほしい。
認知症患者が引き起こす鉄道事故などを補償する保険制度を呼びかけて
ほしい。
④ 地域で認知症の方とその家族を支える体制の整備 について(2件)
№
33
意見内容
仙台市の考え方
仙台市医師会と連携し、引き続きサポート医の養成に取り
認知症への対応で「早期発見・初期支援」の促進を計画に盛り込んでい
組むとともに、認知症初期集中支援事業を拡充して早期発
るが、核になるサポート医の増加に具体性がないのに実現できるのか?
見・早期対応を促進してまいります。
認知症サポーターの組織化
私は認知症サポーターの一員であるがサポーター活動を深化させるシス
テム作りが必要であろう。例えば近隣で徘徊しているような人を見かけた
34
サポーターはサポーター連絡所(仮称)へ連絡することなどである。また
サポーターには個人のプライバシーを守秘義務とする講習会を受けさせる
ことも必要であろう。
6/11
認知症サポーターの養成は、認知症への理解を広め、認知
症の方への支援の裾野を広げる取り組みです。その中で希望
するサポーターに活動の場を紹介するなど、サポーターの活
動やスキルアップを支援する体制を検討し、地域における支
え合いの推進に努め、認知症の方とその家族が安心して暮ら
せる環境づくりに取り組んでまいります。
⑤多職種連携による在宅での療養・介護提供体制の構築 について(1件)
№
意見内容
仙台市の考え方
介護老人保健施設の入所者及び入所希望者は次の出先としてはほぼ特別
養護老人ホームです。3ヶ年計画で老健360人分と目標になっていますが、
必要ないと思います。必要なのは特養と早期に退院を求められる患者を受
け入れる為の施設だと思います。
現在特養に入所されている要介護1~2の方が老健に回ってきて在宅復帰
を目指すとか、病院から紹介いただく方が、在宅復帰を目的に老健を希望
してくるなら、必要性が出てくるかもしれませんが、特養を作ることで老
35
健入所者が移りその結果老健のベッドは確保されると思います。残念なが
ら老健のリハビリを利用し、在宅復帰を目指す方は少数です。また地域包
括支援ケアシステムも徐々に確立され病院から直接在宅復帰される方が増
えてきていることで増々老健の本来の役割が薄れてきています。現在の老
健入所者に対する特養待機者を一度調べられたらいかがでしょうか?!施
設不足の危機と同じに、介護・看護の職員の育成にもご尽力をお願い申し
上げます。
次期計画の特別養護老人ホームと介護老人保健施設の整備
につきましては、入所申込者などの実態調査の結果を踏ま
え、必要とされる方々に入所いただけるよう目標数を定めた
ところでございます。
今後とも、入所者のニーズの把握に努めるとともに、介護
人材の資質向上にも取り組んでまいります。
⑥日常生活圏域を中心とした介護サービス基盤の整備 について(4件)
№
36
意見内容
仙台市の考え方
通所施設・介護施設の見学会のようなものを実施してほしい。若い内か
高齢者施設においては、見学の受け入れも行っていますの
ら見たり、聞いたりすることで安心して暮らせる準備を進めたいと思って
で、ご希望の施設に直接お申込みいただくか、本市でも見学
いるのです。公金が、使われている施設ですから、公開され、風通しの良
が可能な施設をご紹介しております。
い所であってほしいものです。
第4章 3-(2)在宅生活を支える多様な支援の充実について(P.1
5)
仙台市の第5期計画の実績の「高齢者住宅改造費補助金交付事業」の交付
件数は、平成24年21件、平成25年18件、食の自立支援サービス事業は、平
成26年度334,292(食/年)となっており、住み慣れた地域や住居での生活
の継続のためには、仙台市の在宅生活を支える支援の基盤整備が遅れてお
37
り、さらに市民に対しての支援・助成等の情報も不足しています。
≪意見≫
多様な生活支援サービス充実のためには、日常生活圏域ごとにどのよう
な生活支援を必要とする人がどの程度いるのかのニーズ調査の実施と給付
条件を勘案し、日常生活圏域ごとに必要なサービスを盛り込んだ事業計画
の策定を明記すべきです。
現在のところ、日常圏域ごとに必要なサービスを盛り込ん
だ事業計画の策定までは考えておりませんが、多様な生活支
援サービスの充実に向けて、高齢者のニーズやサービスの提
供が可能な社会資源の把握は不可欠であることから、今回の
計画策定に向けて実施した実態調査の結果や、日々の相談業
務から把握されたニーズ、また必要に応じて実施するその他
の調査の結果を踏まえ、在宅生活を支える支援の基盤整備を
進めて参ります。
第6章 2サービスの質の確保について(P.23)
中間案では「事業者による不正・不適正なサービスがないかなどの観点
から、介護サービス事業者に対する指導監督やケアプランの点検の取り組
みを進める」、「『お泊りデイサービス』(通所介護の設備を利用した介
護保険制度外の宿泊サービス)を提供している事業所については、届出制
や事故報告の仕組みの導入などを利用者保護の観点から進める」としてい
ます。現在このような介護サービス事業所を対象とした、介護サービス情
報の公表制度や地域密着型サービス外部評価、福祉サービス第三者評価が
あり、情報の公表制度は、介護サービスを利用しようとしている人の事業
所選択を支援し、外部評価や第三者評価は、事業所における介護サービス
の質の客観性を高め、サービスの質の改善を図るものです。事業所に第三
38 者の目が入ることにより、客観的な視点でサービスの質の評価や、事業所
のサービスの質を確保できるのです。
≪意見≫
第6章の3として、サービスの質の確保について、以下の方策を追加すべ
きです。
「地域密着型サービス外部評価」や「福祉サービス第三者評価」を推進
するとともに、「介護サービス情報の公表制度」の信頼性が確保され、比
較検討できる情報として充実させることを明記すべきです。
最後に、2015年度から実施される要支援者に対する自治体の地域支援事
業は、今後も、介護保険制度と同等のサービスの提供、利用料の低減とな
るようにすること。そのためには、保険給付費の国の負担割合を引き上げ
るよう国に対して要求すべきです。
「地域密着型サービス外部評価」や「介護サービス情報公
表システム」については、その利用促進について、審議会で
の議論や現状と課題を踏まえ、計画(案)に具体的な施策を
記載しているところです。
予防給付における訪問介護等の新しい総合事業への移行に
関しましては、市町村が地域の実情に応じて安定的に事業を
実施できるよう、適切な支援と十分な財政措置を国に要望し
ており、今後も引き続き国に要望してまいります。
17頁:介護サービス基盤の整備の目標の抜本的引き上げを求めます。ま
た、低所得者も安心して入所できる施設の制度設計(市の補填など)を求
めます。
介護サービス基盤の3年間の整備目標として、特養+700、老健+360、
GH+360、特定施設入居者生活介護+360、小規模多機能+12事業所の整備目標
を掲げています。
この間、市の介護施設は需要に対して供給が慢性的に不足している状態
は続いており、特に特養やGHは申請待機者が年々増加しています。特養は
重複申請があるとはいえ、定員の5倍の申請数が続いているのは異常事態で
39
あり、計画の3年間で+700では到底追いつきません。また、特養を要介護3
以上に限定するのであれば、特定施設入居者生活介護の定員増も抜本的に
見直す必要があります。また、GHは入居費が高く低所得者には高いハード
ルになっており、今後の認知症の増加を想定した場合、GHの定員増と同時
に入居費の制度設計の見直しが必要です。
公的性格の強い特養や特定施設入居者生活介護、GHの抑制政策のもと
に、民間のサービス付き高齢者住宅が急速に拡大していますが、多くの低
所得高齢者には手が届きません。このようなサービス付き高齢者住宅につ
いても、生活保護や非課税世帯でも利用可能な制度設計を求めます。
入所サービスについては、入所希望者の状況や要介護認定
者数の伸びなどを踏まえ、特別養護老人ホームの整備目標数
を100人分増やして700人分とするなど整備の拡大を図ってま
いります。
また、施設に入所されている所得の低い方については、特
定入所者介護サービス費の支給や高額介護サービス費におけ
る負担上限額の設定において、一定の配慮がなされていると
ころでございます。
7/11
⑦将来にわたる介護人材の確保 について(13件)
№
意見内容
仙台市の考え方
介護人材の確保において、住民やボランティアの活用がより一層重要に
なって来ると思いますが、地域住民が積極的に参加出来る仕組み、例え
40
ば、ボランティア参加による「ポイント制度」などで、参加する人々にも
若干は何かメリットが出る事が必要だと思います。
41
高齢者がボランティア参加しやすい社会に「介護ボランティアポイント
制度」の導入をお願いしたい。
先日、認知症の介護の講座を受け老・老介護、介護家族の大変さをき
き、これから地域全体で支える体制を教えられ、65才以上のボランティア
参加者を支援するポイント制を仙台でもやってもらい、ボランティアのし ボランティアポイント制度については、ボランティア活動
やすいように少しでもやってくれるようにしてもらいたい。
のきっかけとしての一つの方策であると認識しております
が、導入にあたっては、既に活動している無償ボランティア
との整合性や、ポイント数の管理手法など、課題が大きく、
慎重な検討が必要であると考えております。
元気な高齢者の活用のために、ボランティアにつながる講座を多種類開
43 催。介護支援ボランティアポイント制度も、ボランティアを増加させる方
法と思います。
42
44
介護支援ボランティアポイント制度を実施してほしい。話すことで、生
き生きするのは、検証されているので、ぜひ活用してほしい。
45
互助組織(地域)の確立(例 塩釜市のようなポイント制度の導入等
シニア世代のボランティア活動事業を導入し地域での支え合いの実現する
46 ボランティアを増やし地域の支え合いを担える方策を考えてほしい。
47
地域におけるボランティアの果たす役割は、今後さらに重
要になっていくことから、地域を支えるボランティアを育成
するための研修を実施するなど、ボランティア活動の担い手
の育成を促進してまいります。
介護サービスの質の向上について ケアマネージャーについては、だい
介護相談員については、これまでもホームページや受入れ
ぶ解ってきているが介護相談員については、ほとんど知られていない。広
事業所を通じて利用者の皆様に活動の内容をお知らせしてお
報でも、もっと役割などを知らせ、市民の皆様にも関心をもっていただく
りますが、引き続き広報の充実に努めてまいります。
ようにすることが、質の向上にもつながると思います。
介護相談員の現在の活動状況や事業所からの派遣依頼状況
を鑑みた場合、現在の人数は概ね適正であると考えておりま
す。
48 介護相談員の増員
介護人材の確保については、大きな課題であるとの認識か
ら、中間案でもお示ししたとおり今回、施策の柱の1つとし
介護人材の確保について 職場環境の向上と、処遇改善について、もっ
49
て位置付けたところです。今後、県や関係団体などと連携し
と具体的に、取り組んでいかないと、なかなか難しいと思います。
ながら、人材の育成・確保策について検討を進めてまいりま
す。
第4章 7-(1)サービスを担う人材の確保について(P.18)
中間案は、職員の処遇改善、職場環境の向上に向けた取り組みとして、
職員の定着を図るための手法に関する事業者との情報交換や研修機会の確
保を上げています。
介護人材の不足は業界全体の深刻な状況であり、介護サービス事業所は
困難な運営状況となっているところも少なくありません。さらに2015年の
50
介護報酬改定も加わり、事業所のみの経営改善による職員の処遇改善は、
厳しい状況が予想され、情報交換等実施の推進だけでは限界があります。
≪意見≫
介護人材確保のために、更なる処遇改善が実施できる報酬体系となるよ
う、国に対してあらゆる手段を講じて積極的に働きかけ、実現するよう要
求すべきであり、その旨を中間案に明記すべきです。
8/11
本市はこれまで、質の高い人材を安定的に確保できるよ
う、適正な介護報酬水準の確保を含めた、介護従事者の処遇
改善に向けた更なる措置の実施を、宮城県市長会などを通じ
て国に要望しており、今後も引き続き国に強く働き掛けてま
いります。
以下は、国に対して自治体として要求していただきたい項目です。
18頁:介護人材の確保について、育成と処遇に抜本的な見直しを求めま
す。そのために、国に対して介護報酬の見直しを求めてください。
介護の現場は担い手不足に悩まされています。他職種と比較してその処
遇の低さに根本要因があります。文面では「職員の処遇改善」が表記され
51 ていますが、喫緊の課題です。個々の事業者の努力では限界があり、介護
報酬そのものの見直しが必須です。
一方、来年度の介護報酬見直しはマイナス改定が計画されていますが、
地域や介護現場の要求とは逆行します。市としても国に対して介護職の処
遇改善のための介護報酬の増加を強く要請してください。
また、市としても若手の介護職育成の奨学金制度も導入してください。
本市はこれまで、質の高い人材を安定的に確保できるよ
う、適正な介護報酬水準の確保を含めた、介護従事者の処遇
改善に向けた更なる措置の実施を、宮城県市長会などを通じ
て国に要望しており、今後も引き続き国に強く働き掛けてま
いります。
また、宮城県社会福祉協議会が実施している「介護福祉士
等修学資金貸付制度」など関連制度の周知を、本市としても
機会を捉えて行ってまいります。
地域におけるボランティアの果たす役割は、今後さらに重
今後、介護保険の改正に伴い生活支援にボランティアやNPO法人が参入し
要になっていくことから、地域を支えるボランティアを育成
52 てくるが、人材育成は大丈夫なのか。様々な疾患や問題を抱えている人が
するための研修を実施するなど、ボランティア活動の担い手
地域にはたくさんいる。
を促進してまいります。
⑧多様な生活ニーズに対応した快適で安心できる暮らしの確保 について(1件)
№
53
意見内容
仙台市の考え方
建物や公共交通等のバリアフリー化については、駅舎への
P19.(2)③の、都市構造は、何か具体案が出ているのか。地下鉄に乗るた
エレベーター設置や低床バスを導入するなど、高齢者が暮ら
めの階段や、バスステップが高く利用しにくいと言っている。
しやすい環境を整えることとしております。
(3)介護保険制度全般 について(5件)
№
意見内容
仙台市の考え方
介護保険料については、実際何に使われているのか、ずっと前から疑問
を感じていた。
皆様からいただいた介護保険料は、要介護認定を受けた方
が利用する介護サービスにかかる費用等の一部として、適正
な審査を経た上で、事業者にお支払いしております。
介護保険料が正しく使われているのでしょうか。介護労働者の賃金が低
いと言われて長い間、改善が進まないのはどうしてなのか。委託と同じ状
55 況ですので、保険料の集金・支払者として自治体が監査、改善に力を発揮
すべきと思います。それでなくては保険料を納めた市民が安心して利用で
きません。
皆様からいただいた介護保険料は、要介護認定を受けた方
が利用する介護サービスにかかる費用等の一部として、適正
な審査を経た上で、事業者にお支払いしております。また、
本市では、事業者への指導を通じて不適正な事例の改善を図
るなど給付適正化のための取り組みを行っております。
NPO法人シニアサロン井戸端会議会員の者です。小生もまだ要支援も、要
介護も受けておりませんが、いずれ近い将来受ける事が予想されます。そ
こで自宅等の改修工事(手すり、段差解消等)を事前に進める施策は無い
56
との先日のお話でした。認定を受ける前に対策する事で、介護者数の減
少、費用の増加を少しでも減らした事が必要と考えますがいかがお考えで
しょうか?
要支援・要介護となる前に、自宅等の改修工事の助成等を
行うことは、現時点では難しいものと考えておりますが、ご
提案いただいた内容について参考とさせていただきながら、
引き続き介護予防も含め、できるだけ介護状態とならないた
めの取り組みを推進してまいります。
介護保険の運用が乱脈に過ぎ、現在のような不適当な状態が続くと穂保
険料の納入拒否、未納が増加すると思います。保険料を納入しているから
は利用しなければ損と介護不用と思われる多くの人達がサービスを受けて
います。
57 知人・友人・姻戚等を通じ複数の事業所から介護人の派遣を受け明らか
に過剰サービスの状態で暮らす富裕層には大幅な負担額UPをすべきです。
此の制度を円滑運用するには現在のように保険料徴収に力を入れるのみな
らず不正利用を摘発の為事業所を含め調査を厳格に行い料金納入者が納得
できる公正な実施状況であることを証明すべきであると考えます。
本市では、これまでも事業者への指導を通じて不適正な事
例の改善を図るとともに、利用者の皆様に保険給付の状況を
文書でお知らせし、ご自分のサービス利用状況を確認いただ
けるようにするなど、給付適正化のための取り組みを行って
おります。
なお、今般の制度改正により、一定以上の所得がある方の
利用者負担については、本年8月から現在の1割が2割に引
き上げられます。
介護保険制度は、善意や奉仕でなりたつ制度では不安定で安心出来ませ
ん。高齢者も若者もそれぞれの生活を勢一杯生きてます。高齢になること
が皆さんに迷惑をかけているように、統計資料をもとに喧伝され、敬老パ
スはじめ福祉の分野でも財政に負担をかけているとの説明は生きがいも奪
58 います。私達は一生懸命働き、子育てし、税金も納めてきました。年々上
る介護保険料も年金から天引きされています。義務は果たしてきたと自負
します。現実に介護も家庭で出来得るかぎり努力してします。私はプロ
フェッショナルに支えられた安心できる制度運営を切に望みます。仙台市
がリーダシップを取って地域包括ケアシステムを作って下さい。
今後とも介護保険制度の適切な運営に努めるとともに、地
域の方々や関係機関と連携を図り、医療・介護・介護予防・
住まい及び日常生活の支援が包括的に提供される地域包括ケ
アシステムの構築を進めてまいります。
54
9/11
(4)保険料額の試算 について(6件)
№
意見内容
仙台市の考え方
被保険者の月額5,649円というのは、どういう根拠で試算された額なの
か、まったく分からない。冊子ではなく、市政だよりにその根拠もしっか
59
りと掲載すべきである。これまでより月額500円も上がるのに、そこをしっ
かりと示さないのは納得できない。
中間案における介護保険料試算額の積算根拠については、
市政だよりでは紙面の制約上、一部の内容となっております
が、現在策定中の次期計画最終案におきましては、より詳し
い内容を掲載いたします。
介護保険もこのままいくと、今の30歳代なんかは、つかえなくなると思
います。40歳から、支払うのでなくて、年金と同じに、20歳からにして、
60 少額で長く払うようにしてはどうでしょうか。年金と同じにするとかもい
いかもしれないです。介護保険をつかっている人の額を1000円つかってい
たのを1100円とかにしても少しはつかわなくなるのではないでしょうか?
介護保険制度は介護保険法に基づく全国的な制度であるた
め、被保険者の対象範囲を市町村が決めることはできません
が、本市としては制度を持続可能なものとして将来の世代に
引き継いでいく必要があると認識しており、そのために必要
な措置を実施を、国に引き続き求めてまいります。
介護保険制度は、サービスにかかる費用を皆様からいただ
く保険料と公費(税金)でまかなう仕組みであるため、高齢
保険料は上げるべきでない。P.24、仙台市の負担12.5%は少なすぎる。 化の進展等によりサービスの利用量が増えた場合には、保険
61 もっと上げるべき。その財力は十分にある。ムダ使いは止めよ。地下鉄P 料の金額も上昇することになります。
(八木山)、水族館、パンダなどは不要である。
なお、本市としては制度を持続可能なものとして将来の世
代に引き継いでいく必要があると認識しており、そのために
必要な財源措置を、国に引き続き求めてまいります。
27年~29年中間案を見て、検討して頂きたいことがありました。
1.介護保険料が高くて、年金生活者にとって負担が多いと思いました。私
は63歳ですが、今後の年金生活を考えると不安を覚えますね。基準額5,142
円へどのような計算になったのか詳しいことはわかりませんが、国の予算
額が少ないために国民一人ひとりの負担が大きくなっているのではないで
すか。自治体は、「そこに住む住民を守る」という意識をもって国に要求
すべきことと思います。市民、市議会をも巻き込んで要求いただきたい。
2.27年から、基準額を507円上げて5,649円とするとか。年金額が下げら
れ、消費税が8%に上がった住民生活を考えたら、保険料の値上げは到底考
62
えられないのではないでしょうか。
3.介護保険料の軽減、増額の表を見ましたが、厳しいという印象です。細
やかに段階を設けて、しっかり金額を確保しようとしていますが、高額所
得者にはおおざっぱですね。非課税世帯への軽減はよいとして、課税世帯
への段階設定は厳しすぎるでのはないでしょうか。国の予算のひずみを、
自治体住民が背負っているように感じました。仙台市だけの問題ではない
ので、ぜひ県内外の自治体と一緒に国や県へ働きかけて問題点を解決頂き
たい。
2に書いた値上にいちばん反対します。
63
介護保険制度は、サービスにかかる費用を皆様からいただ
く保険料と公費(税金)でまかなう仕組みであるため、高齢
化の進展等によりサービスの利用量が増えた場合には、保険
料の金額も上昇することになります。
なお、本市としては制度を持続可能なものとして将来の世
代に引き継いでいく必要があると認識しており、そのために
必要な財源措置を、国に引き続き求めてまいります。
2割負担導入の影響に関しましては、サービス単価(介護
来年度から所得に応じて2割負担になる人達がいるが、それに伴うサー
報酬)の見直しなど他の改正内容も影響してくることが予想
ビス減になることは予想していないような数字だがどう捉えているのか?
されるため、制度改正後に状況の把握に努めてまいります。
第6章介護保険制度に関して、保険料の増大を抑えるために、国に対して
保険料の財源構成の見直しを求めてください。また、計画されている利用
料の2割負担は中止するように要請してください。
保険料については、所得に応じた区分になっているとは言え、低所得の
高齢者にとってはその負担は重く、介護保険発足時から倍増しています。
またサービス利用時の1割自己負担は必要なサービスを利用者自身が手控え
る理由にもなっています。
高齢化の進行にあって、介護サービス利用者が増大し、サービス内容の
向上を行おうとすると、現行の介護保険制度の枠組みでは、保険財源が膨
張し必然的に国や自治体の負担(税)と同時に保険料の増大に結びつきま
す。その負担増を施設など必要なサービス拡充を抑える理由とされていま
64
す。
調整交付金を含めた国の負担(25%)を増加し、1号保険者の保険料増大
を招かないような施策を国に求めてください。また、さらなるサービス抑
制につながる利用料の2割負担は中止するように要請してください。
現政権は、2013年の「社会保障制度改革国民会」の報告を基調とした
「社会保障財源制約論」、「自助・共助が基本で公助補完論」、「社会保
障費の消費税転換論」を進めています。この路線の延長では、戦後の日本
の成長を支えてきた団塊の世代は報われません。
高齢化社会危機論の喧伝に惑わされず、1950年の憲法25条を基調とした
「社会保障制度に関する勧告」に立ち戻るような国策の転換を、地方自治
体からも声をあげていただきたい。
10/11
国費負担割合の引き上げや調整交付金の別枠化について
は、本市としてもこれまで全国市長会などを通じて国に要望
してまいりましたが、引き続き国に強く働き掛けてまいりま
す。
なお、高額所得者の2割負担への引き上げを含めた今般の制
度改正における費用負担の見直しは、応能負担の原則に沿っ
た必要なものであると認識しております。
(5)その他 について(3件)
№
意見内容
仙台市の考え方
意見を募る前に、仙台市の現状を知らせる努力をお願いします。世界会
議で日本の認知症対策が注目を浴びたとの新聞報道を読んで550万人認知症
65 サポーター養成が行なわれていることを知りました。予防・治療・ケア・
学校教育・社会教育などの専門知識を集中して、閉鎖的でなく市民にも公
開して、討論をまとめて、具体化して下さい。
認知症サポーター養成をはじめとして、仙台市における高
齢者福祉施策の現状や進捗状況については、社会福祉審議会
老人福祉専門分科会及び介護保険審議会に報告を行っている
ところであり、その内容は、仙台市ホームページで公表して
おります。計画(案)には、審議会での議論や現状と課題を
踏まえて、具体的な施策を記載しているところです。
『市民説明会』への参加の少ないのにおどろく。PRの仕方に問題があっ
たのではないですか。5回の説明会に何人の市民が参加しましたか?
5回の説明会には、64人の参加がありました。
市民説明会の広報は市政だよりなどへの掲載により周知し
ましたが、今後、同様の説明会を開催する場合には、より広
く周知が図られるよう、工夫してまいります。
66
市政だより12月号で、中間案に関するページを見たが、内容がざっくり
過ぎて、これでは何も分からない。
「介護サービス基盤の整備目標」や「平成27年度~29年度の保険給付費
等の見込み」について、それぞれ施設の種類ごとに○○人分と整備目標
や、費用内訳を書いているが、それぞれの中でどういった事業にどのくら
いの費用がかかるのか、もっと市民に公表すべきだ。中間案の冊子に載っ
ていたとしても、市政だよりできちんを公表するのが義務であるはずであ
る。
説明会ではこちらが質問したところで、どうせ時間がない、といって終
67 わらせるのが分かり切っている。そもそも、この市政だよりでは、説明会
で質問することすらできないくらい何も分からない。
中間案をホームページで見れる、という記載についても、最近ではすぐ
そういう案内をされるが、私はインターネットなど今もこれからもやるつ
もりがないため、そういう言い方は不快である。インターネットをやるく
らいなら他のことに時間を使う。
もっと細かく記載したものを市政だよりに再度載せるべきである。1月号
は間に合わないだろうから、2月号に載せるべきだ。
説明会に行くとしても、12月号の市政だよりからは予備知識も何も得る
ことができない。
11/11
市政だより12月号においては、字数の制限により詳細な説
明は割愛しておりますが、各区役所等において主要な内容の
説明を掲載した中間案の冊子を配布しました。また、27年2
月にとりまとめました計画の最終案におきましては、それぞ
れの項目ごとに「主要な施策」を挙げているなど、詳しく記
載したところでございます。
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