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J2EE準拠のWebサービス構築基盤「hp netaction internet operating
ニュースリリース 2001年11月26日 日本HP、J2EE準拠のWebサービス構築基盤「hp netaction internet operating environment」を強化 高度なWebサービスの開発と提供を可能に 日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都杉並区高井戸東3丁目29 番21号、社長:寺澤正雄)は、「e-services」を実現するミドルウェア製品群である「hp netaction」のWebサービス構築基盤「hp netaction internet operating environment」 を強化しました。2001年12月上旬より順次日本HPならびに日本HPの販売代理店より、販売 と同時に出荷が開始されます。 ■ Webサービスの構築基盤「hp netaction internet operating environment」 ITシステムに対して、設備投資の圧縮やシステム開発における生産性向上など、コスト削減が 要求されています。近年ではそれに加えて、社内システム間の接続だけでなく、インターネットを 介してビジネス・パートナのシステムまでも柔軟性を持って接続し、それを迅速にかつ安価に実 現したいという要求が増えています。それに応える技術がWebサービスです。Webサービス技 術により、既存システムは社外に公開されるサービスとなり、標準的なアクセス方式を用いて 様々なビジネス・パートナのシステムと接続され、ダイナミックな運用が実現できます。これによ り、企業間取引のコストの削減や、高付加価値サービスによる収益の改善をはかることができま す。 このWebサービスを実現するソフトウェア構築基盤が、日本HPが定義する「hp netaction internet operating environment(IOE)」です。これは、日本HPが提唱している「eservices」を構築するミドルウェア製品群である「hp netaction」の基本コンポーネントになりま す。(添付資料) 【添付資料】 「hp netaction」と「hp netaction internet operating environment」 (PDFファイル:37kb) ■ これからのWebサービス構築基盤「hp netaction IOE」 今回「hp netaction IOE」に、様々なWebアプリケーション・サーバ上で実行できるWebサー ビス開発ミドルウェアやトランザクション管理ミドルウェア、プロセス統合ミドルウェアを追加しまし た。既存のWebシステムの資産を活かしながら柔軟なWebサービス環境を構築できます。ま た、SOAP/UDDI/WSDL(注1)などのWebサービス技術に対応しており、「hp netaction IOE」で構築したシステムは、これから普及すると予想されるこのような技術を採用した他の Webシステムとも連携できるようになります。 ■ 「hp netaction IOE」を構成するミドルウェアの特徴 今回発表する「hp netaction IOE」を構成するミドルウェアは、安定したスケーラブルなWeb サービスを実現するだけで無く、将来の技術を先取りすることで、長期的な視野でのWebサー ビスの開発を可能にします。各ミドルウェアは以下の特徴を持っています。 ● 業界標準であるJ2EEに準拠 Webサービスの開発言語として普及しているJ2EEに完全準拠しています。既存のソ フトウェア資産をそのまま継承できます。 ● 最新のアーキテクチャを採用した第三世代アプリケーション・サーバ 最新の標準技術に対応できるモジュラ型のアーキテクチャを採用し、エンタープライ ズ・システムに求められる高可用性とリニアなスケーラビリティを実現しています。 ● Webサービスの標準技術に対応 現在インターネットにおけるWebサービスの標準技術となりつつある SOAP/UDDI/WSDLなどに対応しています。様々な新技術を積極的に取り込むこと で、高付加価値サービスの提供を可能にします。将来にわたり陳腐化しないWebサー ビス環境を実現します。 ■ 充実したWebサービス向け製品群 常に優れたWebサービスを提供するには、短期間での開発と安定した運用が重要です。今回 発表された各製品は、高付加価値Webサービスを実現する重要なコンポーネントになります。 ● 「hp application server 8.0」(新バージョン) Webアプリケーション・サーバで、現在発売している「hp bluestone total-e-server 7.3」の後継製品です。完全なサービス指向のアーキテクチャを持つ「第三世代」アプ リケーション・サーバです。実行されるWebアプリケーションに対して優れたフォールト トレランス機能とリニアなスケーラビリティを実現します。 ● 「hp web services 1.0」(新製品) SOAP/UDDI/WSDL(注1)を使用した「Simple Webサービス」(注2)を開発するため のライブラリや開発ツールです。SOAPサーバやUDDIレジストリを含みます。 ● 「hp web services transactioning」(新製品) 業界で初めてBTP(注3)を実装したトランザクション・サーバです。インターネットを介し た複雑なトランザクションを管理します。 ● 「hp message service」(新製品) JMSを実装したメッセージ・サービスを実現するサーバです。Webシステムとバックエ ンドにあるデータベースなどとの間の非同期通信を実現します。 ● 「hp process manager interactive」(新製品) Webアプリケーション・サーバ上で実行されるプロセス統合サーバです。既存のコンポ ーネントを活かしたプロセス指向のアプリケーションの迅速な開発を実現します。 ● 「hp syndication server」(新製品) XMLに対応したコンテンツ配信・管理サーバです。複数のパートナに対するコンテンツ 配信の効率化をはかります。 ■ 各製品の価格と出荷開始時期 ● 「hp application server 8.0」 実行ライセンス: 標準版:無償(ただしサポートは有償)2001年12月上旬より提供開始 拡張バンドル:1,000,000円(CPU単位)2002年2月下旬より出荷開始 (標準版と拡張バンドルの違いについては、本日同時発表の「hp application server」のリリースを参照してください) 「hp web services 1.0」 開発者向けライセンス:無償 実行ライセンス: hp web services platform 150,000円(CPU単位) hp web services registry 750,000円(CPU単位) 開発者向け製品は2001年12月上旬より無償公開します。 実行環境製品は2002年2月下旬より出荷開始します。 ● 「hp web services transactioning」 1,000,000円 2002年2月下旬より出荷開始します。 ● 「hp message service」 1,000,000円 2002年2月下旬より出荷開始します。 ● 「hp process manager interactive」 実行ライセンス:1,000,000円(CPU単位) 2002年第2四半期より出荷開始します。 ● 「hp syndication server」 実行ライセンス:2,000,000円(CPU単位) 2002年1月下旬より出荷開始します。 ● ■ 販売開始後1年間での販売目標金額 「hp netaction IOE」全体で15億円 (注1)SOAP/UDDI/WSDL SOAP(Simple Object Access Protocol)は、インターネット上のWebサービスと連携 するためのプロトコルです。 UDDI(Universal Description, Discovery and Integration)は、インターネット上 のWebサービスを登録したレジストリです。レジストリ・サーバは世界に4つあり、その一 つはHPが運用しています。 WSDL(Web Services Description Language)は、提供されるWebサービスの内 容を記述します。 (注2)「Simple Webサービス」 SOAP/UDDI/WSDLに準拠した単純なWebサービスです。 (注3)BTP BTP(Business Transaction Protocol)は、Webサービスでトランザクション・サービス を提供するときに使用するプロトコルです。 ### UNIXは、The Open Groupの登録商標です。 Javaは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録 商標です。 その他の文中記載の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。 お客様からのお問い合わせ先(記事掲載時の連絡先もこれでお願いします) カストマ・インフォメーションセンタ TEL 0120-081565 http://www.jpn.hp.com/software/netaction/index.html URL PDFファイルをご覧いただく場合は、事前にAcrobat Readerをインストールし使用してください。