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(案)に対する意見募集の結果について(PDF文書)

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(案)に対する意見募集の結果について(PDF文書)
■「奈良市景観計画」(案)のパブコメ意見と考え方
意見の内容
○30年前の奈良町であれば伝統的建造物群保存地区は、法の網をかぶせられると自分の家も自由に建て替えが出来ない
1
市の考え方
●伝統的建造物群保存地区への移行については、お住まいの方々の意識調査などを行いたいと考えております。
との意見が強かった。しかし、1990年に奈良市景観条例、1994年に景観形成地区になった奈良町(48.3ha)
も15年が経過し、住民の意識もだいぶ変わり「奈良町に住んでいて良かった」気持ちへの移行、変化が進んでいると
思う。再度、伝建群指定のタイミングとしては良いのではないか。
○京都の景観条例は、英断である。都心部(旧市街地)への高さ規制は、過去60mまで緩和したことを思うと革新的で
2
ある。やはり、町を良くし、景観を良くしようとすると高さ規制は、重要な課題である。
●高さ規制につきましては、土地利用の制限や財産権との関連性なども併せて整理すべきと考えております。眺
望景観は奈良市にとって重要な景観であるため、平成 20 年度に「奈良を感じるすばらしい眺め」として募集
を行い、眺望景観の調査を行いました。今年度は、その調査結果を踏まえ、景観保全の立場から建築物等の
高さやデザインについて眺望景観の保全施策を検討してまいります。
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○構成が非常に精密で難しい。わかり難い印象を受けました。市民が受け入れやすい、大雑把な運用を検討してください。 ●運用方法を検討してまいります。
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○建物、広告物の顕彰(景観建築賞、優良広告賞)制度を検討してください。
●建物、広告物や街並みなどの表彰制度等は導入したいと考えております。
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○住民の意識向上を図る仕掛け作りをしてください。
(景観形成活動を市民企画事業等で募集等)
●現在の市民企画事業での提案も可能ですが、景観まちづくり活動のための仕組みを検討してまいります。
○JR奈良駅前、近鉄奈良駅前、大宮通、国道24号の広告物、建築工作物が、景観計画で是正されるのか。
●景観計画が実現されるよう周知啓発活動を実施します。現在、ホームページに三条通、大宮通、JR奈良駅、
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また、一般市民にも認識、理解されるシュミレーションをHP等で公開(CG作成)していただきたい。
○色彩について、広告物及び建築工作物では、重点地区内は、黄色及び赤色を原則禁止とする。例外的に、面積の10分
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の1以内は、明度7、彩度1以下なら認めるとしては。
奈良町の景観シュミレーションを掲載していますが、さらに景観シュミレーションを充実させてまいります。
●建物の色彩基準では、高明度、高彩度を規制しているため、色合いとしては穏やかなトーンにしています。ま
た、地区によってはアクセントカラーとして見付面積の20分の1については例外的な措置を講じています。
広告物の色彩基準はすべての色相で高彩度を規制しております。
○ため池を生かした水辺の景観整備を検討してはどうですか。
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●第2節景観づくりの基本方針、田園景観地域の平地の里景観区域(P17)に営農環境として「ため池」の保全
期待できる効果としては、
整備として記載しております。市街地のオアシス、保全活動を通しての市民の連帯など、今後、多様な水辺
・農業土木遺産の保全
景観の創出を検討してまいります。
・治水、防火の役割
・生物多様性の確保
・市街地のオアシス
・農業地域の潤い
・ため池は、市内全域に点在し、保全活動を通して市民の連帯の絆を深めることができる。
○第1章第1節の冒頭の「景観とは」は重要であるが、「・・空間(景)を私たちが目にし、感じる(観る)こと・・」
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「(観る)
」を削除します。
の表現で「感じる」の後に「(観る)
」を入れることに違和感がある。見るだけでなく感じることが重要なので、
(観る) 「見える環境」は、
「見て感じる環境」と修正します。
書きを削るか、入れるとすれば前の方に入れる工夫を考えてほしい。
併せて、次項の「見える環境」は、
「見て感じる環境」と表現するほうが望ましい。
○第5章第1節は、これでいいが、具体化する段階で「市民の無関心→気づき→」と進めるために、別途「㈶京都府景観・ ●ご指摘の組織づくりは必要であると考えています。景観づくり協議会や景観形成市民団体の設立など検討して
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まちづくりセンター」のように景観に関する中間支援組織の設置を検討してほしい。奈良という特性から景観はそれほ
まいります。
ど重要だと考える。
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○第5章第2節において、より推進していくために「市民参加による検証システムの導入」など、もう少し書き込んでほ
●進捗状況をみながら、システムの導入について検討してまいります。
しい。
1
意見の内容
○奈良の景観は、奈良市民だけの景観ではなく、県民、国民共通の財産である。この計画を確実に実施していくための市
役所内部の理解、組織、予算裏づけをきちんとやって、リアリティーのある計画となってほしい。
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市の考え方
●市民の組織づくりは必要であると考えています。この中で市民と行政の「協働」方策などを検討してまいりま
す。
市民の力をバックに推進していかなければ実現は難しいと思われる。行政と市民の「協働」で景観づくりを進めてほ
しい。また、景観計画の進捗をモニタリングできるシステムを行政、市民と共同でつくり、常に前向きに進めていくこ
とをシステム化してほしい。
市民の力を景観行政の中に積極的に取り込んで力強く勧めていただきたいと思う。
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○「古都奈良にふさわしい景観を保全・創出し~次世代に受け継いでいくために『奈良市景観計画』を策定する。 とあ
●良好な景観づくりの主役は市民一人ひとりであると考えています。市民・事業者・行政の多様な人々が地域へ
りますが、いったい主役は誰でしょう?子供たちや一般市民の目線で物事を考えているのかが大いに疑問です。
「市民・
の愛着を持って、自発的、継続的に景観づくりに取り組めるような仕組みづくりが必要であると考えており
事業者・行政の協働」とありますが、そのチームワークが出来るのか、出来ているのか、またこれから作るのか・・・。
ます。
行政の指導で、指導だけで物事を決めていくのではと危惧します。そのためのコメント募集であるならば、付け焼刃的
なものを感じます。
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○せっかく春日原生林や若草山が見える地域でも、道路際に車の積み上げ部分がよく見られます。屋外看板等を規制して
も、この民地側にある景観をどうするのでしょうか
○まもなく選挙が行われますが、あの看板は決して見よいものではありません。「○○来る」の看板もまたまた設置しそ
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れを放置・放任するのでしょうか?
●3mを超える物件のたい積については、大規模行為の届出対象となっており、その時点で景観に対する配慮を
行うよう指導誘導を行ってまいります。
●貼紙、貼札同様、選挙に関しても公示期間を除いて簡易除却業務を行っております。
「のぼり」等についても指導啓発業務を続けてまいります。
店舗のはためく「のぼり」にしても同じこと。
○奈良市は一見緑豊かな都市ですが、奈良公園と平城旧跡があるからで、その他の地域の公園には小さなものしかありま
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●ご意見として承ります。
せん。開発行為による公園も遊具の設置だけで人のぬくもりが感じられません。もう少し柔軟なプチ公園のありようを
住民を交えて考えることが必要ではないでしょうか。
○福祉のまちづくり条例だけを守っていたのでは、安らげるまちづくりは出来ないと考えます。いったい誰が使うのかと
●ご意見として承ります。
思う誘導路のありようを目にするたび、主役は誰かと勘繰ってしまいます。よく他県の人奈良は神社仏閣が多いのでき
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っとバリアフリーに出来ているのでしょうねえと言われます。観光面を考えるなら寒い限りです。景観とともにバリア
フリーは避けて通れないものと思います。これからは障がい者だけの目線ではなく、より多くの人たちの意見も取り入
れるユニバーサルデザインの考え方を積極的に推奨していくべきと考えます。
○「鎌倉まちのいろは~明日の鎌倉のために~」という絵本があります。㈱冬花社から出版されて¥1000 です。この中で
●市民主体の景観まちづくりを展開していくための検討資料にさせていただきます。
「敷き際」と言う言葉が出てきます。敷地が通りと接する境界部分のことです。これは気軽の出来るまちづくりとして
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取り組まれています。みんなで育てよう~育てる心を育てよう、 まちづくりのいろはを学び始めた小さな人の輪がゆ
っくりやがて大きく育つように町を作るためのルールを作ろう・・・と 子供向けの絵本ですが、自分たちの町に誇り
を持てるようにと建築家や鎌倉の住む人たちで製作したものです。景観法のことも出てきます。一度手にとってご一読
ください。
○高さ規制の見直しと、本景観計画案との関係性はどのように理解すればいいのでしょうか。
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⇒京都市は45メートルから31メートルに見直しましたが・・・。奈良市においては見直しの予定はあるのか。
●高さ規制につきましては、土地利用の制限や財産権との関連性なども併せて整理すべきと考えております。眺
望景観は奈良市にとって重要な景観であるため、平成 20 年度に「奈良を感じるすばらしい眺め」として募集
を行い、眺望景観の調査を行いました。今年度は、その調査結果を踏まえ、景観保全の立場から建築物等の
高さやデザインについて眺望景観の保全施策を検討してまいります。
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意見の内容
○世界遺産に取り囲まれた奈良市の旧市街地全体(平城京の外京にほぼ該当)を、世界遺産都市奈良市の戦略的な都市保
市の考え方
●ご意見として承ります。
全・再生区域に位置づけ、景観形成、住環境整備、観光振興、コミュニティ再生、歩行者優先型の交通体系等の一体的、
総合的な整備ゾーン、政策推進ゾーンに位置づける必要があるのではないだろうか。
⇒JR奈良駅前まちなか景観形成重点地区、奈良町歴史的景観形成重点地区、三条通り沿道景観形成重点地区、近鉄奈
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良駅周辺まちなか景観形成重点地区、大宮通沿道景観形成重点地区の景観形成の一体性確保と、上記地区外の地区特
性を踏まえた景観形成の戦略的な推進。
⇒旧市街地の一体的景観形成(平城京外京再生プロジェクト)
⇒保全・再生ゾーンの包括予算化(個別関連予算を包括化、選択と集中化)
⇒都市保全・再生戦略部の設置(景観課の再編成、旧市街地総合政策+奈良市景観政策の推進、人材の重点配置)
○本計画案に対する意見を述べよといわれても、市民にとっては、専門的すぎてとても難しく、自分たちの問題であるの
●良好な景観を形成するための手法として、懇談会の開催等検討させていただきます。
にもかかわらず、ますます景観から距離をおく結果となってしまうのではないだろうか。
⇒市民が景観問題を考える契機とするために、各地区(小学校区、あるいは中学校区単位)で、計画案の説明と意見交
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換のための懇談会を開催(NPO、専門家等との協働)。
⇒本計画案とともに、市民の目線に立った翻訳版が必要ではないか。市民の日常生活と景観形成がどのようにかかわっ
ているのか。市民に求められる責任とは。市民がどう景観形成にかかわれるのか。行政との関係はどうなるのか等、
やさしく、具体的にわかりやすく説明する必要があるのではないか。
○上記とも関連するが、本計画案の目玉の一つは市民主体の景観まちづくりではないだろうか。市民と行政との協働によ
●良好な景観を形成するための協働方策について検討させていただきます。
る景観形成。
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⇒重点地区景観形成地区の取り組みを住民の皆さんと行政の協働で推進しよう。
⇒小学校区単位の、住民にとっての身近な地域(コミュニティ)のまちづくり・景観づくりを住民の皆さんと行政との
協働で推進しよう。
(草の根コミュニティからの景観形成)
⇒上記民間(住民)主導の取り組みに行政も支援。支援のメニューは○○です。
○重点地区景観形成地区として、既に景観形成がそれなりに実現している奈良町と、西の京が指定されているが、重点地
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●景観まちづくり組織等との協働により、地域の取り組み状況や熟度を勘案し、景観計画の変更を視野に入れ、
区景観形成地区指定に成り得るそれなりの条件を備えた地区、あるいは指定化を図るべき地区を本計画案では位置づけ
随時景観形成重点地区への指定を考えてまいります。
るべきではないか。
また、奈良町は歴史的景観を主眼に指定しておりますが、景観形成重点地区は自然、歴史、文化、都市がつ
⇒景観条例ができて9年、奈良町景観形成地区指定から5年もたっているのに、本計画ではその時点から出発する(西
くりだす景観を含めた市域でも特に重要な景観形成が必要な地区と位置づけております。
の京も条例制定時から取りざたされていた)というのは、あまりにもお粗末のそしりを免れない。
○市民主体の景観まちづくりの支援策がリアリティをもった内容で提示されるべきだ。
●景観まちづくり組織等との協働により、ご提案のシステムが構築できるよう検討させていただきます。
⇒市民、企業、奈良ファンの寄付と行政資金による基金づくり(公益信託、景観形成団体の活動助成等)
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⇒NPO、専門家、大学等のネットワークによる景観形成支援システムの構築
⇒空町家バンク×古材バンク×建築家×大工(工務店)ネットワークシステムの構築
⇒景観相談窓口の設置、景観講座、フォーラムの開催による市民の景観学習会の開催
○5年目途に景観計画の見直しがうたわれているが、計画(施策)推進工程表(タイムスケジュール)の作成と、計画の
●景観形成の進捗を検証する手法として、検証・評価システムの構築等について検討させていただきます。
遂行、進捗状況を検証・評価する、行政から独立した外部(第3者)の検証・評価システムが必要ではないか。
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⇒施策により、毎年、2年、3年、5年毎の検証・評価となろう。
⇒景観審議会の検証・評価では限界か。
⇒市民に可視化されたオープンなシステムの確立が必要か。
3
意見の内容
○奈良町の保全・再生の検証作業が必要ではないか。
市の考え方
●景観形成の進捗を検証する手法として、検証・評価システムの構築等について検討させていただきます。
⇒景観保全、町並み保全と経済活性化との相関分析
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⇒景観保全、町並み保全とコミュニティ再生の相関分析
⇒まちづくり団体の活動展開と奈良市行政施策の推進との連携、切磋琢磨、協働のあり方分析等
⇒この分析結果を景観保全、景観形成推進に活用。
○奈良県下も奈良市も良い景観遺産や風景には恵まれています。
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そんな中にあって、訪れた観光客が一番がっかりするのが沿道景観を害する看板の秩序の無さであり、住民ががっかり
●街路景観につきましては、平成20年度に「奈良市街路景観美化整備計画」を策定しましたので、関係部局に
周知を行ってご指摘の課題を解消したいと考えております。
するのは街路樹に代表される街中の緑の少なさです。
先ず最重要課題である沿道景観の整備(精美)と緑化を協力に推進して頂きたいと考えます。
○重点地区に於ける屋上看板の規制は緩過ぎます。
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「屋上広告物は設置しないよう努めること」でなく「設置しない」と統一し、認めるのは病院等の見つけやすい必要の
上広告物の禁止地域として規制し、その他の景観形成重点地区では努力義務から段階的に禁止に向け検討し
ある物に限って下さいかつ屋上看板を広告用に貸すなどという行為は全て却下とする強い態度で臨んで頂きたい。
てまいります。
○沿道緑化に対しては、緑化の推進も勿論のことですが、奈良市の街路樹の樹形の悪さ(剪定のまずさ)は定評がありま
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●五種類に分類した景観形成重点地区のうち、歴史的景観形成重点地区に指定した「奈良町」と「西の京」は屋
す。
●沿道の緑化については、
「奈良市街路景観美化整備計画」においてその道路特性毎に方針を定めており、関係
部局に周知を行ってご指摘の課題を解消したいと考えております。
手入れの手法も合わせて景観計画は行ってください。
併せて奈良市が管理できる小、中学校の塀を生垣に戻すことから努力して頂きたい。
○第 8 条にある、既に有る良好な景観を保全する必要が有ると認められ・・・と
●ご意見として承ります。
つづいている。しかし景観を思う余り保全の意味する活用が困難に成る事も考えて頂きたい。奈良県内にあった企業が
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増改築を残念し他府県に移築(景観法だけでなく、税制面の緩和等)や、企業誘致にこぎつけても、景観法による高さ
制限によりたとえば南阪奈道の恩恵を受ける橿原市も企業を受け入れるのが難しい現状です。11 月 1 日より施行の届出
者に変更その他の措置をとるよう勧告される際は、景観保全の考えを持って届出者の負担が大きくならない様御一考願
います。
○かなり突っ込んだ形態・色彩規制を全図に網がけされようとしていますが、西北部には果たして必要なのかという点。 ●西北部については、良好な住宅地としての文化、歴史があります。また、その良好な環境をこれからも維持し
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市北部は奈良市であっても、文化や歴史からいって、いわゆる、奈良の地域性を、共有するものではないと思うのです
ていくためにも必要なことだと考えております。
が。
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○屋外看板等、建物竣工後に行われるものに付いても建物届出時に規制対象とし計画届けを提出するよう規制する必要が
●この計画において、届出を必要とする建築物の敷地に設置される広告物については、建築物等の届出時に屋外
あると考えられます。色彩等に付いては、個人の感覚によるものが大きい為何処で線引きするかがかなり困難な課題に
広告物表示等に関する届出が必要です。しかし、計画時に意匠等の確定していない広告物については、完了
なると思われます。明度・彩度の規定にとどまらず、全体に占める規定外の色を何処まで許容するか等施行後の課題と
までに届出をするように指導してまいりたいと考えております。
考えられます。
○かなり突っ込んだ形態・色彩規制を全図に網がけされようとしているが、基本的にここまで踏み込まないとダメという
●ご意見として承ります。
ことは言えるとしても、こういう規制が、地域の建築・都市の空間を、いままで向上させてきたかという?が、残りま
す。よく見受けられる、コンクリートの白壁に、日本瓦という DETAIL だけの和風?、これは、はたして正しい建築な
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のか、これが、奈良の風土性かということを考えると、かなしくなります。勾配屋根に瓦葺きという規制があるといい
加減なゼネコンの設計部らは、助かったといって、コンクリートの白壁と瓦屋根のマンションらを、今以上に流行らせ
ることになると、思います。
建築のデザインでプランと形態のプログラムが別個のものを、帝冠様式というのですが、あまりいいものではない。
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○JR 奈良駅前広場を森のような広場にしてください。
●ご意見として承ります。
そして三条通りの街路樹で、公園までみどりを繋いでください。
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意見の内容
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○これからは 佐保路・佐紀路がブームになります。この隠れた宝石のような道景観を守ってください。よろしくお願い
市の考え方
●ご意見として承ります。
します。
○私は 建築や都市のデザインの中で、地域性という要素をかなり大きく評価にいれる立場であると、自覚していますが、 ●ご意見として承ります。
地域性を重視するとはとは、この計画の前文にも触れておられるように、歴史的重奏・文化の蓄積という要素を重視す
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ることだと、思っています。
この立場で計画をするということは、地域や、道の景観を、その歴史性文化性の文脈のなかで、建築や都市施設を提
案し計画することですから、たとえば、三条通りを例に取るとどういうそれの上で、こういう道空間にもってゆきたい
というところが無いと、無効に近いとおもいます。ですがそういうことを市はやれないと思いますし、難しいですね。
○すこしちがうことで、計画案の構成というか文章の問題というか、気になりましたので。第3章に道路景観軸・河川景
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観軸という言葉が出ておりますが、景観形成のガイドラインにいくつかの地域と、道路河川という形でまとめようとさ
●「軸」という言葉については、道路や河川のように平面ではなく線をイメージできるように「軸」という言葉
を使っております。
せているのはわかりましたが、軸というのがわかりません。道路景観・河川景観でなぜいけないのか。
○総論、大賛成です。これで奈良市に誇れる歴史景観が再生されると思います。 西ノ京に代表される地域の歴史景観・ ●ご意見として承ります。
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青垣・奈良へのアクセス入り口の重視など、景観を広範囲で守り創ろうする意志が感じられます。反対する業界や地元
エゴはあると思いますが、屈せずに後退しないように進めてください。
○奈良町の再生が始まって 30年ほど経ち、町として賑わいと活気が戻り、奈良市有数の観光地に成長したのは、景観形
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●奈良町都市景観形成地区における奈良市都市景観形成地区建造物保存整備費補助金は、継続してまいります。
成地区指定とファサードに対する補助金制度があった結果だと思います。まだまだ発展途上ですが、将将来必ず日本有
数の歴史的町並に成長します。これまで同様に補助金制度を残して頂くことを切望します。
○奈良町の再生活動を県庁以北の法連に代表される北町まで広げて頂きたい。
景観形成重点地区への指定を考えてまいります。また、建造物保存整備費補助など、都市景観形成地区指定
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●景観まちづくり組織等との協働により、地域の取り組み状況や熟度を勘案し、景観計画の変更を視野に入れて
も検討してまいります。
○大宮通りのアクセス景観に言及されているのは重要なことだと同感します。それなら第二阪奈出口のホテル群はどうに
●景観計画の届出の対象となり、今後は、届出協議のなかで誘導してまいります。
かならないでしょうか?(神戸で行われている偽装ビジネスの行政指導方式は無理ですか?)
○全体として、色の彩度による規制になっていますが、もっともらしく聞こえる反面、材質を自由にした彩度規制では【は
●西の京景観形成重点地区、沿道景観形成重点地区のうち広域幹線沿道区域には伝統的素材の活用を記載してお
りぼて】や【映画のセット】のようなディテールの無い薄っぺらい町並みが出来上がる危険性を感じます。自然素材(木・
りますが、その他の地域においても他法令との関連を考慮し、自然素材の使用をできる限り推奨してまいり
石・瓦・漆喰・土壁・板壁・鉄・ガラス・コンクリート・生け垣・など)の使用を奨励し、表面の単なる色付けでごま
ます。
かす手法を制限するくらいの踏み込んだ運用が必要だと思います。奈良町で行われている景観素材の誘導を奈良市全域
で実施しても良いくらいです。(補助金制度が絡むので無理かも知れませんが、奨励はできると思います)
43
○大宮通りの街路樹が無惨に刈り取られているのを多くの人は文化の後進性だと見ています。京都白川通り・仙台青葉通
のように景観としての街路樹をこの条例で守り育てて下さい。
●沿道の街路樹など緑化については、管理面で整理する課題がございますが、道路特性毎に方針を定めるなど、
関係部局に周知を行ってご指摘の課題を解消したいと考えております。
5
意見の内容
○歴史的文化的自然的景観のような観光の対象と考えられているような場所ではなく、市街地、がどうなるのかが、一番
市の考え方
●ご意見を参考に、今後景観まちづくりに活かしてまいります。
の関心であります。近鉄奈良駅の改修が今行われていますが、この建築について書きます。この建築は竣工当時から、
町の人たちに慣れ親しまれていなかった建築だと思います。この建築は,奈良にふさわしくないと言う意見をよく聞い
たものです。しかし、それもやっと馴染んできた様に思っておりました。この建築は 1970 年、坂倉準三の最晩年の作
品です。(1969 年没)この建築は、当時開発された、アルミ電解発色の渋い鼠色(利休鼠)を奈良の古社寺の風化した
色と捉えて奈良の伝統的な色彩に中にとけ込ませようとしたと、私は思っています。外観は、モダニストの坂倉として
は、奈良の古典建築の部品を取り付けるような「小細工」はせず、建築の機能がそのまま外部に素直に現れるよう縦長
のパネルの開口部での変化を考えたのではないかと思います。内部のホテルやスキップフロアの展示室などがそのまま
窓の形に現れて素直な内部表現となっているのです。内部の色彩がグレーと緑錆であることも、鉄骨のハンチがそのま
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ま現れていたりしたのも、坂倉準三氏なりの古典建築力強い架構と色彩への憧れの意識があったと思います。しかし、
竣工当時からこの建築はあまり奈良市民には歓迎されなかったのです。内部の梁剥き出しは、当時の欧米のブルータリ
ズム影響を受けたものでしたがそう云った説明がなされないままに今日に至ました。私は個人的に、坂倉準三氏に遠い
昔,教えを受けた者の一人として、大変に残念に思ってをりました。しかし、改修の足場が外れたようなので、今日、
現地を見にゆきましたが、がっかりしました。白々しい外観、妻側のガラスパネル(あまり意味がありません)コンコ
ースののっぺりした天井、この建築の持っていた小さいながら、仁王様のように踏ん張って力んでいた表現は全て失せ
てしまいました。近鉄奈良駅のリニューアルと言う奈良の市街地の景観には大変重要な工事でもあるし、奈良市が事前
にこの改修に関わられたのでしょうか。もしそうでなければ残念なことです。結局、こういった個々の事例を積み重ね
ながら、奈良市民が学んで行くことこそ、大事なのではないでしょうか。景観を破壊するのも、景観を創って行くのも,
同じ市民なんですから。景観の問題は、市役所も市民もともに勉強してゆく事が大切です。
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○2ページ13行目 歴史的風土保存区域・歴史的風土特別保存地区の指定は奈良市が指定しているように書いてあるが、 ●古都法の指定は、国の指定でございます。誤解を招く表現については、検討いたします。
たしか国が指定しているのではなかったですか。
46
○4ページの即応・調和・適合・連携と使い分ける意味がよくわかりません。(全部連携でいいと思う)
●言葉の使いわけにつきましては、景観法第8条第 4 項から第7項で、使用されている表現を使っております。
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○9ページ 何を示してある地図かわからない。
●伝統的な祭事と行われる場所を示した図ですが、表題について検討いたします。
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○14ページ 16~20ページ 自分の家がどの規制地域や区域に入りどんな規制がかかるのかよくわからないので、 ●景観計画は、縦覧を予定しております。この際、具体的な区域図を同時に提示したいと考えております。
はっきりわかるようにしてパブリックコメントしなおすべきだと思います。
○22ペイジ 郊外宅地景観軸にだいわ通りや、とりみ通りも入れていただきたい。
「だいわ通り」や「とりみ通り」も郊外宅地軸に該当いたします。
○26ページから48ページ 基準がすごく曖昧なので審査する人によって認めてくれたり、認めてくれなかったりする
●ご指摘のような事態が起こらないよう審査基準を作成する等、検討してまいります。
幅が出てきそうなので、審査を受けるほうはどれくらいで審査が通るのか見当がつかずすごく不安である。
○43ページ 奈良町の基準は絶対守らなければならない義務になったのか。
●建築物、工作物は景観法に基づく定めがあるため、一定の拘束力が発生いたします。屋外広告物は市条例によ
る誘導基準となっております。
○61ページ 景観上需要な樹木が51ページにでてきていますのでダブっている。また、植生の保存方針が61、62
ページに書いてあるようにみえません。
○65・66ページ 重要眺望景観はこれから指定するようですが、<重要眺望景観の例>は、もう指定したのですか?
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●道路軸については、
「奈良市街路景観美化整備計画」において取り上げた街路をこの計画に掲載いたしました。
●51ページは、景観上重要な「樹木」単体についての指定方針について記載しております。61 ページからは、
森林等について記載しております。
●<重要眺望景観の例>の写真は事例として掲載したものであり、まだ指定はしておりません。写真の場所につ
また、二月堂以外はどこかわかりません。眺望景観の保護には賛成ですが、規制はどんな内容かわからないので、あま
いては記載させていただきます。
り厳しい規制は不安です。はっきりわかるようにしてパブリックコメントしなおすべきだと思います。
眺望景観は奈良市にとって重要な景観であるため、今年度、眺望景観保全活用計画を策定する予定です。策定
時には、広くパブリックコメントを募集し、計画に反映させてまいります。
6
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