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1 幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する

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1 幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する
1 幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準案
区分
設備
設備
意見の内容(要旨)
件数
ご意見に対する市の考え方
乳児室・ほふく室の面積について、既存の保
乳幼児がほふくを開始する時期については、
育所、幼保連携認定こども園から移行する場
乳幼児一人ひとりで異なっており、年度中に
合、「当分の間」幼児1人につき2.475㎡以上
ほふくする乳幼児の人数に合わせて居室の面
とのことだが、施設によって児童への保育の
積を変更することも困難なため、2歳未満児
質に格差が生じるものであり、期限を明記
の保育室については「0歳児及び1歳児の保
し、そのことを踏まえて「必要量」を確保す
育室」として整備することが一般的です。
べき。
この場合の必要面積については、国基準では
明示されていませんでした。そこで、本市で
は、昭和44年の神奈川県からの通知を踏ま
え、国基準の運用の範囲内として「0歳児及
び1歳児1人につき2.475㎡以上」としてきま
した。
1 平成23年になり厚生労働省から「0歳児に
あっても、満1歳に達する以前にほふくをす
るに至る子どもが相当数みられる」旨の通知
がありました。
このような経過を踏まえ、また、保育の質を
高めるために、基本的に「0歳児及び1歳児1
人につきの居室面積を3.3㎡以上」とします。
ただし、新たな基準の適用による定員減少と
いう影響を避けるために、既存の施設につい
ては「当分の間、乳児室又はほふく室の面積
は、乳児又は満2歳に満たない幼児1人につ
き2.475㎡以上」とします。
乳幼児に対する衛生の確保の観点から、沐浴
設備基準として条例に規定する内容ではあり
設備(乳幼児用バス)を設置すべき。
ませんが、沐浴ができる環境の整備は、条例
1 に定める衛生的な管理の一環として必要であ
ると考えます。
職員配置については、現行の「横浜市民間保
育所設置認可等要綱」と同様、0歳児3人に
つき1人以上、1歳児4人につき1人以上、
2歳児5人につき1人以上、3歳児15 人につ
き1人以上、4歳以上児24 人につき1人以上
とすべき。
8
職員
調理員の設置について、調理業務の全部を委
託する場合には、栄養士を配置すべき。
職員
その他
1
幼稚園と保育園を一体一律ではなく差を設け
ている場合、利用者負担の差異や児童のサー
ビスにおいて平等感がない。
1
本市では、幼保連携型認定こども園の保育所
部分の保育の質を向上させるため、予算上の
措置として、要綱に基づき、国基準に上乗せ
して、保育士の配置を行っています。
今回の条例は、最低基準を定めるものであ
り、国基準どおりの規定としたものです。
なお、条例では、横浜市児童福祉施設の設備
及び運営に関する条例の第4条第3項「最低
基準を超えて、設備を有し、又は運営をして
いる児童福祉施設においては、最低基準を理
由としてその設備又は運営を低下させてはな
らない。」を準用することとしていますの
で、教育・保育の質を確実に担保するよう努
めていきます。
栄養士の配置については、望ましいものと考
えておりますが、全ての施設において配置さ
れていない状況を鑑みると、配置を義務付け
ることは困難と考えます。
新制度における幼保連携型認定こども園は、
保育所と幼稚園の機能や特長をあわせもつ単
一の施設として規定されるものです。
区分
その他
その他
意見の内容(要旨)
件数
ご意見に対する市の考え方
国基準は最低基準であり、その最低基準を各
条例では、より良い教育・保育環境が確保で
自治体において低く解釈して運用するような
きるよう、設備運営基準を常に向上させるよ
ことがあってはならず、的確かつ子どもの命
1 う努めることを定めています。
と存在を十分に配慮した基準でなくてはなら
ない。
有事の際の避難も考慮し、園庭環境や園舎は
安全が必ず確保されなければならない。乳幼
児の特性をしっかりと考えた基準をつくって
いただきたい。
1
園舎は2階建て以下を原則としているほか、
保育室等は原則として1階に設けるものとし
ています。また、2階以上に設ける場合にお
いては、避難用階段の設置等を規定していま
す。
2 家庭的保育事業等の設備、運営等に関する基準案
(1)共通事項
区分
連携施設
連携施設
連携施設
連携施設
意見の内容(要旨)
件数
ご意見に対する市の考え方
連携保育所に公立も入れるべき。また、市が
条例に盛り込む内容ではありませんが、連携
しっかり確認して連携ができるところを紹介
6 施設には公立・私立の区別はありません。連
してほしい。
携施設は、個々の施設の事情を踏まえた上で
連携内容について検討することとなります。
子どもたちの住居を考慮すると複数園との連
また、連携施設の設定については、必要に応
携が望ましいが、複数園への連携費用捻出は
じて市が紹介・あっせんをする取組を検討し
1
厳しい。また、希望する園との連携の調整
ています。
を、市にも協力してもらいたい。
卒園後の進級先の確保に関して、保育の提供
体制の確保は市町村に課せられた責務であ
り、保育者側に転嫁するのは間違っているの
ではないか。また、途中入所や年度途中に保
育所に移動する児童もいるが、連携園はこう
いった利用児童数の変動への対応はできるの
か。
入園時に明確に卒園後の入園先が示されるの
か。示されない場合、本当に数年後に居住圏
内の園が確保してもらえるのか不安である。
1
1
5年間の経過措置は不要である。
連携施設
食事の提
供
食事の提
供
その他
1
重篤なアレルギーのお子さんに関しては、小
さな調理室では対応が難しい。そのようなお
子さんは、大きな保育園で対応するよう配慮
してほしい。
預ける時点でアレルギーであるかどうか認識
出来ずに施設任せに離乳食を始める行為は、
死亡事故に繋がる可能性がある。初めて食べ
る食材を与えることもあり得、実施するに際
しては、実態調査等を実施したうえで、正確
かつ安全性を保証した上で施行すべきであ
る。さらに、可能であれば、3か月又は6か
月健診の際に、病院でのパッチテストに相当
する検査を保護者に義務付けることでお互い
に安心して保育を履行できると思われる。
ただ単に多人数を一堂に会して効率よく保育
する姿勢は、人間形成に甚だ方向性を逸脱し
ているものと危惧している。特に、家庭的保
育の役割は他の施設と同列に比べるとその良
さが無くなり兼ねない。
1
1
1
連携施設の設定により、卒園後の進級先が確
保され、選択できるようになります。ただ
し、5年間の経過措置が設けられており、経
過措置期間中は利用調整の中で優遇されま
す。
本市では、経過措置の対象を国基準より限定
しているところですが、それでもなお連携施
設との調整に一定の期間が必要と考えられる
もののみ経過措置を設けています。
食事の提供については、国基準同様、自園調
理を原則としています。(家庭的保育事業及
び小規模保育事業C型については、5年間の
経過措置を設けています。)
また、食事の提供にあたって、アレルギーが
あるお子さまについては、丁寧な対応が必要
と考えております。そこで、本市において
は、アレルギー対応のマニュアルを作成し、
研修を実施しております。
なお、いただいたご意見は、今後の保育施策
の参考とさせていただきます。
条例に盛り込む内容ではありませんが、いた
だいたご意見は、今後の保育施策の参考とさ
せていただきます。
(2)家庭的保育事業
区分
設備
設備
設備
設備
設備
設備
設備
食事の提
供
意見の内容(要旨)
件数
ご意見に対する市の考え方
子ども用と調理する際の手洗い用の設備が区
家庭的保育事業では食事の提供が新たに義務
別されている家庭はなく、殆ど一つの設備で
付けられることから、食中毒のまん延防止や
あると思われる。設備の義務を課すのであれ
1 衛生的な管理の観点から、手洗用設備につい
ば、科学的・衛生学的な観点或いは条例があ
て乳幼児用と乳幼児用以外のものをそれぞれ
るものか設定理由を明確にすべきである。
設けるよう規定しています。
災害時の迅速かつ安全な避難等の観点から、
2階以上の集合住宅に設置する場合は、現実
的に保育者が一人当たりの基準数(保育士1
人で3人)を避難させることが可能な避難設
備を設けていること(避難ばしご・避難降下
装置は不可)。
乳幼児に対する衛生の確保の観点から、沐浴
設備(乳幼児用バス)を設置すべき。
調理施設等については、火災等の発災に対し
警報等で知らせる装置を設置すること。
災害に対応できる、備品・備蓄品(備蓄食
品・水・簡易薬品・懐中電灯・ラジオ等)を
備えること。
2階以上に保育に必要な専用部屋を設ける場
合は、災害等が発生した場合、近隣から応援
に掛けつけることのできる、協力員を確保す
ること。
保育に必要な専用の部屋は、建築基準法第28
条に基づく、採光が確保されていることと、
24時間換気が確保されていること。
自園調理の場合設備助成はあるのか。給食提
供のために調理設備や備品を整えるために多
額の費用を要することが予想されるが、それ
に見合う収入が得られるのかその保証はな
い。
1
1
1
本市では、非常災害対策の観点から、国基準
に上乗せして、保育を行う専用の部屋を2階
に設ける場合には耐火建築物で避難上有効な
設備を設けるよう規定しています。
設備基準として条例に規定する内容ではあり
ませんが、沐浴ができる環境の整備は、条例
に定める衛生的な管理の一環として必要であ
ると考えます。
条例では、家庭的保育事業を実施する場所に
火災報知器及び消火器の設置を義務付けてい
ます。
1
条例では、非常災害に対する具体的な計画を
立て、これを踏まえた不断の注意と訓練をす
るように努めなければならないとしており、
非常災害への対応のための備品・備蓄品につ
いても、計画に基づき行うものと考えていま
す。
1
条例では協力員の確保については規定してい
ませんが、事業の実施にあたっては、地域社
会との交流及び連携を図るよう努めなければ
ならないとしており、その中で災害時の応援
についても協力を得られるよう取り組んでい
ただきたいと考えています。
1
条例では、「家庭的保育事業所等の構造設備
は、採光、換気その他の利用乳幼児の保健衛
生及び利用乳幼児に対する危害防止に十分な
考慮を払って設けられなければならない。」
と規定しています。
27年4月の自園調理実施に向けての設備助成
については、現在検討しています。
1
区分
食事の提
供
食事の提
供
食事の提
供
食事の提
供
意見の内容(要旨)
件数
ご意見に対する市の考え方
食事の提供については、国基準同様、自園調
横浜市は保育現場の実際を把握する立場にあ
理を原則としていますが、5年間の経過措置
る市町村の責任として家庭保育における給食
1 を設けています。
実施を見直すよう国に意見すべきである。
また、食事の提供にあたって、アレルギーが
あるお子さまについては、丁寧な対応が必要
「お弁当」を作りたいからこそ、「家庭的保
と考えております。そこで、本市において
育」を選択している保護者もいる。全員が
は、アレルギー対応のマニュアルを作成し、
「給食」とするのではなく、現行の制度を残
1 研修を実施しております。
しつつ、弁当と給食という選択肢が増えるよ
なお、いただいたご意見は、今後の保育施策
うにしてもらいたい。
の参考とさせていただきます。
少人数異年令への給食提供について、年齢に
応じた食事づくりということで調理も大変な
うえ離乳食段階の乳児はアレルギーの有無も
1
分からない。安全な給食提供ができるとは思
えない。
アレルギー対応をどうするのか。安全面での
対応に不安があり事業者、利用者の多くが望
んでいない給食を実施して問題が発生したら
横浜市としてどう対応するのか。
1
食事の提
供
現在給食を実施している自治体の福祉員から
は日々の食材の調達、調理に対する疲弊の声
が多く聞かれ、福祉員の過労やそれが引き金
になっての事故が起きることも考えられる。
1
食事の提
供
現状で精一杯なのに給食を始めるには、さら
に負担が増え精神的にも肉体的にも大変であ
る。
1
資格
補助員はあくまで補助的な存在であり、責任
の重い福祉員に無資格者でもなれるというこ
とに危惧を覚える。
1
資格
家庭的保育者は必要な研修を修了した保育士
又は看護師とする。
1
利用調整
家庭保育など小規模な保育を希望する保護者
の希望を尊重する制度にしてもらいたい。
1
利用調整
家庭保育を第1に希望した場合は優先しても
らわないと困る。
1
保育料
申請、利用調整を市が行なうなら、保育料の
徴収も保育所と同じく市が行なうべきであ
る。
定員
定員設定は利用者にとって有用となるよう、
緩やかな運用のできる制度にしてもらいた
い。家庭的保育ではその年・時期により需要
に合わせて柔軟な受け入れをしており、今後
もできるだけ需要に添った対応ができるよ
う、定員はあくまで原則であってほしい。
原則として、専従の調理員の配置が必要とな
ります。
1
条例に盛り込む内容ではありませんが、本市
要綱では国基準と異なり、保育士、看護師等
の資格を有しない者については、補助者とし
ての1年以上の実務経験と研修の受講を要件
としています。
家庭的保育事業は、法律の規定により、利用
希望者の申請に基づき本市が利用調整を行い
ます。
家庭的保育事業については、利用者との直接
契約となるため、保育料の徴収は事業者が行
うことになります。
利用定員は定めていただきますが、年齢別定
員については柔軟な対応を可能とする方向で
検討しています。
5
区分
契約
その他
その他
意見の内容(要旨)
件数
ご意見に対する市の考え方
新制度では直接契約となるため、問題が生じ
新制度においては、これまでの市の委託事業
た場合、利用者と事業者間で対処することと
から、利用者との直接契約に変わります。な
なり横浜市はその問題の解決において介在し
お、条例に盛り込む内容ではありませんが、
なくてよいことになる。これは利用者、福祉
1 市としての関わりが現行と大幅に変わるもの
員双方からみて非常に不安であるため、横浜
ではありません。
市は現行と変わらぬ対応をすることを明文化
してもらいたい。
全国的に見れば高水準な横浜市の家庭保育福
祉員制度だが、近年は他自治体の整備も進み
横浜市以上の制度内容を誇るところもある。
新制度においては他自治体の手本となるよう
な制度の構築をお願いしたい。
児童福祉法24条について、1項と2項に分け
ることに反対である。利用者、事業者に対し
格差を設けることはあってはならない。2項
の施設・事業にも同等の責任を負うと言うな
らこれを廃止するよう国に働きかけ統一した
扱いにすべき。
引き続き、保育水準の向上が図られるよう努
めてまいります。
1
1
条例に盛り込む内容ではありませんが、いた
だいたご意見は、今後の保育施策の参考とさ
せていただきます。
(3)小規模保育事業
区分
職員
意見の内容(要旨)
件数
ご意見に対する市の考え方
B型について、保育士配置は国同様2分の1
条例では、B型について横浜市での保育の質
としてもらいたい。求人をしても保育士が集
3 を確保するため、横浜保育室の現行基準を踏
まらない。
まえつつ、国基準に上乗せした3分の2以上
の保育士の配置を規定しています。
専門性は、小規模でも同じであるため、保育
2
は全員有資格者で行うべき。
職員
B型について、従事する職員は必要な研修を
修了した保育士又は看護師とする。
職員
職員
設備
配置基準は現行の横浜市認可保育所に合わせ
るべき
手洗い設備について、賃貸物件のため大きな
工事は不可能であるため、現在の設備の中で
調理者と保育児の区別ができるよう決まりを
作って欲しい。
1
1
小規模保育事業の職員配置は、各年齢別の配
置基準の合計数に1名を加えた数としていま
す。
1
衛生的な観点から手洗用設備を乳幼児用と乳
幼児用以外のものをそれぞれ設けるよう規定
しています。
区分
利用調整
利用調整
利用調整
移行
その他
意見の内容(要旨)
件数
ご意見に対する市の考え方
現行の直接契約の家庭的保育事業では、空き
小規模保育事業は認可事業として位置づけら
があればすぐに受入れができるため、緊急を
れることから、利用希望者の申請に基づき本
要する利用者への対応ができる。また、面接
市が利用調整を行います。
を行うことでランクでは拾いきれない事情に
なお、利用申請にあたっては、事前に希望す
1 る施設・事業の見学等を推奨しています。
対応できる。さらに、ランクでなく入所がで
きるので、子どもと過ごす時間を多く持ちな
がら、毎日働こうと考えている利用者の受け
入れができる。
直接契約での保護者との面談は、お子さんを
預かるうえでとても有効である。
1
小規模保育事業に移行した後も、事業所と直
接契約する方法を残してもらいたい。家庭的
保育も認可保育園のミニ版となってしまい、
家庭的保育がこれまで受けてきた、家庭の状
況から判断して必要の度合いの強い方の受け
入れなど柔軟な対応が難しくなることが危惧
される。
横浜保育室同様、家庭的保育事業からの小規
模保育への移行期間を設けてもらいたい。
全国的に保育士が足らない現象が起こってい
る。今回の基準では、保育士の作業時間と責
任感の重さは切実であり、実際にシミュレー
ションをどこかの施設で行って、無理のない
作業量を想定すべきである。
1
1
新制度の施行に伴い、横浜市家庭的保育事業
は「小規模保育」A型、B型、C型のいずれかの
類型へ移行していただく必要があります。
本市においても保育士の養成について取組を
進めています。
1
(4)居宅訪問型保育事業
区分
全般
意見の内容(要旨)
件数
ご意見に対する市の考え方
昨年末の死亡事故等に絡んで、今回新たに収
国基準を原則として規定していますが、いた
載されたものと理解しているが、事故の内容
だいたご意見は事業実施に向けての参考とさ
から推察すると、今回の規定では他の施設に
せていただきます。
1
比べてかなりハードルが低いように感じら
れ、事故等を防げるものか疑問である。
従事する職員は必要な研修を修了した保育士
又は看護師とする。
職員
1
条例に盛り込む内容ではありませんが、居宅
訪問型保育を提供する家庭的保育者の資格要
件は、現行の家庭保育福祉員制度を踏まえ、
今後検討していきます。
3 放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準案
区分
全般
全般
全般
全般
総論
総論
総論
設備
設備
件数
意見の内容(要旨)
ご意見に対する市の考え方
放課後児童健全育成事業の基準条例は、現行
条例では、より良い児童の健全育成が図られ
よりも低い水準のものにならないものにして
るよう、事業者は、最低基準を超えて、常に
2 その設備及び運営を向上させることとしてい
ほしい。
ます。
厚生省省令は全国的に適用される最低限の基
条例には盛り込みませんが、利用する児童の
準であるため、横浜市の基準条例について
保護者の状況や地域の実情等を考慮して、実
は、市独自に抱える多様なニーズを満たす水
2 施するべきものと考えています。
準設定をするなど、地域性を踏まえたものと
してほしい。
運営に際し条例で定められた基準を満たさな
事業が基準に適合しないと認められるに至っ
い事項がある場合、法的拘束力はどのような
た場合は、本市から事業者に対して、基準に
ものとなるのか。
適合するために必要な措置を採るべき旨を命
2 ずることがあります。また、この命令に違反
したときには、事業の制限または停止を命ず
ることもあります。
基準を定める事は重要と考えるが、行政は地
条例案の概要については、「横浜市子ども・
域住民の理解を得る為、地域住民への説明義
子育て会議」において意見聴取した上で、
務がある。
1 「放課後キッズクラブ」、「放課後児童クラ
ブ」を運営する事業者等に向けて説明会を実
施しました。
現場管理や運営管理について、運営者・職
条例では、事業者は地域社会との交流及び連
員・保護者の役割をはっきりさせてほしい。
携を図り、保護者や地域社会に対して運営内
容の説明を適切に行うこととしています。ま
1
た、職員の資質の向上のための研修の機会の
確保などについても事業者の行うこととして
規定しています。
衛生管理・防火管理について、防火管理者・
条例では、他の関係法令は遵守していること
食品衛生管理者等の基準に満たない施設だと
を前提としています。
1
しても、相応の知識は必要である。
運営内容の自己評価、結果の公表について、
どのような目的でどのような方策で実施され
るのか。
1
条例では、最低基準を超えて、常にその設備
及び運営を向上させるため、運営内容につい
て自己評価を行い、その結果を公表するよう
努めるべきとします。
「児童一人あたりおおむね1.65㎡以上」につ
いて、1.65㎡を緩和してほしい。面積基準に
より利用人数が限られ、放課後児童クラブを
必要とする人が利用できなくなる事態は困
る。
条例では、既存の放課後児童クラブについて
は、「児童一人あたりおおむね1.65㎡以上と
する」という面積基準の適用について5年間
10 の経過措置を設けます。なお、その期間中に
基準を満たした運営となるよう支援していき
ます。
条例の定める面積基準及び定員制により、入
所出来ない児童が発生することが予想され
る。その結果、ひとり親家庭や特別な配慮が
必要な子どもなど、本来もっとも保護される
べき児童・家庭に保育の手が届かなくなるこ
とが懸念される。
入所の優先順位は、それぞれの地域の実情な
どを踏まえて、運営主体で決めていただくこ
とになります。考え方については、今後市か
ら示していくことを検討しています。
8
区分
設備
設備
設備
設備
設備
設備
設備
設備
件数
意見の内容(要旨)
ご意見に対する市の考え方
「児童一人あたりおおむね1.65㎡以上」につ
条例では、国基準どおり「児童一人あたりお
いて、面積が狭すぎる。数時間、同じ場所に
おむね1.65㎡以上」とします。国が発出する
1 現行の放課後児童クラブガイドライン(平成
座り続けていれば可能だと思うが、健全な運
営だとは言い難い。
19年10月19日雇児発第1019001号)にも規定さ
れている面積であり、適当なものと考えてい
専用区画を「児童一人あたりおおむね1.65㎡
ます。
以上」とした理由を明確にする事を求める。
1
経緯・理由・そうする事によって何が良くな
るのか説明すべき。
専用区画の面積は、児童一人につきおおむね
1
2.475㎡以上でなければならないとすべき。
専用区画は「遊び及び生活の場としての機
能」と「静養するための機能」は別のもので
あり、それらを備えた区画など本来ありえな
いのではないか。遊びと生活の場の機能 “又
は” 静養の機能のどちらか一方に該当する場
所を専用区画と解釈すべきではないか。
「遊び及び生活の場としての機能ならびに静
養するための機能を備えた区画」という要件
について、現状でこの通りの要件を備えた施
設は少ないと思われ、経過措置が必要であ
る。
「遊び」は「生活」の一部であるため、専用
区画や職員を別にしないと健全育成はできな
い。
「専用区画並びに設備及び備品等はもっぱら
放課後児童健全育成事業の用に供するもので
なければならないこと(児童の支援に支障が
ない場合は、この限りでない)」にある「支
障がない場合」とは、誰がどのような基準で
決めるのか。
「調理設備」について、どの程度のものなの
か規定が書かれておらず、広さを含めどのよ
うなものなのかわからない。また、有資格者
が必要なのかも不明である。
面積など現状クリアしている施設について人
数などで分割する必要はないのではないか。
設備
設備
1
1
1
1
1
設備の基準について、施設の耐震上の基準に
ついて具体的な内容が示されていないが、今
後、規則等で規定することとなるのか。
1つの支援単位につき、常勤の支援員を2名
以上とすることを定めてほしい。
職員
1
条例で定める専用区画とは、「遊び及び生活
の場としての機能」と「静養するための機
能」を備えた区画のことであり、ここでの
「遊び及び生活の場」とは、児童にとって安
心・安全であり、静かに過ごせる場をいうも
のであり、体育館など体を動かす遊びや活動
を行う場ではありません。
なお、この設備基準については国が発出して
いる現行の放課後児童クラブガイドライン
(平成19年10月19日雇児発第1019001号)にも
同様の趣旨が規定されています。
1
例えば放課後子供教室と一体的に事業を行う
場合等に「放課後児童健全育成事業の利用者
の生活の場としての機能が十分担保できる」
という観点で、各事業者において判断するべ
きと考えます。
行政としては、届出内容に基づき、現場への
訪問調査や、事業者からの事故報告、利用者
からの苦情等の状況などから、支援に支障が
ないかどうかを確認します。
条例には明記しませんが、調理設備を設置す
る場合には専用設備であり、安全で衛生が確
保されるべきと考えます。
現在、面積基準を満たしているクラブについ
ては、必ずしも施設を分割する必要はありま
せん。ただし、児童40人を1つの支援単位と
し、単位ごとに職員を複数配置していること
が必要です。
条例では、国基準と同様に、耐震基準につい
ては規定しません。なお、老朽化など耐震上
課題があるクラブが安全な場所へ移転する場
合に補助を実施しています。
条例では、最低基準として、支援の単位ごと
におかなければならない職員数を制定しま
30 す。従事する者の雇用形態までは、今般の条
例で定めることは適切でないと考えていま
す。
区分
職員
職員
件数
意見の内容(要旨)
ご意見に対する市の考え方
「児童の集団の規模をおおむね40人以下とす
条例では、国基準どおりおおむね40人の集団
る」ことについて、40人という基準を緩和し
の規模とします。国が発出する現行の放課後
てほしい。また、長期休業期間など、年度の 10 児童クラブガイドライン(平成19年10月19日
途中でこの人数を上下する事も考えられるの
雇児発第1019001号)にも規定されている人数
で、柔軟な対応をしてほしい。
であり、適当と考えています。また、年度途
中であっても児童数に応じた職員配置を行っ
継続的な運営及び円滑な新基準への移行の観
ていただくことが必要と考えています。
点から、支援単位の児童数についても緩和措
2
置が必要である。
「都道府県知事が行う研修」とはどのような
ものか。また、他の都道府県に移転した際に
は、再度研修を受けなければならないのか。
2
職員
補助員のすべての方が支援員になることが可
能になる、研修機会の確実な確保と基準が明
確にされた方が良いと考えられる。
職員
職員
職員
職員
職員
その他
1
放課後児童クラブ支援員に資格を要するので
あれば、放課後キッズクラブ支援員にも同様
に課すべき。
職員を指導・管理する立場を明確に定めてほ
しい。
補助員にも資格が必要なのか。支援員と補助
員は開所時間中に必ずいなけらばいけないの
か。支援員が病欠の場合、配置基準が守られ
てないと判断をされるのか。
補助員について、「週3日以上勤務する者」等
の定義を設けるべき。
苦情相談窓口について、第3者の相談窓口を行
政に開設してほしい。
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利用定員の定義を明確にしてほしい。
その他
その他
その他
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開所時間は、小学生が生活をする時間のみが
原則として書かれているが、保育前後の打ち
合わせの時間や準備の時間は含まれないの
か。
開所時間について、「その地方における児童
の保護者の労働時間」では、サービスが行き
渡らないと感じる。「地方」ではなく「個
別」に利用希望者の労働時間を把握してサー
ビスを提供しなければ、本当の支援制度では
ないと感じる。
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具体的な内容については国における「放課後
児童クラブの質の向上のための研修企画検討
会」において検討中です。また、全国に適用
される国の基準に基づいて各都道府県におい
て実施される研修であるため、全国共通で通
用するものと想定しています。
現在は補助員であっても、従うべき基準であ
る厚生労働省令第10条第3項の各号に掲げら
れるいずれかの者である要件と、都道府県知
事が実施する研修を修了する要件を満たすこ
とで支援員となります。なお、研修を受講す
る機会については、各事業者が確保するもの
と考えています。
放課後キッズクラブの一部は放課後児童健全
育成事業として実施する事業であり、この基
準が適用されます。
事業所に従事する職員は、事業者により指
導・管理されるものです。
おおむね40人までの1つの集団に対し、1名
以上の支援員を含んだ2名以上の職員配置が
必要です。具体的な運用については別途定め
る予定です。
従事する者の雇用形態については各事業者の
裁量の範囲であると考えており、今般の条例
で定めることは適切でないと考えています。
福祉サービス運営適正化委員会の他に、行政
としての窓口や手続きを明確化していきま
す。
条例に盛り込む内容ではありませんが、具体
的な運用については別途定める予定です。
開所日・開所時間については児童の支援にあ
たる日と時間を定めるものであり、開所に係
る準備・片づけ時間等は含まないものと考え
ています。
条例に盛り込む内容ではありませんが、各事
業所が利用する児童の保護者の状況や地域の
実情等を考慮して定めるべきと考えていま
す。
区分
その他
その他
その他
その他
その他
その他
経過措置
経過措置
件数
意見の内容(要旨)
ご意見に対する市の考え方
市、児童福祉施設、小学校等の関係機関と
事業の質を維持・向上させていく上で、関係
「密接に連携した支援」について、これは具
機関と必要な情報共有等を行うことが欠かせ
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体的に何を意味するのか。
ないと考えています。
事故発生時における責任者は誰になるのか。
また、行政と各放課後児童健全育成事業所の
緊急時等の対応方法について明確にしてほし
い。
子供の所在がはっきりとしていないのは怖
い。出席カードだけでは心配である。
連絡をとるのは、事業者か、職員か。保育・
指導内容についての個別対応は職員の判断で
実施して良いのか。
1単位もしくは複数単位での児童に対する傷害
保険に加入することを義務付けてほしい。ま
た、それには物損に対する特約を付属させ、
地域に対する配慮を行うべき。
放課後キッズクラブについても、定員を設けるべ
き。
既存の放課後児童健全育成事業所について、
専用区画の面積に関する「児童1人につきおお
むね1.65㎡以上でなければならない」という
規定を適用する揚合において、施行日から平
成32年3月31日までの間は、「児童1人につき
おおむね1.65㎡以上であることが望ましい」
こととする。この点は、市独自の経過措置と
して評価すべき点だ。
放課後児童クラブは保護者の持ち回りで運営
しているため、何年にもわたる継続した事業
や計画を持ちにくい。この状況で5年間の猶
予を与えられても無意味である。
経過措置
経過措置以降、放課後児童支援員の資格、設
備の条件を満たしていない場合はどのような
処置を考えているか。
経過措置
既存のクラブに対して、「児童一人あたり
1.65㎡~」については経過措置があるが、そ
れに伴う全てのことに経過措置を、もしくは「
~望ましい」というままにしてほしい。
経過措置
地域的な児童の増加や施設の老朽化などで学
校施設の余裕教室の確保がしづらく、この基
準を満たせない事業所が多くなるものと考え
られ、横浜市は独自に施行後5年間の経過処
置を設けたことによりキッズ化が否応なく加
速されることになる。
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事業者の代表となります。また、具体的な運
用については、別途示していきます。
事業運営においては、保護者との密接な連絡
を取り、児童の状況や支援の内容について十
分な理解と協力を得るよう努めることとしま
す。
保護者との連絡者は職員となることが想定さ
れますが、その管理責任は事業者によるもの
となります。
条例では、賠償すべき事故が発生した場合の
損害賠償に対応することを定めています。そ
の対応として、何らかの保険に加入すること
も想定されますが、保険内容については各事
業者の判断によるものと考えています。
放課後キッズクラブの一部は放課後児童健全
育成事業として実施する事業であり、条例が
適用されるため、定員についても運営規程の
中で定めることとなります。
既存の放課後児童クラブに対しては、基準へ
適合した運営のための支援を行っていきま
す。
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事業が基準に適合しないと認められるに至っ
た場合は、事業者に対して、基準に適合する
ために必要な措置を採るべき旨を命ずること
があります。
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法の改正に伴う対象児童の拡大もあり、現に
放課後児童クラブを利用する児童の居場所が
なくなる事態を避けるため、面積基準につい
ては経過措置を設けることを考えています。
その他の内容については、基準に適合した措
置をとっていただくこととなります。
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今後の放課後児童育成施策の方向性として、
本基準の制定に関わらず、すべての小学校に
おいて、はまっ子ふれあいスクールから放課
後キッズクラブへ転換するとともに、放課後
児童クラブに対して、基準適合への支援を含
む、必要な支援を行っていきます。
4 特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準案
意見の内容(要旨)
件数
ご意見に対する市の考え方
施設・事業の利用について、利用の申請を施
条例に盛り込む内容ではありませんが、今後
設・事業者が断ることができる場合をもっと
国から詳細が示されるものと思われます。
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明確に示すようにしてほしい。
利用者負担に関して、上乗せ徴収や実費徴収
については、上限を設けるなど、保護者の経
済的な格差によって保育内容に差が生じない
ように、子どもの視点にたった運営ができる
ようにしてほしい。
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上乗せ徴収や実費徴収については、あらかじ
め使途、金額、理由について文書による説明
を行わなければならず、上乗せ徴収について
は文書による同意を得ることを規定していま
す。
なお、新制度においては、実費徴収に伴う補
足給付事業が法定化され、その内容について
今後検討していきます。
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