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未来 来を をめ めざ ざせ せ豊 豊か かな な営 営農 農 未 営農情報 第41号 平成24年3月発行 編集発行 東北農政局国営土地改良事業地区 営農推進委員会 編集事務局 農村計画部資源課 〒980-0014 仙台市青葉区本町3丁目3番1号 仙台合同庁舎 TEL(022)263-1111(内線4133) もえび 平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、宮城県亘理地域は作付面積 96ha(農家戸数380戸)の9割を超える89ha(355戸)が被災しました が、生産者の努力と関係機関の支援等が実を結び、平成24年産は14.7ha( 79戸)が営農を再開しました。 収穫作業(山元町) 12 月 1 日 簡易高設栽培 (亘理町) JAみやぎ亘理 仙台いちご販売開始式 仙台市中央卸売市場 11 月 19 日 12 月 1 日 営農情報第41号 1 東日本大震災における被災農地の復興支援 1.宮城県亘理町小山地区で浅層地下水の水質調査を実施 ○亘理町小山地区においてJAが掘削した浅井戸の水質調査依頼への対応 津波浸水域での浅層地下水の塩水化により、いちご農家の栽培園地集団移転先の 津波浸水域での浅層地下水の塩水化により いちご農家の栽培園地集団移転先の ハウス団地での水源として、新たに浅井戸を掘削。浅井戸をいちご栽培に使用するか を判断する際の基礎資料として、浅層地下水の水質等に関する情報提供を行った。 調査経過 ◇JAみやぎ亘理が、新たに掘削した浅井戸の水質調査を農政局に依頼 → 亘理町小山地区いちご栽培用ハウス団地内において調査を実施(深度8mの浅 井戸約20本について、pH、EC(電気伝導度)、全鉄等の水質を分析) ※地下水の用途及び望まれる水質等 ・栽培用として pHが弱酸性~中性であること及び低塩濃度で が弱酸性 中性 ある と及び低塩濃度 あること ・冬季暖房用として 地下水がウォーターカーテンに利用されること から、日射を遮るハウス資機材への酸化鉄付着を 避けるために、低鉄分の水質であること 地下水 配水パイプ うね又はベンチ ウォーターカーテンハウスの構造 ◇調査結果の報告等 ・いちご営農再開に係る用水確保打合せ会議(普及センター、亘理町、山元町、JA みやぎ亘理および地元農家等が出席)にて、各浅井戸の水質分析結果及びいちご栽培 やウォーターカーテンへの適否を報告。その後も同地区での調査の度に関係者に対し て情報提供を行っている。 ・鉄分の多い地点があり、ウォーターカーテン利用時の課題となっている。 位置図 調査地区 (亘理町小山地区) 営農情報第41号 2 2.東北農政局が岩手県陸前高田市で深層地下水調査を実施 調査経緯 ●東北地方太平洋沖地震が発生 →津波の浸水により農地に塩害が生じ、営農に大ダメージ ●陸前高田市が、農業の復興と雇用の確保を図る震災復興計画を策定 →津波被害を受けた同市米崎地区の農地において、水耕栽培による施設園芸団地の建設 を計画 ●水源として、塩水や細菌による汚染が少ないと考えられる深層地下水に着目 ●・当該地域は花崗岩からなる岩盤地帯であり、地下水開発には高度な技術が必要 ・これまで深層地下水の利用実績がなく、同地区には地下水利用のノウハウなし →農政局が、地下水調査(物理探査及び深層地下水観測井設置)の実施 及び地下水利用に関して助言 ●地下水調査の結果 水質良好な深層地下水を毎分160リットル程度揚水可能であることを確認 ○地下水の活用(H24年度) ・地下水の持つ熱エネルギーを利用した植物工場室内 の加温・冷却の実証 ・地下水を媒体とした太陽熱蓄熱等の実証 → 陸前高田市震災復興計画の重点計画に位置づけら れている太陽光利用型植物工場を核とした大規模施 設園芸団地の実現に貢献 ○神奈川県の野菜工場が進出 約1.8haの用地に、温度や湿 度を自動管理して、最大500株 のレタスを生産出来るドーム型 の野菜ハウス8棟及びカット加 工場等を建設予定 ○地下水利用に関する今後の調査等 ・過剰揚水に伴う地下水位の低下及び地下水の枯渇に細心の注意を払う必要 ・揚水に伴い水質が変化する可能性があるため、定期的に水質分析・評価を行う必要 → 陸前高田市 : 水位及び水質を定期的にモニタリング調査を実施 農政局 : 地下水観測井に設置した自記水位計のデータ回収等、現地調査を継続 地下水観測井に設置した自記水位計のデ タ回収等 現地調査を継続 試掘井掘削状況〈ダウンザホール 式により掘削〉 大規模施設園芸団地のイメージ〈陸前高田市復興計画より〉 営農情報第41号 3 農村計画部資源課 新規就農フォーラムを開催 平成24年2月7日(火)に、仙台市において、就農希望者を対象とした青年農業者による事例 報告や意見交換を行う新規就農促進フォーラムを開催しました。 当フォーラムは、管内各県で活躍している青年農業者6名から自らの就農体験や就農に当 たってアドバイスなどの報告をいただくとともに、会場の参加者との意見交換を行いました。 また、当フォーラム終了後は、各県新規就農相談センター、ハローワーク仙台及び農政局によ る就農希望者等との就農相談を行いました。 【青年農業者から実践事例】 氏名(年齢) 事例報告者(新規参 者) 報告概 事例報告者(新規参入者)の報告概要 県・市町村名 ①品目(面積):夏秋いちご(17a) ②就農に至る経緯:県農業大学校を卒業後、県 りんご協会や苗木店に勤務したことで、農業に 魅力を感じ津軽苺出荷組合で約1年間研修し た後に就農 工藤 健(34) 吉田 敦史(38) 鈴木 学(44) 青森県 田舎館村 岩手県 遠野市 宮城県 丸森町 ③就農での苦労:ハウス経営は維持費が初年度 からかかる。初期投資を抑えることで、資金繰り が悪化しないようにした ④経営の特徴:津軽苺出荷組合を経由して、大手テーマパークや県外 の大手洋菓子店へ契約栽培 ⑤就農希望者へのアドバイス:初期投資はかからないようにすること が大事(例:中古の施設(ハウス)の活用、機械の共同利用など) ①品目:きゅうり(10a)、菌床椎茸(5,000株)など ②就農に至る経緯:広告代理店に11年勤務、結婚 を契機に妻の実家の遠野市に帰省した際、農業 に触れ、生産から販売まで手がけられる農業 での起業を決意し、遠野市のきゅうり農家で1 年間研修後に同市で就農 ③就農での苦労:県外からの就農であることから、 農地の確保には苦労した ④経営の特徴:産直向けの野菜栽培や規格外野菜の惣菜加工を行う とともに、23年7月にはカフェレストラン「caféベジトル」をオープン ⑤就農希望者へのアドバイス:栽培作物の特性、耕作面積、収穫量、 資金等を決めた上での農業研修を薦める ①品目:花苗(露地61a、ハウス31a) ②就農に至る経緯:コンサルティング会社等に8年 勤務後、以前からハーブに興味があり、農業に 強い関心を持っていたことから、ハーブ苗等を 生産する農業法人で5年農業に従事した後、 独立し就農 ③就農での苦労:農地を確保前に花苗の出荷 業者と委託契約してしまい、農地の取得に苦労 した ④経営の特徴:契約栽培及び委託栽培の比率(90%以上)が高く、安定 した価格で販売 ⑤就農希望者へのアドバイス:生産技術の習得と流通に関する知識 及び人脈の確保が重要 営農情報第41号 4 氏名(年齢) 事例報告者(親元就農者)の報告概要 県・市町村名 ①品目:水稲(2.3ha)、おうとう(15a)、花き(16a)等 ②就農に至る経緯:県試験場で花き栽培を学び、 花の美しさに魅せられたことにより 実家で就農 花の美しさに魅せられたことにより、実家で就農 鈴木 和幸(32) 秋田県 横手市 ③就農での苦労:両親が栽培していない花きを 選択したことによる花き栽培技術の習得 ④経営の特徴:就農と同時に家族経営協定を締結し、花き部門を担当 ⑤就農希望者へのアドバイス:人と人との繋がりを早く作り、栽培技術 や品種改良等 情報交換を行 農業経営に役立 る や品種改良等の情報交換を行い農業経営に役立てる 森谷 安兵衛(28) 山形県 高畠町 ①品目:水稲(2ha)、ぶどう(90a)、おうとう(30a)、 すもも(20a) ②就農に至る経緯:実家の農業を身近に感じ、県 農業大学校での先進農家の研修により、農業 への意欲がわき、実家で就農 ③就農での苦労 両親が栽培していない おうと ③就農での苦労:両親が栽培していない、おうと う、すももを選択したことによる栽培技術の習得 ④経営の特徴:秋に収穫する水稲及びぶどうの他に、夏に収穫する おうとう及びすももの経営を拡大して、所得の向上を実現 ⑤就農希望者へのアドバイス:第一に栽培技術を習得すること、販売 は、産直などで消費者へPRし販路を開拓 菊池 一裕(30) 福島県 塙町 ①品目:畜産(和牛繁殖12頭)、山うど(1.7ha)、 ①品目 畜産(和牛繁殖12頭) 山うど(1 7h ) 牧草(5ha) ②就農に至る経緯:高校卒業後、アメリカに3年間 留学し、帰国後、飲食店に勤めた際に、「食」 「いのち」に関わる仕事に魅力を感じ、実家で 就農 ③就農での苦労:経営の柱となる繁殖牛の牛舎の 老朽化に伴う改築のための設備投資 ④経営の特徴:牛舎の改築により、繁殖牛を2頭から12頭に増やし 経営を拡大。また、販売は県内の若手農業者の直売グループ 「やっぺ会」を立ち上げ、東京方面への販路拡大 ⑤就農希望者へのアドバイス:農地の確保が一番大事。就農後は若 手農家同士のネットワークや組織を活用し、仲間づくりを薦める 参考情報 新規就農フォーラムの開催概要は、東北農政局ホームページ でもご覧になれます。 〈 http://www.maff.go.jp/tohoku/keiei/syunou_forum/index.html へ〉 - お問い合わせ先 - 経営・事業支援部経営支援課 代表:022-263-1111〈内線4436〉 営農情報第41号 5 6次産業化関連情報 東北における女性農業者の活動は、起業活動は全国の4 分の1を占めるなど活発化しており、農業の6次産業化の 牽引役として益々活躍が期待されております。 農政局は、地域農業の活性化や6次産業化などに取り組 む女性の支援を行っています。 魅力ある農林水産業づくりや6次産業化の推進には、地域でいきいきと 活躍している女性たちの斬新なアイデアや自由な発想が不可欠です。 女性の力で、新たな地域づくりをめざします。 Ⅰ.6次産業化等を進める事業を優先的にご利用いただけます チャレンジする女性起業家等に優先的にご利用いただける女性起業家枠を 創設し、新商品開発や施設整備を支援します。 Ⅱ.地域のプランに女性の視点や声を反映させましょう 「人・農地プラン」を作成する際に 「人 農地プラン」を作成する際に、原案の検討 原案の検討・作成に当たって 作成に当たって、一定 定 割合以上の女性に参画していただき、女性の声の届く地域づくりを進めます。 Ⅲ.地域で活躍する女性経営者のネットワークづくりを支援します 女性経営者相互、業種を超えた企業経営者等との交流機会づくり、情報交 換、ネットワーク形成などを支援します。 営農情報第41号 6 Ⅰ.6次産業化等を進める事業を優先的にご利用いただけます 新商品の開発や販路の拡大に取り組みたい [6次産業総合推進事業] ○ 女性農業者が、新商品やパッケージの開発、販路の開拓などに取 り組まれる場合 経費 1/2を補助します り組まれる場合、経費の1/2を補助します。 (六次産業化法の認定を受けている場合は、補助率が2/3にアップ!) 農産物の加工施設や販売施設などを建設したい [6次産業化推進整備事業] ○ 六次産業化法の認定を受けた農林漁業団体が、農産物をジュース に加工したり販売する施設などを整備される場合 取得価格の1/ に加工したり販売する施設などを整備される場合、取得価格の1/ 2を補助します。 農産物の生産や加工、販売などに必要な機械を購入したい [経営体育成支援事業] ○ 女性農業者が、融資を受けて、業務用オーブンや大型冷蔵庫など を導入される場合、取得価格の3/10を補助します。 ○ 女性新規就農者や条件不利地域の女性農業者グル 女性新規就農者や条件不利地域の女性農業者グループの場合には、 プの場合には、 取得価格の1/2を補助します。※今年度の要望調査は終了しております Ⅱ.地域のプランに女性の声や意見を反映させましょう ○ 各市町村の人・農地プランづくりに、必ず女性が(概ね3割以上) 加わるよう、ルールを定めました。 仲間と積極的に参画し 地域づくりに女性の視点や声をし かり 仲間と積極的に参画し、地域づくりに女性の視点や声をしっかり と反映させましょう! 女性は概ね3割以上! [戸別所得補償経営安定推進事業] Ⅲ . 地域で活躍する女性経営者のネットワークづくりを支援します 法 の 認 定 を 受 け る に は ! ○ 女性経営者のステップアップに役立つ、ワークショップ等の開催 やネットワークづくりを支援します。 都道府県での取組 各都道府県内数カ所で、女性農業者を中心に、異業種・民間企業 経営者等を交えたワークショップ、交流会、勉強会を開催(※) 情報交換 情報交換、ネットワーク・人脈づくり ネ トワ ク 人脈づくり 事業化の可能性が 拡大 悩みや課題の解決 ※ 都道府県単位の協議会などが、国の補助を受けて開催します。 六次産業化法の事業 計画の次回認定は、平 成24年5月末頃を予定 しています(認定申請は 3月末頃を予定)。 詳しくは、東北農政局 事業戦略課(022-22 1-6146(直))まで照 会願います。 全国レベルでの情報交換により 全国レベルでの情報交換により、 女性経営者のネットワークを全国に広げます [女性経営者発展支援事業] ※今年度の応募は終了しております 《お問い合わせ先》 東北農政局経営・事業支援部経営支援課(022-221-6217【直通】) 資料:経営・事業支援部経営支援課 営農情報第41号 7 農商工等連携促進法に基づく農商工等連携事業計画の認定 1 米どころ宮城・大崎の米と熊本・人吉「球磨焼酎」の土甕製法でつくる本格米焼酎 の開発・販売(国営かんがい排水事業・江合川地区) 連携体 農林漁業者 JAみどりの(農業協同組合) サポート機関等 中小企業者 深野酒造株式会社(蒸留酒製造業) 大崎市、特定非営利活動法人未来産業創造おおさき、(独)中小企業基盤整備機構東北支部 JAみどりの米乾燥・調整・貯蔵施設 連携の経緯 米を活用した加工品開発により米の消費拡大を図るJAみどりのと、 従来の米焼酎とは路線を変えた焼酎の開発に取り組む深野酒造 (株)が、地域を越えたサポート機関の橋渡しによってそれぞれの経 営課題を共有し、その解決のために連携した取組を展開。 連携に当たっての課題や工夫等 “宮城の特別栽培米”と“熊本球磨焼酎の製造技術”による新ブラン ドを展開。これまでの米焼酎にはないコクや香りが深くまろやかな焼 酎と、新酵母を使った香りや味わいが吟醸酒に近いフルーティな焼 酎を開発。 大崎地域では、平成22年にNPO法人未来産業創造おおさきが農 商工連携支援事業計画の認定を受けて活動を推進。今後も引き続 き支援が行われる き支援が行われる。 連携による効果 農林漁業者 大崎市の環境保全型農業 の取組み(水路整備) 深野酒造(醸造用土甕) 5年で2,150万円の売上高増加、地域の米を使った新商品 2 安全性に配慮した飼料で育てた「純国産鶏」を使った新たなスナック感覚の 中小企業者 5年で2,090万円の売上高増加、米焼酎に無かった新しい味わいの焼酎 鶏肉加工食品の開発と販路開拓 連携体 農林漁業者 出羽の郷しあわせファーム株式会社 (養鶏業) 連携参加者 奥山鶏肉店(その他の畜産 食料品製造業) 中小企業者 サポート機関等 有限会社半澤鶏卵(その他農畜産・水産物産卸売業) 斉加商店(肉加工品製造業) (財)山形県企業振興公社 (独)中小企業基盤整備機構東北支部 連携の経緯 (有)半澤鶏卵と出羽の郷しあわせファーム(株)で、年間1万羽に 有 鶏 郷 あ 株 及ぶ採卵を終えた親鶏の肉の有効活用を模索し、優れた成形技術 や軟化加工技術を持つ斉加商店に相談したところ、新商品開発に 興味を持った斉加商店が協力を快諾し、共に連携して事業を推進。 連携に当たっての課題や工夫等 (有)半澤鶏卵が開発・販売している燻製卵は、多くのメディアに取 り上げられヒット商品となっており、本事業でも、この企画・販売力を 十分活用して販路拡大を目指していく 十分活用して販路拡大を目指していく。 また、斉加商店は、経営規模は小さいものの、体制強化を図り、さ らには自社が持つ加工ネットワークを活用して事業を展開する。 連携による効果 代表 代表企業等の連絡先 業等 連絡先 編集 後記 出羽の郷 しあわせファーム 純国産鶏「さくら」 (鶏舎) 試作開発品 農林漁業者 3年で500万円の売上高増加、採卵後の親鶏の有効活用 中小企業者 3年で2,195万円(半澤鶏卵)及び1,400万円(斉加商店)の売上高増加、 高付加価値商品 企業名:みどりの農業協同組合 宮城県大崎市田尻沼部字富岡174番地(※ 宮城県大崎市田尻沼部字富岡 番地(※ 震災の影響で左記に移転中) Tel : 0229-87-3301 E-mail : [email protected] Fax : 0229-87-3401 HP : http://www.ja-midorino.or.jp/ 企業名:有限会社半澤鶏卵 所在地 : 山形県天童市大字高擶北2050 Tel : 023-655-2556 E-mail : [email protected] Fax : 023-655-3723 HP: http://www.sumotti.com 資料:経営・事業支援部事業戦略課 【表紙】 いちごの出荷が再開された11月19日、仙台市中央卸売市場ではセレモニーが開催されました。出荷さ れたのは亘理・山元両町で生産された「とちおとめ」約90キロ。昨年同期(約2,400キロ)より激減しました が、関係者の強い意気込みと支援の輪が今後の復興につながっていきます(写真提供:園芸特産課)。 「もえび」へのご意見等お待ちしております。また、「もえび」は東北農政局ホームページでもご覧になれます。 http://www.maff.go.jp/tohoku/nouson/sigenka/moebi/index.html 営農情報第41号 8