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種鶏改良(1)種鶏改良 [PDFファイル/17KB]
事 業 名 予 算 区 分 事 業 期 間 事 業 目 的 種 鶏 改 良 県 単 (6,650千円) 継 (平成元年 担 続 ∼ 当 環境家畜部 中小家畜科 協 力 関 係 おかやま地どりの母系原種鶏である卵肉兼用種(ロードアイランドレッド種、横斑プリマスロック 種)の改良を進める。これにより、コマーシャル鶏であるおかやま地どりの性能を向 上させるとともに、おかやま地どりの飼育農家へ素雛供給を行う。 事業1 卵肉兼用種の改良 (時 期) 4月∼3月 〈事業の内容〉 おかやま地どりの母系原種鶏であるロードアイランドレッド種及び横斑プリマスロック種につい て、肉質及び卵質等の生産能力の向上を図るための選抜・改良を行う。 1 改良を行う鶏種と羽数(H21) 鶏 種 ロードアイランドレッド種(SR) 横斑プリマスロック種(BP) 計 2 飼育期間 雄 50 50 100 雌 225 225 450 (単位:羽) 用 途 おかやま地どり母系原種鶏 おかやま地どり母系原種鶏 平成21年6月11日(餌付け)∼平成22年10月4日(480日齢) 3 調査 (1)調査項目 ア 49日齢体重及び同日齢の腹腔内脂肪量(近赤外分光法により推定) イ 120日齢体重 ウ 120日齢∼480日齢の産卵率 エ 300日齢体重 オ 300日齢卵質(卵重、卵殻強度、卵殻厚) (2)選抜項目(雌雄により異なる) ア 体重 イ 産卵率 ウ 腹腔内脂肪量(近赤外分光法による低腹腔内脂肪推定値を利用) 4 選抜方法 平成20年度から、より迅速に選抜を行うため独立淘汰水準法を用いているが、21年度も 引き続き本法により実施する。 (1)雄 初生雛100羽を餌付け、120日齢時の体重により1/2選抜し、300日齢時の体重により1/2を 選抜する。 (2)雌 初生雛225羽を餌付けし、49日齢の腹腔内脂肪量、120日齢の体重、300日齢の産卵率により 選抜する。 5 おかやま地どり発育調査 (1)種鶏により生産されるコマーシャル鶏の性能を調査する。 (2)新たな交配による地鶏候補鶏の性能を調査する。 事業2 おかやま地どり素雛供給事業 (時 期) 4月∼3月 〈事業の内容〉 おかやま地どりの普及啓発と地域に根ざした養鶏業の活性化を図るため、同雛を譲渡する。 - 1 - 1 譲渡する鶏種 おかやま地どりを譲渡する。ただし、種卵は譲渡しないこととする。 2 譲渡計画 単位:羽または個 種 類 おかやま地どり(初生雛) 時 期 約3週間毎(17回/年) 年間譲渡数 30,000 前年度までの成果 1 原種鶏120日齢生体重比較 鶏 種 ロードアイランドレッド 横斑プリマスロック 2 H16 2698 2818 (♂) H17 H18 H19 2087 2690 2600 2131 2721 2701 H20 2727 2842 H16 1863 2051 H17 1969 2169 単位:g (♀) H18 H19 H20 2086 2090 2077 2236 2398 2251 原種鶏300日齢産卵率 単位:% 鶏 種 H16 H17 H18 ロードアイランドレッド 72.0 78.0 68.4 横斑プリマスロック 68.1 73.0 63.3 ※H20の成績は、21年4月に出る予定。 3 H19 68.1 61.8 発育速度の伸び率(%) ロードアイランドレッド(♂) (♀) 横斑プリマスロック (♂) (♀) 改良前∼指数 16.1 4.3 12.7 3.9 指数∼独立 4.2 7.4 3.2 14.6 4 腹腔内脂肪量と産卵開始日齢の改善 選抜形質の追加により集団の能力が改善するとともに、50%産卵到達日齢が改善した。 5 おかやま地どりへの効果 おかやま地どりの出荷日齢が平成19年から20年にかけて3.3日短縮し、精肉量が42.4g 増加した。 調査数 日齢 精肉量 H19 4,109 102.3 1042.1 H20 2,899 99.0 1084.5 6 平成20年度雛、種卵等の譲渡実績(H21.2.20現在) 家禽の種類 おかやま地どり 卵肉兼用種(合計) 卵肉兼用種内訳 ロードアイランドレッド 横斑プリマスロック 烏骨鶏 雛(羽) 24,275 932 (♂) 19 96 14 種 (♀) 412 283 108 ※廃鶏出荷を除く。 卵(個) − 57 種卵 52 5 年度スケジュール 4月 ↑ 300日体重測定 ♂♀選抜 7月 10月 ↑ 種鶏餌付け 6/11 ↑ 120日体重測定 産卵率調査開始 ♂選抜 おかやま地どり素雛供給 - 2 - 1月 4月