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タムラファーム(株)の りんご生産における取組

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タムラファーム(株)の りんご生産における取組
タムラファーム(株)の
りんご生産における取組
平成27年7月23日
タムラファーム株式会社 代表取締役
田村昌司
本日の内容
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企業概要・代表者プロフィール
りんご栽培のきっかけと沿革
タムラファームの取組
工夫した点、苦労した点
タムラファームの将来展望
タムラファーム(株)の企業概要
名
称
タムラファーム株式会社
代
表
者
代表取締役
所
在
地
青森県弘前市
従
業
員
約20名(パ−ト含む)
売
上
金
9,981万円(平成27年3月末)
業
1989年(平成元年)4月
創
田村
昌司
主 な 業 務
りんごの生産販売、及び、りんご加工食品の製造販売
経 営 規 模
りんご栽培農場12ha
売上構成比率
生食りんご
75%
アップルパイ他加工食品
15%
シードル
10%
りんご生産量240トン
田村昌司のプロフィール
1958年4月
弘前市郊外 東目屋地区(世界自然遺産「白神山地」の入口)で出生
(満57歳)
父は農家(りんご、米)の9人兄弟の末っ子
母は「よろず屋」(酒、食料、雑貨まで販売、コンビニの前身)
の長女
父と母は、結婚後「よろず屋」商店の経営を任された。
新聞販売店、生命保険の代理店など商売の手を広げた。
運送業を立ち上げ、中学校入学と同時に弘前市内に移る。
商売感覚、進取の気性が養われた!?
1981年3月
明治学院大学法学部法律学科卒業
環境に変化に対する順応力が養われた!?
1981年4月
地方卸売市場
弘果・弘前中央青果株式会社
入社
りんご栽培のきっかけ
1981年4月
弘果・弘前中央青果(株)に入社
りんごジュース他りんご加工食品の開発販売を担当。
大手冷菓業とアップルシャーベットの共同開発も経験。
全国各地のスーパー、食品卸し等にセールス。
一般・チルド食品の物流、商慣習、セールス技術を学ぶ。
新商品の開発・販売をデザインから販売まで一貫した流れを学ぶ。
りんご栽培のきっかけは・・・?
これがきっかけとなり、自らおいしいりんごを生産から販売までし
たくなり、周囲の反対を押し切って退社を決意。若気の至り!?
タムラファームの企業沿革1
1989年4月
同社を退社し、りんご園3ha購入、タムラファームを興す。
3ha栽培
1991年
9月28日、台風19号により自社りんご90%落果被害
これにより、自社りんごジュースの委託加工並びに販売開始
りんご生産者を救えとの、全国の皆様方からのご支援に助けられた。
1992年秋
4ha栽培
りんごをスーパーへ直送納品(市場外流通)を開始
ブランドイメージのマークをデザイン
タムラファーム産で差別化した販売
外箱、袋詰め、パック詰めに使用
りんごジュースにも使用
2000年秋
下級品りんごにこだわりをつけ、「理由(わけ)あり」としてやや有利販売
5ha栽培
2008年
降雹に甚大なる被害を受ける。
6ha栽培 軽微な被害果は「理由ありりんご」、その他りんごジュースにして販売
2010年夏
倉庫の一部をアップルパイ工房(30平米)に改築、試作を開始。
タムラファームの企業沿革2
2011年8月
自社農園の紅玉りんごを加工し、ジャムとアップルパイの製造販売を開始
8ha栽培
2012年7月
10ha栽培
ネット販売(47club)を開始
ネットショップで販売促進。希少価値のある「紅玉」りんごの生産からアッ
プルパイ製造まで手掛け、通年で生果を使用。美味しいと評判になり、マス
コミにも取り上げられる。
2013年3月
5月
6月
11ha栽培
2014年秋
12ha栽培
2015年2月
シードルを京都「丹波ワイン」に4000ℓ分醸造委託。
小売、通信、自己商標卸しの酒販免許取得、販売開始。
タムラファーム株式会社設立。
りんご加工醸造所を新設。自社工場にてりんご加工品製造開始。
自社製シードル第一弾を新発売。
タムラファーム りんご生産の取組
『健康は良い食品から
愛をりんごにこめました』
• 自家製有機質肥料の使用
ミネラルが多く含まれる魚粕、骨粉等をふんだんに使用した天然ミネ
ラル豊富な肥料を利用
・ ぜいたくなまでの採光空間
タムラファーム りんご加工品の取組
『すべての物語は美味しいりんご作りから』
• アップルパイ
• 熟した真っ赤な紅玉を通年で使用。
• りんごそのものの美味しさを最大限に引き出
すように試行錯誤
• 手作りの味わいを重視して、1日での出荷量
を限定
• シードル
• 日本人の繊細なテイストに合う「和」のシー
ドルにこだわり開発。
• 甘さ、香り、酸味のバランスが美味しさの要
と考え、複数品種のりんごをブレンド
これまで苦労した点、工夫した点
苦労した点
りんご栽培はもっともリスキーな農産物
天候被害を一年中受ける可能性があり、常に天候を意識。
台風の落果被害、霜害、ヒョウ害、雪害すべて最大級の被害を経験。
また、被害が無く、豊作の年は価格が安値となる。
ピンチの裏にはチャンスがある。さまざまの経験により逆境に強くなる。
工夫した点
リスク回避のため、園地の分散、防風ネット、防霜ファンの設置など。
常に、再生産できる体制(有利販売・付加価値販売)を考えていた。
被害果は「理由あり」と販売、りんごジュースにして販売。
さらに、高付加価値を目指すと、アップルパイ、シードルになった。
タムラファームの将来展望
美味しいりんご作りを安定生産するため
に、りんご加工品の製造販売を充実さ
せる。それを達成できた時に農園の規
模拡大を図りたい。
後継者、労働力不足により、近い将来りん
ご栽培が縮小する可能性がある。
そうならない為に、タムラファームが一助に
なれればと考えている。
ご清聴ありがとうございました。
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