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食物調理2級の申し合わせ事項(平成21年度)
熊本県における確認事項 №1 食物調理2級の申し合わせ事項(平成21年度) 平成21年度 1 指 導 要 項 ( p.3 5 ∼ 3 9 ) を よ く 読 み 、 次 の 点 を 補 足 す る 。 献立表について ① 献 立 表 の 記 入 は 、 食 品 群 の 間 違 い が あ れ ば 、 1 つ で も − 3 点 。( 食 品 群 の 分 別 や 使 え る食品については、受験の手引き参照)小さな間違いは2ヶ所まで許容するが、3ヶ 所あれば−3点。1項目の不備は−3、2項目以上は−5 ② 使 わ な い 食 品 群 は 、【 乳 ・ 乳 製 品 】,【 豆 ・ 豆 製 品 】,【 砂 糖 】,【 油 脂 】 の 中 で 2 ヶ 所 ま で と す る 。 弁 当 で は 、 卵 25g・ 果 物 30g は 必 ず 使 う 。 ③ 指 定 材 料 の 使 い 方 は 、 例 え ば 「 肉 5 0 g 」 は 1 つ の 料 理 に ま と め て 使 用 し 、「 に ん じ ん25g」は2つの料理に分けて使用してもよい。また、料理によっては規定の分量 以上になってもよい。 ④魚介肉類の指定材料は、前菜・主菜・副菜のどれに使用してもよいが、日常食の蛋白 質源でもあるので、主菜に使用するのが望ましい。 ⑤指定調理が魚の場合、生・冷凍ともに、切り身に味が付いたものや魚の一夜干し、み りん干しなどは使用できない。エビやイカ、たこ、かに、貝類も使用できない。3枚 おろしや、あらは使用できる。ただ1匹の魚の場合鱗や内臓を取るのは事前作業で良 いが3枚おろしは時間内で行う。 ⑥香川案では、野菜を300gとし、1/3以上を緑黄色野菜でとることが望ましいと あるが、献立表では緑黄色野菜と淡色野菜を区別して記入させる。 ⑦ 果 物 は 生 が 望 ま し い が 、 缶 詰 を 使 用 し て も よ い 。【 レ モ ン 】 は 、「 果 汁 と し て 多 く 使 用 す る 場 合 」,「 く し 型 や 輪 切 り に し て 料 理 に 添 え 、 果 汁 を 少 量 使 用 す る 場 合 」 の ど ちらにおいても、レモンとして使用する分量を【果物】の欄に記入する。 ⑧ 【 シ ー チ キ ン ( ノ ン オ イ ル も 含 む )】 な ど 味 が つ い て い て 、 調 理 し な く て も お い し く 食 べ ら れ る 素 材 は 使 用 を 認 め な い 。( 魚 の 水 煮 は 使 用 可 ) ⑨【獣鳥肉類】には、燻製にしてある肉は含まれない。肉の使用部位は名称を書いた方 が望ましい。 ⑩ 【 き な こ 】 は 、【 豆 製 品 】 に 含 ま れ る 。 ⑪ 食 材 と し て 、【 タ バ ス コ 】、【 ワ イ ン 】、【 洋 が ら し 】、【 レ バ ー 】 は 、 使 用 可 で あ る が 、 【 冷 凍 か ぼ ち ゃ な ど の 野 菜 の 冷 凍 素 材 品 】,【 冷 凍 枝 豆 】,【 ミ ッ ク ス ベ ジ タ ブ ル 】,【 き く ら げ 】, 【 め ん た い 】, 【 だ し 材 料 以 外 の 煮 干 し 】, 【 チ リ ソ ー ス 】, 【 ト ウ バ ン ジ ャ ン 】, 【 ド ミ グ ラ ス ソ ー ス 】,【 オ イ ス タ ー ソ ー ス 】,【 焼 肉 の た れ 】,【 食 紅 】,【 金 箔 】,【 コ ー ン フ レ ー ク 】,【 生 春 巻 】,【 オ イ ル サ ー デ ィ ン 】は 、使 用 で き な い 。【 ベ ビ ー リ ー フ 】 は総称なので、材料名を記入する。 ⑬ 【 み ょ う が 】【 梅 肉 】 な ど ご く 少 量 ( 1 g 未 満 ) で あ れ ば 拡 大 解 釈 し て 認 め 、【 香 辛 料】として記入する。 ⑭ 【 一 味 唐 辛 子 】【 七 味 唐 辛 子 】【 カ レ ー パ ウ ダ ー 】【 に ん に く 】 は 、【 香 辛 料 】 と し て 使用してよい。 ⑮生のハーブは使用できない。 №2 ⑯ 常 備 菜 は 時 間 内 で 調 理 不 能 な 漬 物 , つ く だ 煮 , で ん ぶ , 煮 豆 の み と す る (【 梅 干 し 】 は 不 可 )。 な お 、 評 価 は 既 成 品 な の で そ の 選 び 方 を 『 食 品 の 取 り 扱 い 方 』 に 準 じ て 評 価し、味などは評価しない。煮豆は豆類に分類し、砂糖の量も記入する。 (例:煮豆 金時豆30 砂糖8 常備菜) ⑰備考欄には、常備菜,揚げ油,干ししいたけ・塩わかめ・干しわかめ,食品の特別な 切 り 方 ( う さ ぎ り ん ご 、 木 の 葉 切 り な ど ), 特 殊 調 理 器 具 ( 一 般 に 調 理 台 に 入 っ て い な い も の ), ア ル ミ カ ッ プ , ハ ラ ン , 携 帯 容 器 , 植 物 の 葉 な ど 食 べ れ な い 添 え 物 な ど を記入する。 ⑱ 【 は ら ん 】【 弁 当 用 カ ッ プ 】 な ど 使 い す ぎ は 、 減 点 す る こ と も あ る 。( 2 つ 程 度 ) 2 準備・材料 ①海藻類は、事前に水に戻しておいてよい。 ∼カットわかめは使用不可 ②材料は洗っておいてよいが、皮やりんごの芯などは取り除かない。また、にんじんを スティックに切ったり、さやいんげんの端を切ったりするなど、調理となることを準 備としてしてはならない。 ③ 調 理 器 具 と し て 、ミ キ サ ー ,オ ー ブ ン ,巻 き す ,タ イ マ ー は 使 用 可 と す る が 、圧 力 鍋 , 電子レンジ,スピードカッターは、使用できない。 ④熱源は、ハイカロリーとローカロリーで、条件が違ったりしないこと。 3 評価 ①受験者の努力やどれくらい手を加えているかなども考慮して、種類を多くしたために 減点が多くなるということがないように配慮する。 ②巻き物料理は2つまで可、似すぎていたら減点する。 ③薄味でも、ソースなどがついていれば可。 ④日常食調理であるので、無駄な使い方をしない。 ∼ 三角コーナーの点検 ⑤ 卵 の 余 り な ど は 、 別 器 で 提 出 さ せ る 。 提 出 が な い 場 合 は 、『 態 度 』 で 減 点 ( − 3 )。 ⑥弁当献立に不適当な調理、例えば【白あえ】などは減点する。 ⑦弁当献立では、ハムやかまぼこは加熱して使用することが望ましいが、加熱しなくて も減点はしない。 ⑧ 弁 当 の 盛 り つ け は 、 ふ た が で き る こ と を 原 則 と す る 。 男 子 の 弁 当 箱 は 、 600ml に 近 い ものを使用する。 ⑨弁当完成品を他校へ持参しての評価は認めない。 № 3 食物調理1級の申し合わせ事項(平成21年度) 平成21年度 指 導 要 項 ( p.4 0 ∼ 4 3 ) を よ く 読 み 、 次 の 点 を 補 足 す る 。 ①2級に準ずる審査を行う。 ②1つの調理で関連性がある場合は、重ねて減点しない。 (例:加熱し過ぎで色も悪くなった場合は、1項目で減点) ③指定調理の材料は、前菜・主菜・副菜のいづれかに使用する。 ④かつらむきの測り方 … 切った長さの短い方を測る。 ⑤「大根のかつらむきを使った調理」が指定調理の場合には、1 g 以上は使用する。 ⑥茶わん蒸し … 蒸し器でも無水鍋でもよい。汁物・蒸し物どちらでもよい。 ⑦茶わん蒸しの生しいたけによる変色は減点しない。 ⑧付け合せの「粉ふきいも」や「にんじんのグラッセ」は、それぞれ1品として採点す る。 ⑨ホワイトソースは、なめらかな(糊化した)状態になったところで提出。 ⑩ ホ ワ イ ト ソ ー ス の 大 さ じ 1 の 提 出 が な い 場 合 は 、評 価 で き な い( − 4 )、態 度( − 4 ) の(−8)減点。 ⑪ 「 オ レ ン ジ バ バ ロ ア 」,「 2 色 ゼ リ ー 」,「 カ ス タ ー ド プ デ ィ ン グ 」 は で き あ が っ た も の を 全 部 提 出 し な い 場 合 は 、 失 格 と す る 。( 献 立 記 入 の 際 の 計 算 は 1 個 分 ) ⑫「2色ゼリー」や「カスタードプディング」の香料は自由となっているが、全然使わ ない場合は(−1)減点。 ⑬ねじ梅の花びらの斜め切りは、半分または全部のどちらでもよい。 ⑭ねじ梅の提出するもの以外は、型抜きを利用して作ってもよい。 ⑮カスタードプディングのカラメルソースが加熱のしすぎで苦くなったものに、卵液を 加 え た た め 味 が 苦 く な っ た 場 合 は 、『 カ ラ メ ル の で き ば え の 色 』 や 『 プ デ ィ ン グ の 調 味』で減点する。 ⑯カスタードプディングで『凝固していない』とは、容器から取り出したときに形が保 てない状態のことで、失格となる。 ⑰ カ ス タ ー ド プ デ ィ ン グ に 使 用 す る 砂 糖 の 分 量 は 一 人 分 21 g で 、食 品 群 別 摂 取 量 の【 砂 糖】のめやすを超える。献立作成において、砂糖の摂取量についてはめやすにこだわ らずに使用してよい。ただし、あまり摂りすぎないようにする。 ⑱ 【 魚 の す り 身 】 は 、【 魚 介 ・ 肉 】 の 欄 に 『 魚 の 名 称 』 を 、【 備 考 】 欄 に 『 す り 身 』 と記入する。 ⑲ 食 材 と し て 【 ア ン チ ョ ビ 】,【 コ チ ジ ャ ン 】,【 メ イ プ ル シ ロ ッ プ 】,【 オ イ ル サ ー デ ィ ン 】,【 う ま み 調 味 料 の 入 っ た 香 辛 料 】 は 、 使 用 で き な い 。 ⑳前日からの魚の漬け込み(西京焼きなど)はできない。 21 事 前 に ク ル ト ン を 揚 げ た り 、 香 草 な ど を す っ て お い て は い け な い 。 ○ 22 生 ク リ ー ム は 、 乳 脂 肪 18.0 % 以 上 の も の を 使 用 す る 。 ○ 【1,2級の両方での注意点】 *献立作成や調理において、指導者が指導していなかったり誤っ たことを指導しても結果的には減点となる。手引きや指導要項 で事前指導を徹する。 *事前準備や片づけ等の点検を検定委員で行う。事前準備のしす ぎ は 減 点 す る 。( 切 り す ぎ は 、 や り 直 し を さ せ る 。) *検定中の受検者の番号が分かりづらいので、検定受験者の肩と 調理台に番号をつけて下さい。 (番号が分かるようにお願いします) *固形スープの素は、スープストック(液体)として準備する。