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次期機上電波測定装置の試験評価について
2 7 年 8 月 防 衛 省 次期機上電波測定装置の試験評価について 1 防衛省は、現有の電波情報収集機YS-11の後継機として、次期輸送機 C-2に次期機上電波測定装置を搭載した次期電波情報収集機を開発中。 2 平成30年3月から約1年の間、航空自衛隊入間基地において、次期電波 情報収集機を用いた飛行試験を含む次期機上電波測定装置の試験評価を行な う予定であり、28年度概算要求においては、試験評価を行うための施設整 備費(次期電波情報収集機・搭載機材の整備や取得したデータの解析評価を 実施する建物3棟)等を計上。 次期機上電波測定装置が搭載される次期電波情報収集機の概要 機外に各種受信アンテナを収納す るためのアンテナドームを設置 機内には、受信する電波情報の 記録・分析のための機材を搭載 (機内イメージ) 16 17 18 19 20 21 22 次期機上電波測定装置の設計及び製造 23 24 25 26 27 28 29 30 31 装置搭載のための機体改修 ▽完成、受領 試験評価(入間基地) (注) 線表については、現時点における見通し 試験評価関連施設整備 整備予定の試験評価関連施設 ○ 電測隊局舎 取得データの解析評価に使用。 ○ 整備格納庫 装置搭載機を格納して整備に使用。 ○ 電子整備場 装置搭載機の通信電子器材の整備 に使用。 機上電波測定装置の概要 現有機上電波測定装置 ・現有の電波情報収集機に搭載 ・我が国周辺の電波に係る情報収集 ・搭載母機:YS-11 ・平成4年運用開始 次期機上電波測定装置 ・現有YS-11EBの後継機 ・我が国周辺の電波に係る情報収集 ・搭載母機:次期輸送機(C-2) ・平成16年度開発着手 ・平成29年度末から技術・実用試験を実施 C-1との大きさ比較 全幅 全長 全高 基本離陸重量 最大積載量 航続距離 C-2 約44m 約44m 約14m 約120t 約30t 約6,500km (12t積載時) C-1 約31m 約29m 約10m 約39t 約8t 約1,700km (2.6t積載時) C-2 C-1 次期電波情報収集機の離着陸時の騒音について 次期電波情報収集機の母機となる次期輸送機の飛行試験を用いて岐阜基 地において測定した際の騒音レベルは、C-1輸送機に比べ低いもので あったことが確認された。 【次期輸送機とC-1輸送機の騒音比較】 ◎離陸時(滑走路端から500mの地点における騒音レベル) 次期輸送機 : Cー1輸送機 : 82.0 95.2 ㏈ ㏈ ◎着陸時(滑走路端から500mの地点における騒音レベル) 次期輸送機 : Cー1輸送機 : 92.4 101.2 ㏈ ㏈