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の進捗状況について(平成26年度委員会資料)(PDF:967KB)
「栃木県地域福祉支援計画(第2期)」の進捗状況について 平成 27 年 2 月 3 日 栃木県保健福祉課 栃木県では、住民、民間団体、市町及び県が協働して地域福祉を推進することにより、 高齢者も子どもも、障害のある人もない人も、すべての県民が家庭や地域の中で、その人 らしい充実した生活を安心して送ることができる社会を築いていくことを目指し、平成 22 年度を初年度とする第2期「栃木県地域福祉支援計画」 (計画期間:平成 22~27 年度)を 策定しました。 この計画の実施状況については、本計画の着実な推進を図るため、毎年度「栃木県地域 福祉支援計画推進委員会」に報告するとともに、広く県民の皆様に公表いたします。 1 平成 25 年度の実施状況 「栃木県地域福祉支援計画」では6つの指標を設定しています。平成 25 年度の実施状況 を見ると、目標値を達成した項目が2項目(33%) 、目標は未達成であるが前年度より改善 したと評価できる項目が4項目(67%)となりました。 施策 施策の内容 数値目標の項目 単 位 施策1 (1)市町村 住民等の 地域福祉計 積極的な 画及び地域 参加によ 福祉活動計 る地域福 画策定の促 祉を推進 進 する (2)小地域 福祉活動の 1 2 3 促進 (4)ボラン ティア活動 (4)福祉サ 尊厳を持 ービスの質 って共に の向上 生きる社 (5)ひとに 会づくり やさしいま を推進す ちづくりの る 推進 計画策定率 地域福祉活動計 画策定率 % H25 達成 目標値 実績値 状況 80 72 △ 【参考】 計画(冊 H24 H27 子)該当 実績値 目標値 ページ数 69 100 P30 % ふれあいサロン 累 数 計 80 76 △ 69 100 600 943 ○ 890 680 P38 80 64 △ 62 100 P58 70 86 ○ 58 90 P74 1,560 1,413 △ 1,329 1,760 P78 ボランティアコ 4 の充実 施策2 市町村地域福祉 H25 ーディネーター % の市町配置率 5 第三者評価受審 累 事業者数 計 ひとにやさしい 6 まちづくり条例 適合施設数 ※達成状況の区分 ○目標値を達成した。 △目標値は未達成だが、前年度より改善した。 ▲目標値は未達成であり、前年度より改善していない。 累 計 2 施策ごとの実施状況 (1)市町村地域福祉計画及び地域福祉活動計画策定率 市町村地域福祉計画は、市町がそれぞれの地域の実情に応じた地域福祉の実現を自主的かつ 積極的に図るための基本となる計画です。同様に、市町村社会福祉協議会等が作成する地域福 祉活動計画も、行政が作成する市町村地域福祉計画と連携・補完の関係にある重要な計画です。 しかしながら、義務付けのない本計画の策定はなかなか進まないのが現状です。このため、県 では、県社会福祉協議会に委託して、市町や市町社協職員を対象に、計画策定の意義、具体的 な策定方法や推進方法を学ぶための「地域福祉推進セミナー」を毎年実施しています。 年度目標値を達成できませんでしたので、未策定の市町及び市町社協を更に強くバックア ップするため、機会ある毎に市町主管課等へ働きかけていきたいと考えております。 出典:栃木県社会福祉協議会「市町社会福祉協議会活動実態調査(平成 25 年度実績)」 (2)ふれあいサロン数 中学校区など生活の場である身近な地域(小地域)を単位として、地域住民同士がふれあい、 交流する活動を通して、地域での居場所や支え合い活動の拠点となるサロン(集いの場)づく りなどの小地域活動を促進するため、先進事例を紹介するセミナーや人材養成を目的とした研 修会を開催しています。 東日本大震災を機に、地域における「人のつながり」や支え合いの重要性が改めて認識さ れています。今後も、身近な人材や施設など地域の社会資源を積極的に活用し、多様な主体 の協働による活動を促進します。 出典:栃木県社会福祉協議会「市町社会福祉協議会活動実態調査(平成 25 年度実績)」等 (注) 「子育てサロン」は、県こども政策課調べの数値(平成 24 年度実績分以降)。 (3)ボランティアコーディネーターの市町配置率 県民一人ひとりが福祉に対する理解を深め、自らが福祉活動の担い手として積極的にボランテ ィアとして活躍できるような環境整備に取り組んでいます。 ボランティアコーディネーターは、ボランティアを必要とする人と活動したい人とのマッチン グを行うほか、プログラムの開発、ボランティアグループの支援などをしています。 市町社会福祉協議会においては、専任の職員の配置が困難な場合は、関係職員が適切な養成研 修等を受講しボランティアコーディネーターの役割を果たしています。 災害ボランティアの取組など、ボランティア活動に対する社会的な関心も高まっていることか ら、今後とも、社会福祉協議会、NPO支援センターや市民活動センターなどの関係機関と連携 して人材養成等を行い、ボランティアコーディネーターの配置率向上を図ります。 出典:県民文化課ホームページ及び栃木県社会福祉協議会「市町社会福祉協議会活動実態調査 (平成 25 年度実績)」を基に聞き取り (4)第三者評価受審事業者数 福祉サービス第三者評価とは、社会福祉事業者が提供するサービスの質を、当事者(事業者及 び利用者)以外の公正中立な第三者機関(評価機関)が専門的かつ客観的な立場から評価するも のです。事業者は、受審を通じて事業運営における課題を把握し、サービスの質の向上につなげ ます。また、評価結果が公表されますので、利用者が事業者を選択するための情報として役立ち ます。 なお、社会的養護施設(児童養護施設、乳児院等)については、子どもが自ら利用する施設を 選ぶことのできない措置施設であること等から、平成 24 年度から3年に1回以上の第三者評価 の受審及び評価結果の公表が義務付けられています。 県が運営を支援している「とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構」では、評価機関の認証や、 評価担当者の養成研修を実施するとともに、シンポジウムの開催、啓発資料の発行等受審促進に 向けた取組を実施しています。 平成 25 年度は、各市が公立保育所の受審を積極的に推進したことから保育所の受審が増え、 目標を達成することができました。引き続き、福祉サービス事業者、利用者を含め広く県民に対 して第三者評価制度の意義を効果的に啓発し、受審事業所数の増に努めます。 福祉サービス第三者評価受審事業所数 種別 高齢者福祉施設 障害者福祉施設 6 平成 21 年度 年度 児童福祉施設 計 保育所 社会的養護施設 4 11 0 21 3 2 3 2 10 平成 22 年度 0 0 7 4 11 平成 23 年度 0 0 6 2 8 平成 24 年度 1 0 7 0 8 平成 25 年度 3 0 19 6 28 累計 13 6 53 14 86 平成 20 年度 以前 出典:「とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構」調べ (5)ひとにやさしいまちづくり条例適合施設数 高齢者や障害者、妊産婦、子どもなどを含めた全ての県民が、安全で快適な日常生活を営めるよう 公共的施設(※)のバリアフリー化を推進しています。公共的施設の新築、増築、改築などの際には、土 木事務所など建築確認申請窓口において、ひとにやさしいまちづくり条例の整備基準に適合するよう 指導・助言を行っています。これは、罰則により強制するのではなく、指導助言を通じ、事業者や県民 の理解と協力を得ようとするものです。 また、県のホームページ等を通じて、栃木県ひとにやさしいまちづくり条例に関する普及啓発を実施 したほか、おもいやり駐車スペースつぎつぎ事業の実施により、障害者等用駐車場の適正利用に関す る啓発を行いました。 3年ぶりに条例適合施設数が増加に転じましたが、目標数は達成することができませんでした。 今後とも、条例適合施設の増加に向け事業者に対する指導・助言を実施するとともに、おもいや り駐車スペースつぎつぎ事業の推進やひとにやさしいまちづくり条例の普及啓発に努めて参ります。 【表】ひとにやさしいまちづくり条例 適合施設数 取扱機関 H20 H21 H22 H23 H24 H25 宇都宮土木事務所 2 1 6 8 8 5 日光土木事務所 (H21 より日光市に移譲) 4 県 真岡土木事務所 10 3 6 3 2 10 栃木土木事務所 11 8 6 6 12 13 10 3 10 7 5 6 15 9 5 2 4 1 2 1 2 矢板土木事務所 (H23 より大田原土木等に事務移管) 大田原土木事務所 烏山土木事務所 (H22 より大田原土木に事務移管) 権限移譲済み市町 (※移譲時期) 保健福祉課 1 足利市(H12.10~) 1 6 栃木市(H13.10~) 6 4 9 6 2 11 佐野市(H16.4~) 3 4 5 6 3 6 鹿沼市(H13.10~) 11 10 7 10 2 7 2 6 3 2 4 日光市(H21.4~) 1 小山市(H12.10~) 11 5 12 8 7 7 那須塩原市(H18.4~) 9 3 6 12 4 11 4 4 1 77 57 84 大田原市(H24.4~) 適合施設数 計 88 58 80 ※「公共的施設」とは、病院、劇場、集会場、百貨店、官 平成 12~25 年度 公庁の庁舎、公園、道路、公共交通機関の施設その他の不 適合施設数 累計 特定かつ多数の者が利用する施設を指します。 1,413