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資料1 調査票1集計結果 [PDFファイル]

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資料1 調査票1集計結果 [PDFファイル]
問1(1)
都道府県・政令市における精神障害者の地域への移行・定着対策と就労支援
資料1(調査票1) 施策に関するアンケート調査結果表(平成26年6月調査)
問1-(1) 精神障害者に対する就労支援対策についての自治体としての取り組み状況(自治体としての対策・方針等)
(留意事項)
① 各自治体からの回答を原則としてそのまま載せていますが、文体の整理やスペースの関係で一部文章を変更したり、簡略化
したところがあります。
② 対策・方針の有無について3択で回答をいただいていますが、「①ある」と回答した自治体では、3障害対象の施策や障害者
総合支援法上の自治体の業務も含めて、「あり」と回答したところが多く見られます。他方、「③なし」と回答した自治体では、質問
の趣旨を精神障害者に特化した自治体独自の対策についての有無ととらえ、「なし」と回答したと思われます。したがって、「なし」
と回答した自治体でも3障害対象の一般的な就労支援対策をやっていないという意味ではないと推察されます。このように、質問
に対する解釈が一義的ではありませんので、各自治体の施策を見る上でご留意ください。
番号
01
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03
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05
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08
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19
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21
22
23
① ある ② 検討中 ③ 特にない
対策・方針の有無
対策・方針の概要、理由など
①
②
③
障害者就業・生活支援センター事業(3障害、道内11箇所)(障害者、家族、職場、関係機関との
北海道
◯
相談活動、生活習慣の形成や日常生活等に関する指導・助言、市町村、職安、教育機関、社会福
祉施設等との連携調整事業)
精神障害者の入院患者の場合、年齢が高いこと、期間が長期であること等から、なかなか地域移
青森
◯
行や就労に結びつく事例が少ない。
精神障害単独ではなく、身体、知的、精神の3障害一緒の取り組みをしており、岩手県障がい者プ
岩手
◯
ランで5つの柱(①一般企業への就労機会の拡大と定着支援、②働きやすい職場づくり、、③就労
支援事業所から一般就労への移行、④福祉的就労の場の拡充、⑤工賃水準の向上)を立ててい
現在、精神障害者の就労支援に特化した対策・方針等はないが、他の障害種別を含めた障害福
宮城
◯
祉サービスにおける就労支援事業の充実や障害者就業・生活支援センターや公共職業安定所等
関係機関との連携を図っている。精神職親事業は平成25年度をもって終了した。
秋田
◯
具体的内容を含め検討中
身体・知的・精神の3障害を合わせた形で施策を実施しており、精神障がい者に特化したものはな
山形
◯
い。
精神障がい者に限定した取り組みは特にないが、「障害者就業・生活支援センター」を設置して、
福島
◯
障害者の相談に応ずるなどの自立支援を図っている。
障害者就業・生活支援センター(県内9箇所)生活支援員各1名を配置し、関係機関との連携を取
茨城
◯
りつつ就業に伴う日常生活上の相談・支援を実施している。
栃木
◯
障害者就業・生活支援センター(3障害対象)において、就職面、生活面の支援を実施。
障害種別を特定した支援はなく、障害者に対する全般的な支援として、障害者就業・生活支援セン
ターによる相談・支援を行っているほか、民間企業等への就労に向けた訓練を行っている障害者
群馬
◯
就労施設等における就労支援能力を向上させるための施策を実施している。また、障害者のため
の就職・実習先の開拓、企業見学会、企業を対象としたセミナー等を開催している。
①埼玉県障害者雇用サポートセンター(26年度から精神障害者雇用アドバイザーと精神保健福祉
士のチーム支援により精神障害者の受入企業の拡大と就業環境の整備を図る)、②障害者施設か
埼玉
◯
ら就労した障害者の職場への定着を目的とした「障害者就業定着支援事業」(精神障害に特化し
ていない)を実施。
千葉
◯ *
3障害対象事業を実施。①区市町村障害者就労支援事業(実施主体は各区市町村、職場開拓、
就職準備、職場定着等の就労面にの支援と就労に伴う生活面の支援を一体的に実施)、②企業
東京
◯
見学コーディネート事業(一般就労の意欲を有しながら職場実習等へ踏み出せない障害者を対象
に企業見学や一般就労を果たした障害者との意見交換等を行う)
神奈川
◯ 就労支援に関する施策については、全障害を対象としている。
新潟県精神保健職親制度(回復途上にある精神障害者を一定期間職親に通わせ、社会適応訓練
新潟
◯
を行うことにより再発防止と社会的自立を促進する。昭和47年度から実施)
障害者の職業能力開発、労働局、ハローワーク、障害者職業センター、障害者就業・生活支援セ
富山
◯
ンター等の関係機関との連携、就労継続支援事業所等の整備への支援、工賃水準の向上等に取
り組む。
精神障害者を含めた障害者に対する就労支援策(障害者職場実習(正式雇用前1ヶ月以内)、障
石川
◯
害者多数雇用事業所の表彰、障害者雇用支援アドバイザーの配置、セミナー実施等)により就労
移行支援事業所、継続支援A・B型への就労につなげている。
精神障害者の地域移行、定着に向け福祉的就労の充実、一般雇用を目指した就労支援を行う。
福井
◯
相談支援事業所、発達障害児者支援センターが就労支援機関と連携する。
精神障害者に対しては、各保健所で行っている社会適応訓練事業を通して就労支援事業を行って
山梨
◯
いる。3障害の視点では自立支援協議会を中心に就労について検討を進めている。
長野県障害者プラン2012において、障害者実雇用率以下4項目が就労支援に関する達成目標とし
長野
◯
て掲げられているが、3障害合わせた目標であり、障害種別による対応はしていない。
岐阜
◯ *
①相談支援(障害者が働く幸せ創出センターでの総合相談窓口開設、就業・生活支援センター(県
内8箇所)における相談、②施設等での訓練(障害者就業移行支援事業所、技術専門校での職業
静岡
◯
訓練)、③その他(県庁内の喫茶コーナー等の運営、障害者働く幸せ創出センターによる情報の共
有化、授産事業の支援、障害者雇用推進コーディネーターの配置(17名)、ジョブコーチの派遣、
養成研修)
本県においても地域移行・地域定着の実施は重要と考えており、保健所等の地域精神保健活動
愛知
◯ の個々の支援の中で就労・生活支援センターとの連携、地域活動センター等の総合支援法上の事
業所の活用を進めている。
1
問1(1)
対策・方針の有無
対策・方針の概要、理由など
①
②
③
障害者総合支援法の就労系サービスや国の障害者雇用サービスなどを活用し、関係機関と連携
○
して障害者全体の雇用の場の確保、福祉的就労の支援などを行っているため。
◯ 今後も社会適応訓練事業の継続を検討しているため。
①社会適応訓練事業の継続(再発防止や社会参加を目的の一つとしていた従来の社適事業の継
続とは別に、就労を主目的としたコースの設置を検討中。健康福祉部所管)、②高等技術専門校
◯
での職業能力開発委託訓練(介護サービス、パソコンなど。商工労働観光部所管)、③京都ジョブ
パークでのセミナー、個別相談の実施、専門職員の増員(所管は②に同じ)
「大阪府障害者雇用の促進等と就労の支援に関する条例(ハートフル条例)」、「第4次大阪府障が
い者計画」、「第3期大阪府障がい福祉計画」に基づき、「大阪府障がい者自立支援協議会」及び
◯
「就労支援部会」における審議を踏まえ、「障がい者雇用日本一」をめざし、部門間連携を図りなが
ら、様々な施策を推進している。
◯ 精神障害に特化した就労支援対策・方針は定めていない。
◯ *
障害者就労インターンシップ事業の実施(一般就労に向けて必要な職場実習を受けることにより、
◯
就労に対する知識を習得し、職業能力の向上を図るとともに就労現場における障害者や障害に対
する理解を深める)
◯ 精神障害者にとkした支援対策は特にない。
①精神障害者社会適応訓練事業の継続、②精神障害者に限定しない施策(県障がい者基本計画
◯
による。)
「第3期岡山県障害福祉計画」(「重点的な視点」の「就労支援対策」)において、個性と可能性を生
かして働くことができるための支援と環境づくり、就労移行支援サービスの推進や就業面と生活面
◯
の一体的な支援体制の整備による福祉施策から一般就労への移行促進、工賃向上に向けた支援
策の充実等の福祉的就労に関する取り組み等を推進する。
番号
24
三重
25
滋賀
26
京都
27
大阪
28
29
兵庫
奈良
30
和歌山
31
鳥取
32
島根
33
岡山
34
広島
35
山口
36
徳島
37
38
香川
愛媛
39
高知
40
福岡
41
42
佐賀
長崎
43
熊本
◯
44
大分
◯
45
宮崎
◯
46
鹿児島
◯
47
沖縄
◯
48
札幌市
49
仙台市
50
さいたま市 ◯
51
千葉市
◯
52
横浜市
◯
53
川崎市
◯
◯
◯
◯
◯
障害者の就職件数等が増加する中、職場定着支援を強化するため、障害者就業・生活支援セン
ターの生活支援員を1名増員。障害者雇用企業及びA型事業所の成功事例からビジネスモデルを
策定・推奨することで他の企業の障害者雇用を促進する(26年度、3障害共通で特化していない)。
◯ 3障害共通の就労支援施策を行っており、精神障害者に特化したものはない。
①障がい者雇用促進ネットワークの設置(企業・関係団体・関係機関等の相互連携を充実させ、雇
用に関する情報提供・交換を行う)。②企業セミナーの実施(障害者の雇用に不安を抱える企業に
対する雇用管理のノウハウや課題解決方法等の情報提供)
◯ 障害福祉サービスや地域活動支援センターの活動により対応しているため。
◯ 精神障害のみを対象とする就労支援対策は行っていない。
精神障害者に対する就労支援対策については、行政機関、医療機関、支援機関がそれぞれの立
◯
場で連携して取り組む必要があるが、現在のところ、その議論に至っていない。
精神障害者社会適応訓練事業を実施する他、①障害者就業生活・支援センターに臨床心理士を
配置、②障害者向け求人の開拓から職場定着までの一貫した支援を行う中小企業障害者雇用拡
大事業、③特例子会社において精神障害者、発達障害者を一定期間雇用し実務訓練を行う障害
者職場適応推進事業、④就職を希望する障害者に対する障害者就職準備講座、⑤企業の人事担
当者と障害者との就職面談会(国と共催)等を実施。
◯ 精神障害に特化せず、3障害統一した事業展開を行っている。
◯ 精神障害者に対しても就労支援対策の中で対応し、特化したものはない。
障害者就業・生活支援センター」(県内6箇所)で就業に関する相談支援等を行っている。また、熊
本高等技術専門学校等で職業訓練を実施している。
①「県庁職場実習事業」(精神障がい者を県の機関で職場実習を実施、民間就労に向けての知識
の習得と職業能力の向上を図る。2ヶ月間の実習期間を経て最長2年間非常勤職員として雇用す
る)。②「緊急雇用障がい者社会福祉法人等雇用促進事業」(県内の社会福祉法人(330事業所)
へのアンケート調査を実施、社会福祉法人やA型事業所での就労環境好事例集の作成、セミナー
(県内6箇所)の実施)
精神障害者社会適応訓練事業のほか、知的・精神障害者雇用支援事業、委託訓練事業などの障
害者雇用促進に資する取り組みを実施している。
第3期障害福祉計画(H24~26)(障害者等の自立支援の観点から、グループホーム等の充実に
よる「地域生活への移行や就労支援に対応したサービス提供体制の整備、地域共助システムを実
現する他、目の身近な地域におけるサービス拠点作り等の整備)
沖縄県通院患者リハビリテーション事業の実施(精神障害者を一定期間事業所に通わせ社会適応
訓練を行う)
◯ 精神障害に特化した就労支援施策等はない。
①社会適応訓練事業の実施、②障害者雇用促進セミナー(精神障害者の雇用をテーマにしたセミ
ナーの開催)、③就労支援・社会参加コース(精神保健福祉総合センター精神科ディケアの事業と
して、数年で他の社会復帰施設への移行や就労等へのステップアップ目指す)、④リワーク準備
コース(うつ病休職中者の復職準備性を高めるため精神保健福祉総合センターが実施)、⑤障害
者就労支援センターの指定管理運営(精神障害に特化していないが障害者の就労支援の総合窓
口)。
社会適応訓練事業を精神障害者の就労支援対策として位置づけている。
①平成26年度から「障害者職場実習事業」を実施(精神障害者社会適応訓練事業等の類似事業
を見直し)、②障害者職業能力開発プロモート事業(関係機関との連携による効果的な委託訓練の
実施)及び障害者高等技術専門校との連携による職業能力に合わせたマッチング)、③千葉障害
者就業キャリアセンター(千葉県と市の共同事業)による就業・雇用相談、実習、ジョブコーチ派遣、
求人開拓等の実施、④その他(障害者総合支援法による障害福祉サービスの利用の他、市単独
事業の「精神障害者共同作業所運営補助事業」を通じた福祉的就労への支援)
障害者就労支援センター(就労相談から求職、定着支援等を行う)を設置。市内9箇所の内、1箇所
は精神障害に特化、他は3障害対応。
3障害共通対策として「川崎市障害者雇用・就労促進行動計画(平成26年3月)策定し、その計画
に沿って施策を進めている。就労援助機関としては3障害を対象とした就労援助センター(3箇所)
と精神障害者を対象とした社会参加支援センター1箇所がある。
2
問1(1)
番号
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64
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66
67
対策・方針の有無
対策・方針の概要、理由など
①
②
③
第2期相模原市障害福祉計画において、「精神保健福祉の充実」を主要課題の一つとして挙げて
相模原市 ◯
いる(精神保健福祉相談の充実及び福祉、保健・医療との連携の推進)
新潟市障がい者就業センター(平成25年10月設置)において求職中の障害者に対する相談から定
新潟市
◯
着までの個別支援を実施するほか、当事者向けのシンポジウム、セミナー等の開催。
市役所での障害者雇用促進の一つとして、精神障害者及び知的障害者対象とする「静岡市ワーク
ステーション」を開設(目的:①市役所における障害者雇用率の向上、②実践的な訓練によるスキ
静岡市
◯
ルアップを図り、一般就労を促進する、③事業実施状況についての情報発信を行うことで民間企業
等の障害者雇用への理解促進と雇用拡大を図る)。
第2次浜松市障がい者計画において障害者基本法に規定する障害者に対する雇用・就労への方
浜松市
◯
針を定めている(基本方針:一人ひとりが働く能力や個性を活かし、生きがいと働きがいのある生
活の実現を目指す(精神障害に特化していない))。
①民間企業への範を示すため、平成22年度から精神障害者を対象とした嘱託職員を市で採用し
ている。②就労移行支援事業所等から一般企業などへ就労した障害者の定着支援を行う事業所
名古屋市 ◯
に対する補助金の支給。③障害者の就労及び生活の相談支援を一体的に行う就労支援機関に対
する運営費補助など。
京都市障害者就労支援基本指針があり、京都市障害者就労支援推進会議を設けている(基本理
京都市
◯
念:①すべての「働き方」を支援する、②一人一人の「働く力」の向上を支援する。③ライフステージ
を通じて継続的に支援する、④関係機関等が協働して多角的に支援する)
障害者総合支援法の自立支援給付(訓練給付等)の利用勧奨、障がい者就労・生活支援センター
大阪市
◯
との連携により就労支援を行っている。
堺市障害者就労・生活支援センターに支援事業を委託(ハローワークとの調整、就職先の開拓、就
労準備支援、就労支援移行事業所との調整など)。なお、堺市には30名の精神保健福祉士が区役
堺市
◯
所及び本庁課に配属されており、精神障害者の地域移行について丁寧に関わっているので、現段
階では特に対策等を検討していない。
①市役所内で短期間の職場実習を行う「障害者トライアル実習」において平成22年度から精神障
害者を受け入れている。②平成26年度から神戸市が独自に設置している地域障害者就労推進セ
神戸市
◯
ンターに「精神・発達障害者就労支援員」「しごと開拓員」を拡充配置し、障害特性に配慮した相談
支援体制と職場定着支援を強化している。
岡山市障害者自立支援協議会就労支援部会を創設。平成26年度は就労支援施策に関するアン
岡山市
◯
ケート、ヒアリングを実施する。また、はたらく障害者のための交流拠点事業(たまり場)や講演会
等を予定してる(3障害共通)
広島市
◯ 精神障害者に特化した取り組みは行っていない。
①北九州市障害者就労支援センターの設置(国・県が設置する北九州障害者就業・生活支援セン
北九州市 ◯
ターと同一場所でかつ一体的な活動ができるよう2つのセンターを通称名「北九州障害者しごとサ
ポートセンター」としている。②福岡労働局との共催による障害者雇用促進面談会の開催(年1回)
「福岡市障がい者就労支援センター」(市が設置)を中心に障害者支援、職場開拓、ジョブコーチ支
福岡市
◯
援による定着支援、企業セミナー等を実施している。
①障がい保健福祉課精神保健福祉室における精神障がい者地域移行支援事業として、地域体制
整備アドバイザーの配置、高齢入院患者地域支援事業、地域移行支援協議会、ピアサポートの活
用等による検討会の実施、②こころの健康センター(精神保健福祉センター)において統合失調症
熊本市
◯
患者を対象に一般就労を目指した就労準備ディケアを実施、③障がい保健福祉課内に知的障害
者精神障害者を嘱託職員として雇用、④雇用創出事業(地域人づくり事業)として精神障がい者を
ピアサポーターとして一定期間雇用し、本格就労につなげる事業を実施する予定。
3
問1(2)
【調査票1】
問1-(2) 精神障害者の就労支援対策にかかる精神保健福祉サイドと労働サイドとの連携状況
番号
連携状況との概要
地域
01
北海道
03
岩手
04
宮城
05
秋田
06
08
山形
茨城
09
栃木
10
群馬
13
東京
14
神奈川
15
新潟
16
富山
17
石川
18
福井
19
山梨
21
岐阜
22
静岡
23
愛知
25
滋賀
26
京都
27
大阪
28
兵庫
29
奈良
30
31
和歌山
鳥取
32
島根
33
岡山
34
広島
36
徳島
37
香川
障害者就業・生活支援センターによる連携
障害者総合支援法に基づき市町村や県で設置している「障害者自立支援協議会」の就労支援
部会等で関係機関とネットワークをつくり取り組みを実施。
就労支援関係者で構成する「宮城県障害者雇用支援合同会議」を設置し、県障害者福祉計画に
掲げる数値目標の達成に向けて一体的に推進することとしている。
精神障害者社会適応訓練事業運営協議会、障害者就業・生活支援センターの運営協議会の場
を活用し、情報共有・連携を図っている。
身体・知的・精神の3障害をあわせた形で施策を実施しており、精神障害者に特化したものはな
障害者就業・生活支援センターによる連携
圏域ごとに障害者雇用支援合同会議を開催し、関係機関によるネットワークの充実と一般就労
移行に向けた福祉施設職員の資質の向上を図る。ジョブコーチによる専門的支援、障害者職業
訓練、職場適応訓練の実施等(*精神障害者に特化していない)。
福祉部局と労働部局とは日頃から情報交換を密に行っている(県障害者自立支援協議会、県障
害者雇用促進研究会等への参加、障害者就業・生活支援センターを中心とした情報交換会(月1
①障害者就労支援協議会の設置(経済団体、企業、労働・福祉・教育関係機関、就労支援機
関、学識経験者等で構成)。②雇用にチャレンジ事業(知的障害者・精神障害者を臨時または非
常勤職員として雇用する(産業労働局と共同実施))の実施。
労働関係部局とは連絡会議等において随時、連携・情報共有を図る。
各障害保健福祉圏域の中核事業所に専任の相談員を配置し、地域の実情に応じて就労に関す
る相談支援、ネットワークづくりを行っている。
①社会適応訓練事業において協力事業所等関係機関と連携、②障害者雇用推進会議、各圏域
就労支援ネットワーク会議の開催、地域自立支援協議会就労部会における労働サイドとの連
職安、職業センター、障害者就業・生活支援センターなどによる支援。
地域の自立支援協議会の就労支援部会で関係機関との連携強化を図る。また、障害者雇用の
実態や就労状況をホームページ上で周知、啓発活動をしている。
社会適応訓練事業において協力事業所との研修会を実施、事業の利用促進、協力事業所の開
拓、訓練終了後の支援等を検討している。
各保健所で地域の実情に応じた対策会議等で協議しているが、労働サイドまでは広げられてい
「障害者働く幸せ創出サポートセンター」を開設(障害者が住み慣れた地域で豊に安心して暮ら
せるユニバーサル社会の実現に向け、福祉と企業、地域をつなぐ拠点とし、障害者が働くことに
関する情報提供やサポートを行う)。
県保健所において地域精神保健福祉協議会を開催、管内精神科病院、相談支援事業所、ハ
ローワーク等と連携している。
障害者職業センター主催の「精神障害者・発達障害者雇用支援連絡協議会に参画(年2回)
①当事者が商工労働観光部の事業を利用する際に健康福祉部所属の精神科医師が助言、②
部内会議への出席、③委託訓練やセミナー案内を府精神保健福祉総合センターデイ・ケア通所
者へ周知、④セミナーへの見学
障害者の雇用促進に向けた関係部局の連携を図るため、福祉部、商工労働部及び教育委員会
によるワーキンググループを設置している。
「障害者雇用・就業ネットワーク構築事業」(全県及び地域(福祉圏域ごと10箇所)で、障害者の
雇用。・就業及び定着を図るため関係機関で構成する会議)の実施(関係機関:労働、保健福
祉、教育の各行政機関、事業主団体、労働者団体、医療機関団体、福祉施設団体、当事者団体
「精神障害者雇用支援連絡協議会」及び「発達障害者雇用支援連絡協議会」において、精神障
害者等の雇用支援を効果的に行うための職業リハビリテーションの推進とネットワーク構築に努
めている。また、障害者就業・生活支援センター連絡会においても精神障害者の就労支援の推
障害者就業・生活支援センターのセンターにおけるセンター会議や他機関との連携を行ってい
精神障害者も対象とした各機関との連携を図る施策はあるが、精神障害に特化したものはな
各圏域毎に「精神障害者社会適応訓練事業運営協議会」を設置し、労働サイド(職業安定所、就
業・生活支援センター)からも参加してもらっている。
「第3期岡山県障害福祉計画」(重点的な視点・就労移行の促進)において就業面と生活面の一
体的な支援体制の整備等による福祉施策から一般就労への移行を促進することとしており、県
内3つの障がい保健福祉圏域ごとに障害者就業・生活支援センターを設置し、就業及びそれに
伴う日常生活上のサポートを必要とする障害者への支援を行っている。
ビジネスモデルの策定、推奨において、一般就労及び福祉的就労双方の現状・先進事例分析及
び課題の把握等を調査するため、広島県障害者雇用促進会議(経済団体、障害者就労支援関
係機関及び行政機関で構成)を立ち上げ、雇用労働主管課と連携して事業を実施している。
障がい者雇用促進ネットワークの設置(障害者雇用についての意識向上、法定雇用率未達成企
業への雇用依頼、障害者雇用を促進するためのセミナー開催)
*
4
問1(2)
番号
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58
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62
63
65
66
連携状況との概要
地域
精神障害者に限定していないが、障害者就業・生活支援センターによる相談支援や県庁でのイ
ンターンシップ(就業体験)などに取り組んでいる。
①障害者就業・生活支援センターの設置(県内13箇所の全圏域)及び同センター業務連絡会
福岡
議、検討会などの開催、②県地域精神保健協議会への参加
障害者の就労支援に特化した部署として、障害者福祉課内に「就労支援室」を設置し、連携しや
佐賀
すい体制としている。
長崎
情報交換のための会議を定期的に開催している。
ハローワーク、障害者職業センター、障害者就労・生活支援センター等の関係機関との連絡会を
熊本
開催(年3回程度)。
障害者就業・生活支援センター(労働サイドと精神保健サイドの生活面の支援を全体的に実施
大分
する中核機関)。23年度に県南部圏域に新たに設置し、全福祉圏域に支援体制を整備した。
宮崎県障がい者雇用促進協議会(行政、企業、就労支援機関、学校、障害者団体等で構成)を
宮崎
設置、関係機関の取り組みや課題の共有等を行っている。
障害者就労支援ネットワークを各圏域毎に設置(企業及び雇用・教育・福祉・行政等の関係機関
鹿児島
により構成)
沖縄県精神障害者通院患者リハビリテーション事業を行っており、協力事業所の選定並びに対
象者の決定、事業評価等の意見を具申するため、「沖縄県精神障害者通院患者リハビリテー
沖縄
ション事業運営協議会」を設置している。労働者サイドの意見をいただくなど連携を図るため委
員に就労支援機関からも任命している。
精神障害者に限定していないが、本市所管の「札幌市自立支援協議会就労支援推進部会」、道
札幌市 庁所管の「北海道障がい者就労支援推進委員会」、厚労省労働局所管の「障害者の福祉・教
育・医療から雇用への移行推進協議会」には労働局が参画、定期的な情報交換等の連携を行っ
就労支援の面では、個別ケースの対応において、障害者就労支援センターが基点となり、精神
仙台市
保健福祉サイドの機関との情報共有や相談を行うとともに必要に応じ企業への同行訪問等を
「障害者職業能力開発プロモート事業」を通じてハローワーク、障害者職業センター等の労働サ
千葉市 イドと連携を取っている(なお、本事業は24年度までは国の委託事業であったが、平成25年度
以降は市単独事業として取り組んでいる)。
横浜市 市の障害者就労支援センターにおいて地域の社会資源との情報交換を行う。
①年1回ハローワーク担当者と専門援助部門職員との意見交換会を実施、②神奈川県下の精
神障害者の就労支援を行っている神奈川県障害者就労支援相談センター、神奈川職業セン
川崎市 ター等関係4機関による意見交換会(年2回)、③市福祉担当課、就労援助センター、社会参加
支援センター、ハローワーク専門援助部門との意見交換会(年1回)、④市内就労支援関係機関
を対象とするコーディネート会議(年4回)の開催(ハローワーク、川崎地域相談コーナーの担当
「さがみはら精神障害者就労支援協議会」を設置(障害福祉サービス事業所、医療機関、行政機
相模原市
関等による就労支援ネットワーク構築を目指す)。
障がい者雇用に関する施策は障がい福祉課に一元化している。新潟労働局を中心とした「新潟
新潟市
県障害者雇用促進プロジェクトチーム」には、当課もメンバーとして加わっている。
①障がい者雇用促進セミナーの共催(ハローワークとの共催により障害者雇用の実績のない企
業を対象に雇用支援セミナーを実施)。②「企業伴走型障害者雇用サポート事業」(企業ニーズ
浜松市
に合わせた雇用アドバイスを実施。ハローワークの雇用指導対象企業から支援を希望する企業
の紹介を受けている)。
名古屋市 個々のケースにより、労働関係機関の案内をしている。
京都市障害者就労支援推進会議の中に「精神障害者就労支援システム検討部会」(商工観光
京都市 労働部、移行支援施設、就業・生活支援センター、市立ディケア、市保健福祉局が参加)を置い
ており、現在医療機関向けのパンフレット(事例を入れたもの)を作成中である。
障がい者就業・生活支援センターとの連携強化のため、合同連絡会を年1回開催。労働サイドと
大阪市
の直接の取り組みは行っていない。
堺市障害者就業・生活支援センター(堺市が事業委託)がハローワークと共同し、就職ガイダン
堺市
スなどを開催していうる。また、同センター連絡会にはハローワーク、堺市雇用推進課、精神保
①神戸市が独自に設置する地域障害者就労支援センター(東武・北部・西部)に「精神・発達障
害者就労支援員」「しごと開拓員」を拡充配置し、専門的な相談支援と職場定着支援を強化する
神戸市
とともに地元中小企業における雇用の場の拡大に努めている。②「障害者職業能力開発プロ
モート事業」において精神障害者の就労をテーマとしたセミナーを兵庫労働局と共催。
岡山市 精神障害者の就労支援に関する研修等を実施予定。
「北九州障害者しごとサポートセンター」で就職を希望する障害者に対し、関係機関と連携を取り
北九州市 つつサポートを実施(精神障害就労社会適応訓練事業(職親事業)、能力向上訓練を行う「就労
移行支援」「就労継続支援」、職業センターの「リワーク支援」、職業の力開発校の訓練、医療機
「福岡市障がい者就労支援センター」による支援の他、精神保健福祉従事者に対する研修会、
福岡市
特別支援学校の保護者を対象とした就労支援研修会を関係部局と連携して実施している。
愛媛
5
問1(2)
番号
67
連携状況との概要
地域
熊本市
③障がい保健福祉課において3障害を対象とした対策を実施。①熊本市障がい者就労・生活支
援センターの設置(熊本障害者就業・生活支援センターと一体的に運営し、ハローワーク、障害
者職業センターと連携)、②熊本市障がい者自立支援協議会就労部会における利用者向け及び
雇用者向け情報誌の作成、事業所アンケートの実施、研修会の開催等、③こころの健康セン
ターにおける事業(就労準備ディ・ケアでの就労支援における障害者就業・生活支援センター、
障害者職業センター、ハローワークとの連携、精神障害者就労支援ネットワーク連絡会議の開
催(年2回)、精神障害者就労支援講演会の開催)。
6
問1(3)
【調査票1】
問1-(3) 精神障害者の地域への移行・定着に関する自治体としての計画や課題の概要
番号
地域
01
北海道
02
03
青森
岩手
04
宮城
07
福島
08
茨城
09
栃木
10
群馬
11
埼玉
13
東京
15
新潟
16
富山
17
石川
18
福井
19
山梨
20
長野
22
静岡
23
愛知
24
三重
25
滋賀
26
京都
27
大阪
29
奈良
30
和歌山
31
鳥取
連携状況との概要精神障害者の地域移行・定着に関する課題
北海道第3期障がい福祉計画(計画期間:平成24年度~26年度:推進基本方針に精神障害者の退院の促
進、関連事業として「地域生活サポートセンター」を道内17箇所に設置し、ピアサポーター等による支援を実
問1(1)の課題の他、受け皿となる地域での施設(グループホーム等)の整備も今後必要と考える。
精神科病院からの高齢・長期入院患者の地域移行
①当県では、新たな長期入院を増やさない取り組みは徐々に進んできている(1年未満退院率:平成20年
69.0%→平成23年69.9%)。今回の精神保健福祉法改正により一層促進されるものと思われるが、今後も地
域と病院が連携した早期からの地域移行の取り組みは重要である。②地域移行・地域定着支援の充実が求
められているが、障害福祉サービス等の提供による計画相談支援の進捗が低調である。③グループホーム
等住まいの整備を併せて考えていく必要がある。
病院・事業所・市町村の制度理解や共通認識の向上、病院・地域の受け皿側双方の具体的な支援の役割の
明確化、精神障害者の地域移行や地域支援についての理解促進
精神障害者の地域への移行・定着対策には、医療・保健・福祉の関係機関と連携したチーム支援が必要で
ある。このため、保健所毎に市町村や医療機関、訪問看護ステーション、自立支援サービス事業者、就労関
係機関等を含めた連絡協議会で情報交換や具体的事例の検討を行っている。また、地域の支援者の質的
向上を目的に保健所、精神保健福祉センターで研修を実施している。
(課題)地域移行・地域定着支援事業の利用状況が低調である。(平成26年度事業計画)①精神障害者入
院患者調査(精神科病院に1年以上入院している患者を対象に調査)、②地域移行、改正精神保健福祉法
に関する研修の実施、③地域移行支援のハンドブックの作成
第3期群馬県障害福祉計画において、入院中の精神障害者の地域移行について数値目標を定め、精神障
害者地域移行支援事業を推進している。(主な課題)①支える家族がいないか、いても支えることが困難、②
退院についての家族の反対、③地域で生活するための生活訓練等の日中活動の支援不足、④グループ
ホーム等の不足等。
第3期埼玉県障害者支援計画(平成24年度~26年度)において退院可能な精神障害者の地域移行支援・
定着支援に取り組む市町村への支援を行うこととしている。
①退院の意思表示ができず給付申請ができない長期入院患者に対する働きかけやピアサポーターの動機
付け支援等による精神障害者の自己決定・自己選択に向けた支援体制の整備、②医療機関への働きかけ
の強化、③精神科病院が多摩地区に偏在しているため、精神科病院所在地と別の市町村に退院する場合
の調整や圏域を越えた地域関係機関の連携体制づくり等への取り組みの推進。
平成26年度の事業目標を「医療・福祉・行政の相互理解の更なる協働」とし、①長期に移行する入院患者へ
の働きかけ、②当事者の力を活かす取り組み、③地域移行相談の受け手の確保、④精神障害者の地域生
活支援体制の整備の4つを取り組みの柱として事業を進める。
精神障害者の地域移行・定着に関わる相談支援事業者、行政、医療機関等の関係機関相互の役割の理解
が必要であるが、関係機関によって考え方に温度差がある。今後は、人材育成を図り、官民協働の体制づく
石川県では平均在院日数は短くなっているが、1年以上の長期入院者は6割以上と多く、退院促進と併せて
入院が長期化しない取り組みが必要。
第6次福井県医療福祉計画(精神疾患)における数値目標(1年未満入院者の平均退院率76%以上、認知症
新規入院患者の2ヶ月以内の退院率50%)。新規入院患者の9割は1年未満で退院しているが、再入院率が
全国平均より高い。入院中から退院後の通院や生活について精神科病院と相談支援事業所が連携し、訪問
支援サービスや症状悪化時の緊急対応・連絡体制を確保すること、地域の居住整備と就労の場の確保が課
精神科病院、行政、相談支援事業所等の連携づくりとピアサポーターの育成、活用に取り組む。
障害福祉サービスにおける地域移行・地域定着支援(個別給付)が24年度に創設され、地域移行の体制整
備に係るコーディネートも市町村の機関相談センターに位置づけられたことから、市町村における地域移行
の体制整備にあたる人材の配置を市町村及び圏域の自立支援協議会に働きかけている。その移行期間とし
て、平成25年度、26年度は県の独自事業としてコーディネーター設置事業を継続している。しかし、現状とし
ては、精神障害者の地域移行を促進するために専属で取り組めるコーディネーターの必要性はどこも認める
ものの、どこの市町村も地域生活支援事業補助金に新たに組み入れることに困難を感じている。
県内の障害者福祉圏域毎に市町村及び地域自立支援協議会に対する技術的支援を行う「圏域スーパーバ
イザー」を設置。相談支援専門員や障害福祉サービス事業所等職員のスキルアップ研修等の実施。今後、
退院後の居住の確保や長寿製作、雇用対策担当課との連携が課題である。
平成26年度に県精神保健福祉センターにおいて、地域援助事業者と連携し、地域移行に関する研修会を開
催する。
平成26年度は、第4期障害者福祉計画を策定予定であり、現在、評価、検討中である。
①1年未満の地域移行の推進、②入院期間中に地域相談事業担当者、就労関係支援者とのケース会議へ
の参画の促進。
法定雇用率2%を達成するため、障害者の人づくり、マッチング、定着支援までの一貫した支援と併せ、雇用
の場の創出・拡大にむけた取り組みを実施していく。
平成30年4月からの精神障害者の雇用義務化に伴い企業における精神障害者雇用への関心は高まってい
るが、精神障害は状態変化が長期にわたり職場定着や心身面の変化を長期的に見守る環境整備が必要で
あるので、障がい特性に関する知識を深め、理解不足を解消する取り組みが求められている。
精神科医療機関と地域関係機関との連携を進めていくため、交流会や学習会への支援を今後も行っていく。
研修を通じての地域移行・定着の普及・啓発が課題である。
地域移行、地域定着については個別給付化以降、入院歴や入院期間、退院先等の実態を県で把握できな
いため、今年度、市町村・事業所等に対する実態調査を実施する。
県福祉計画の中で、福祉施設から一般就労への年間移行目標値を定めているが、精神障害者に特化した
計画はない。
7
問1(3)
番号
32
33
34
35
36
37
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
地域
連携状況との概要精神障害者の地域移行・定着に関する課題
①圏域毎に設置する「精神障がい者地域生活移行・地域定着支援事業」と市町村が設置する「地域自立支
援協議会」との、連携、支援体制の整備の検討、②社会適応訓練については、障がい福祉サービス関連事
業との関連及び当事業の位置づけを確認しながら、本事業の評価と課題の整理を継続していく。
「第3期岡山県障害福祉計画」(重点的な視点・地域生活移行の促進)において、障害のある人が地域の中
で自立した生活を営むことができるようグループホーム等の生活基盤の充実等を図る。また、保健所に地域
岡山
体制整備コーディネーターを配置し、関係機関との連携、体制整備に努め、ピアサポーターの育成・活用、精
神障害者アウトリーチ事業等で、地域支援体制の構築に取り組んでいる。
①ビジネスモデルの策定・推奨において精神障害者の雇用事例を掲載、精神障害者の雇用を希望する企業
への個別支援を行うことで新たな就労の場を確保する。②他の障害者に比べ、精神障害者の職場定着率が
広島
低いため、障害者就労・生活支援センターを中心とした就労支援ネットワークによる包括的支援が必要。③
市町村での精神障害者の情報が共有されていない。また、地域移行・定着のための地域での理解の取り組
みが進んでいない中で制度だけが進行している。
3障害共通の課題として、①相談、緊急時のサポート体制整備、②地域の偏見等、本人を取り巻くネガティブ
山口
環境の除去、③日中活動の場の充実、④住まいの場の確保、等がある。
徳島
地域移行を行う場合の受け皿の不足。
香川
長期化、高齢化している入院患者の退院支援では受け入れ先の確保(ハード面)が難しい。
福岡
福岡県総合計画における目標として、平成28年度に法定雇用率達成を目指している。
(計画)グループホームの設置促進。地域移行、定着支援に係る関係機関との研修会。(課題)①高齢、長期
佐賀
入院などでケアが必要な障害者の地域移行。②在宅での緊急対応。
長崎県障害福祉計画(第3期)を策定(入院患者の早期退院を促進し、地域生活への移行と地域生活継続の
長崎
ための支援を強化する)。医療機関や相談事業所、市・町といった関係機関の連携が上手くいかず、個別給
付化が少ないことが課題である。
第4期熊本県障がい計画(平成23年度~26年度)では、精神障害者の地域移行に関し、①1年未満入院者
熊本
の平均退院率を77%以上とする、②5年以上かつ65歳以上の精神障害者の退院患者数を288人以上と
する、との目標を掲げている。
障害者就業・生活支援センター(労働サイドと精神保健サイドの生活面の支援を全体的に実施する中核機
大分
関)。23年度に県南部圏域に新たに設置し、全福祉圏域に支援体制を整備した。
①保健所毎に精神障害者地域移行支援協議会を設置、②ピアサポートの活用を地域活動支援センターⅠ
宮崎
型に委託、③精神障害者地域移行支援機関関係者の研修を実施。
本県の精神病床平均在院日数は400日を超え、全国で2番目に長く、精神障害者の長期入院化が大きな課
題。このため、第3期障害福祉計画では、長期入院患者等の地域移行・定着を推進するため、対象者の退院
鹿児島
の働きかけを行う精神科病院、個別給付を担う指定相談支援事業所、市町村、保健所等関係機関連携・協
力が不可欠であるとし、地域ネットワークの構築関係機関への情報提供等を行うこととしている。
沖縄
精神障害者の地域移行・定着については国の行う「新たな財政支援制度」の活用を検討している。
さっぽろ障がい者プラン(H24~29年度)では、「分野2 生活支援」「基本施策2 施設入所者・精神科病院
札幌市
入院患者の地域生活への移行推進」として、地域移行・地域定着にむけた支援体制の充実を図るほか、地
域における住まいの充実を図ることを目標としている。
①精神障害者退院支援事業(精神科病院独自の支援では退院困難な利用者への地域移行支援を実施。個
別支援により退院の動機付けが一定程度できたところで、相談支援事業所が行う地域移行支援(個別支援)
へつなぎ、地域生活への移行と定着を推進する)。 ②地域ネットワー来事業(仙台市内の精神保健福祉関
仙台市
係機関の繋がりを深め、当事者が地域の社会資源を有効に活用できるような援助とネットワークづくり進め
ている。当事者の社会参加や就労促進のため当事者及び事業所のスタッフが作業所の取り組みを見学する
「作業所見学ツアー」と多くの事業所の情報を得られる「仙台市福祉事業所合同説明会」を企画実施)
精神障害者はその障害特性からメンタルな部分が大きく作用しているので、相談支援にあたっては、精神保
さいたま市
健福祉士等の専門性が必要となってくる。
精神障害者の地域移行・定着に関する市としての計画はない。精神障害者の地域生活支援を強化するため
千葉市
には、相談支援や就労支援等の施設機能の強化やサービスの充実を図る必要があると考える。
精神障害者社会適応訓練事業については、22年度に廃止(23年度まで経過措置として継続)したが、23年度
横浜市
からは「横浜市職場定着事業」に統合し、障害者就労支援センターに登録している利用者のうち、必要と認
められる人については、事業所での実習訓練等を行っている。
「第3次かわさきノーマライゼーションプラン改訂版」(平成24年3月)で、入院中の患者の地域生活への移行
川崎市
を重点的目標の一つに挙げ、現在取り組んでいる。
地域生活の受け皿となるグループホーム・ケアホームは、事業所数、定員数ともに増加傾向にあるものの、
施設入所者数が横ばい、地域移行者数は減少しており、地域移行が困難な方が施設のとどまっている状況
相模原市
となっている。このため、第3期障がい福祉計画において、退院可能精神障害者の地域移行促進するための
法に基づくサービスの着実な実施に努めることとしている。
新潟市障がい福祉計画において、身体、知的障害者を含め、福祉施設から一般就労への移行者を平成26
新潟市
年度72人とすることを目標としている。実習先・雇用先の開拓が課題である。
静岡市
受入企業の不足
第2次浜松市障がい者計画において、地域生活への移行に向けた体制整備を重点施策に掲げ、支援体制
浜松市
の整備と個別支援の充実に係る施策を展開している。
名古屋市 専門相談員による地域移行支援を予定している。
①平成24年度の個別給付化以後に初めて精神障害者地域移行支援・定着支援を担うこととなった事業所が
多く、さらに多くの事業所が支援を担ってもらえるよう事業の周知と関係機関向けの研修を実施している。②
京都市
退院の意思が固まり、支給申請を行うまでの支援に報酬が算定されていないことや遠方の精神科病院まで
支援に行く場合の経費及び時間が事業所の負担となっている。③地域定着支援を担うための体制を整える
のが困難な事業所が多い。
現行の地域定着支援は、退院後の緊急対応だけが報酬対象になっているため、地域移行支援から関わって
大阪市
いる事業者が継続した生活支援ができず、就労支援関係機関につなげにくい現状にある。
島根
8
問1(3)
番号
61
62
63
65
66
67
地域
連携状況との概要精神障害者の地域移行・定着に関する課題
①入院中の精神障害者については、1年未満の平均退院率を上げること、65歳以上の長期入院者の退院
者数を増やすことを目標に掲げているが、入院が長期化した患者の地域移行について、各病院からは、「退
院意欲が乏しい」「退院による環境変化への不安が強い」などの退院阻害要因があることが調査結果により
判明している。長期化・高齢化のケースにおいては、本人の意欲喚起や不安軽減など、よりきめの細かい支
堺市
援が必要であるといえる。②年齢によって利用できる制度が異なるため、介護保険等の高齢分野の支援に
引き継いでいくという支援体制を作ることも大きな課題である。③地域で生活を送るための一般住宅入居契
約に当たり、保証人問題等で入居できないケースがあることや、グループホーム等の社会資源が不足してい
る傾向にあることなどから、退院可能であっても住居の確保が難航している婆がある。障害者の住居探しに
協力する不動産店をを名簿化しているが、引き続き確保と拡充を図る必要がある。
「精神障害者地域移行推進事業」として、ピア・サポーターの養成・支援を行い、その活用により精神科病院
からの地域移行を促進している。具体的には、ピア・サポーターが精神科病院等で地域での生活について発
表を行う「発表活動」、地域移行支援の利用者に対し相談支援事業者とピアサポーターが一緒に支援を行う
神戸市
「個別支援活動」である。ただ、たとえば、精神科病院での「発表活動」では、相談支援事業者からの個別の
働きかけや病院からの要請によるものであるため、計画的に実施されていない。行政から精神科病院へ働
きかけを行っているが、入院患者の特性などから実施が不可能な病院もある。また、ピアサポーターの養成・
支援に関しては、活躍する場の確保、身分や報酬などの課題がある。
退院後生活環境相談員(医療)と地域援助事業者(保健福祉)の更なる連携が必要である。このため、研修
岡山市
を行う予定である。
①精神障害者地域移行支援事業においては事業自体の周知が十分でない。ピアサポーターの活用等事業
の周知を図っていく。②地域移行支援、地域定着支援の支給に関しては、相談・支援事業者が少ないため支
北九州市
給決定者数に限度があり、きわめて少ない状況にある。今後、相談支援事業者の拡大、病院等と相談支援
事業者との連携・協力体制づくりに努めていきたい。
医療機関と就労支援機関とのネットワークの構築が十分でない現状にあるので、福岡市精神保健福祉セン
福岡市
ターや精神保健福祉担当部署を中心とした医療機関を含むネットワークを構築していく必要がある。
平成17年度から関係機関検討会を開始し、問1(1)の事業を実施しているが、地域移行・地域定着支援の
熊本市
個別給付化以降も申請や支給実績が少ない現状にある。関係者による検討会で意見交換を行いながら、今
後の事業内容について検討している状況である。
9
問2(1)社適実施状況総括表
調査票1 問2ー(1) 社適事業の実施状況総括表(平成26年6月調査)
番号
地域名
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
北海道
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
茨城
栃木
群馬
埼玉
千葉
東京
神奈川
新潟
富山
石川
福井
山梨
長野
岐阜
静岡
愛知
三重
滋賀
京都
大阪
兵庫
奈良
和歌山
鳥取
島根
岡山
広島
山口
徳島
香川
愛媛
高知
福岡
佐賀
長崎
熊本
大分
宮崎
鹿児島
沖縄
札幌市
仙台市
さいたま市
千葉市
横浜市
川崎市
相模原市
新潟市
静岡市
浜松市
名古屋市
京都市
大阪市
堺市
神戸市
岡山市
広島市
北九州市
福岡市
熊本市
該当団体数
①26年度
実施、27
年度以降
も従来通
り実施
◯
②26年度
は実施、
27年度は
中止また
は検討中
③25年度
まで実
施、26年
度以降中
止
④24年度 ⑤24年度
まで実
以前に中
施、25年 止
度以降中
止
備 考
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
17年度まで実施
23年度まで実施
22年度まで実施
23年度まで実施
◯
23年度まで実施
◯
◯
21年度まで実施
◯
21年度まで実施
◯
◯
27年度以降検討中
23年度まで実施
23年度まで実施
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
23年度まで実施
◯
◯
○
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
22年度まで実施
新規受付は23年度で終了(経過措置終了)
◯
*
◯
予算上中止していないが利用実績なく実質的に休止
◯
21年度まで実施
◯
◯
27年度検討中
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
22年度まで実施(経過措置23年度終了)
◯
政令指定市指定(22年度)以来未実施
◯
◯
◯
◯
27年度は検討中
27年度は未定
◯
◯
◯
23年度まで実施
◯
23年度までは県主体、政令市移行(24年度)以降は未実施
◯
◯
◯
◯
◯
◯
28
27年度以降検討中
13
7
3
16
67
問2(2)
調査票1
問2ー(2) 精神障害者社会適応訓練事業の中止・休止の理由
(社適事業実施状況)
② 平成26年度は実施しているが、27年度は中止予定または検討中
③ 平成25年度まで実施したが26年度は中止・休止
④ 平成25年度以前に中止・休止
(無回答及び「①平成26年度以降も継続実施予定」の自治体は省略)
番号
03
04
05
06
07
08
14
17
18
20
21
22
24
29
30
33
34
35
36
37
38
39
41
43
46
48
51
54
55
56
57
60
63
社適事業
社適事業中止の理由
実施状況
岩手
②
担当課としては継続を考えているが県財政課との協議となるので27年度は未確定。
訓練者数の減少、事業成果(一般就労)としての評価、職親制度の根拠法令条文が削除されたこ
宮城
③
と、受入事業所の減少、障害者福祉サービスにおける就労支援事業の充実などによる。
秋田
②
障害者総合支援法による就労支援サービスの充実が図られていること、利用者の減少、予算の
平成17年度まで実施していたが、障害者自立支援法の成立、障害者雇用促進法の改正により、
山形
④
障害の種別にかかわらず職場適応訓練を含めた各種支援を行う労働施策との連携の下で就労
移行支援事業が実施されることとなったため。
障害者自立支援法に基づく障害福祉サービスが充実し、事業の位置づけが不明確になったこと、
福島
④
訓練者の数が減少し多ことに伴う事務事業の評価における見直しのため。
茨城
④
精神保健福祉法の改正で根拠法文が削除されたこと、予算が大幅に削減を余儀なくされたことに
①精神保健福祉法改正により法としての位置づけがなくなったこと、②障害者総合支援法に基づ
神奈川
④
く障害福祉サービスが充実したこと、③利用実績のないことに伴う事業の見直しによる。
平成15年度に国庫補助が廃止後も重要施策として継続してきたが、障害者自立支援法の就労支
石川
②
援サービスが充実し、社適利用者が減少したため、26年度限りで終了することとした。
社適事業の法文削除、訓練者の減少、障害者総合支援法、労働局による就労支援事業があるこ
福井
③
とから、25年度限りで事業中止。
根拠法令から条項が削除されたこと、各類似事業があり、本事業より選択できる業種にもバリエー
長野
④
ションがあり、支給される手当も同等以上のため。
岐阜
④
障害者自立支援法でのサービスで対応可のと判断したことによる。
法的根拠条文が削除されたこと、障害者総合支援法による就労支援事業の利用者増加により、
静岡
②
本事業利用者が減少したため、26年度までで中止とする。
障害者総合支援法の就労系サービスや国の障害者雇用のためのサービス等の利用が可能であ
三重
②
るため、平成27年度については中止・休止について検討中である。
奈良
④
障害者自立支援法の成立にあわせ、精神保健福祉法の改正が行われたため本事業を中止。
和歌山
③
精神保健福祉法から該当条文が削除されたこと、利用者数も減少傾向にあったため。
利用者及び訓練実施事業所が減少傾向にあることから、今後の事業の在り方について検討して
岡山
②
いく予定。
公共職業安定所や障害福祉サービス事業者等による支援体制が充実してきており、事業の利用
広島
④
実績も低迷が続いていた状況にあったこと、事業の根拠条文が削除されたこと。
山口
④
精神保健福祉法から根拠条文が削除された際に事業終了。
徳島
③
正規雇用につながることが少なく、事業目的を達成することが困難なため。
事業対象者が減少したこと、障害者総合支援法に基づく就労支援事業所の増加、障害者就業・生
香川
④
活支援センターが各圏域に設置され、就労に関する指導、助言体制が整備されてきたことによ
障害者自立支援法の施行以降、就労系サービスが充実したこと等により当事業のニーズが減少
愛媛
③
したこと、根拠法文が削除されたことにより、23年度末で新規訓練者の受け付けを終了し、25年
度末をもって利用者の訓練が終了し、対象者がいなくなったため。
予算のみ計上、実態としては休止状態(平成21年度以降実績無し)。事業自体は中止していない
高知
が、近年要望がない。本県では、各支援機関は障害者委託訓練を活用する傾向があり、精神障
害者も多く利用している。
佐賀
④
障害者の就労支援を強化する部署を設置したため(障害福祉課に就労支援室設置)
熊本
②
平成27年度は検討中である。
鹿児島
③
障害福祉サービス等の就労支援施策が充実してきたため。
事業の根拠法が削除されたこと、市行財政プランにおける事業仕分けにおいて平成23年度から
札幌市
④
事業の段階的縮小をすることとなり、24年度末で事業を休止した。
社適業は、精神障害者の集中力、対人応力、仕事に対する持久力などの向上を図るための訓練
を中心にしているため、必ずしも就職に結びつかないこと、障害者の就労支援に関わる類似事業
千葉市
③
が整備され、利用者数が伸び悩んでいることから、「障害者職場実習事業」の開始に伴い、25年
度末で当事業を廃止した。
障害者の就労支援については、障害者自立支援法における取り組みが始まったこと、労働行政で
の精神障害者施策が強化されている状況下で社会適応訓練事業を継続する意味合いは乏しく、
相模原市
④
職親制度が過去に果たしてきた役割は十分評価するものの、当事者からの評価も芳しくなかった
ことから平成17年に事業を廃止した(16年度以降の利用者もなかった)。
新潟市
②
就労支援スキルを持った障害福祉サービス事業所が充実しているため。
障害者総合支援法に基づく訓練等給付の利用者が増加していること、当事業の新規訓練希望者
静岡市
②
がいなく、現在訓練中の利用者もいないため。
浜松市
②
今後については未定。
根拠法上の廃止、障害者総合支援法による訓練給付等の利用者の増加に伴い、当制度の訓練
大阪市
④
者が減少したため23年度末で事業を廃止した。
岡山市
④
訓練者数の減少、障害福祉サービスの充実
地域
11
問2(2)
地域
社適事業
実施状況
65
北九州市
②
66
福岡市
②
67
熊本市
④
番号
社適事業中止の理由
①事業利用者の減少、②精神障害者を対象とした障害福祉サービス就労系事業所の増加、③代
替となる精神障害者の就労支援施策(障害者職業センターによるジョブコーチ派遣、リワーク支
援、国・県が設立する障害者就業・生活支援センターと一体的活動する北九州市障害者就労支援
障害者相互支援法によや労働部門における社会復帰支援のメニューや体制が充実してきたこと
から障害者の就労支援体制全体を整理する中で今後の方向性を検討している。
本事業の根拠法令が削除されたこと、による。なお、本市は、平成24年4月に政令市に移行した
が、移行前の当該事業利用者に支障がないことを当時に実施主体である熊本県に確認した上、
12
問2(3)
調査票1
問2ー(3) 社適事業の要綱の改定・事業内容の変更等の内容
(社適事業実施状況)
① 平成26年度も実施中であり、今後も従来通り実施予定
② 平成26年度は実施しているが、27年度は中止予定または検討中
③ 平成25年度まで実施したが26年度は中止・休止
④ 平成25年度以前に中止・休止
番号
02
05
13
16
23
27
33
47
50
58
59
64
65
社適事
社適事業の要綱の改定、事業内容の変更等の内容
業実施
青森
②
消費税改正に伴う訓練委託料を改正(25年度1,800円→26年度1,850円)
秋田
②
25年度から訓練期間を原則1年とし、通算訓練期間(従来3年まで)の規定を削除した。
東京
①
平成26年4月の消費税改訂に伴い事業主への委託料を3,465円から3,564円に変更
24年度から当事業の事務を富山市(富山市保健所)と委託契約を締結して実施している。26年度
富山
①
から事務簡素化のため要綱を一部改訂した。
愛知
①
平成26年度から消費税蔵々に伴い、委託料を1,500円から1,540円に引き上げた。
平成26年4月1日より、①訓練を2コース制(社会参加コース、就労準備コース)に変更、②支援機
大阪
①
関への謝礼支払いを開始(協力事業所への訪問を含め、訓練継続に必要な支援実績に基づき、
訓練生1人につき、月額5,000円の謝礼を支払う)
平成25年度:委託契約書の様式等変更、26年度:消費税率引き上げに伴う委託料の改定(1日
岡山
②
の委託料1,000円→1,028円、1日の訓練時間が4時間を超える場合の加算額(1時間につき)250
円→257円(税込み)
平成25年6月18日付で要綱改定(①最長訓練期間を3年から2年に短縮。②訓練期間中に訓練を
振り返り今後の方向性を関係者で確認、評価するため「中間評価書」を知事に報告することとし
沖縄
た。③中核市誕生に伴う新たな保健所の設置による申込書例出先の変更。④訓練結果報告書に
①
添付する「主治医の意見」を削除し、本事業の実施者である保健所長の意見を訓練実施結果評
価書に記載することとした。)
平成26年度から社適事業を職場実習事業に統合し、精神障害者の社会的自立を前提とした社会
さいたま市 ①
適応訓練として位置づけられた。
25年度から訓練中止報告書を保健所長を経由して市長に報告することとした(従来は保健所長を
名古屋市
①
経由せず)。
京都市
①
様式の一部を簡略化し、受入事業所と保健センターの手続きの負担を軽減した。
広島市
①
(平成24年)法改正による文言修正
北九州市
②
昨年度から断続的に検討しているが現時点では具体的な変更はない。
地域
13
問3
調査票1
問3 精神障害者の地域への移行・定着に関する地元関係団体、企業等の動向
番号
08
12
15
16
19
20
25
27
28
50
51
54
57
59
63
地域
地元関係団体、企業等の動向
茨城
千葉
新潟
障害者の家族の団体から「一般就労」を増やせるよう支援して欲しいとの要望がある。
社会適応訓練事業については、地域移行・定着支援としては直接的に関連していないのが現状
新潟県精神保健職親制度の利用者が年々減少してきている。
精神障害者の雇用率が年々増えている一方で、精神障害者の雇用後の離職率は他の障害に比
富山
べて特に高くなっており、雇用後も長く働き続けられる体制整備が必要である。また、障害者を支
援する関係機関、A型事業所が増える中、関係機関の役割を明確にしていく必要がある。
社会適応訓練事業の登録協力事業所のうち、現在、訓練対象者がいるのはその1割弱である。
山梨
訓練対象者数はここ数年横ばいである。
当事者団体、家族会からの要望として、企業での偏見、差別を解消するため、人権に係る研修の
長野
推進及び合理的な配慮によって障害者も働きやすい職場環境づくり、協力事業所の拡大に向け
た具体的な取り組みなどが挙げられている。
滋賀
精神障害者地域就労支援事業所協議会等から社適事業の継続について要望がある。
精神障害者の雇用について知りたいと考えている企業ニーズを踏まえ、商工労働部と福祉部自
立支援課によるセミナーを開催している。同セミナーでは、精神障害者を雇用する企業による講
大阪
演と社適事業を利用した当事者・支援機関・協力事業所によるパネルディスカッションなどを通し
て精神障害者の雇用に関する理解深めてもらっている。
兵庫
精神障害者社会適応訓練事業の継続及び充実についての要望有り。
事務の訓練を受けたいというニーズが多いので、それに伴って協力事業所に依頼するが、6ヶ月
さいたま市
間という長期間、仕事の切り出しが無いという理由で断られてしまう。
千葉市精神障害者社会適応訓練事業運営協議会において、社適事業の見直しとして職場実習
千葉市
事業に取り組んでいる先進市の事例が紹介されたことから当市でも職場実習事業を開始した経
精神障害者の就労準備性の向上と企業の理解促進を目的に民間団体との協力事業として「職場
体験事業」を実施しているが、体験実習に協力してもらえる企業の開拓に多くの困難が伴うことか
相模原市
ら、企業における精神障害者の理解や受入にはまだ多くの課題がある。平成30年の雇用義務化
に向けて一層の普及啓発を行う必要性を感じる。
一般企業の間では精神障害者の雇用機運の高まりは感じられるものの、障害特性の理解や受入
浜松市
イメージの不足から雇用に二の足を踏む状況にある。
京都市 京都府より、労働部の施設(ジョブパーク)が社適事業を活用したいと申し出ている。
①就労継続支援A型事業所が増加している。②A型事業所を転々としている当事者が少なからず
岡山市
いる。③A型事業所から一般雇用への移行が少ない。
14
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