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JFETB杭 (内面リブ付鋼管巻き場所打ち杭)
JFETB杭 (内面リブ付鋼管巻き場所打ち杭) 1. 技術の概要 本杭は、図-1に示すように杭上部の大きな曲げモ-メントとせん断力の作用する 部分を内面リブ付鋼管で補強した場所打ち杭である。 図-1 JFETB杭(内面リブ付鋼管巻き場所打ち杭) 2. 技術の特徴 1) 従来の場所打ち杭に比べて、曲げ抵抗・変形性能・せん断抵抗の大きな杭を提 供できる。 2) 杭体の大きな曲げ抵抗・せん断抵抗により、軟弱地盤では杭径・本数・フ-チ ングの低減につながる。 3) この杭の持つ大きなせん断抵抗は、地震時の地層境界部で発生する大きなせん 断力に対しても有効である。 1 3. 使用材料 内面リブ付鋼管巻き場所打ち杭に使用する材料の諸元を表-1に、寸法範囲を 表-2に示す。 表-1 使用材料 材 料 鋼 管 内面リブ付鋼管:外径φ800~2,500mm、板 厚t=9~25mm (JIS A 5525) リ ブ高さ 2.5mm以 上 4mm以 上, 20mm以下 リブ幅 30mm以上, 40mm以下 リブ間隔 リブ方向角度 40゜以下 材 質:SKK400、 SKK490 鉄 筋 異形棒鋼:D6~D51(JIS G 3112) 材 質:SD295A SD295B SD345 SD390 SD490 コンクリ-ト 諸 呼び強度:30 36 40 N/mm 2 配 合:単位セメント量 350kg/m 3 以 上 水セメント比 55%以下 スランプ 18~21cm 表-2 外 元 内面リブ付鋼管の寸法範囲 板 径 厚(mm) (mm) 9 10 12 14 16 19 22 25 800 ● ● ● ● ● ● ● ● 900 ● ● ● ● ● ● ● ● 1,000 ● ● ● ● ● ● ● ● 1,100 ● ● ● ● ● ● ● ● 1,200 ● ● ● ● ● ● ● ● 1,300 ● ● ● ● ● ● ● ● 1,400 ● ● ● ● ● ● ● ● 1,500 ● ● ● ● ● ● ● ● 1,600 ● ● ● ● ● ● ● ● 1,700 ● ● ● ● ● ● ● ● 1,800 ● ● ● ● ● ● ● ● 1,900 ● ● ● ● ● ● ● 2,000 ● ● ● ● ● ● ● 2,100 ● ● ● ● ● ● 2,200 2,300 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 2,400 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 2,500 注)●:SKK400,SKK490 2 4. 使用材料 施工方法の概要を図-2に示す。本杭の施工は、従来の場所打ち杭(オ-ルケ-シ ング、リバ-ス、ア-スドリル)工法で掘削を行うが、鋼管設置部分のみ鋼管外径 + 100 mm以上 で 掘 削 し 、 鉄 筋 か ご と 鋼 管を同 時 に 建 込 み 、 コ ンクリ -ト 打 設 と 同 時に鋼管外周をグラウト充填する。 図-2 施工方法 5. 技術保有会社および連絡先 会社名 部署名 JFEスチール㈱ 建材センター 丸五基礎工業㈱ 東京支店 03-3649-5131 東洋テクノ㈱ 技術本部 03-3473-9481 日特建設㈱ 技術本部 ジャパンパイル㈱ 施工技術部 03-5843-4196 大洋基礎㈱ 技術部 03-3663-5561 ㈱ジオダイナミック 本社技術部 03-5857-8730 菱建基礎㈱ 工務部 03-6912-6334 大興物産㈱ 環境・基礎事業部 03-5413-1517 3 建材開発部 電話 技術営業部 03-3597-4292 03-5645-5115 6.審査証明実施機関 一般財団法人 土木研究センター 7.審査更新年月日 平成17年12月22日 内容変更・更新 平成22年12月22日 内容変更・更新 平成27年12月22日 内容変更・更新 4