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リフリート工法

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リフリート工法
リフリート工法は、劣化したコンクリート構造物を、
リフレッシュします。
リフリート工法は、鉄筋コンクリート構造物の劣化防止、耐久性向上を目的として開発された躯
体改修工法です。大切な社会資本である鉄筋コンクリート構造物の美観改修、安全性確保、
資産価値向上、耐久性改善を目的として、
より永く供用いただくために、ぜひリフリート工法を
ご活用ください。
●劣化原因に応じた躯体改修
●劣化症状に応じた断面修復工法
リフリート工法では、中性化、塩害等の劣化原因別に劣化制御
鉄筋コンクリート構造物を補修する場合には、劣化程度、部位、
仕様のRF仕様又は塩害防錆仕様のDS仕様等を選択し、
より
施工環境、施工条件等に応じた、適切な補修工法が必要になり
効果的な躯体改修を図ります。
ます。
リフリート工法では、劣化症状、施工条件等に応じた、各種
●諸物性に優れたポリマーセメントモルタル類
断面修復工法を用意しています。
リフリート工法では、強度、熱膨張率、弾性係数等の諸物性がコ
●豊富な経験と施工実績
ンクリートに近く、耐久性、防水性、長期接着性、耐摩耗性、耐衝
リフリート工法は、昭和51年
(1976年)
に第一号物件を手掛け
撃性等に優れたポリマーセメントモルタル類を使用しています。
てから現在に至まで、建築物、土木構造物において、著名な構
造物を含む数多くの物件にご採用いただき、関係各位より絶大
なる信頼を頂いております。
リフリート工法 基本仕様
『RF仕様』
『DS仕様』
中性化した鉄筋コンクリート構造物の耐久性補修改修に適
用します。
塩害により損傷を受けた鉄筋コンクリート構造物の耐久性
補修改修に適用します。
使用材料
使用材料
RF−100
(アルカリ性付与・表面固化材)
RF−100
(アルカリ性付与・表面固化材)
RF防錆ペースト(防錆材入りポリマーセメント系防錆材・表面被覆材)
DS−400
(塗布形防錆材)
RFモルタル(防錆材入りポリマーセメント系断面修復材)
RF防錆ペースト(防錆材入りポリマーセメント系防錆材・表面被覆材)
RFモルタル(防錆材入りポリマーセメント系断面修復材)
お願い(必ずお読みください)
1. リフリート工法及び関連補修材料・工法の採用、施工に当たって
は、
劣化原因、
劣化状況等を十分に調査、
検討し、
各種工法の選
定を行って下さい。
2. 施工時に外気温が5℃以下の場合は、
作業を行わないで下さい。
やむをえず施工を行う場合は、
必ず適切な保温・採暖処置を行っ
て下さい。
3. 施工時に降雨、
多湿等により結露の恐れがある場合は、
作業を行
わないで下さい。
4. リフリート工法で使用する材料の特長、用途、使用方法、注意事
項等については、
「リフリート工法技術資料」に記載しております。
リフリート工法及び関連補修材料・工法の採用、施工に当たって
は、
リフリート工法の関連資料を必ずお読み下さい。
5. 施工に当たっては、施工部位、対象構造物の立地環境等を十分
に考慮して工法を選定して下さい。
6. 施工に当たっては、適切な施工管理(工程管理、安全管理等)
を
行って下さい。
RF 仕様
Ⅰa リフリート工法(RF仕様)
■RF仕様の特長
■用途(適用範囲)
リフリート工法は、
ただ単に表面だけの化粧直し
(改装)
ではなく、素
①中性化によって劣化した鉄筋コンクリート構造物
地内部から施工する他に類のないコンクリートの躯体改修、改善工
②凍害により損傷を受けた鉄筋コンクリート構造物
法です。本工法は特殊な浸透性アルカリ性付与材「RF-100」の塗
③火災を受けた鉄筋コンクリート構造物
布によって、
劣化した躯体にアルカリ性を付与すると同時に表面を強
化して、
コンクリートを化学的・物理的にリフレッシュする工法です。
さらに、
「RFモルタル」、
「RF防錆ペースト」で覆うことにより、水や炭
酸ガスなどの浸入を防ぎ、
以後の中性化防止と、
鉄筋の腐食抑制効
果を高めます。
■使用材料
●RF-100 ●RF防錆ペースト ●RFモルタル
■施工フロー
リフリート工法(RF仕様)
劣化表面
錆鉄筋及び浮き
ひび割れ
サンダーケレン
はつり工事
Uカット
錆落とし
水
空気
(酸素・炭酸ガス)
RF-100の塗布
乾 燥
防錆処理
(RF防錆ペースト)
RF-100含浸層
RF防錆ペースト
(防錆処理)
埋め戻し
(RFモルタル)
RFモルタル
(埋め戻し)
下地調整保護層
(RF防錆ペースト)
RF防錆ペースト
(下地調整)
仕上げ材
仕上げ材
Ⅱa リフリート工法(DS仕様)
■DS仕様の特長
■用途(適用範囲)
「DS仕様」は、
「RF−100」
と
「DS−400」による
「化学的改修」
と
「RF防錆ペースト」による
「物理的改修」から構成されています。
●中性化したコンクリートの劣化抑制に対しては、
「RF-100」による
アルカリ性付与および表面強化を、中性化や塩害によって腐食
ンクリートの土木構造物
②塩害により損傷を受けた集合住宅、事務所、学校および競技施
設等の鉄筋コンクリートの建築構造物
した鉄筋の防錆に対しては、
「 DS-400」の拡散浸透による鉄筋
③鉄筋コンクリートの塩害に対する予防保全
防錆を行います
(化学的改修)
。
■使用材料
●外部からの水分、酸素、塩化物および炭酸ガス等の有害物質の
浸入を防ぐために「RF防錆ペースト」による表面被覆を行います
(物理的改修)
。
DS 仕様
①塩害により損傷を受けた橋脚、
橋台、
高欄および擁壁等の鉄筋コ
●RF-100 ●DS-400 ●RF防錆ペースト ●RFモルタル
■施工フロー
リフリート工法(DS仕様)
水、塩分
RF-100含浸層
空気
(酸素、炭酸ガス)
劣化表面
錆鉄筋及び浮き
ひび割れ
サンダーケレン
はつり工事
Uカット
錆落とし
高圧水洗浄・清掃
RF-100の塗布
DS-400拡散域
RF防錆ペースト
(防錆処理)
RFモルタル
(埋め戻し)
RF防錆ペースト
(下地調整)
仕上げ材
DS-400の塗布
防錆処理
(RF防錆ペースト)
埋め戻し
(RFモルタル)
下地調整保護層
(RF防錆ペースト)
仕上げ材
Ⅰb リフリート工法(RF仕様適用例)リフリート工法は火災、凍害に対する補修事例が豊富にあります。
1 火災補修
2 凍害補修
■補修方法
■補修方法
火災に対する補修方法は、リフリート工法(RF仕様)を適用しま
凍害による補修方法はリフリート工法(RF仕様)を適用しま
す。特に、火災を受けたコンクリートは、急激に中性化が進行
す。特に、凍害を受けたコンクリートは、表層部が脆弱化して
し、表層部が脆弱化していますので、
「RF-100」の塗布によっ
いますので、
「RF-100」の塗布によって、アルカリ性付与と表
て、アルカリ性付与と表面強化を行う必要があります。また、火
面強化を行う必要があります。また、今後の凍害再発防止対策
災補修の場合の「RF-100」の塗布量は、通常の場合よりも多くな
として、防水性、耐凍結融解性、接着耐久性、耐摩耗性に優れ
りますので、事前に塗布量の確認を行ってください。
たポリマーセメントモルタル「RFモルタル」「RF厚付モルタ
ル」によって欠損部を埋め戻し、表面仕上げを行うことにより
補修効果をさらに確実なものとします。
Ⅱb リフリート工法(DS-HG仕様)特許取得、建築施工技術審査証明取得
■DS-HG仕様の特長
「DS−HG仕様」は、鉄筋およびコンクリート表面に「DS−40
0」および「DS防錆ペースト」を塗布することにより鉄筋の腐食を
抑止するもので、次の特徴があります。
■使用材料
●DS-400
「DS−400」は、亜硝酸リチウムを主成分とした塗布形防
錆材で、コンクリート素地に塗布することで、防錆成分がコン
クリート中に浸透・拡散し、鉄筋表面に緻密な被膜(不動態
①今後腐食の恐れのある内部鉄筋の防錆
②施工上どうしてはつり取れない鉄筋の防錆
③耐震補強での内部鉄筋の防錆
10
DS-400
:200g/㎡
DS防錆ペースト:2㎜
8
防錆成分濃度
●腐食鉄筋の防錆はもとより、浸透性の防食成分がコンクリートの中に
徐々に浸透していきますので、施工上どうしてもはつり取れない鉄筋裏
面の防錆およびコンクリート内部の防錆にも、効果を発揮します。
●特に、塩害を受けた鉄筋コンクリート構造物のように、既に塩化物イオン
を含むコンクリート内部に存在する鉄筋の防錆にも効果を発揮します。
■用途(適用範囲)
W/C=60%
1ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
12ヶ月
6
4
(kg/m3)
2
被膜)を形成し、鉄筋の腐食を抑止します。
●DS防錆ペースト
「DS防錆ペースト」は、
「RF防錆セメント」に「DS混和材」
を用いて混錬した防錆材入りポリマーセメントペーストで、露
出鉄筋の防錆処理、有害成分の浸入防止およびコンクリート
の下地調整に使用します。
●DS混和材
0
1.5
3
4.5
コンクリート表面からの距離(cm)
6
防錆有効成分の拡散状況
■使用上の留意事項
仕上げ材の施工に際しては、事前に仕上げ材との各種性能
「DS混和材」は、亜硝酸リチウム系防錆材を混入したSBR
確認を行ってください。特にウレタン系仕上げ材と接触すると、
系ラテックスで、
「DS防錆ペースト」専用の混和材です。
化学反応により黄変することがありますので注意して下さい。
■中性化劣化のメカニズム
る水酸化カルシウムという高アルカリ性の物質によって保護されています。
し
かし、
この物質は永久にアルカリ性を保持することはなく、空気中の炭酸ガ
スによって、炭酸カルシウムという中性の物質に変化してしまいます。
この現
象を中性化といいます。
コンクリートが中性化すると、鉄筋の保護機能が失
われ、鉄筋が腐食し始めます。鉄筋が腐食すると、
その膨張圧によって、
か
ぶりコンクリートにひび割れを生じ、
このひび割れから、
水、
酵素、
炭酸ガス等
が浸入し、
腐食が促進され、
かぶりコンクリートの浮き、
剥落等の劣化を引き
起こしてしまいます。
●中性化劣化の例
中性化補修、経年劣化補修に
コンクリート中の鉄筋は、
セメントが硬化する時の水和反応によって生成す
■塩害劣化のメカニズム
健全なコンクリート中の鉄筋は、高アルカリ性(pH12∼13)下では、鉄筋
表面に緻密な不動態被膜を形成し、腐食から保護されていますが、コン
態被膜が部分的に破壊されて、酸素および水分の浸入によって鉄筋が
腐食し、体積が膨張し、その膨張圧でかぶりコンクリートにひびわれが
生じます。
コンクリート中性化と塩害が同時に進行しますと、コンクリート中の内部
鉄筋の腐食が助長され、加速度的にかぶりコンクリートにひび割れ・浮
き・はく落等の劣化に至ります。
●塩害劣化の例
塩害補修・鉄筋防錆に
クリートの中性化が鉄筋位置まで達した場合や、外部から塩分浸透によ
りコンクリート中の塩化物イオン量がある一定量以上存在すると、不動
RF-100
DS-400
種類
浸透性アルカリ性付与材
種類
塗布型防錆材
用途
アルカリ性付与、表層強化
用途
鉄筋腐食抑制
荷姿
20kg入石油缶
荷姿
20kg入石油缶
RF防錆セメント
RFモルタルパウダー
RF混和材
DS混和材
種類
薄塗用既調合セメントモルタル
種類
既調合セメントモルタル
種類
防錆材入SBRラテックス
種類
亜硝酸リチウム入SBRラテックス
用途
鉄筋防錆処理、下地調整
用途
断面修復、下地調整
用途
RF防錆セメント、RFモルタルパウダー専用混和材
用途
RF防錆セメント専用混和材
荷姿
20kg入袋
荷姿
20kg入袋
荷姿
18kg入石油缶
荷姿
20kg入石油缶
<記載内容についてのご注意>
●本資料記載のデータ等記載内容は、代表的な実験値や調査に基づくものであり、現場の条件等により異なる場合があります。
●ご使用に際しては、使用目的に適合するかどうかおよび安全性についてご確認下さい。
●本資料記載の製品およびこれらを使用した製品を廃棄する場合は、法令に従って廃棄して下さい。
●ご使用になる前、使用方法や注意事項等を施工要領・製品安全データシート等でご確認下さい。
●本資料の記載内容は、新しい知見により断りなく変更する場合がありますので、ご了承下さい。
●商品についての問合せ、カタログ請求は最寄りの各支店まで。
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☎087-833-5758
☎092-781-5331
15.7.1,000M
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