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審査基準(案)の概要
危険物製造所の設置・変更許可時における消防法 第11条第2項の審査基準(案)の策定について〈概要〉 1 趣 旨 平成 22 年1月7日に発生した危険物製造所の大規模な爆発火災は、敷地に接する公道に約10トン のステンレス製の炉が落下するほか、爆風によって周辺建物の屋根・壁・ガラス窓を破損する被害が 生じました。 今回のような事故を未然防止する策として、横浜市では、全国に先駆けて独自の審査基準を策定し ます。 2 審査基準について 消防法第 11 条第 2 項に基づく許可に関するもの 【適用範囲】予防規程対象である指定数量の倍数が10以上の危険物製造所を新たに設置又は既存施設の 変更を行う場合 【審査基準】 当該製造所において取り扱う物質や製造過程の危険性などについて、以下の事項について設置者 自らが十分に把握し、災害の発生を予防するための対策を行うこと。 ※「以下の事項」については案のとおり 「一定規模以上の危険物製造所」(※1)を新たに設置又は既存施設の変更を行う場合には、当該製造所 において取り扱う物質や製造過程の危険性などについて、基準事項(※2)を設置者自らが十分把握し、そ の対策行うことを、新たに審査基準とします。 この審査基準を設けることによって消防当局は、当該製造所の設置・変更許可の段階で、公共の安全の 維持又は災害の発生を未然に防止するものです。 ※1 予防規程対象である指定数量の倍数が 10 以上の危険物製造所 ※2 (財)全国危険物安全協会が作成した危険性評価方法(チェックリスト方式)(指導・協力:総務省消防庁、 全国消防長会)を参考に消防当局で作成したもの 3 市民意見公募期間 期間:平成 22 年 11 月 15 日から平成 22 年 12 月 14 日まで 閲覧:市民情報センター、各区役所広報相談係、消防局ホームページ 意見募集方法:電子メール、郵送、FAXにて受付します。 4 今後の予定 平成 23 年1月1日から実施します。 5 参 考 従前との対比は別紙のとおり 別紙 < 審査基準策定における従前・従後の比較表 > 項 目 <許可に際して> 許可の審査基準 リスクアセスメントの提出 <危険物を取り扱う前に> 予防規程の作成 < 従 前> < 従 後> < な し > 特に指定なし (社内規定でも可) < あ り > 横浜市消防局で作成した基準事 項を設置者自らが十分に把握 し、災害の発生を予防するため の対策を行うこと <例> 物質危険性評価、プロセス危険性 評価等が適切におこなわれたか が許可の基準となる。 < な し > < あ り > 危険要因の把握を実施し、対策を 十分行ったことを証する「リスクア セスメント・チェックリスト」提出 事業所の自主保安基準とし て認可 変更なし