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3 菰野町04_05(H26.9.29修正版)
東海地震について 南海トラフ地震とは ●南海トラフとは 南海トラフとは、 四国の南の海底に静岡から九州近辺 ■南海トラフ地震の想定震源域 まで伸びている水深4,000m級の溝(トラフ)で、非 常に活発で大規模な地震発生帯と言われています。 日本海 東京 ●南海トラフ地震とは 菰野町 大阪 海溝型の地震で海洋プレートが大陸プレートの下に 沈み込んでいるために、定期的に大陸プレートが跳ね 上がって起こる地震です。 これまでは、想定される震源域の範囲に応じて、東海・ 東南海・南海地震と呼ばれていましたが、過去のデータ などから、連動性が高い地震のため、これら3つの地震 を一つの震源域とし、南海トラフ地震と呼ぶようになり ました。 高知 〜警戒宣言が発令されるまでの流れ〜 名古屋 潮岬 足摺岬 0 50 100km ◆震度と被害の状況 平成26年3月三重県地震被害想定調査による震度分布 ( 「理論上最大クラス」モデル) 観測データの変化が、東海地震の前兆であると直ちに評価できない場合です。テレビ、ラジオ、防災みえ等の情報に注 意し、平常どおりお過ごしください。 東海地震注意情報 地震観測データに変化が現れ、東海地震の前兆現象の可能性が高まったと認められた場合に発表されます。テレビ、 ラジオ、防災みえ等の情報に注意し、行政からの指示に従って落ち着いて行動してください。この時点では交通機関 は通常通り運行し、学校、幼稚園等からは速やかに帰宅を開始します。 東海地震予知情報 東海地震が発生するおそれがあると認められた場合に発表され、同時に警戒宣言が発令されます。テレビ、ラジオ、 防災みえ等の情報に十分注意し、地震の発生に十分警戒して、落ち着いて行動してください。 警戒宣言が 発令されると 南海トラフ地震が発生すると 階 級 人 間 4 ・ かなりの恐怖感があり、 一部の人は、身の安全を 図ろうとする。 ・ 眠っている人のほとんど が目を覚ます。 ・通常では、建物に被害は生じ ない。 5弱 ・ 多くの人が、身の安全を 図ろうとする。 ・ 一部の人は、行動に支障 を感じる。 ・耐震性の低い住宅では、壁や 柱が破損するものがある。 5強 ・ 非常な恐怖を感じる。 ・ 多くの人が、行動に支障 を感じる。 ・耐震性の低い住宅では、壁や 柱がかなり破損したり、傾く ものがある。 ・ 立っていることが困難に なる。 ・耐震性の低い住宅では、倒壊 するものがある。 ・耐震性の高い住宅でも、壁や 柱が破損するものがある。 6強 ・立っていることができ ず、はわないと動くこと ができない。 ・耐震性の低い住宅では、倒壊 するものが多い。 ・耐震性の高い住宅でも、壁や 柱がかなり破損するものがあ る。 7 ・ 揺れにほんろうされ、自 分の意志で行動できな い。 ・耐震性の高い住宅でも、傾い たり、大きく破壊するものが ある。 国土地理院の数値地図 50000(地図画像)を縮小して使用 東海地震に関連する 調査情報 太平洋 南海トラフ 6弱 東海地震は、現在のところ科学的な直前予知の可能性のある唯一の地震です。気象庁の観測データに異常が認められた 場合、以下の通り東海地震に関連する情報が発表されます。テレビ、ラジオ、 「防災みえ.jp」 (三重県のホームページ)など の情報に注意し、東海地震の発生に十分警戒して、 「警戒宣言」及び役場の指示に従って行動してください。 東海地震に係る地震防災対策強化地域内では、鉄道や高速道路などの交通が規制されるなど、社 会活動に大幅な制約が加わることになります。平成24年4月現在、菰野町近隣では、桑名市のほ か、三重県南部沿岸部、愛知県の広範囲が強化地域に指定されています。 木造建物 南海トラフ地震が発生した場合の震度予測の分布で す。町内の大部分で震度6弱、特に地盤の弱いとこ ろでは震度6強が予測されています。 土砂災害・水害 土石流 大雨が降り続いた場合、 土砂災害や水害の発生する可能性が高まります。 がけ崩れ 洪水 ったら 大雨が降 難を ! 早めの避 谷や斜面にたまった土や石、砂などが、 大雨により、水と一緒に渓谷を一気に流 れ下る現象を「土石流」といいます。この ような被害の生じる恐れのある渓流を 「土石流危険渓流」といい、防災マップに おおよその範囲を示しています。 豪雨、または地震により地盤がゆるみ、 突然崩れ落ちる現象を「がけ崩れ」と言 います。このような被害の生じる恐れの ある箇所を「急傾斜地崩壊危険箇所」と いい、防災マップにおおよその範囲を示 しています。 防災マップには、町内の水害の浸水想定 範囲を示しています。三滝川、金渓川沿 いの下流の低地部では特に危険度が高 くなっていますが、上流部や台地部であ っても、周囲より低くなっているような 場所では水が集まりやすく、注意が必要 です。 危険性の判断は気象情報から 耐震診断・耐震補強の実施を ! 地震災害による死者の多くは、建物の倒 壊による圧死といわれています。「自分 の家は大丈夫」と勝手に判断せず、まず は耐震診断を! ●住宅の耐震補強をしておけば… 命、財産を守ることができます。 避難所生活をしなくてすみます。 ●まちの耐震性が向上します 建物が倒壊して避難路をふさぐことがなくなります。 火災の延焼を少なくすることに有効です。 4 土砂災害の多くは長雨や集中豪雨がきっかけになって発生します。一般に1時間に 20mm 以上、 または降り始めからの総雨量が 100mm 以上になったら要注意といわれています。テレビ、ラジオか らの気象情報、町からの災害情報(裏表紙の説明を参照)に注意しましょう。特に土砂災害危険箇所 の付近では、周囲の状況にも注意し、早めの避難が必要です。 また、平成25年8月25日から「特別警報」の運用が開始されました。警報の発表基準をはるか に超える豪雨や大津波等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合に「特別警報」 を発表し、最大限の警戒を呼びかけます。 「特別警報」 が発表された場合、 数十年に一度しかないような非常に危険な状況にあります。避難指示・ 避難勧告などの情報に留意し、ただちに命を守るための行動をとってください。 なお、平成26年9月、菰野地区の一部において、土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域が指 定されました。それぞれの区域の場所については、 都市整備課の窓口にて閲覧していただけます。また、 三重県の下記ホームページでも閲覧していただけます。 ◎三重県県土整備部流域河川課 http://www.pref.mie.lg.jp/HOZEN/HP/sabou/ 5