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第1回幸田町総合教育会議 会議録

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第1回幸田町総合教育会議 会議録
会
議
平成27年度 第1回幸田町総合教育会議 会議録
平成27年7月28日(火曜日)
日
時
開会 午前 9時00分
閉会 午前10時30分
場
所
幸田町役場 3階 301会議室
町
長
大須賀 一誠
教育委員会 委員長 大須賀 勝之
構
成
員
教育委員会 委員長職務代理者 杉浦未央
教育委員会 委 員 尾中
明
教育委員会 委 員 川口
江美子
教育委員会 教育長 小野
伸之
欠 席 構 成
員
なし
傍
者
なし
聴
副
構成員以外の出席者
町
長
成瀬 敦
企
画
部
長
大竹 広行
教
育
部
長
小野 浩史
次長兼企画政策課長 林 敏幸
次長兼学校教育課長 羽渕渕 闘志
生 涯 教 育 課 長
鳥居 栄一
企画政策課主幹
齋藤 啓一
学校教育課主任主査 夏目
慎子
・幸田町総合教育会議について
会議に付した案件
・教育に関する大綱について
・意見交換
-1-
企画部長
皆さん、おはようございます。定刻となりましたので只今から平成27年度第
1回幸田町総合教育会議を始めさせていただきます。はじめに大須賀町長から挨拶を
申し上げます。
町長
皆さん、おはようございます。早朝より出席いただきまして、大変ありがとうござ
います。大変暑い日が続いておりますが、先般の彦左まつりも3万人の人出というこ
とで幸田の活力だと思います。特に子ども達の参加が非常に多く、非常にうれしいな
と思っております。幸田駅前に行きましたら、電車から浴衣姿の若い娘さんたちが降
りてくる。幸田にわざわざ彦左まつりを見に来てくれる人が随分いるということで感
激しました。関係者の皆さんも大変だったと思いますが、祭りというものは人を和ま
す、活力を出すという意味では大変すばらしいことかなと思っております。
本日におきましては、第1回目の幸田町総合教育会議ということで、法整備に伴い
まして、私の方から提案させていただいて、教育委員の皆さんと一緒に幸田の将来、
教育を考えようという会議だと思っています。いつも思っているのは首長としての立
場として、幸田町の教育に何を求めるんだ、どう答えたらいいかを考えているわけで
すが、15年ほど前からいじめのない学校というドイツはシュトゥットガルトのシュ
タイナーの教育、それが一番頭に入っております。そこで何をしているのかというと、
楽器を使って心が和む生活をしようというのが大きな柱になっています。早稲田大学
の小出先生や千葉大の先生とかと検討したことがございます。埼玉にもシュタイナー
の学校があります。そういうところを見ながら、いじめのない学校にするにはどうし
たらいいのか考えています。
社会の動きによって生活環境が変わったりしますので、子どもの対応について教育
現場におきましては大変だろうと思っております。先週、岩手県に行ってきたんです
けども、矢巾町でいじめに関する事案がありました。警察は紫波町という、視察に行
った町なんですけども、東北の景観の素晴らしい町で何故あのような事件が起こるの
か、寂しい限りでございます。
今回の、新教育制度が始まりまして、総合教育会議で私自身の教育に対する思いを
語れということですが、皆さんと一緒に幸田町の将来を情熱を込めて進めたい。教育
長とは、保育園から高校まで一つの流れとして、一貫教育として検討する会議でもい
いよねといったことを話しておりました。元気な幸田町を、教育に熱心な幸田町を、
子ども達がすくすく育つようなまちづくりを念頭において進めてまいりたいと思って
おりますので、皆さんのお力をお貸しいただきまして、お互いに調整しながら進めた
いと思っております。よろしくお願いいたしまして、私の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
企画部長
ありがとうございました。続きまして、大須賀教育委員会委員長よりご挨拶を
お願いいたします。
大須賀委員長
改めまして、皆さんおはようございます。教育委員会の大須賀でございま
-2-
す。本日はこうして町長さんと直接会う場を設けていただきありがとうございます。
今回の法改正に伴い、総合教育会議の開催が義務付けられましたが、実際どのような
会議になるのか関心を持っております。教育に対する大綱を策定するにあたり、意見
の交換の場が設けられたということは大変意義深いことだろうと思っております。
今まで教育行政に関する町長さんの考えは、教育長や事務局を通じてしか伝わって
きませんでしたが、こうして直接お聞きする機会があるということは大変楽しみであ
ります。町長さんは、教育行政に非常に理解があるということと幸田町の子どもの将
来のために力を注いでいらっしゃると聞いています。私も幸田町に住む子ども達の教
育は、幸田町が責任をもって育てていくべきと考えます。今回の法改正は、その一歩
を踏み出したものとして歓迎しています。今後の子ども達の教育のために有意義に進
められることを期待していまして挨拶に代えさせていただきます。
企画部長
ありがとうございました。今日の出席者につきましては、お手元の名簿と配席
図をもって代えさせていただきます。では、ここからの進行は、幸田町総合教育会議
設置要綱第4条第1項の規定により、召集者であります大須賀町長にお願いします。
町長
皆さんのお手元に「なめらかな街」というパンフレットをお配りさせていただきま
した。こちらは、企業立地課の職員である神田主査が名古屋大学の研究員として入っ
ておりまして、その中でなめらかな街というコンセプトでまちづくりプロジェクトを
しています。なめらかの中に教育も入っています。また一読していただき、幸田町の
新たなまちづくりの進め方を参考にしていただきたいと思います。
それでは議題の(1)幸田町総合教育会議について事務局の説明をお願いします。
次長兼企画政策課長
議題(1)幸田町総合教育会議について説明させていただきます。
資料1をご覧ください。この総合教育会議は、地方教育行政の組織及び運営に関する
法律が改正され、この4月に施行されました新教育制度の一つとして全国一律に総合
教育会議が設置されたものです。1頁と2頁は総合教育会議の根拠となる法規定を示
し、3頁は文部科学省が考える運営にあたっての留意事項を載せさせていただきまし
た。
4頁をご覧ください。総合教育会議設置要綱の第1条会議の設置目的は、予算の編
成、執行や条例提案などの権限を持つ町長と教育委員会が円滑な意思疎通を図り、本
町の課題やあるべき姿を共有し連携して教育行政を推進するために設置するものであ
ります。第3条をご覧ください。総合教育会議で協議する内容ですが、一つ目に教育、
学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱策定に関する協議。二つ目に教育を
行うための諸条件の整備と重点的に講ずべき施策について協議。三つ目に児童、生徒
等の生命又は身体の保護と緊急の場合に講ずべき措置についての協議。以上がこの会
議の協議内容でございます。なお、3頁の文部科学省の留意事項にありますように、
教科書の採択や個別の教職員人事については協議すべきでないとされています。
4頁にお戻りいただきまして、第4条をご覧ください。会議は町長が招集します。
-3-
また、教育委員会からも会議の招集を求めることができることとなっています。この
会議は執行機関同士の意見調整の場であり、出席者の多数決で物事を決定する場では
ありません。また、調整された事項については結果を尊重するものとしています。町
長と教育委員会で判断が分かれた場合は、教育に関する事務は教育委員会が最終責任
者として決定し、教育予算については町長が最終責任者として決定するものでござい
ます。
第6条をご覧ください。会議は原則として公開するとしています。また、個人の秘
密を保つために必要があると認めるときや会議の公正が害されるおそれがあると認め
られたとき、その他公益上必要があると認めるときは、非公開といたします。
第7条をご覧ください。議事録は公表し、6条のただし書きに該当する内容は非公
開とします。5頁資料3をご覧ください。今年度の総合教育会議の開催予定について
でございます。本日の第1回会議をはじめとして合計3回を予定していますが、必要
であれば随時開催してまいります。定期的な案件としましては、予算要求及び予算編
成についての意見交換を予定しています。説明は以上です。
町長
資料1から3について説明させていただきました。何かお分かりにならないことが
ありましたら、ぜひお願いします。
委員長さんどうですか。
大須賀委員長
幸田にはたくさんの子どもがいます。幸田の子どもが育っていく環境とい
うのは幸田の中にあるわけですから、幸田全体で育てるという雰囲気に持っていかな
ければならない。子どもの行動範囲だとか知識がとても多様になってきている。学校
だけでは追いついていかなくなってきていて、やはり学校と地域、父兄と一緒になっ
て子どもを育てていくという動きが必要じゃないのかなと思います。学校だけに責任
を押し付けてしまったりということがあったりしますが、家庭での問題があったり地
域の問題として全体で子供を見守っていくということが必要だということで、この会
議で方向性が少しでも出していただけるといいなと思っています。
町長 ありがとうございました。尾中さん、いかがでしょう。
尾中委員
子どもの大事な命を落とすだとか、いじめだとか報道でたくさんされています
が、幸田町はコミュニティがしっかりしているおかげで助かっているんじゃないかな。
2月に起きた事件でも、子どもが夜に徘徊していても住民が注意できない。幸田町は
あそこの子が夜、あそこにおったよなんて声が聞こえてくる。コミュニティが非常に
大事じゃないかなと思います。子どもの犠牲者が出ないように我々も頑張っていかな
きゃならないし、町としても頑張っていただきたい。
町長 ありがとうございました。杉浦さん、いかがでしょう。
杉浦委員長職務代理者
幸田町を誇りに思うような教育をいろいろされていると思うので
すが、幸田町は多くのかたが転入されています。入ってきた子どもに町を誇りに思う
教育をしても、親に対しても理解を深めていくという点が足りないと思う。周りのコ
-4-
ミュニティなどがもっと助けて、子どもだけじゃなく親世代もこの町に誇りを持って
もらうような教育ができればいいなと思います。
町長 ありがとうございました。川口さん、いかがでしょう。
川口委員
幼児保育を見ていると社会と環境の変化で子どもの行動が変わってきていると
感じますが、元々持っているものは変わっていないと確信しています。
。家庭を支援し
ていくということは、大変なことだと思いますがこれからもしていきたいなと思いま
す。先生も親も苦しみながら子育てをしているんですが、そこらを少しでも助けてあ
げれたらなと思っています。
先ほどの要綱の中の公表について手法を教えていただけますか。
次長兼企画政策課長
公表につきましては、町のホームページに掲載していきたいと思っ
ています。また、議会へも開催報告をしていきます。
町長
幅広いご意見については、後ほどの意見交換の中でご発言いただくということとさ
せていただきまして、議題の(2)教育に関する大綱について説明をお願いします。
次長兼企画政策課長
資料4、6ページをご覧ください。教育、学術及び文化の振興に関
する総合的な施策大綱策定に関する協議がこの会議の所掌の一つでございます。首長
と教育委員会がこの会議で協議、調整を行い、首長が策定するものでございます。国
は教育基本法に基づき、教育振興基本計画を策定しています。その中の基本方針が大
綱に該当します。これを参酌し策定するもので、本町の教育施策の方向性を明確にす
るものでございます。現在、大綱に付随するものとして幸田町総合計画がございます。
第6次幸田町総合計画を理念、概念計画として作成中で、別冊資料として案を配布さ
せていただきましたので参考にしていただけたらと思います。県は愛知県教育大綱を
本年度策定中で、その方向性を確認したうえで町の教育大綱を平成28年度に策定し
ていく予定です。
町長 大綱についてご意見いただけますか。
(意見なし)
町長 意見は特にないようですので、
(3)意見交換に入ります。
小野教育長
今まで教育については教育委員会が中心となって行ってきましたが、この総
合教育会議からは企画政策課、学校教育課と生涯学習課の3課が関係してくださると
いうのはすごくありがたいなと思っています。年間3回の予定ですが、良い意見が出
していけたらなと考えています。
国へ行っていろいろな話を聞いてくるのですが、将来的には成果が上がらなければ
町長部局に組み入れて教育委員会を消してしまうという見通しも持っています。しか
し、レイマンコントロールがやはり大事だということで教育委員会は作られています
ので、私たちの立場としては委員さんたちに集まっていただき、幸田町の子どもたち
のことを一生懸命考えていただきたいと思っています。
町長
ありがとうございました。フリートークですので気楽にご意見がいただけたらと思
-5-
います。
大須賀委員長
これまでは、父兄と委員会に隔たりがあると感じていました。一生懸命や
っているんだけども理解されていないだとか、対応が難しいなどありますが、先ほど
言われておりましたコミュニティだとか地域を含めた学校運営といったものが必要じ
ゃないのかなと思います。これまでもいろんな形で関わっていただいていますが、教
育に対する理解を深めるために、学校と父兄が結びつく、近づく方策がもっとあるん
じゃないかなと思います。学校も努力しなければならないけれど、町も努力してなる
べく意見の交換などを有効に使っていただきたい。また、いろいろな組織があるのに
うまく機能していない、活用されていないということあります。一つの問題が出たら
それに対して動ける人が必要。有効的に動けるようにしていきたいなと考えています。
町長
ありがとうございました。組織もあるんですが、計画もたくさんあります。それが
周知されているかというとなかなか難しい。計画策定は外部に委託することが多いが、
今回の総合計画は職員が自前で作っている。今後は、どうやって職員が活用していく
かが大事だと思います。行政はそういった点が問題だと思っています。
他にございますか。
川口委員
小中学校を訪問させていただいて、幸田町の子ども達がきちんと育てられてい
ると受け止めました。町長さんをはじめ、いろいろなご配慮がされてのことだと思い
ますので、このまま幸田町の子ども達が皆さんに見守られながら進んでいけたらいい
なと思います。学校に行った時に、子どもと先生の挨拶の声がとても大きくてとても
印象に残りました。
家庭の支援とか幼保小中の連携といった具体的な部分になってきましたら少しでも
お話しができたらいいなと思っています。
大須賀委員長
要綱の第3条で諸条件の整備と書いてあります。予算についても議論して
よいということだと思います。インフラや交通事故に対する整備や公園の整備、夜の
パトロールなどの安全、安心に関することは早急に考えていただきたいことです。そ
ういった点は区長さんと教育委員会と町で話し合いのできる場があるといいなと思い
ます。
町長
これまでは、町長部局に対して依頼や請願という形をとられていましたが、これか
らは予算に対してもこの会議で発言していただける。
今までも教育に対して優先的に動いてきたつもりです。保育園については冷暖房完
備となりました。学校は扇風機をすべて付けましたが、小中学校にも冷暖房を考えな
ければいけない時が来るだろうと思っています。インフラ整備に対しても協議をしな
がら進めていきたいなと考えています。
次のかたどうぞ。
尾中委員
相見地区は人口がかなり増えています。一か所だけマンモス化しているのはま
ずいんじゃないかと。難しいことだとは思いますが区割りも考えていかなければなら
-6-
ないのかなと思います。反対者も出るでしょうからみんなで話し合いながら、徐々に
進められないかなと思います。
それと、幸田町はいろいろな歴史があると思います。歴史の町として、一歩踏み込
んで勉強させた方がいいんじゃないでしょうか。
教育部長
行政区の内容だと思いますが、相見の地区は確かに増えています。区割につい
ては地区内で様々な議論がされてきました。地域や区というのは歴史があり、一朝一
夕にいかない部分はあります。
大須賀委員長
南中ができた時に豊坂学区の中で南中と幸中に行く子に別れた。部落の意
見は非常に分かれ、町長はとても苦労されたと思います。
尾中委員 長期的に考えていくべきとは思います。
町長 幸田小学校を増築するよりも、区割ができればとても合理的ではあります。しかし、
思い切ってやるまでには至らないところがあります。相見に住んでいる副町長、何か
ありますか。
副町長
7月18日から私の住所は大字相見になります。これから相見には高層マンショ
ンがいくつか建ち、さらに人口は増えてくると思います。将来的には相見区という考
えはあると思いますが、今は神社は無い、集会所は無い、コミュニティをとる場が何
も無い。しばらくは鷲田区の中でコミュニティを醸成していきながら相見区を考える
というのがベストだと思います。
川口委員
施設の設備についてですが、出来上った時が一番良い時でいつか古くなってく
るし人口も減少する時が来るかもしれない。そういう時を考えながら進めていくこと
が大切だと思います。
町長
先ほど歴史の話が出ましたが、三河万歳とか凧揚げだとかありますよね。視察に行
った平泉の町長が合併60周年記念の時には三河万歳と凧揚げに来てほしいと依頼が
ありました。お祝いごとに欠かせない三河万歳ですが、東北で三河万歳はなかなかや
れない話しです。そういう方向で持っていきたいと思っています。
杉浦委員長職務代理者
マンモス化している小学校と少数児童の小学校で生徒に対するき
め細やかな教育が平等になるように気を付けてもらいたい。
次長兼学校教育課長
学校規模によって子ども達が受けられる教育に差があってはいけま
せん。マンモス化している小学校には町が単独でお願いしている先生もみえます。ご
尽力いただきながら、規模の小さい小学校に劣らないよう進めていきたいと思ってお
ります。
大須賀委員長
先生達はとても忙しく、それを助けることができるのは指導主事だと思い
ますが、そこに町の予算をつけていただけると充実すると思います。
町長
最近、県の職員ではなく自治体単独の雇用の職員とかいるわけです。そういう点を
望まれているということですね。
小野教育長
現在、研究をしているところなのですが、学校が一番欲しいのは学校単位で
-7-
教員の雇用に対して柔軟に使える予算です。
昔と違って今の先生は本当に忙しいんです。私が教員になったころは子どもと一緒
に遊ぶ時間があって、それでも9時10時には帰ることができました。今はそういっ
たことがなくても11時12時になってしまうほど忙しい。アメリカの先生は家庭訪
問はしない、保護者会もしない、担任もなくして授業だけ教える、部活動も外部から
来て教える、宿題やってなければ学校に入れない、どんな格好していようが授業中に
ガムをかんでいようが授業に集中していればよい、といった割り切ったやり方。アメ
リカの先生が日本の先生を褒めているのはオールマイティーなところ、1人で40人
も見ていることです。日本の教育者の力はそこにあるんだと。日本は踏ん張るところ
は踏ん張って、子ども達の家庭も理解しながら叱るべきところは叱る、慰めるところ
は慰める。そこが日本の教育だから忙しいんだけれども、忙しい中でどこを削ぐかと
いうところを考えないといけない。割り切ったやり方にしちゃったときに失うものが
大きいはず。世の中の流れやマスコミに流されずに「幸田はここまでやるぞ、やって
ほしい」という考えを持ち、その分ここまで手当するからってやっていかないと。先
生の割り切りが始まったら子どもの心が育たないと思うんです。
大須賀委員長
今日の新聞で校長や教頭は1日12時間勤務しているなんて記事がありま
した。現実的には家に持ち帰っての仕事もあると思うんです。アンケートやレポート
といった仕事に時間を取られてしまい、本来の子どもに向けたい時間を割いてしまっ
ている。教育としては本末転倒なんですね。これが先生たちを苦しめている。そうい
うところを補助することも必要だと思います。
今後の教育会議の議題は何を予定されていますか。
次長兼企画政策課長
教育大綱の主な記載事項がありますので順次協議させていただきた
いと思います。
教育部長
平成28年度末までに大綱を作りますので、逆算をして1学期に一回の開催で
進めるという方針です。できれば町長、副町長、町長部局で学校訪問をしていただき
現状を見ていただきたいと思います。
町長 教育長とともに荻谷小学校に行きましたね。とても勉強になります。
小野教育長
幸田町は教育に予算がついている方だと思っています。その分、成果を上げ
なければならないというプレッシャーにもなるんですが、子どもや親が幸せを感じて
もらえるように、幸田で良かったと思ってもらえるように頑張りたい。今後の人口に
も影響すると思いますが、子育てのしやすいまちという定評が得られれば幸田に来て
もらえると思うんです。郷土を愛してもらえる、自分の学校を愛してもらえる、総ぐ
るみで学校を盛り上げていって良い噂が出ればいいなと思います。
川口委員
良い状態が継続できたらと思っています。子ども達が安心して学校に行って勉
強ができるということは、奥には家庭がきちんとしていることも必要です。貧困だと
か障害があるといった家庭の支援は、全体の状況を良くすることになると思うんです。
-8-
一人の子どもにみんなで関わって支援していく。それが全体として良い教育につなが
っていくと思います。
町長
最近、転入転出者を対象にまちづくりアンケートを行いました。ありがたいことに
幸田に住みたい、また戻って住みたいという意見が多かったんです。
大須賀委員長
私の父が入院している時に、隣の人達が「幸田は住み良いまちですね」と
言われたんですね。そういう噂になっているのは間違いないです。子育てや環境など
いろいろなことが関係してでしょうが、周りの人達がそう思っているというのは良い
ことですね。
町長 子育てするには田舎っていいんじゃないかな。
川口委員
金銭的なことではなく、コミュニティだと思います。コミュニティと心がしっ
かりしていればきちんと育っていくと思うんです。
大須賀委員長
これからは、定年を過ぎた人がどんどん増えていきます。時間も金銭的に
も余裕がある人達は、何かをやりたいという気持ちはあると思うんです。社会貢献だ
とか子どものためにとかあるんですけど、きっかけがない。そのきっかけや場を作る
ことは必要じゃないでしょうか。
町長 ありがとうございました。
最後に、教育長と話していたことなんですが、幸田の中では高校まで一貫して教育
について支援していきたい。そういうことができるといいなと思っていたんですが、
こういう場ができましたのでこれから進めれたらと思います。
不慣れな司会で申し訳ありませんでした。垣根が一つ取れて自由に意見が出せるよ
うになったというのが一番の成果だったと思います。本日は長時間にわたり本当にあ
りがとうございました。
-9-
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