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がん登録の意識調査進ᤎ - 国立がん研究センター
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Barrett G.㸡Cassell J.A.㸡Peacock J.L.Coleman M.P.㸣National survey of British public's views on use of identifiable medical data by the National Cancer Registry㸣 BMJ 2006㸰332(7549)㸯1068-72㸣 2. හ㛮ᗋኬ⮟ᏻᡛᨳᗋᗀሒᐄ㸣ࢆᑊ➿࡞㛭ࡌࡾୠㄵㄢᰕ࡞ࡗ࠷࡙㸣ୠㄵㄢᰕሒ࿈᭡㸣ᖲ ᠺ 19 ᖳ 11 ᭮㸣 3. 㡪⏛᱀Ꮔ㸣ࢆᑊ➿ ඖᐁᙽ㸣Ẏ᩺⪲㸣2007.10.19㸯15 㟻㸣 4. හ㛮ᗋኬ⮟ᏻᡛᨳᗋᗀሒᐄ㸣ெሒಕ㆜࡞㛭ࡌࡾୠㄵㄢᰕ㸣ୠㄵㄢᰕሒ࿈᭡㸣ᖲᠺ 18 ᖳ 9 ᭮㸣 5. 12 㒌ᗋ┬ ࠽ᮅᐁ᪃ ࠔ㒌㐠ᗋ┬ࢆᑊ➿ࠕᮇ♣ㄢᰕճ ᆀᇡࢆⓇ㘋⥽㸣ᮇ⤊ῥ ᩺⪲㸣2008.1.6㸣 ⾪ 1. ᅂ➽⤎ ᯕ ࡢ࠷ 95%CI 209 (9) 7-10 2037 (84) 82-85 179 (7) 6-8 ၡ 2 ࢂᅗ࡞ࡢࠉ⁻࠻࠷㜭Ḿࡡࡒࡴࡡཚ㔔ெሒࡡ⟮⌦ࡡࡵ࡛ࠉࢆᝀ⩽ࡈࢆࡡ༈⒢ሒࢸ࣭ ࢰࢅ㞗ࡴࡾ⤄ࡲ࡚࠵ࡾᆀᇡࢆⓇ㘋㸝โᗐ㸞࠵ࡽࡱࡌࠊ࠵ࡒࡢࠉࡱ࡚࡞ࠉࡆࡡᆀᇡࢆⓇ 㘋㸝โᗐ㸞ࢅ⪲࠷ࡒࡆ࡛࠵ࡽࡱࡌ࠾ࠊ 103 (4) 3-5 2254 (93) 92-94 72 (3) 2-4 ၡ 3 ᆀᇡࢆⓇ㘋㸝โᗐ㸞ࡢࠉࢆ࡞࠾࠾ࡾெࡡ㢎ᗐࡷ⏍Ꮛ⋙ࡡິྡྷࢅᢍᥩࡌࡾࡒࡴࡡࠉ။ୌࡡಘ 㢏࡚ࡀࡾሒ″࡚ࡌࠊⓇ㘋ࡈࡿࡒሒࡢࠉධᅗᆀ࡞࠽ࡄࡾࢆ⒢ࡡᠺ⦴ࢅẒ㍉ࡊࠉࢆ᳠チࡷ ࢆ༈⒢ࡡ᭯ຝᛮࢅフ౮ࡌࡾࡒࡴ࡞Ὡ⏕ࡈࡿ࡙࠷ࡱࡌࠊ࠵ࡒࡢࠉࡆ࠹ࡊࡒᆀᇡࢆⓇ㘋㸝โᗐ㸞 ࡡሒࡢ᭯─ࡓ࡛ᛦ࠷ࡱࡌ࠾ࠊ 1863 (77) 75-78 75 (3) 2-4 491 (20) 19-22 ၡ 4 ⡷ᅗࠉࢸ࣏࣭ࣤࢠࠉࢪ࣭࢘ࢸࣤࠉ㡉ᅗࡡኣࡂࡡᅗ࡞࠽࠷࡙ࡢࠉࡌ࡙ࡡࢆᝀ⩽ࡈࢆࡡ ༈⒢ሒࢅⓇ㘋ࡌࡾࡆ࡛Ἢᚂ࡞ࡻࡖ࡙⩇ຸࡘࡄࡼࡿ࡙࠷ࡱࡌࠊᑑᮮⓏ࡞ࠉࢂᅗ࡞ࡵྜྷᵕࡡἪᚂ ᚪさ࡛⩻࠻ࡼࡿ࡙࠷ࡱࡌࠊࡐࡿࡢࠉࢂᅗ࡞࠽࠷࡙ࠉᆀᇡࢆⓇ㘋㸝โᗐ㸞࡞ࡻࡖ࡙ࠉࢆࡡິ ྡྷࢅᢍᥩࡌࡾࡡ࡞ᚪさሒࢅ㞗ࡴࡾࡆ࡛ࢅಕ㝸ࡌࡾࡒࡴ࡚ࡌࠊ࠵ࡒࡢࠉࡆࡡࡌ࡙ࡡࢆᝀ⩽ ࡈࢆࡡ༈⒢ሒࡡⓇ㘋ࢅ⩇ຸࡘࡄࡾ᩺ࡊ࠷Ἢᚂࢅᨥᣚࡊࡱࡌ࠾ࠊ 1423 (59) 57-61 258 (11) 9-12 748 (31) 29-33 ၡ 5 ᆀᇡࢆⓇ㘋ࡡࢸ࣭ࢰࢅ⏕࠷࡙ࠉࢆࡡ⏍Ꮛ⋙ࢅゝ⟤ࡊࠉᆀᇡࡷ㝌㛣࡚Ẓ㍉ࢅࡌࡾࡒࡴ࡞ࡢࠉ ᝀ⩽ࡈࢆࡡྞ๑࡛పᡜࢅ࠹ࡆ࡛ᚪさ࡚ࡌࠊࡵࡊࠉ࠵ࡒࢆ࡞࠾࠾ࡖࡒ࡛ࡊ࡙ࠉྞ๑࡛పᡜ ืࡡㄕ᪺ࡊ࡞Ⓡ㘋ࡈࡿࡒ࡛ࡊࡒࡼࠉࡐࡡሒཚ㔔⟮⌦ୖ࡞࠵ࡖࡒ࡛ࡊ࡙ࡵࠉ࠵ࡒࡢࣈ ࣚࣁࢨ࣭ࢅᐐࡈࡿࡒ࡛ᛦ࠷ࡱࡌ࠾ࠊ 1033 (43) 41-44 1029 (42) 40-44 366 (15) 14-17 ၡ 6 ࠵ࡾ༈Ꮥ⣌ኬᏕࠉࢆᝀ⩽ࡈࢆࢅᑊ㇗࡞ࡊࡒ◂✪ࢅࡊࡻ࠹࡛ࡊ࡙࠷ࡾ࡛௫ᏽࡊ࡙ࡂࡓࡈ࠷ࠊ ࡵࡊࠉ࠵ࡒࢆᝀ⩽ࡈࢆࡓ࡛ࡊ࡙ࠉ◂✪ࡡ༝ງ౪㢏᭡ࠉᆀᇡࢆⓇ㘋㸝โᗐ㸞࠾ࡼ༈ ࢅ㏳ࡋ࡙㏞ࡼࡿࡒ࡛ࡊࡒࡼࠉ࠵ࡒࡢࣈࣚࣁࢨ࣭ࢅᐐࡈࡿࡒ࡛ᛦ࠷ࡱࡌ࠾ࠊ 594 (24) 23-26 1486 (61) 59-63 348 (14) 13-16 ၡ 7 ࠵ࡒࡡపࢆ࡚࠷ࡾ┬࡞ࡢࠉࢆ࡞࠾࠾ࡾெࡡ㢎ᗐࡷ⏍Ꮛ⋙ࡡິྡྷࢅᢍᥩࡌࡾࡒࡴࡡࠉᆀᇡ ࢆⓇ㘋㸝โᗐ㸞࠷࡛௫ᏽࡊ࡙ࡂࡓࡈ࠷ࠊࡡ┬ࠉᆀᇡࢆⓇ㘋㸝โᗐ㸞ࡡሒࢅฺ⏕ࡊ࡙ࠉ ᕰ⏣ᮟࡡࢆ᳠チࡷࢆ༈⒢ࡡโᗐࢅぜ├ࡊࡒࡽࠉࢆᑊ➿࡞Ὡ⏕ࡊࡒࡽࡊ࡙࠷ࡒࡼࠉ࠵ࡒࡢ පᖲࡓ࡛វࡋࡱࡌ࠾ࠊ 1393 (57) 55-59 631 (26) 24-28 401 (17) 16-18 ၡ 16 ࠵ࡒࡡᐓ᪐㸝୦ばࠉඕᘭግࠉ㒼ഃ⩽ࠉᏄࡵ㸞ࡡ୯࡚ࠉࢆ࡞ࡖࡒ᪁ࡢ࠷ࡱࡌ࠾ࠊ 1056 (44) 42-45 1340 (55) 53-57 24 (1) 1-1 96 (4) 3-5 2274 (94) 93-95 49 (2) 1-3 ၡ 17 ࠵ࡒࡢࢆ࡞࠾࠾ࡖ࡙࠷ࡱࡌ࠾㸝ࡱࡒࡢࠉࡱ࡚࡞ࠉࢆ࡞࠾࠾ࡖࡒࡆ࡛࠵ࡽࡱࡌ࠾㸞 ࠊ n (%) ࢂ࠾ࡼ࠷ 㸝%㸞 ㈻ၡᩝ ၡ 1 ᕰᙲᡜࡷ⏣ᙲሔ࠾ࡼࠉื࡞࠵ࡒࡡྞ๑ࢅ≁ᏽࡊ࡙ࡡᏄᐋࢆࠉኬ⭘ࢆࡡ᳠チུチࡡ ࡴᒀ࠷ࡒ࡛௫ᏽࡊ࡙ࡂࡓࡈ࠷ࠊࡵࡊࠉࡆ࠹ࡊࡒ࠽▩ࡼࡎ㒉㏞ࡈࡿࡒࡼࠉ࠵ࡒࡢࣈࣚࣁࢨ ࣭ࢅᐐࡈࡿࡒ࡛ᛦ࠷ࡱࡌ࠾ࠊ n ࠷࠷࠻ 95%CI n (%) 95%CI ࣈࣚࣁࢨ࣭ࡡᐐࢅᙁࡂវࡋࡾ ᭯⏕ᛮࠉโᗐࡡප─ᛮࢅ⌦よࡌࡾ 1 ၡ ᆀᇡࢆⓇ㘋㸝โᗐ㸞ࡢࠉࢆᑊ➿ࡡಘ㢏࡚ࡀࡾሒ″࡚ࠉධᅗᆀ࡞ ࠽ࡄࡾࢆ⒢ࡡᠺ⦴ࢅẒ㍉ࡊࠉࢆᑊ➿ࢅフ౮ࡌࡾࡒࡴ࡞Ὡ⏕ࡈࡿࡱࡌࠉ ࡐࡡࡒࡴ࡞ࠉཚ㔔ெሒࡡ⟮⌦ୖ࡞࠽࠷࡙ࠉࢆᝀ⩽ࡈࢆࡡྞ๑࡛పᡜ Ⓡ㘋ࡈࡿࡱࡌࠊࡆ࠹ࡊࡒโᗐࠉᝀ⩽ࡈࢆࡡืࡡㄕ᪺ࡊ࡞ᐁ᪃ࡈࡿ ࡾࡆ࡛࡞ᑊࡊ࡙ࡡࠉ࠵ࡒࡡẴᣚࡔ࡞ୌ␊㎾࠷␊ྒ࡞ࠊ࠷ࡈࡓࡂ࡙ࡄࡗࢅې n 314 2 㸝%㸞 (13) n 542 3 㸝%㸞 (22) n 545 4 㸝%㸞 (23) n 658 5 㸝%㸞 (27) n 362 㸝%㸞 (15) 01 7%8 9:;<= >?@ABCDE ./ 7$8 FGHIJK LOPQ ./ FGHIJKRST LUV ./ WXYZ= >?@ABCDE ./ [\]^_`= >?@ABCDE ./ 7'8 7&8 34561 #' # ./ FGHIJKLMN 7"8 $ ,- 7!8 112 % (" ) %) ,- (! 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1.登録対象 登録対象については、全がんを対象として登 2施設 1% 録を実施している施設が272施設、96%に及 登録対象 全がん (外来・ 入院) 8施設 3% び、全がん対象とした院内がん登録が普及し つつあることが伺える。一部のがん種や診療科 全がん (入院 のみ) に限って実施されている施設も少なくとも主要 5部位(胃・大腸・肝臓・肺・乳房)については 一部の がん種 94施設 33% 実施されており、手術症例のみという1施設を 一部の 診療科 除いて登録対象の標準化は進行している。 2.登録開始時期 178施設 63% 登録開始時期は、入院症例については漸次 増加しており、外来症例については2006年以 降急激に増加していることがわかる。 50 0 0 20 03 年 20 02 年 以 20 07 年 以 3.登録対象の判断をする職種 20 07 年 50 20 06 年 100 20 05 年 100 前 150 20 06 年 150 20 05 年 200 20 04 年 200 20 03 年 250 前 250 20 02 年 登録開始時期(外来) (施設) 20 04 年 登録開始時期(入院) (施設) 登録対象の判断 登録対象を判断する職種について 200 150 事 療 医 22施設 そ の 他 務 師 護 看 療 情 報 師 ・保 管 理 健 士 師 0 25施設 11施設 6施設 師 50 技 録の対象が判断されていることが判 検 査 100 臨 床 おり、双方の協力体制のもとで、登 明した。 231施設 214施設 診 情報管理士による判断が行われて 250 医 は、ほとんどの施設で、医師と診療 4.登録候補見つけ出し 登録候補見つけ出しを行う職種 登録候補見つけ出し(Casefinding)については、 主治医のみが実施している施設は43施設(15%) と少なく、多くの施設で実務者が関与しているこ 43施設 15% 116施設 40% 主治医 とが明らかになった。このことは、ともすると登録を 実務者 忘れることの多い主治医だけでなく、実務者が候 補の見つけ出しに関与することで、登録漏れを 主治医と 実務者 防ぐことができ、登録精度が向上することを意味 しており、体制としては望ましいものと考えられる。 134施設 45% 主治医がこの登録候補見つけ出しを行っている 施設では、病名登録時とサマリー提出時がそれ 実務者による登録候補見つけ出しの情報源 ぞれ 40%前後を占めてあおり、通常の業務の流 れに組み入れられていることがわかる。 また、実務者が登録候補見つけ出しを行ってい る施設では、退院時要約を初めとして多くの情報 源を組み合わせてこの業務が行われており、そ 200 172 150 128 84 100 99 107 94 89 55 66 85 50 の他としては病理部門のデータベースを利用し 設も数施設あった。また、補助的に用いられてい る情報源として、病理診断:184施設、病名登 0 電 子 オ カル ー テ ダ リ ン レ グ セ 病 プト 理 病 名 診 断 コ ー 放 ド 射 線 治 化 療 学 内 療法 視 鏡 治 手 療 術 退 治療 院 時 退 病名 院 時 要 約 ている施設が30施設ほど、DPC情報の利用施 録:124 施設、主治医への確認:129施設などの 登録情報の抽出を行う職種 方法がとられている。 5.登録情報の抽出 20施設 7% 9施設 3% 73施設 26% 登録情報の抽出については、主治医のみが実 主治医 実務者 施している施設は73施設(26%)であり、3分の2 主治医・ 実務者 にあたる180施設では診療情報管理士を中心と する実務者が行っている。抽出時期については、 その他 一時保管ファイルを作成して情報を蓄積してから 行う方法をとっている施設が126施設と多く、次 180施設 64% いで退院時要約の提出時が87施設であった。 抽出情報からの登録方法 医師による発生源入力で実施している施設は52 施設であったが、うち3分の1の17施設では他の 16施設 6% 方法による情報抽出も併用されており、医師のみ 128施設 45% 登録票 による登録方式が主流でなくなっているという状 況がうかがえた。登録方法については、登録票 直接入力 に一旦情報を記載した上で登録システムに入力 する方法と、システムに直接登録する方法の2つ がほぼ伯仲しており、登録票への医師記入という 方法も継続していることが推測され、さらに詳細 な解析が必要と考えられた。 142施設 49% その他 6.登録項目 登録項目については、90%以上の施設がICD -O3、UICC TNM分類、標準登録様式 2006 13施設 5% 10施設 4% ICD-O3を使用している はい 年度版修正版に準拠した登録を行っており、登 録項目の標準化が進行していることが裏付けら いいえ れた。 ICD-O3 については、主として主治医がコーディ 検討中 ングを行っている施設は41施設、主として病理 医がコーディングを行っている施設が36施設、 258施設 91% 実務者が病理レポートから判断して行っている施 設が185施設であり、実務者による判断をどのよ うにサポートしていくかが今後の課題となるものと 考えられた。 UICC については、主治医の記載のまま登録して UICC TNM分類(第6版)を使用している 8施設 3% 6施設 2% はい いる施設は84施設と比較的少なく、画像診断・ いいえ 病理診断レポートを総合して実務者が判断して いる施設が180施設と多く、ICD-O3 と同様、実 検討中 務者のレベル向上を図ることが登録内容の精度 を向上する上で重要であることがうかがえた。 268施設 95% 標準登録様式については、4分の3の施設で49 項目から成る標準項目が採用されており、21項 目から成る最低限の必須項目のみを採用してい 標準登録様式に準拠している 22施設 8% る施設は19施設と少ない。地域がん登録との整 合性や品質管理などの面で標準項目での登録 はい 2施設 1% が可能な限り望ましく、必須項目に独自項目を加 いいえ えて登録している施設についても、その多くは実 態はほぼ標準項目に近いと考えられ、今後、実 検討中 際の登録項目についても調査が必要と考えられ た。 257施設 91% 多重がんの判定ルールについては、主治医の判 定とSEERのルールを合わせ用いている施設が 標準登録様式準拠施設での登録項目 109施設、SEERのルールに準拠して判定して 19施設 7% いる施設が83施設、主治医の判定による施設が 73施設、IACRルールが12施設、その他のルー 43施設 17% ルが20施設と、これについても標準的な手順が 普及しつつあることが推察された。多重がんの判 71施設 28% 標準項目 +独自 標準項目 定を行っていない施設は9施設にとどまった。 必須項目 +独自 一旦登録後の再発・転移情報については、登録 必須項目 への負荷が大きいが、こうした登録についても52 施設において実施されていることが判明した。 124施設 48% 7.生存確認調査 生存確認調査を実施している 生存確認調査を実施している施設は、約4分の3の 75施設 27% 75施設にとどまり、このうち、毎年行っている施設 は25施設で、5年、10年まで続けると回答した施 設がほぼ半数ずつであった。しかしながら、実施し 206施設 73% はい ていると回答した施設には今後は毎年行っていく 予定とする施設が多く、生存確認調査が施設にと いいえ って負担となる可能性が高い。その他の施設では、 3年後調査:5施設-、5年後調査:26施設、10年 後調査:10施設、その他と答えた施設が34施設あ った。また、対象症例率については、設問での条 生存確認調査の方法 件が不明確であったこともあり、100%~14%と ばらついた結果となり、詳細な調査が望まれる結 250 果となった。また、生存確認調査の方法について 200 ※ 生存確認調査実施施設は、 現在利用している方法を、 未実施の施設は、今後実施する 際に予定している 方法を回答 は院内で得られる情報以外については、十分顧 150 132 慮されているといえず、実際に実施している施設 100 で、住民票照会を21施設、本籍地照会を9施設 50 で実施されているに過ぎない。5年生存での生死 0 77 そ の 他 会 照 地 籍 本 民 住 域 が ん 票 照 登 会 録 報 情 内 院 地 死 亡 情 院 来 終 最 存確認調査を実施していく施設が増加するにつ 67 26 報 判明率の平均は80%(30施設)であり、今後、生 248 237 れて、生死判明率の低さが問題となる可能性が きわめて高い。 定期的に集計を行っている 72施設 26% 8.集計・解析・報告書 集計項目が決定している施設は、ほぼ定期的に集 はい 計して報告書を作成している施設と重なっており、 約4分の1の施設で決まった集計項目で集計・報告 いいえ が行われ、公表もされている。しかしながら、まだ、 検討中という施設が過半数を占めており、登録情 報の施設内での有効な利用については、その手法 などについて検討を進めていく必要があろう。 検討中 152施設 54% 57施設 20% 地域がん登録への情報提供 9.登録資料の利用 34施設 12% している 地域がん登録への情報提供は約3分の2の施設で 行われており、今後対応したいとする施設も多い。 40施設 14% していな い しかしながら、研究利用については、4分の1にあた 地域がん 登録未実 施地域 その他 る76施設において利用されているに過ぎず、検討 中の施設が半数に当たる 130 施設程度という状況 にある。今後積極的に利用できる体制の整備が必 要と考えられる。 34施設 12% 174施設 62% 10. 登録システム 病院情報システム(HIS)との関係 院内がん登録のシステムは、そのほとんどが病院 23施設 8% 情報システム(HIS)と一体化されておらず、40% 37施設 13% HISの一 部 近くが独立した形で運用されている。しかしながら、 HIS情報 の授受あ り 完全に独 立 HISとの間で情報の授受を行うシステムも増加して おり、HISの一部として運用されているものも含める と過半数がHISとデータ授受を行う形をとっている。 その他 ソフトウェアは独自開発例も多く、品質管理などに おいて問題が残り、今後の対応が必要であろう。 Ⅳ.院内がん登録に関連するその他の体制 1.個人情報保護体制 ほとんどの施設で、施設全体での個人情報保護 規程に準じて、院内がん登録の業務が扱われ、 院内がん登録に特化した規程が設置されている 施設は少ない。 107施設 38% 118施設 41% 院内がん登録における個人情報保護規程 8施設 24施設 独立した 3% 8% 19施設 規程 7% 病院の規 12施設 程に準じ 4% る 規程はな い 院内がん登録に関する掲示についても、4分の1 検討中 に当たる69施設(24%)で院内がん登録が実施 されている旨の掲示がされているに過ぎず、検討 224施設 78% 中の施設も84施設と、約半数の施設では掲示す その他 る予定もないと回答している。 2.実務者の研修 院内がん登録実務者研修会(外部)を受講 210の施設で、施設内での研修プログラムを有し ているという回答であったが、この詳細について はさらに調査が必要であると考えられた。 30施設 11% ある また、外部で行われる研修会などへの参加は、 積極的であり、252施設が外部研修会に参加し ている。しかしながら、30施設については、研修 会への参加はなく、こうした施設への啓発・支援 が必要と考えられた。 以上、問い合わせの回答についての結果の概要を示した。 ない 252施設 89%