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第2節 疾病(PDF形式:444KB)

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第2節 疾病(PDF形式:444KB)
第 2 章 健康
第 2 節 疾病
第 1-2-10 図 20 代の運動状況
(1)運動習慣のある者の割合
(2)
1 週間の運動日数
(平成 24 年)
(%)
35
30
20
15
10
5
0
平成 7
(1995)
12
(2000)
17
(2005)
男性
22
24
(年)
(2010)
(2012)
72.6
86.0
男性
女性
運動無し
5日/週
女性
2日/週
6日/週
3日/週
7日/週
第1 部
25
(%)
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
4日/週
第1 章
(出典)厚生労働省「国民健康・栄養調査」
(注)1.運動習慣のある者とは,1 回 30 分以上の運動を週 2 日以上実施し,1 年以上継続している者。
2.運動習慣のある者の割合のグラフは,傾向を把握するため,後方 3 期移動平均の数値をグラフ化した。
第 2 節 疾病
第2 章
1 受療率と推計患者数
30 歳未満の受療率は低年齢層ほど高い。
受療率2 は,0 歳が最も高く,1~4 歳,5~9 歳と続いている。0~14 歳の受療率は,この 10 年間で
は上昇傾向にある。(第 1-2-11 図(1)
)
第3 章
推計患者数を疾病別にみると,0~14 歳では呼吸器系の疾患が最も多く,とりわけ 1~4 歳では全体
の半数を占めている。15~19 歳では呼吸器系の疾患と消化器系の疾患がほぼ同数である。20 代では,
消化器系の疾患が最も多く,全体の約 2 割を占める。年齢層が上がるにつれ,精神・行動障害の占める
割合が増える。(第 1-2-11 図(2)
)
第 1-2-11 図 受療率・推計患者数(疾病別構成割合)
(1)受療率の推移
(%)
100
8,000
90
7,000
80
70
6,000
60
5,000
21.1
50
4,000
40
3,000
30
20
1,000
15.5
50.8
34.4
33.6
10
昭和 59 62 平成 2
5
8
11
14
17
20
23 (年)
(1984)
(1987)
(1990)
(1993)
(1996)
(1999)
(2002)
(2005)
(2008)
(2011)
0歳
10 ~ 14 歳
20 ~ 24 歳
1~4歳
15 ~ 19 歳
25 ~ 29 歳
5~9歳
0
27.6
18.3
22.8
21.3
18.9
13.0
12.7
4.3
7.7
8.2
2.3
0歳
1~4歳
感染症等
消化器系
損傷等
5~9歳
第5 章
2,000
0
(2)
推計患者数の疾病別構成割合
(平成 23 年)
第4 章
(人口 10 万対)
9,000
10~14歳 15~19歳 20~24歳 25~29歳
精神・行動障害
呼吸器系
保健サービス等
耳等
皮膚等
その他
2
第6 章
(出典)厚生労働省「患者調査」
(注)1.受療率とは,人口 10 万人当たりの推計患者数。
2.平成 23 年の数値は,宮城県の石巻医療圏,気仙沼医療圏及び福島県を除いた数値。したがって,平成 20 年と平成 23 年の数値は単純には比較できないことに留意が必要。
3.(2)の凡例の「患者調査」上の分類名は以下のとおり。
感染症等:
「感染症及び寄生虫症」
,精神・行動障害:
「精神及び行動の障害」
,耳等:
「耳及び乳様突起の疾患」
,呼吸器系:
「呼吸器系の疾患」
,消化器系:
「消化器系の疾患」
,
皮膚等:「皮膚及び皮下組織の疾患」
,損傷等:
「損傷,中毒及びその他の外因の影響」
,保健サービス等:「健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用」
人口 10 万人当たりの推計患者数。
9
第 1 部 子ども・若者の状況
2 主な疾病・異常の状況
むし歯のある者の割合は低下しているが,鼻・副鼻腔疾患(アレルギー性鼻炎など)や喘息の者の割
合が上昇。性感染者は減少傾向。
主な疾病・異常の状況をみると,裸眼視力 1.0 未満の者の割合はおおむね緩やかな上昇傾向にあり,
第1 部
平成 25(2013)年度は小学生で 30.5%,中学生で 52.8%,高校生で 65.8%となっている。むし歯の
ある者(処置完了者を含む。)の割合は,1970 年代から全ての年齢層で低下が続いており,平成 25 年
度は 4~6 割程度となっている。1990 年代後半からは,鼻・副鼻腔疾患(アレルギー性鼻炎など)や
喘息の者の割合は上昇傾向にある。(第 1-2-12 図)
第 1-2-12 図 主な疾病・異常の状況
(1)裸眼視力 1.0 未満
(2)
むし歯
(処置完了者含む。
)
第1 章
(%)
70
65.8
60
50
52.8
40
30.5
30
20
第2 章
10
0
24.5
12
17
22
25 (年度)
昭和 55 60 平成 2
7
(1985)
(2000)
(2005)
(2010)
(2013)
(1980)
(1990)
(1995)
(%)
100
90
80
70
55.1
60
54.1
50
44.6
40
39.5
30
20
10
0
昭和 50 55
60 平成 2 7
12
17
22
25 (年度)
(1975)
(1980)
(1985)
(1990)
(1995)
(2000)
(2005)
(2010)
(2013)
(3)鼻・副鼻腔疾患(アレルギー性鼻炎など)
第3 章
(%)
14
12
10
8
6
4
2
0
(4)
喘息
12.1
11.1
8.7
3.4
第4 章
平成 7
(1995)
12
(2000)
17
(2005)
22
(2010)
25 (年度)
(2013)
幼稚園児
小学生
(%)
4.5
4.2
4.0
3.2
3.5
3.0
2.5
2.1
2.0
1.9
1.5
1.0
0.5
0.0
昭和 50 55
60 平成 2 7
12
17
22
25 (年度)
(1975)
(1980)
(1985)
(1990)
(1995)
(2000)
(2005)
(2010)
(2013)
中学生
高校生
(出典)文部科学省「学校保健統計調査」
(注)幼稚園児は 5 歳児のみ
第5 章
30 歳未満の性感染症の報告数3 は,平成 14(2002)年以降減少傾向にあったが,平成 25(2013)
年は前年を上回る 25,359 件となっている。20~24 歳と 25~29 歳がそれぞれ全体の 4 割程度を占め,
15~19 歳が約 2 割となっている。(第 1-2-13 図)
30 歳未満の HIV 感染者・エイズ患者の新規報告数はこのところおおむね横ばいで推移しており,平
成 24 年には HIV 感染者が 306 人,エイズ患者が 48 人報告されている。HIV 感染者全体の約 3 割,エ
第6 章
イズ患者の約 1 割が 30 歳未満であり,10 代の感染者や患者も報告されている。(第 1-2-14 図)
3 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(平 10 法 114)に基づき,指定届出機関(平成 25 年は全国 974 の医療機関)
から報告される,性器クラミジア感染症,性器ヘルペスウイルス感染症,尖圭コンジローマ,淋菌感染症の 4 疾病の報告数を合計したもの。
10
第 2 章 健康
第 1-2-13 図 性感染症報告数
第 1-2-14 図 HIV 感染者・エイズ患者の新規報告
数(30 歳未満)
(万件)
6
5
4
3
1
17
(2005)
0~4歳
15 ~ 19 歳
22
(2010)
5~9歳
20 ~ 24 歳
25 (年)
(2013)
(人)
400
350
300
250
200
150
100
50
0
昭和 62 平成 2
(1987) (1990)
12
(2000)
HIV 感染者
HIV 感染者全体に占める
30 歳未満の割合(右軸)
10 ~ 14 歳
25 ~ 29 歳
17
(2005)
22
(2010)
(2012)
エイズ患者
エイズ患者全体に占める
30 歳未満の割合(右軸)
(出典)厚生労働省エイズ動向委員会資料
(注)日本におけるサーベイラインス定義では,新規エイズ患者とは初回報告時にエイ
ズと診断された者であり,すでに HIV 感染症として報告されている症例がエイ
ズを発症するなどの場合は含まない。
第1 章
(出典)厚生労働省「感染症発生動向調査」
(注)1.「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき,指
定届出機関(平成 25 年は全国 974 の医療機関)から報告される,性器クラ
ミジア感染症,性器ヘルペスウイルス感染症,尖圭コンジローマ,淋菌感染
症の 4 疾病の報告数を合計したもの。
2.平成 25 年の報告数は,概数(平成 26 年 4 月現在)
。
7
(1995)
(%)
80
70
60
50
40
30
20
10
0
24 (年)
第1 部
2
0
平成 12
(2000)
第 3 節 食育
第 3 節 食育
30 歳未満の朝食の欠食率はこのところやや低下傾向。年齢が高くなるほど欠食率が高くなる傾向。
第2 章
子どもの頃に身に付いた食習慣を大人になって改めることは困難であり,子どものうちに健全な食生
活を確立することは,成長段階にある子どもが,必要な栄養を摂取し健やかな体を作り,生涯にわたっ
て健全な心身を培い,豊かな人間性を育んでいく基礎となる。
生活習慣の形成途上であるこの時期の問題として,朝食の欠食が挙げられる。30 歳未満の欠食率は,
第3 章
総じてみれば,このところやや低下傾向にある。年齢が高くなるほど欠食率は高く,20 代の男女では
2~3 割程度が朝食を欠食している。(第 1-2-15 図)
第 1-2-15 図 朝食の欠食率
(1)男性
(%)
30
29.5
12.3
6.5
17
(2005)
22
24 (年)
(2010)
(2012)
1~6歳
7 ~ 14 歳
25
20
22.1
15
10.7
10
4.6
5
0
平成 12
(2000)
15 ~ 19 歳
4.5
17
(2005)
第5 章
3.6
第4 章
(%)
35
30
25
20
15
10
5
0
平成 12
(2000)
(2)
女性
22
24 (年)
(2010)
(2012)
20 ~ 29 歳
(出典)厚生労働省「国民健康・栄養調査」
(注)1.欠食とは,次の 3 つの合計である。
①食事をしなかった場合,②錠剤などによる栄養素の補給,栄養ドリンクのみの場合,③菓子,果物,乳製品,嗜好飲料などの食品のみを食べた場合
2.平成 23 年までは 3 期移動平均の値であり,平成 24 年は単年の値。
第6 章
家族が食卓を囲んでともに食事をとりながらコミュニケーションを図ることは,食育の原点であり,
子どもへの食育を推進していく大切な時間と場である。しかしながら,18 歳未満の子どものいる世帯
で,一週間のうちで家族そろって一緒に朝食を食べる日数は,「ほとんどない」が 32.0%で最も多い。
11
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