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資料4 [PDFファイル/80KB]
第3部 究極の結果 新たな質と安全の定義 ‥‥ “高い医療の質”の定義、 高い医療の質 最近変わったので 最近変わった は!!! 旧:高度で複雑 新:普通の医療を普通に提供、 科学的根拠で達成しうる医療を そのレベルまで実行 空中ブランコ アクロバット サーカス 素晴らしい しかし危険 安全質向上国際潮流 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 米 ダナファーバー事件 英 大統領質諮問委員会 豪 医療事故頻度研究発表 日 質作業班最終報告書 ブリストル王立小児病 院事件 A First Class Service IQM 報告書(戦略計画) 横浜市立大事件 QuIC 報告書(行動計画) An Organization with Safety First(戦略計画) Memory(戦略計画) Building a Safer NHS National Action Plan 患者安全行動 for Patient(行動計画) 2001(行動計画) (PSA) 患者安全国家戦略 (予定) 医療の質の定義3国比較 安全 効果 効率 適時性 公平 米 safety effectiveness efficiency promptness equity 患者中心性 patient centeredness 安全 効果 効率 近接性 適切 経験 改善 英 outcome effectiveness efficiency fair access appropriatenes s delivery patient/carrer cases experience health improvement 豪 safety 安全 effectiveness 効果 efficiency 効率 近接性 access appropriateness 適切 参加 customer participation 満足 satisfaction outcome 受容性 accessibility 米IOM英NHS豪NSW 医療の質と安全の改善 ∼レベル向上、分布狭少化∼ 頻度 A平均 A’平均 20% 改善 15% 10% A 事故 極値 ベンチマーク A’ ベスト プラクティス 5% 0% 分布 平均値 狭少化 向上 治療結果 良い医療が変わる 良い医学教育が変わる 良い医療専門家が変わる 良い病院が変わる 医学会が変わる 医療の3つの革命 Arnold S.Relman,ニューイングランド医学誌1988 1950 1960 1970 1980 1990 第1次医療革命 拡張の時代 病院急増、医師増加、医療の技術革新 医療保険カバー拡大 第2次医療革命 医療費の抑制時代 医療費急増は国民総生産4%から11% 政府雇用主支払い拒否 マネジドケア、前支払い制度 総額予算制、医療計画による規制、技術評価 第3次医療革命 評価と説明責任の時代 OutCome(Management)Movement 公平、満足できる質、適合性、適正価格、安全性 を目指す 医療システムマネジメント 医療システムマネジメント アウトカム運動 投入 資源 産出 システム 1.結果マネジメント 2.産出が対象の需要と適合 3.経営工学の応用 4.はずれ値の把握 5.産出キャリブレーション 6.全体評価 C T Hasegawa NIHSM,Japan 対象 … … 平均向上とバラツキ減少 … … EBM,クリパスを尺度 … … CQI,TQM … … 医療事故予防 … … CS評価 … … 第三者評価 医療を巡るステーキホールダ− 政府 規制 情報 参加 税金 支払者 報酬 提供体制 専門家 国民 保険 統制 患者 サービス 賃金 資源 市場 労働 賃金 二つのマネジメント 集団全体マネジメント 意思決定者 パターン認知、平均ばらつき、はずれ値 医療従事者 結果マネジメント EBM 個別臨床マネジメント 結果マネジメントが可能となった理由 政治 役割見直しへ ・説明責任 ・Value for Money 情報 IT技術飛躍的発展 ・コンピュータ性能 ・記憶容量 ・分析能力 ・通信技術 医療 標準化 ・技術成熟化 ・EBM、クリニカルガイドライン ・疾病管理 変革の過程 供給システム 規制、 支払い方式 による支援 患者中心 チーム 活性化組織 高活動 患者中心 チーム 臨床指標こそ 導きの糸 結果 安全、効果、効率 個人、時宜、公平 6つの挑戦 ・診療過程の再構築 ・ITの効果的利用 ・知識技術の活用 ・効果的チームの形成 ・患者状態サービスを越えた調整 ・CQIと説明責任のための活動、結果指標の活用 ベンチマーク 自分の事を ベンチマーク 知らなくて医療できます か? ベンチマーク ベンチマーク 臨床指標こそ ベンチマーク 導きの糸 質が変わる 安全が変わる 医療安全 新たな概念 旧 新 人の性質 人は間違うべきではない 人は間違うもの 過誤の原因 個人に問題 システムに問題 責任の所在 個人の責任 リーダーシップ(施設、政府) 解決の方法 医療界の中で解決 他産業から学習 管理の対象 危険管理(リスクマネジメント) 安全管理(セイフティマネジメント) 質安全の関係 質とリスクマネジメントは別 質と安全はコインの裏表 学習システム 問題 報告、分析、改善、評価、システム 把握 分析 報告 標準 強制 自主 応用 施設 教育 改善 リーダーシップ 施設レベル 全国レベル 失敗から学ぶ! 評価 危険管理 病院へのリスクマネジメント 起こった間違いによる損害をできる限りなくす 安全管理 患者のセイフティマネジメント 間違いは起こるもの しかし間違いは防げるもの 少なくとも人間による間違いをなくそう 間違いを起こしても損傷は防ごう 当然の結婚 製造システム 医療は甘えてきた 安全システム 他産業では常識 ・医療産業は誤ると 死に結びつきやすく ・各品種少量労働集 約型産業 ・難度高く複雑導線、 工程入り込んでいる 異なった文化の多数 の職種 ・疾病による危険で 誤魔化していた 人類史的課題 海軍航空事故率 1950-96年度 Aクラス事故/10万飛行時間 776機 1954年 度 60 50 Angled Carrier Decks 海軍航空安全センター設立1959 39機 1996年度 30 RAG 概念開始 NATOPS 開始 1961 Squadron Safety program システム安全設計機 20 ACT 40 10 0 1950 1965 年度 HFC’s 1980 2.39 1996 Bagian氏より引用 20世紀から21世紀後半へ、「4つの究極」 究極の社会 貧乏婆さんの世界 究極の医療 王様の医療 究極の結果 安全質の新定義 究極の政府 舵取り政府 日本は一番乗、日本はモデル だから、求られる新たな行政の役割