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生育状況や今後の管理について、こちらをご覧ください。( 119 キロバイト)
新発田地域くだもの情報№6 平成25年8月14日 新発田地域振興局農業振興部 (新発田農業普及指導センター) 1 35 気温および生育状況 表1 気温の推移 ・平均気温は平年に比べて6月は 1.1 ℃高 く、7月は第3半旬以降やや低めに推移し たが全体では 0.1 ℃高かった。 最高・平均・最低気温(℃) 30 破線:平年値 実線:本年値 25 20 15 10 5 0 1 2 3 4 5 6 1 2 3 6月 品種(作型) ル レクチエ 4 調査地点 項目 聖籠町 新梢長 (cm) (露地) 横径 (mm) 平核無 5 6 1 2 7月 阿賀野市 (露地) 桝井ドーフィン 胎内市 横径 (mm) 新梢長 (cm) (無加温ハウス) 葉数 着果数 8節横径 (mm) 3 4 5 6 8月 年 本年 昨年 平年 本年 昨年 平年 本年 昨年 平年 本年 昨年 平年 本年 昨年 平年 本年 昨年 平年 本年 昨年 平年 6/25 42.7 44.2 45.4 41.6 39.8 41.3 20.6 17.4 21.2 58.1 81.0 84.8 16.6 17.0 17.5 7.1 9.8 9.9 16.2 18.3 19.7 7/10 43.7 45.2 48.2 55.2 52.8 52.0 34.3 30.8 32.4 77.8 97.3 112.3 20.9 19.8 21.7 10.5 13.5 13.7 35.2 37.8 35.6 7/25 45.2 46.0 48.7 65.2 64.1 61.0 44.9 42.5 44.2 97.6 117.2 124.5 24.7 23.9 23.0 10.5 15.7 16.8 37.3 40.6 39.2 2 8/10 48.0 48.0 49.8 73.3 71.1 68.2 55.5 51.4 52.7 107.6 131.4 131.4 26.3 28.0 23.5 15.3 18.7 18.7 37.3 40.9 39.4 表2 8月 10 日の生育状況 ・果実肥 大では、ル レクチエは 平 年比 107 %、平核無は 105 %、桝井 ドーフィン(8節)は 94 %。 ・調査樹の桝井ドーフィンは樹勢が 落ちており、新梢長が短いので摘芯 はしておらず、収穫は始まっていな い。 今後の管理 新潟地方気象台が8月13日に発表した「高温に関する異常天候早期警戒情報(北陸地方)」 及び「高温に関する北陸地方気象情報 第1号」によると、8月24日頃までは気温が高い状態 が続くと予想される。 今後はマルチやかん水等の乾燥対策を行うとともに、高温乾燥が続くとダニ類が発生しやす くなるので、園地の発生状況に注意する。 (1)西洋なし ・徒長枝で生育の旺盛なほうき状になってきたものは切除する。 ・園地によっては褐色斑点病が広がっているので、引き続き薬剤防除を徹底する。 ・ハダニ類が見られたら、ダニ剤を散布する。 ・乾燥が続く場合は灌水を行い、灌水できない場合は敷きわらや草マルチを行う。 (2)おうとう ・双子果対策として、高温干ばつが続く場合はかん水やマルチ等の乾燥対策を行う。 ・園地の病害虫発生状況に注意し、ハダニ類が見られたらダニ剤を散布する。 (3)かき ・生理落果はほぼ終了したので、着果が多い部分を中心に仕上げ摘果をする。摘果作業では 「日焼け果」「奇形果」「変形果」「傷果」「小玉の果実」を取り除く。 ・カメムシ類の発生状況に注意し、多発生する場合は薬剤防除を検討する。 (4)いちじく ・8月上旬以降に着果した果実は成熟しないので、着果した部分より上は切除し、樹冠内部 まで光を入れて果実の着色を良くする。 ・ハダニ類の発生状況に注意する。 ・アザミウマ類は果実が親指大に肥大した頃に侵入する。中段果実の大きさを観察しながら、 収穫前日まで使用できる薬剤を選んで定期的に防除する。 -1-