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26年度保育実践記録 NO.11

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26年度保育実践記録 NO.11
た き こ 家 庭 版
ありがとうの花
26年度
保育実践記録 11
(年長ふじ組 音楽会に向かって)
音楽会直前の年長ふじ組のクラスだよりから、心を合わせて音楽会へ向かった年長児の様子を紹介しま
す。ある歌を通して、クラスの友だちと一緒に様々なことに取り組んできた今までの出来事を振り返り、
仲間の大切さを実感している様子が伝わってきます。
いよいよ 3 学期です。どのクラスも 2 学期に頑張った経験や培った意欲を活かし、さらに充実した時間
を過ごし、友だちの中で自己を発揮しながら、自分の良さを感じ、自信を育んでいきたいと思います。
「クリスマスコンサートに向かって」
作品展の作品づくりをしている時から「ありがとうの花」「レッツゴーいいことあさ」
の曲を歌って楽しんできました。子どもたちの大好きな曲になり、作品展が終わったある
日、A くんが「ありがとうの花って 2 番までしかないんだ。去年みたいに 3 番作った
ら?」と伝えて来ました。
そこでまず、『ありがとうの花』の歌詞の意味を理解し、『ありがとう』ってどんな言
葉?とクラスみんなで話し合うことをしました。すると、「友だちに何かをしてもらった
時に言うお礼の言葉」「ありがとうって言ってもらうと嬉しい」などと子どもたちから意
見が出てきました。「ふじ組の友だちにはどんなありがとうの気持ちがあるかな?」と尋
ねると、「助けてくれてありがとう」という言葉がでてきました。
そして次の日には、B ちゃんがみんなに手紙を書いてきて、発表してくれました。「助
けてくれてありがとう、勇気の花が咲く、元気をいっぱいもらって頑張るぞ」と書いてあ
り、B ちゃんの思いを聞いた子どもたちは「それ、ふじ組にピッタリじゃん!」と共感す
る姿が見られました。他にも「ふじぐみのみんなで一緒に頑張った」「ふじぐみのみんな
で運動会頑張れた」などという言葉が出てきて、運動会は、子どもたちの心の中に大きな
印象を残した経験だったんだと実感しました。運動会へ向かう取り組みの中で、支え、励
まし合った友だちの存在、勇気を出して頑張った充実感が子どもたちの宝物です。
さらに C くん、D ちゃんもみんなに手紙を書いてきて自分の思いを伝えてくれました。
クラスで話し合い、みんなの思いを繋ぎ合わせた特別な一曲が出来上がりました。子ども
たちの思いを表現した 3 番の歌詞や気持ちを込めて歌っている姿を楽しみにして下さい。
そして、器楽では『うちゅせんのうた』という曲で演奏をします。作品展以来宇宙に興
味、関心を抱くふじ組にピッタリの曲です。子どもたちはメロディーを覚えていて、音楽
に合わせて演奏することを楽しみ、友だちと合わせる心地良さを感じています。どんなこ
とにも一生懸命取り組む子どもたち。一人ひとりが自信を持って、クリスマスコンサート
の舞台に立ち、楽しめるようにしたいと思っています。
ありがとうの花 3番歌詞
助けてくれてありがとう
元気をいっぱいもらって
ふじ組の友だち
こんなに素敵な仲間が
みんなで作る思い出が
みんなで作る思い出が
勇気の花が咲く
みんなで頑張れた
ケンカもするけれど
できたんだ
心を強くさせるんだ
ふじ組の宝物
ふじ組の宝物!!
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