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流通 株式会社壱番屋 将来の店舗数拡大を見越した店舗管理システム構築 365日の運用は充実のサポート体制がしっかりサポート 業 種 ソフトウェア 外食産業 Systemwalker ハードウェア アプリケーション 顧客満足度が売上に直結する外食産業では、 いつ、 どのメニューが、 どれだけ注 文されているかといった顧客動向の把握は不可欠です。なかでも全国に店舗を展開 する企業では、 地域によって変化するそれらの動向をリアルタイムで把握するため、 各店舗へのPOSシステムの導入と、 POSからの情報を集約する店舗管理システムの 構築は必須といえるでしょう。 昭和53年に1号店をオープン、 現在までに全国で821店舗(2002年11月11日現在) のカレーショップを展開する 株式会社壱番屋 様も、 早くから店舗と本部をオンライン 化し、各店舗の動向をリアルタイムで把握す る店舗管理システムの構築に取り組んできま した。 毎年80店舗という勢いで拡大する店舗数 に対応するため、2002年5月にはシステムの 再構築を実施。その中核を担う運用サーバ に採用されたのが、 「PRIMEPOWER 600」 でした。導入の経緯について、 情報システム 部部長の鷲澤章氏にお話を伺いました。 導入の背景 PRIMEPOWER 600/400 GR710 課 題 ■オープンシステム移行に伴う安定性・信頼性の確保 ■365日ノンストップの運用を可能にする体制の確立 ■店舗数拡大を見越した拡張性の高いシステムの構 築 効 果 ■安定性・信頼性を確保しつつ、操作しやすいシステ ム構築の実現 ■将来の店舗数拡大を見越した柔軟な拡張性の確 保 ■富士通のサポートサービス利用による円滑な運用 モットーは“お客様第一主義” 受発注を担うシステムはノンストップでの運用が必須 壱番屋様では、全国に821店舗の「カレーハウスCoCo壱番屋」と「カレーショップFSココイチ」を運営、 ライスの量やカレーの 辛さ、具が自由に選べる豊富なメニューが多くのお客様を集め、全国で毎日17万食を売り上げるビジネスを展開しています。 各店舗からは毎日、POSシステムを通して本部宛に食材の発注が行なわれます。その情報を基に、愛知、佐賀、栃木にある3つ の工場からカレーが出荷され、全国12ヶ所の営業所を経由して店舗に届けられます。この発注データを管理しているのが店舗管 理システムです。 情報システム部で店舗管理システム構築を担当している鷲澤 章 氏は、 「当社は“お客様第一主義”をモットーに掲げており ます。店舗からの発注は、店舗を訪れるお客様のニーズでもあります。その発注に対して欠品を出さないことをポリシーとしていま す」と話します。そのために、受発注を担う店舗管理システムが止まってしまうことは許されず、 これまでのシステムは、信頼性、安 定性を第一において構築されてきました。 しかし店舗は年間約80店というペースで増えており、現在のリソースでは処理能力が追いつかなくなってきていました。また、 人事異動などにより、独自の店舗管理システムを操作できる人間が少なくなってきたことなどから、 オープンなシステムへの切り 替えに踏み切ることになりました。 導入のポイント 情報システム部部長 鷲澤章氏 万全の保守体制への評価が PRIMEPOWER導入の大きなポイント 壱番屋様では、 これまでにもクライアントPCやサーバなど多くの富士通製品を導入いただいています。鷲澤氏は、 それらの機 器における富士通のサポートを経験したため、次回も富士通製品をと考えた、 と話します。 「各店舗は365日休まず営業しています。本部でも日曜も休まず出勤し、各店舗からの要請に対応できる体制を組んでいます。 システムについても365日の保守対応が絶対条件。富士通様が充実した保守要員数や規模を持ち、全国展開にも対応できる 点を評価し、新たに構築するシステムのサーバにも、富士通製品を検討しました」。 また、受発注を担う店舗管理システムのノンストップ運用を実現する、PRIMEPOWERの信頼性や安定性もさることながら、 シ ステムの扱いやすさも導入の決め手となりました。鷲澤氏は、 「高い安定性を保つために、OSがUNIXであることは必須。さらに 今後の運用のしやすさや拡張性を考慮に入れると、PRIMEPOWERが世界標準のSolarisTM Operating Environmentを採用 していることが大きなポイントでした。また、 これまで利用してきた富士通製品の使いやすさが社内で定評があったことも決め手と なりました」と語ります。 All Rights Reserved, Copyright(C)FUJITSU 1996-2003 サーバ室 システム概要 サーバの二重構成による安心の運用体制で発注業務を保証 サーバの二重構成による安心の運用体制で発注業務を保証 本部に設置されたPRIEMPOWER 600 と、全国の各店舗、営業所、工場はそれぞれネットワークで接続されています。そして各拠点から受発注や売上、勤怠関連の 情報がリアルタイムでPRIMEPOWER 600 に集まり、処理されているのです。また、バックアップ用のサーバとしてPRIMEPOWER 400 がほぼ同じ構成で用意されて おり、万が一、 メインサーバがダウンした場合でも、予備サーバにて発注処理をフォローできる構成となっています。 新しいシステムの運用は、社内の情報システム担当者が行なっています。従来のシステムからオープンシステムに変更になったことで、運用管理における変化が生 じましたが、富士通の教育セミナーを活用することでスキルアップを図り解消できました。 鷲澤氏は「2001年2月からテスト運用を始め、2002年5月から本運用を開始しましたが、 これまでトラブルは発生せず、順調に稼働しています」とPRIMEPOWERの 信頼性の高さを評価しています。 導入効果 ・安定性・信頼性を確保しつつ、操作しやすい システム構築の実現 ・将来の店舗数拡大を見越した柔軟な拡張 性の確保 ・富士通のサポートサービス利用による円滑な 運用 今後の展開 今後の戦略に深い関わりを持つPRIMEPOWER 壱番屋様は、 今後も2004年の1000店舗営業をはじめとして、 さらなる躍進への準備をすすめています。新しいシス テムではその拡張を見越したシステム設計を行なっており、 今後の店舗拡大にも柔軟な対応が可能です。 鷲澤氏は、 「現在のシステムは店舗POS関係が中心です。当社全体としても、 今後の情報戦略を各店舗にいかに 反映させていくか、 さまざまな検討を進めており、 PRIMEPOWERの性能をさらに活用していくことになるでしょう。この システムを足がかりとし、 さらに多くのお客様に愛される店づくりを進めていきます」 と語ります。 鷲澤章氏 ※Sun、Sun Microsystems、Sunロゴ、Solaris およびすべてのSolarisに関する商標及びロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標であり、同 社のライセンスを受けて使用しています。 会社概要 株式会社 壱番屋 所 在 地 :愛知県一宮市三ツ井6丁目12番23号 従 業 員 数 :676名(平成14年5月期) 資 本 金 :14億8,500万円(平成14年5月期) フランチャイズチェーン本部 事 業 概 要 :カレー専門店、 店 舗 数 :計801店舗(平成14年5月期) 直営店 275店 加盟店 521店 ハワイ 5店舗 U R L :http://www.ichibanya.co.jp/index.html