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冬休み前号
「感謝のことば」 教頭 齋藤 文弘 月日が経つのは早いもので,2016年もあと残すところ一週間あまりとなりました。お店の売り場がク リスマスの装いからお正月用品も並ぶようになるのを目にして年の瀬を感じられるようになりました。 12月上旬,地域の障害者支援施設の利用者の方から1枚の写真を寄贈して頂きました。その写真は本校 の校舎に美しい虹が掛かっているものでした。ご本人と園長さんでわざわざ届けに来てもらい,受け取りま した。たいへん綺麗な写真で,ありがたく頂戴し昇降口に飾りました。 利用者の方も受け取ってもらえたことに「ありがとうございます。」という感謝の言葉と笑顔で応えてい ました。その姿を見てこちらも暖かい気持ちになりました。 ある雑誌で心に留まった特集があります。それは女性タレントが書いたもので「感謝と前向きな言葉で笑 顔になろう」という題で書かれたものです。彼女の生まれ育った家は,7人家族,4畳半で暮らしていまし た。自宅が二度火災に遭ったり,彼女が15歳のときに母親を病気で亡くしたり,本人もある手術の後遺症 のため,コンプレックスを抱えていました。そんな彼女も結婚し,夫から何かにつけ「サンキュー(ありが とう) 」と言ってくれ,感激してもらえるとうれしくて,やる気が出て,何でもしてあげたくなる。彼女も, 魔法の言葉「ありがとう」をよく口にするようになったそうです。また,彼女が小さい頃,母親は子どもに 対して汚い言葉やネガティブな言葉を使わずいい言葉を使っていることも,彼女がコンプレックスを乗り越 えて,何があっても前を向いて歩けるようになったことにつながったというものでした。 さて,本校高等部では,後期の職場実習を終えてこれまで授業で取り組んできたことが,成果として得ら れました。一方で新たな課題も見つけることができました。実習を引き受けていただいた事業所の方々には 感謝の気持ちでいっぱいです。中学部では子ども達が作業学習で協力して作ったご祝儀袋の校内販売が行わ れました。保護者の方や来校者の方に購入していただき,生徒は達成感を得ることができました。小学部や あすなろ教室ではクリスマス会に向けてさまざまな装飾やプレゼントを作りました。学部,教室ごとに工夫 をこらし,教職員が扮したサンタクロースとともにゲームや歌を歌い,大いに盛り上がったクリスマス会と なりました。 今月の自由参観週間におきましては,師走のお忙しい中,保護者の皆様や亘理高校の先生方に子ども達の 学習の様子を見ていただきありがとうございました。 今年1年を振り返り子ども達が無事に過ごせましたことは,御家庭,宮城病院,地域の方々の御協力と御 理解のおかげであると教職員一同,心から感謝申し上げます。ありがとうございました。 新年を迎えましてもよろしくお願いいたします。 小学部「クリスマス会」 12月16日(金)クリスマス会が行われました。クリスマス会に 向けて全員がサンタさんへ手紙を書いたり,プログラムを作ったり, 題字「くりすますかい」を作ったりしました。 当日は,歌を歌ったり,ダンスをしたりサンタさんからプレゼントを もらったりしました。また暗いお部屋の中でイルミネーションも楽しみ ました。楽しく満足感いっぱいのクリスマス会となりました。 サンタさんありがとう! 24日(火)中学部総合的な学習の時間 外部専門家活用事業(音楽療法士) 25日(水)外部専門家活用事業(作業療法士) 10日(火)全校集会 午前限(11:30下校) 26日(木)中学部総合的な学習の時間(予備日) 11日(水)身体計測 午前限(11:30下校) 給食に感謝する会,合格発表 16日(月)外部専門家活用事(スクールカウンセラー) 27日(金)小・中学部そり教室 17日(火)スクールバス指導 高等部校外学習 あすなろ教室ゲーム大会 19日(水)臨時休業日(高等部知的入学者選考日) 1月の予定 あすなろ教室「音楽鑑賞会」 12月7日(水)に,宮城病院中央1階病棟のホールにて,大吉さん(歌の大河原真保さん,ピア ノの吉田彩さん)お二人によるコンサートが行われました。クリスマスの曲を中心に10曲披露し てくださいました。会場は熱気に包まれ,大吉さんの生演奏を間近で聴いた児童生徒や病棟の皆さん, 保護者の皆さんも一緒にタンバリンや鈴などの楽器を使って演奏に参加しました。ひと足早いクリ スマス気分を味わいました。 皆さん一緒に楽しみましょう♪ 素敵な歌声でした♪ 高等部「PPAP ゲーム(にこにこタイム)」 高等部ひまわり教室と,あすなろ教室は,主に相互理解を深めることを目的として年間5回の合同 行事を宮城病院の中にある療育指導室で行っています。4月の「対面式」 ,3月の「卒業生を送る会」 , そして5月,8月,12月に行う「にこにこタイム」です。この「にこにこタイム」は,各回を担当 する学年を決め,生徒たちが企画運営しています。今年度3回目となる12月9日(金)は,1年生の 担当で,自分たちで考えた「PPAP ゲーム」をしました。これは,今はやっている「PPAP(ペン,パ イナップル,アップル,ペン」の歌をモチーフにして,パイナップルとアップルの的(穴)に,ペンに 見立てた細長い風船を投げ込み,学年ごとの得点を競うというゲームです。ひまわり教室の生徒はそ のまま手で投げ,あすなろ教室の生徒は,ひまわり教室の生徒と一緒に特製の発射装置を使って投げ ました。風船を思うように飛ばすのは難しいのですが,的を貫いたときには,「PPAP!」と歓声が 上がっていました。BGM が調子よく流れ,待っている生徒は自然と身体を動かしたり練習してきた ダンスを踊ったりしながら,楽しい時間となりました。 ねらいを定めて投げます 協力して的を狙います 中学部ひまわり教室「作業強化週間」 11月28日(月)から12月6日(火)まで, “作業強化週間”として作業時間を高等部の作業 学習や事業所に合わせて設定し,仕事に励みました。いつもの作業学習よりも長い時間ではありまし たが,与えられた仕事に集中して取り組んでいました。はがしちぎり班→ミキサー班→紙すき班→ぽ ち袋班・御祝儀袋班という流れ作業で仕事を分担して,今年も素敵な製品ができあがりました。 ミキサー2台を同時 に動かします。 小さい袋も指先に力を入 れて折り目をつけます。 端を合わせて丁寧 に折ります。 完成!