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マルチメディアコンテンツⅡ
マルチメディアコンテンツⅡ 音楽と映像による作品制作 専門 / 実習 / 2単位 伊藤美由紀 ◆授業の到達目標およびテーマ クラシック音楽から発展し、現在の現代音楽において様々なメディア と関わりながら展開しているコンピューター・ミュージックの存在を 学ぶ。既成の考え方にとらわれずに、授業で紹介する2つのソフト ウェアを応用して作品制作の上で新たな可能性を追求してもらうこと が目標である。 ◆授業の概要 Audiosculpt, Max/msp, jitterの使い方の説明。それらのソフトウェ アを使用した音響、映像作品制作を4回にわたりプレゼンテーション。 ◆授業計画と内容 前期は、クラシック音楽から派生し展開していったコンピューター・ ミュージックの歴史、ソフトウェアAudiosculpt(オーディオ・スカ ルプト):IRCAM(パリ国立音響・音楽の探求と調整の研究所)で開 発されているソフトウェアの使い方を学び、エレクトロアコース ティック作品を4チャンネルサラウンドで制作。その作品にオリジナ ルの映像をあわせて完成。後期は、ソフトウェアMax/mspの基礎的 な使い方を学び、ライブパフォーマンス作品、あるいは、音楽と映像 によるインターラクティブな作品制作。また、これらのソフトウェア を使用した作品を授業で紹介する。 1回目 前期の作品制作についての説明。ソフトウェアの簡単な解 説。コンピューター・ミュージックの歴史。 2回目 Audiosculptの使い方(1)−フィルター 3回目 音素材の録音 4回目 Audiosculptの使い方(2)−トランスポジション 5回目 Audiosculptの使い方(3)−フォルマント・フィルター、 バンド・フィルター 6回目 Audiosculptの使い方(4)−イメージ・フィルター ほか 7回目 Audiosculptの使い方(5)−クロス・シンセシス ほか 参考作品の紹介 8回目 Audiosculptを利用して作品制作(1) 9回目 Audiosculptを利用して作品制作(2) 10回目 音楽作品課題(1)プレゼンテーション 11回目 4チャンネル作成開始(個別に4chに制作指導) 12回目 映像/音楽4ch作品制作(1) 13回目 映像/音楽4ch作品制作(2) 14回目 映像/音楽4ch作品制作(3) 15回目 映像/サラウンド音楽作品課題(2)プレゼンテーション 16回目 Max/msp、作品制作に必要なオーディオ・エフェクトに ついて学ぶ 17回目 Max/mspプログラミング(1) 18回目 Max/mspプログラミング(2) 19回目 Max/mspプログラミング(3) 20回目 Max/mspプログラミング(4) 21回目 Max/mspプログラミング(5) 22回目 作品制作(1)−音楽制作とプログラミング 23回目 作品制作(2)−音楽制作とプログラミング 24回目 Max音楽作品課題(3)プレゼンテーション 25回目 Max/jitter映像エフェクトの基本を学ぶ 26回目 Max/jitterプログラミング(1) 27回目 Max/jitterプログラミング(2) 28回目 Max/jitterプログラミング(3) 29回目 作品制作(1) 30回目 音楽と映像によるインターラクティブ作品課題(4)プレ ゼンテーション ◆履修にあたっての準備学習(事前学習) ソフトウェアの使い方の確認、制作準備。 ◆成績評価の方法と基準 前期、後期の制作作品課題とプレゼンテーションにより評価。 注意:作品制作のみならず、他の学生の作品を鑑賞することや、プレ ゼンテーションも重要であるので、必ず参加して作品説明、デモンス トレーションを行うこと。 ◆教科書 特に使用しない。 ◆参考書・参考資料等 使用しない。