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底預金保証
Market Monthly 2013年8月 欧州 今後の見通し ドイツDAX30種株価指数 ドイツ10年国債利回り ユーロ(対円) 今月の 半年後の 方向性 予想レンジ 方向性 7,700~8,700 レンジ 上昇 1.4~1.9 レンジ 上昇 125~135 レンジ 上昇 単位:ポイント、%、円 ドイツ株式市況は、もみあうとみています。米国の景気見通 しは明るく、欧州でも景気底打ちの兆しがみられ始めているこ となどが上昇要因となる一方で、米国の金融緩和縮小観測 の高まりなどが下落要因になると考えています。 ドイツ長期金利(10年国債利回り)は、もみあうとみています。 米国や欧州における景況感改善などが上昇要因となる一方 で、ECB(欧州中央銀行)高官が長期間の金融緩和継続や 利下げの可能性を示していることなどが低下要因となると考 えています。 ユーロは、対円でもみあうとみています。日本では日銀によ る強力な金融緩和が行われている一方で、欧州でもECB高 官が金融緩和姿勢を示していることなどから、方向感なく推 移すると考えています。 その後は米国を中心に世界的に景況感が改善するにつれ て、ドイツ株価、ドイツ長期金利、ユーロは次第に上昇していく と予想しています。 今月のトピックス 債務問題が足かせとなり、ユーロ圏の経済は長らく後退して い ま し た 。ユーロ圏の 実質GDP(域内総生産)成長率は 2013年1-3月期まで6四半期連続で前期比マイナスとなっ ています。しかし、景気に底打ちの兆しがみられ、前期比プラ ス成長が見通せるようになってきました。14日に発表される ユーロ圏の4-6月期GDPで経済状況を確認したいところで す。 ユーロ圏実質GDP成長率(前期比) (%) 2 1 0 -1 -2 -3 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 期間は2009年1ー3月期~2013年1-3月期 2013/3 (年/月) 今月の注目スケジュール 8月1日 8月14日 ECB理事会 ユーロ圏GDP 記載日は現地時間基準 先月のふりかえり ドイツ株式市況は上昇しました。ポルトガルの政局懸念など から一時的に下落する局面もありました。しかし、ECBのドラ ギ総裁が長期間の低金利継続や利下げの可能性を示したこ と、FRB(米連邦準備制度理事会)のバーナンキ議長が金 融緩和の継続を示唆したこと、そしてユーロ圏の景況感改善 を示唆する経済指標が発表されたことなどが好感され、株価 は上昇しました。 市場データ ドイツ10年国債利回り ユーロ(対円) 単位:ポイント、%、円(NY市場) 6月末 騰落率/幅 7,959.22 +3.98% 1.728 ▲ 0.058 128.97 +0.96% 変化:株及び為替が騰落率、債券が騰落幅 ドイツDAX30種株価指数 (ポイント ) 9,000 ドイツ長期金利は低下しました(債券価格は上昇)。上旬か ら中旬にかけては、米国の6月非農業部門雇用者数が市場 ドイツ10年国債利回りと (円) ユーロ(対円) (%) 2.0 140 利回り( 左軸) 8,500 予想を上回り上昇する局面もありましたが、ドラギ総裁やバー ナンキ議長が欧、米での金融緩和姿勢をそれぞれ示したこと などから長期金利は低下しました。下旬は、ユーロ圏の景況 感改善などにより、長期金利の低下幅は縮小しました。 ユーロは対円で上昇しました。ユーロ圏の景況感改善など からユーロは上昇しましたが、日本の参院選の結果が大方の 予想通りだったことなどが円の上昇要因となり、ユーロの対円 での上げ幅は縮小しました。 7月末 8,275.97 1.670 130.21 ドイツDAX30種株価指数 ユーロ( 右軸) 1.8 130 1.6 120 1.4 110 1.2 100 8,000 7,500 7,000 6,500 6,000 5,500 12/7/31 13/1/31 13/7/31 1.0 12/7/31 90 13/1/31 13/7/31 (注)土日祝日は前営業日の数値を利用した1年分データ、為替はNY市場 (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断でなさ るようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、 公社債等値動きのある証券に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではありません。 投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。本資料 は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。 5