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地域防災拠点とは (32ページ) ~災害に備えて PartⅠ
横浜市防災計画の全体構成は、次の図のとおりです。 携わってない人でも理解が出来る地域防災拠点とは ◇横浜市の防災対策 平成 7 年【1995年】1 月に発生した阪神淡路大地震以来、横浜市ではこの地震を貴重 な教訓とし、「行政にとって最も大切なのは、市民の生命と財産の安全を確保すること」と いう信念にもとづき、実践的な観点から地震対策を見直してきました。 平成 7 年【1995年】4 月、最初に実施した見直しが、震災時避難場所の指定です。さ らに、同年から震災時避難場所に指定された小中学校に、防災備蓄庫を整備し、のこぎり・ バール・ジャッキ・エンジンカッターなど人命救助のための防災資機材をはじめ、乾パン(現 在はクラッカー) ・水缶詰などの食料等の備蓄を行い、地域防災拠点として整備を始めました。 平成 9 年度末までに 327 か所の整備を完成し、平成 10 年度末までにすべての震災時避難 場所に防災備蓄庫が完成します。 阪神淡路大震災のような大規模な震災では、消防隊や救助隊の活動とあわせて、特に地域 に住んでいる市民の皆さんの相互協力による防災活動が不可欠となってきます。 いざという時に、効果的な活動を行えるようにするためには、日頃から準備と訓練が必要 です。「自分の身は自分の手で守る、皆の地域は皆で守る」という気持ちを常に持ち、普段 から災害に備えていただきますようよろしくお願いいたします。 【防災拠点の経緯を知るため、あえて当時の原文を引用した。現在は後途の通り整備済】 -1- 地域防災拠点(震災時避難場所)とは 横浜市では、身近な市立の小・中学校等を震災時避難場所に指定し、地域防災拠点として防 災備蓄庫の設置、防災資機材・食料等の備蓄を進め、また、被害情報等の情報受伝達手段とし て、各拠点に専用の携帯電話(現在=デジタル移動無線)を配備しています。日頃から家族や 地域などで話し合いの場を持ち、地域防災拠点への安全な経路を確認しておきましょう。 【平成23年4月現在453か所、南区は25箇所】 ◇防災備蓄庫の整備 防災資機材や食料等を保管するための防災備蓄庫を整備しています。防災備蓄庫には学校内 の空き教室等を改造するものと学校用地内にプレハブ倉庫を新設するものがあります。 ◇飲料水の確保 飲料水の確保のため、循環式地下貯水槽や緊急給水栓の整備や水缶詰の備蓄を進めています。 なお、先進的地域防災拠点によっては、飲料水確保の手段として学校内の受水槽を飲料水とし て利用できるように整備している所も散見されます。 -2- 地域防災拠点(避難所)運営委員会とは 地域防災拠点(避難所)運営委員会(以下「運営委員会」という)とは、地震などの大規模 災害が発生して小中学校が避難所になった時、地域住民・行政・学校がお互いに協力して、円 滑な避難所運営を行うための組織である。 1 運営委員会の活動 運営委員会は、震災発生時の混乱と動揺の中で、円滑な活動ができるように、地域防災拠点 (避難所)運営マニュアル(以下「運営マニュアル」という。)を作成し、日ごろから、避難所 運営の研修や防災資機材の使用訓練などを行い、地域防災力の向上に努める。 2 地域防災拠点(避難所)運営委員会の組織 運 営 会 (一例) 議 委 員 長 活 動 班 副委員長 班 長 庶 総 情 班 救 班 長 情 報備 広 報班 班 警 班 班 長 長 食 施 料設・ 物 管 資理班 班 班 班 長 長 長 班 班 長 長 班 班 長 長 給 水 班 衛 生 班 食 料 物 資 班 援 護 班 救 護 班 衛 生 班 救 護 班 救 出 救 護 班 学校再開準備班 事務局長 班 事務局次長 班 班 長 長 長 区 本 部 拠 点 班 職 員 南 中 学 校 教 職 員 ボランティアグループの代表者 務 務 報 班 班 班 護 班 情 報 広 報 班 居 住 グルー プ 代 表 者 代 表 者 代 表 者 長 グループ グループ 2 組 グループ ★地域防災拠点運営委員会の運営組織・運営方法や班構成、支援員・協力員募集、独自 の運営マニュアルなど、拠点によって温度差が非常にあり、携わる立場の人によっても 大きな格差が生じています。 -3- 地域防災拠点運営委員会の設置、運営 ◇活動目的 震災時避難場所では安全かつ秩序ある避難生活の維持 や防災資機材を活用した救助・救出等を、地域・学校・ 区役所で構成された「地域防災拠点運営委員会」により 行ないます。 1.震災時の主な活動 (1)鍵の解除、建物の安全確認 (2)避難時場所開設、避難者受付・区割・誘導 ▲運営委員会の活動状況 (テント型トイレの組立て訓練) (3)負傷者の応急手当、高齢者、障害者等要援護者の援護 (4)家族の安否確認、防災資機材等を活用した救助 (5)仮設トイレの設置や食料、救援物資等の配布 (6)循環式地下貯水槽(応急給水栓)の設営 2.平常時の主な活動 (1)避難場所運営マニュアルの作成(各班ごとの役割) (2)防災資機材等の取扱講習及び防災研修会の開催 (3)防災訓練の実施 (4)防災備蓄庫の点検・管理 (5)拠点運営費の使途及び管理(補助金額が適正か?) また、各区内の運営委員会相互の連絡及び連携を図るため 「地域防災拠点運営委員会連絡協議会」を結成しています。 3.主な運営委員会メンバー (1)学校教職員(2名) (2)区役所職員(2名) (3)消防署員 (1名) ▲運営委員会の活動状況 (エンジンカッターの取扱訓練) (4)消防団員 (2名) (5)地域ケアプラザ職員(1名) (6)地域住民(拠点によって違う) 4.今後の課題 (1)小中学生の防災教育・訓練参加と戦力化 (2)運営委員以外の支援員・協力員の確保 (3)班の組織と人事構成及び各自のレベルアップ (4)各関係機関との連携及び各機関のレベルアップなど (5)要援護者支援対策 (6)地域の防災リーダーの養成 -4- 更衣室 居住スペース 通路を作る。 要援護者はできるだ 居住スペース ス テ ー ジ 受 入 身の安全は自分で守ることが基本です。 物資 付 班 名 総務班 【平常時】 自主防を運営し、 【災害時】 各活動班を繋げる。 口 居住スペース 物 居住スペース プライバシーを守る ために更衣室を設置 男子 便所 女子 便所 男女更衣室の設置 情報班 避難所 運営本部 避難所 相談窓口 夜間時や気候、ライフラインなどを考 慮して想定しておくことが大切。 救護班 情報掲示板の設置 援護班 まず、一時避難場所へ 「3・3・3」の法則 物資を管理し、適切に配 避難生活ルールの 策定。 区本部との連絡調整。 講習会や訓練を企 正しい情報をつかみ、 の調整・受入など。 情報を収集し、すばやく 画し、住民の防災 全員に伝える。 発信・伝達する(外国語 意識を高める。 避難者の名簿作成。 安否確認作業。 ・点字など工夫して) 避難者を把握し情報を整 救出や救護の技術 閉じ込められた人の救 理する。 けが人の搬送手伝い。 を身につけ、指導 出やけが人の応急措置 他班の応援体制。 する。 をする。 高齢な方など福祉避難所 への転送。 地域内の要援護者 を把握する。 要援護者の無事と体調、 要援護者に配慮した体制 避難状況を把握する。 をつくる。 (パーテーション利用) 適宜適切な情報提供が必要。 できるだけ多くの箇所に掲示 板・伝言板を設置 【避難所】 全てをつなぎ管理する。 避難所全体を把握する 分する。 ボランティアセンターと 介助などの技術を 身につけておく。 予め周辺地域・危 周辺住民の安否確認し、 治安維持を含め警察との ★災害発生から避難生活期に至るまでのプロセ 険箇所等の把握を 安全な避難を促す。 スにおいて、どのような支援力を必要とする かについて、「3・3・3の法則」という考 え方があります。まず、発災後、3時間までに 自身、家族の安全を確保し、地域において最 も危険な人の発見・救出に向かう。その後、 3日までに全ての人の安否確認と安全な避難 を行うことが大切です。 近隣でのすばやい助け合いを実現するために は、戸別の安否確認と一時避難場所の徹底が 不可欠です。 する。 在宅者への訪問・援助。 避難所内の警備。 周辺地域への巡回警備。 備蓄について住民 に周知し、炊き出 食料はどのくらい必要 か確認。 警備班 【水=1日3㍑、3日分】 給食班 しの計画をする。 給水班 応急給水栓の取扱 連携。 食料を管理し、適切に配 分する。 救援食料の管理。 水の確保、トイレの確 を身に付けておく。 保(仮設・簡易トイレ の調達等) 清潔を保ち、感染症を防ぐ。 水を管理し、適切に配分 する。 下痢など衛生面への配慮。 排泄行為などの維持管理。 避難場所としては大型スーパーやホームセンターなどの駐車場スペースが応急的には有効。 地域防災拠点運営委員会 一般的な避難所 災害発生時などで人々が避難する場所の総称。また避難勧告が発令されたときに避難すべき場所とさ れることもある。国が指定している避難所は三種類が存在する。 【広域避難場所 】 災害発生で大規模な避難を要する場合、それに適した広さなどの十分な条件を有す公園や学校などの 地域を指す。各自治体がそれらを広域避難場所として指定している。 【一時避難所】 一時的に避難できる広場、公園、空地など。災害の状況を見る場合にも利用する。主に近隣の地域が 割り当てられる。こちらはある基準を元に町内会や自主防災組織が指定する。 【収容避難所】( 横浜市は地域防災拠点と称する) 自然災害等により住居等を失うなど、継続して救助を必要とする市民に対し、宿泊、給食等の生活機 能を提供できる学校などをいう。各自治体が指定する。 ☆その他特別避難所(福祉避難所とも称する)高齢者・障害児者・乳幼児 等の在宅要援護 者を対象とした「特別避難所の考え方を、横浜市として具現化したもの です。 さらに広域避難場所に至る安全な道順を避難路として指定されている。 しかし収容避難所を予備避難所、広域避難場所と収容避難所をまとめて指定避難所と言ったり、災害 弱者避難所など細かく分類したり、すべてをまとめて避難所と言ったり地方自治体や各組合によって名 称や用途が多少異なるのであくまで参考としていただきたい。 他に災害発生時は各機関との連絡調整を行う防災中枢拠点などと呼ばれるものも展開される。 災害による被害を未然に防ぐため、日頃から避難する場所と安全な道順(避難路)の確認が望ましい。 -5- 横浜防災ライセンスとは 大地震で被災された方の多くが、隣近所などの地域住 民により救出されています。 横浜市では、地域防災拠点に備えている防災資機材の 取扱方法を市民の皆様に身につけていただき、その技術 の習得に対して「横浜防災ライセンス証」を交付してお ります。 講習内容 (1)生活資機材の取扱い ・仮設トイレ・移動式炊飯器・ 災害用地下給水タンク応急給水栓など (2)救助資機材の取扱い ・エンジンカッター・レスキ ュージャッキ・発電機・投光器など 防災資機材取扱指導員とは 横浜市が開催する「資機材取扱リーダー講習会」で実技指導していただくボランティア講師 を努めます。講師として、約年 6 回のリーダー講習会で市民の方へ指導を行います。 横浜市では、地域防災拠点に備えている防災資機材の取扱い講習会を実施し、 「防災資機材取 扱リーダー」を育成しております。 現在までに、多くの方が資機材取扱リーダー講習会を受講しておりますが、今後もリーダー の育成・技術維持を進めてまいります。 -6- 地域防災拠点 備蓄品一覧 地域防災拠点の防災備蓄庫には、発災時の救助・救出活動や避難生活の維持等のため、これ らの備蓄品を整備しています。 救 助 用 品 エンジンカッター・・・2 台 発電機 ・・・5 台 レスキュージャッキ・・・1 台 (革手袋、防塵眼鏡がセット (530×310×470mm) (4 トン油圧ユニット、附属品) 850×335×455mm) 混合油若干 ガソリン缶詰数缶 鉄缶5缶 耐荷重2トン 投光機・・・ 5 5台 シールドビ ーム ム(300W) スコップ・・・5 本 金属梯子・・・1 本 救命ロープ・・・5 本 (全長 970mm) (アルミ合金製、 (直径 12mm、200m 巻) 全長 4.6m、縮伸 2.9m) つるはし・・・5 本 大バール・・・5 本 てこ棒・・・5 本 (両ツル、全長 900mm) (平型、 900mm) ( 口 径 25mm 、 全 長 ( 胴 径 135mm 、 全 長 掛矢・・・2 個 1.2m) 900mm) のこぎり・・・5 本 ワイヤーカッター・・・5 本 大ハンマー・・・5 本 大なた・・・5 本 (両口、全長 900mm) (全長 750mm、本製柄 (刃渡り 330mm) 付) -7- (全長 350mm) 担架・・・10 本 ポール(応急担架用)・・・ ハンドマイク・・・2 個 ヘルメット・・・10 個 (2,100×540×140mm) 10 本 ( 口 径 210mm 、 全 長 (樹脂製) (口径約 38mm、全長 2m) 360mm) 救 護 用 品 リヤカー2 台 毛布…240 枚 グランドシート…10 保 温 用 シ ー ト …50 松葉杖…5 組 (折タタミ式、ノーパ (難燃性 枚 枚 ( 全 長 ンクタイヤ 2×1m) 1,400×1,950mm) (ポリエチレン製 (多層構造、1,900~ 1,300mm) ※ 空きスペースがない 2,700×3,600mm) 1,350mm) 1,000 ~ 場合は方面別備蓄庫 等に備蓄します。 簡易トイ…6 基 テント型トイレ テント型トイレ 仮設組立式トイ 給水用水槽…1 ろ水機…1 台 ト イ レ パ ッ ク (洋式) (和式) レ(和式) 個 ( 1,000×50× (容量約 1,000l) 1,500mm) …3000 セット 一般的な車椅子・・・1台 -8- 生 活 用 品 食 料・水 高齢者用 紙おむつ…210 枚 クラッカー…2,000 食 乳幼児用 紙おむつ…1,350 枚 粉ミルク・ほ乳瓶…19 セット 生理用品…425 個 おかゆ…440 食 トイレットペーパー…192 巻 水缶詰…2,000 缶 移動式炊飯器…1 台 ガスかまどセット…1 セット (拠点が小学校の場合、 (拠点が中学校の場合、 550×120×960mm) 900×900×1,540mm) ※災害応急用井戸 (個人の家等が主に生活用水として使用する目的で行政に登録している) 平成 20 年 3 月 31 日の横浜市内の災害応急用井戸の施設数は 3,326 施設です。 区別の内訳 【なお、平成 25 年 3 月現在 神奈川県 33 市町村中21で 7,429 か所=神奈川新聞集計】 区名 施設数 区名 施設数 区名 施設数 区名 鶴見 118 神奈川 172 西 33 港南 76 保土ヶ谷 141 旭 409 磯子 115 金沢 235 港北 133 緑 245 青葉 123 都筑 160 戸塚 422 栄 100 泉 529 瀬谷 152 中 施設数 71 区名 南 施設数 92 ◇備蓄庫の問題点 【16年前に資機材等、横浜市は各防災拠点の備蓄庫に整備しましたが、現状では旧態と したものが散見されます。 また校舎の3階等の空き教室に備蓄庫があるため、使い勝手が悪い拠点も散見されます。 横浜市の施策や予算上、なかなか改善がなされないようです。】 -9- 備蓄品の追加 ガス式発電機 LEDランタン 震災時、ガソリン 発災時、停電等に の供給不足したこ より光源が不足し ろから、カセット たため乾電池また ボンベで使用でき は手回し発電によ る発電機を購入し り使用ができる ました。各拠点1 LED ランタンを購 台。注)室内では 入します。各拠点 使用できない。 80 台。使用方法は、 体育館や教室など各 拠点で決めて下さい。 ※カセットボンベの内容量を 250g とした場合。 ※1/4 負荷、エコスロットル ON 時。 実際の使用条件により異なる場合があります。(Honda 測定値) ワンタッチ式テント 注 意 ) 追 加 備 蓄 品 の 画 像 は 参 考 で す 。 大人2人が1~2分で簡単に設営・収納できるワンタッチ式テント。 ※ワンタッチテントに四方面横断幕がつき、体育館内での更衣室や授乳室等とします。 その他、缶入り保存パンや保温シートの数量追加、アルミシートが追加となります。 【情報連絡用 省電力トランシーバー】 平成 23 年度、全ての防災拠点に情報連絡等のツール用 として、省電力トランシーバー(2基1対)を配備しました。 見通しの良い屋外では、約2km使用が可能です。 (諸元) ・送信出力 10mw 重量 179g ・単三電池3本使用 -10- 横浜市 《 2013 年 5 月 9 日》 地域防災拠点を強化 中学校にLPガス常備へ 横浜市は、2013年度予算に5200万円を計上し、地域防災拠点機能の強化を図ってい る。その一つとして、中学校の地域防災拠点にLPガスボンベを常備させるほか、特設公衆電 話設置のための配管設計を進めている。 南区内の8校を含み、市内に104校ある中学校の地域防災拠点。市はこのうち、都市ガス 供給エリアの 78 校に今年度中にLPガスを常備させる。 市は、横浜市LPガス協議会と発災後にガスを同拠点へ配布する協定を結んでいる。しかし 東日本大震災の甚大な被害を考慮し、横浜での道路状況の悪化を予想。事前に準備をしておく 必要があると判断し、4千万円の予算付けを行った。 中学校の地域防災拠点には、災害時用の炊き出しのガス釜セットが用意されており、今回の ガスはその燃料となる。1校につき 50 キロボンベを4本配置、うち2本は通常の学校運営で 使用できるが、2本は非常時用に満タンにしておくことが決められている。 市消防局危機管理課によると、ガスボンベ2本で1千人の避難者が 10 日間、1人おにぎり 2個・3食を食べる分の燃料となるという(国の基準値から算定)。 同課は「早ければ7月以降から設置場所を決めた上で、業者に発注していくことになる」と 話す。 特設公衆電話 設置も 災害時、避難場所にNTTが通信ツールとして臨時に設置する特設公衆電話。横浜市の場合、 地域防災拠点に設けられることになる。 実際に災害が発生した際、通信設備の復旧に相当の時間がかかることが予想される。そこで 市は、事前に特設公衆電話を設置することを決め、今年度は1千万円の予算を確保し、配管の 設計を行う。次年度以降に工事を終了させ、設置を目指したい考えだ。 特設公衆電話は、市内すべての地域防災拠点である453の小中学校に2回線ひかれる予定。 災害時の運用方法については今後検討していくという。 市は現在、NTTと協議を重ねながら事前調査をしており、必要がある場合は市が配管工事 をする。 -11- 同課では「このほか、学校受水槽の活用調査も実施する。今回の予算は地域防災拠点の資機 材を充実させ、機能強化をすることが目的。市防災計画が修正されたこととも連動している。 今後も万が一に備えた体制を整えていきたい」と話している。 ※横浜市の中学校地域防災拠点にある「ガスかまどセット」はLPガスが常備されていな いと市民から指摘されてきたが、このたび横浜市が予算化し学校施設管理者と協議の上、 上記のように導入することになった。今後の課題として賞味期限がある「お米」が備蓄さ れていない現状を、何らかの方策で改善するよう尽力していかなければ避難所生活の主旨 が全うされない。 -12- 1、防災資機材の取扱い 『地域防災拠点に★印=あり、☆=なし』 ★エンジンカッターの取扱い(消防団及び横浜市防災ライセンス) ★レスキュージャッキー「☆ガレージジャキー、☆ガレキング」の取扱い(横浜市防災ライセンス) ★発電機の取扱い(消防団及び横浜市防災ライセンス) ★投光機の取扱い(消防団及び横浜市防災ライセンス) ★仮設トイレの組み立て(横浜市防災ライセンス) ☆移動式炊飯器(小学校に常備)の取扱い(横浜市防災ライセンス) ★ガスかまどセット(中学校に常備)の取扱い(プロパン業者及び横浜市防災ライセンス) ★ろ水機の取扱い(横浜市水道局及び横浜市防災資機材指導員) ★給水用水槽の組み立て(消防団及び横浜市防災資機材指導員) ★応急担架(ポールと毛布で作る)の組み立て(消防団及び横浜市防災ライセンス) ☆災害用地下給水タンクの取扱い(横浜市水道局及び横浜市防災ライセンス) ☆チェンソーの取扱い(消防団及び大工) ☆ロープの結索方法と三角巾の包帯法(消防団及び家庭防災員) 2、常備して置く備品・工具類 ★スコップ、★金属梯子、★ロープ、★つるはし、★大バール、★てこ棒、★掛矢、★大ハンマー、 ★大ナタ、★のこぎり、★ワイヤーカッター、★担架、★ポール、★ハンドマイク、★ヘルメット、 ★リヤカー、★毛布、★断熱シート、★グランドシート、★保温用シート、★松葉杖、★自転車、 ★鉄缶(★ガソリン用、☆灯油用) 、★空気入れ、★長ぐつ、★カッパ、★懐中電灯、☆軍手、 ★トランシーバー、★ヘッドライト、★梯子★ランタン型ライト、★革手袋、★防塵用眼鏡セット、 ★パック式トイレ、☆ポリ袋★テント式トイレ(和式、洋式)、★仮設組立式トイレ(和式)、 ★ポリバケツ、☆お箸、☆車椅子、☆角材セット、☆石油コンロ、★テント、★テーブル、★椅子、 ★ポリ缶、★コードリール、★LEDランタン、★ワンタッチ式テント、★ガス発電機、★角材 ☆三角巾、☆灯油、☆段ボール、☆ガムテープ、☆作業服(綿) 、☆かまど☆色つきテープ(仕切線 用) 、☆凝固剤、☆防塵マスク、☆筆記用具、☆模造紙、☆お釜、☆ラジオ、☆モラルボード、☆マスク、 ☆地域防災拠点運営マニュアル、☆ポット、☆急須、☆茶碗、☆お盆、☆フォーク、☆スプーン、 ☆卓上コンロ、☆ヤカンなど 3、常備して置く備蓄品 ★生活用品、★食糧、★水、☆お茶、 ★医療品、★薬、 4、 {要援護者向け} ★コミュニケーションボード(災害、救急、店舗の3種類) ★バンダナ(緑色【支援する側】と黄色【支援される側】の2種類) 、★腕章、 ☆心のケアQ&A集、 5、災害時使用 ★トリアージカード(災害時治療優先順位) ★避難者カード(安否確認票) 、★避難者リスト表(台帳)、★被害状況報告書、 ☆防災マップ(住宅明細用) 、 -13- 地域医療救護拠点とは 大震災が発生した場合、家屋の倒壊などによって多数の負傷者が発生します。このため、発 災から 3 日間程度、応急医療を行なう救護場所として、中学校区に 1 か所の割合で市立の小・ 中学校 146 か所に地域医療救護拠点を設置します。 地域医療救護拠点では、横浜市医師会、横浜市薬剤師会などの協力により医療救護隊が編成 され、医師や看護師などが応急医療を行ないます。 1.地域医療救護拠点の機能 (1)災害による負傷者の応急医療の実施 (2)医薬品、医療用資機材の備蓄 (3)医療施設の被災により、受診が困難になった慢性疾患患者の緊急医療の実施及び代替医 療施設の情報提供 2.医薬品等の備蓄及び主な医療活動の内容 地域医療救護拠点には、応急医療に必要な医薬品等を備蓄します。 医薬品等の種類 区分 医薬品等の種類 医薬品 消毒剤、止血剤、鎮痛剤、抗生物質製剤、強心剤、利尿 剤、局所麻酔剤、輸液製剤、糖尿病用剤、血管拡張剤等 医療器具 注射器、輸液用具、縫合止血用具、骨折用具等 衛生材料 ガーゼ、包帯、ばんそうこう等 医療器材 担架ベッド、照明灯、毛布、酸素蘇生器 1. 医薬品は、保冷庫等に入れ、学校室内に保管、その他医療資 器材は、地域防災拠点防災備蓄庫に保管 ▲医療品等の備蓄状況 2. 備蓄医薬品等に不足が生じる場合、区本部医療調整班との連 携により必要量を補給 平成 24 年度で横浜市の事情により廃止、「医療救護隊」による地域防災拠点等での 応急医療の提供を行う。(各拠点には一般的な応急手当程度の用品を用意) なお、地域防災拠点の希望によっては存続交渉可。 -14- 医療活動体制 主な医療活動の内容 1. 創傷、打撲、骨折、熱傷等の外科的負傷者のうち、 横浜市医師会、横浜市薬剤師会等の協力を得て、地域 医療救護拠点の医療救護隊を編成します。 軽・中傷者に対する応急手当。 2. 重傷者等、さらに医療が必要な場合は、救急車等 を利用し、医療機関へ搬送。 3. 慢性疾患患者の診療及び薬剤の支給。 地域医療救護隊の役割 大震災が発生した場合、家屋の倒壊などによって多数の負傷者が発生します。このため、 発災から3日間程度、応急医療を行う救護所として、中学校区に1ヶ所の割合で地域医療救 護拠点(平成24年度で医療救護拠点としては廃止)が設置されます。 地域医療救護隊では、横浜市医師会、横浜市薬剤師会などの協力により医療救護隊が編成さ れ、医師や看護職などが応急医療活動を行います。 医療救護隊の編成基準 医 師 2人 看 護 職 5人 薬 剤 師 1人 区本部職員 2人 主 な 医 療 活 動 の 内 容 ➀ 創傷、打撲、熱傷等の外科的負傷者のうち、軽・中傷者に対する応急 手当 ➁ 重傷者等、さらに医療が必要な場合は、救急車等を利用し医療 機関へ搬送する。 ③ 慢性疾患患者の治療及び薬剤の支給 1 医療救護隊の活動内容 ■医 師 : ➀負傷者に対するトリアージの実施 ➁傷病者(軽・中等症者〕に対する処置、手術、その 他の治療の実施 ➂重症患者等の災害医療拠点病院等の後方医療機関への転送判断 ➃ 慢性疾患患者に対する治療及び薬品処方 ➄死亡の確認 ■看 護 職 : ➀医師の指示の下における傷病者に対する応急処置 ➁傷病者に対する看護 ■薬 剤 師 : ➀医師の指示に基づく投薬及び服薬指導 ➁医薬品、医薬資機材等の数量管理 ■区本部職員 : ➀患者の誘導 ➁負傷者名簿の作成(トリアージタッグの予備記入を含む) ➂医療救護の 増強・交代要員の要請 ➃受け入れ医療機関の情報の把握及び提供 ➄救急車等搬送車両の要請 2 トリアージとは 【トリアージ(Triage)、治癒(Treatment)、搬送(Transport)は災害時医療の最も重要な3つのT】 災害発生時などに多数の傷病者が同時に発生した場合、医療資源(医療スタッフや医薬品等)が制約される 中で、一人でも多くの傷病者に対して最善の治療を行うために、傷病者の緊急度に応じて、 搬送や治療の優 先順位を決定することをトリアージといいます。 トリアージ(triage)はフランス語の trier からきています。「良い物だけを選り抜く」「選別する」という意味です。 今日のようなトリアージの概念が確立されたのは第一次世界大戦後です。 3 トリアージの必要性 災害時の混乱の中で、トリアージを行わず通常と同じように受付順で治療を行った場合、重傷者が長時間放 置されるということがでてきます。また、最重傷者から治療を始めた場合には、その治療だけで貴重な医療資源 が使い尽くされてしまい、確実に救命可能なほかの重傷者の治療ができなくなるといったことも考えられます。 こうした問題を解決するために、トリアージ(搬送優先順位、治療優先順位)が必要となります。 -15- 4 トリアージの区分 傷病の緊急度や重症度に応じ、次の4段階に分類します。 トリアージの区分は、トリアージオフィサー(トリアージ実施責任者・指揮者)が執り行います。傷病度の区分が 終了すると、「トリアージタッグ」という識別票に必要事項が記入され、区分に応じた色が最下位になるように識 別票が切り取られ、患者さんの体(原則として、右手首関節部、無理な場合は左手首、右足首、首の順)に取り 付けられます。 順 位 第1順位 分 類 識別 傷 病 等 の状 態 具 体 的 事 例 最優先治療群 赤色 直ちに処置を行えば救 気道閉塞、呼吸困難、多発外傷、ショック、大 (重症群) (Ⅰ) 命が可能な者 量の外出血、血気胸、胸部解放創、腹 腔内出血、腹膜炎、広範囲熱傷、気道熱傷、 クラッシュシンドローム、多発骨折など 第2順位 第3順位 待機的治療群 黄色 多 少治 療の 時間 が遅 全身状態が比較的安定しているが、入院を (中等症群) (Ⅱ) れても、生命に危険が 要する次の傷病者 ない者(バイタルサイン 骨髄損傷、四肢長管骨骨折、脱臼、中等熱 の安定している者) 傷など 軽 処 置 群 緑色 上 記 以 外 の 簡 単 な傷 外来処置が可能な次の傷病者 (軽症群) (Ⅲ) 病でほとんど専門医の 四肢骨折、脱臼、打撲、捻挫、擦過傷、小さ 治療を必要としない者 な切創及び挫創、軽度熱傷、過換気症 候群など 第4順位 死 亡 群 黒色 既に死亡している者又 圧迫、窒息、高度脳損傷、高位頚髄損傷、心 (0) は即死状態であり心肺 大血管損傷、内蔵破裂等により心肺停止状 蘇生を実施しても蘇生 態の傷病者 の可能性のない者 5 トリアージタッグ ■仕様 : 寸法は、23.2㎝х11㎝。用紙は水に濡れても字が書ける ものを使用し、一枚目及び二枚目は三枚目より薄手で、三枚 綴りとなっています。 一枚目は災害現場、二枚目は搬送機関、三枚目は収容医 療機関用です。モギリ式で、各モギリ片の幅は 1.8 ㎝です。 軽処置群を緑色(Ⅲ)、待機的治療群を黄色(Ⅱ)、最優先 治療群を赤色(Ⅰ)、死亡不処置群を黒色(0)となっています。 ■記入 : 氏名、年齢、性別、住所、電話、トリアージ実施月日・時刻、 トリアージ実施者名、搬送機関名、収容医療機関名、トリアー ジ実施場所、トリアージ区分、トリアージ実施機関、症状・診 断内容、処置内容、特記事項、人体図 -16- トリアージタッグ 震災建築物応急危険度判定資機材の備蓄 大地震発生後、被災した建物が引き続き安全に使用できるか早急に判定を行い、余震等によ る建物の倒壊や落下物等による二次災害を防止するため、応急危険度判定士の協力を得て、応 急危険度判定活動に必要な資機材(ヘルメット、ナップザック、下げ振り、クラックスケール) を各区 1 か所の割合で防災備蓄庫に配備しています。 応急危険度判定士は、建築士などのうち、専門の講習を修了した方々で、発災時にはボラン ティアとして判定作業を行ないます。(詳細は横浜市立南中拠点運営マニュアル参照) まちづくり調整局(平成23年現在は建築局) 建築企画課 建築防災担当 045-671-2928 識 別 赤色(Ⅰ) 黄色(Ⅱ) 緑色(Ⅲ) 飲料水の確保とトイレ事情 ○循環式地下貯水槽 通常は配水管の一部として新鮮な水道水が流れている地下式の貯水槽で、水圧が低下すると 流入、流出の弁が閉まり、飲料水が貯留される構造になっています。配水池から離れた地域 の給水拠点として、地域医療救護拠点となっている小・中学校を中心に整備しています。 【平成23年4月現在 134か所】概ね半径1キロメートルに1か所設置 ○緊急給水栓 地震に強い配水幹線から耐震管路を布設し、その先端部に応急給水装置を取り付けて給水す る施設で、地域防災拠点の小・中学校、区役所、公園等へ整備しています。 【平成23年4月現在 358か所】取扱いは水道局員が行う ○配水池(横浜市南区は西谷、小雀各浄水場) 配水池では、市民の1週間分(一人49リットル)の水が確保されている。 【平成23年4月現在 23か所】 【1週間分とは配水池貯水量が当時の人口数に対する一人当りの供給能力数量(余力数)】 【1週間分としたならば飲料水 水の大切さ! 一人当りの必要数量は 3㍑×7日=21㍑】 (大量の水が必要) 一般的に水は①飲料水や生活用水として用いると考えられているが、 その他に②医療行為で傷口を洗浄するためや ③排泄物処理として無くてはないらない命の水である。 -17- ○災害時等(上水道及び下水道使用不可の場合)避難所及び家庭でのトイレ対応 1、避難所(3日間程度) 学校等での避難生活で一番困るのは、排泄処理の問題ではなかろうか。防災拠点では2種類 の仮設トイレが備蓄されているが、まず素人にとっては設営が難しく、設営訓練が必要であり、 たとえ仮設トイレが設営され使用できても、約300リットルの便槽では資源循環局のバキュ ーム車(横浜市で51車)が汲み取りを頻繁に来てくれないと、使用不可になってしまい、防 災拠点での仮設トイレ設置については課題を残すだろう。 また、簡易トイレについては、防災拠点に便座が若干備蓄され、通称トイレパック(便袋) も数百枚程度しか備蓄されていなのが実状で、大人数が使用した場合には在庫が、即なくなっ てしまいます。横浜市安全管理局では、今後5年間をかけて1拠点3,000枚の備蓄をする予 定ですが、避難所生活が長引けば、枯渇してしまいます。 いずれにしても在庫数だけでは長期間の避難生活は無理かと思われます。早い段階で本格的 (災害対策仮設トイレはOK・・・マンホール対応トイレは横浜市の場合は原則的に使用不可) な数多くの仮設トイレが到着するのを待つしかないようです。絶対に家庭での備蓄トイレ対応 が不可欠です。 今後の研究課題 避難所での仮設トイレ設置場所(女性と要援護者を考慮する) 女性の仮設トイレ使用の場合(夜間など使用時警護、他人に干渉されないなど) 要援護者の仮設トイレ使用の場合(トイレ介助など) 等々 2、家庭(倒壊していなくて生活ができる場合または通常時の断水の場合) 家庭においてトイレは壊れてなく(上水道及び下水道が使用不可の場合)使用可能な時は、 通称トイレパックを備蓄して、使用することが可能です。 これからは家庭内で簡易便座及びトイレパック並びに凝固剤・ポリ袋を十分に備蓄しておく ことが大事あり、災害時家庭において生活が維持されるなら、避難所に頼らない準備を心掛け て行かなければならない。その他の備蓄品は当然のこと。 3、現在ある簡易トイレ等の種類と価格 ①ユニトイレ・安心 ②家庭用簡易トイレ(サニターⅡ) ③携帯トイレ・アタッシュトイレⅡ ④ダンボールトイレ ⑤トイレ用簡易テント ⑥ポータブルトイレテント 凝固剤・脱臭剤関係 ⑦汚物凝固剤・さわやかGパック ⑧脱臭剤・トイレ脱臭剤 @18,000円 @ 5,040円 @20,790円 @ 3,980円 @ 6,300円 @27,300円 @ @ 1,260円/10個 1,260円/1本 等々 -18- 主な地域防災拠点関連用語 項 目 横浜市防災計画 内 容 横浜市防災計画は、災害対策基本法(昭和 36 年法律第 223 号)第 42 条に基づき、本市における災害に対処するための基本的かつ総 合的な計画として、横浜市防災会議が策定する地域防災計画であ り、 「震災対策編(平成 9 年 3 月改訂)」及び「風水害対策編」、 「都 市災害対策編」の 3 編で構成されています。 地域防災拠点防災備蓄庫 市民に身近な小中学校のうち、震災時の避難場所に指定された学 校に整備中です。防災資機材や避難生活用品、食料等を備蓄して います。 区役所災害用備蓄庫 地域防災拠点への補給物資基地です。震災時は、方面別備蓄庫や 他都市等からの受入基地となります。また、区役所の分散保管場 所として、消防出張所、休日急患診療所にも備蓄しています。 方面別備蓄庫 各区への補給物資の補充基地です。市域を大きく分割し、方面別 に設置しています。 広域避難場所 地震等による大火災が発生し、延焼拡大した場合、その輻射熱や 煙から生命・身体を守るために避難する場所として指定していま す。 ヘリサイン ヘリコプターによる救援活動を行うために、空からの視認ができ るよう地域防災拠点である学校の校舎屋上に、学校名を文字書き で表示しています。 循環式地下貯水槽 通常は配水管の一部として新鮮な水道水が流れている地下式の貯 水槽で、水圧が低下すると流入、流出の弁が閉まり、飲料水が貯 留される構造になっています。配水池から離れた地域の給水拠点 として、地域医療救護拠点となっている小中学校を中心に整備し ています。 緊急給水栓 地震に強い配水幹線から耐震管路を布設し、その先端に応急給水 装置を取り付けて給水する施設で、地域防災拠点の小中学校、区 役所、公園等へ整備しています。 災害応急用井戸 災害時に地域の方々へ洗浄水(洗濯用等)などの生活用水として 提供いただける井戸を災害応急用井戸として指定しています。ご 協力いただいている井戸には「災害応急用井戸協力の家」のプレ ートを掲げています -19- 横浜市南区の地域防災拠点一覧 ※は地域医療救護拠点を兼ねている地域防災拠点。 地域防災拠点名 地域防災拠点名 1 石川小学校 14 六つ川小学校 中村町 1 丁目 66 番地 六ッ川三丁目 4 番地の 12 2 南吉田小学校 15 六つ川台小学校 高根町 2 丁目 14 番地 六ッ川三丁目 65 番地の 9 3 中村小学校 16 六つ川西小学校 中村町 4 丁目 269 番地の 1 六ッ川二丁目 156 番地の 1 4 太田小学校 17 別所小学校 三春台 42 番地 別所六丁目 3 番 1 号 5 日枝小学校 ※18 平楽中学校 山王町 5 丁目 31 番地 平楽 1 番地 6 南太田小学校 ※19 共進中学校 南太田一丁目 17 番 1 号 東蒔田町 1 番地の 5 7 蒔田小学校 ※20 蒔田中学校 蒔田町 1020 番地 花之木町 2 丁目 45 番地 8 井土ヶ谷小学校 ※21 南中学校 井土ヶ谷上町 2 番 1 号 六ッ川一丁目 14 番地 9 大岡小学校 ※22 藤の木中学校 大橋町 3 丁目 49 番地 大岡四丁目 44 番 1 号 10 南小学校 ※23 永田中学校 中里一丁目 6 番 16 号 永田みなみ台 7 番 1 号 11 藤の木小学校 ※24 六ッ川中学校 大岡四丁目 10 番 1 号 六ッ川三丁目 81 番地の 11 12 永田小学校 ※25 南が丘中学校 永田北二丁目 6 番 12 号 別所三丁目 6 番 1 号 13 永田台小学校 永田みなみ台 6 番 1 号 -20- 横浜市南区の広域避難場所一覧 1.大規模な火災が発生し、避難している学校などが危険になったとき、輻射熱や煙から身を 守るために避難をする場所 2.火災が収まるまでの数時間程度の避難場所 3.南区では、次の10カ所が指定されている。 No 広域避難場所地域名 1 久保山墓地 2 根岸住宅地区 3 清水ヶ丘公園一帯 4 市立横浜商業高校及び蒔田公園一帯 5 南永田団地一帯 6 六ッ川台団地一帯 7 国大付属中学校一帯 8 こども医療センター一帯 9 横浜市児童遊園地 10 汐見台団地及び久良岐公園一帯 南区は地形上、急傾斜地の危険箇所 が多く、地震も含め暴風雨時の土砂 災害や火災発生時の延焼等が懸念さ れている。 -21- 特別避難場所(福祉避難所)とは 特別避難場所は、地域の小学校等に設置された地域防災拠点での避難生活に対応できない、 在宅要援護者のための避難場所です。 横浜市防災計画では、社会福祉施設等を特別避難場所として指定し、食料等の備蓄整備助成 を行っています。 ・備蓄整備助成を行っている物資 食料・水・粉ミルク・紙おむつ・毛布 ◇在宅要援護者とは 在宅で生活を営み、おおむね次に掲げるいずれかに該当する方及びこれに準じる援護を必要 とする方です。 おおむね65歳以上の方で ・寝たきりの状態にある方 ・認知症の方 ・ひとり暮らしの方 障害(児)者 ・身体障害(児)者 ・知的障害(児)者 ・重度重複障害(児)者 ・精神障害者 児童 ・保護者の保護がない乳幼児、小学校低学年 負傷者・病弱者 ・けがをしている者、病弱な者など 避難所の位置づけ 自宅 自宅が火災や建物 倒壊の危険がないと きは、避難の必要は ありません。 自宅が危険 なときは ~どのように避難するか いっとき避難場所 地震発生後に、様 子をみるために一時 的に避難する場所で す。 火災が 迫って きたら 広域避難場所 大火災が起きた場 合、熱や煙から生命・ 身体を守るために避 難する場所です。 火災が迫って きたら 自宅が危険なときは 地域防災拠点 家屋の倒壊などにより、自宅で生活できない方が 一定期間「避難生活を送る場所」です。 家族・知人の 安否確認 救援物資 の配布 家が倒壊した 方の避難生活 場所 <参考> 横浜市内の小中学校 452校が指定され ています。 (平成22年4月現在) 避難所での生活が 困難なときは けがをしたときは 地域医療救護拠点 特別避難場所 医師や看護師等が負傷者の応急 医療活動を行うための場所で、 医薬品等を備蓄しています。 地域防災拠点での生活が難しい高齢者 や障がいのある方などを受け入れる二次 的な避難場所(社会福祉施設等)です。 -22- 横浜市南区の特別避難場所一覧 ※平成23年4月現在 施 設 横浜市南区には27か所の特別(福祉)避難場所がある。 名 1 大岡地域ケアプラザ 施設種別 所 在 地 電話番号 設置主体・運営主体 地域ケアプラザ 大岡1-14-1 743-6102 (福)横浜市社会事業協会 2 清水ケ丘地域ケアプラザ 地域ケアプラザ 清水ケ丘 49 253-0071 (福)青い鳥 3 永田地域ケアプラザ 地域ケアプラザ 永田南 2‐16‐31 711‐8611 (福)横浜社会福祉協会 4 六ツ川地域ケアプラザ 地域ケアプラザ 六ツ川 2‐3‐211 716‐0680 (福)横浜大陽会 5 浦舟地域ケアプラザ 地域ケアプラザ 浦舟町 3-46 261-3318 6 中村地域ケアプラザ 地域ケアプラザ 中村町 2-120-3 260-5100 (福)秀峰会 7 睦地域ケアプラザ 地域ケアプラザ 睦町 1-31-1 730-5151 (福) たすけあいゆい 8 南福祉ホームむつみ 障害者地域活動ホーム 別所 1-15-22 721-3171 NPO)南福祉ホームむつみ 9 どんとこい・みなみ 障害者地域活動ホーム 中村町 4-270-3 264-2866 (福)横浜共生会 10 南寿荘 老人福祉センター 南太田 2-32-1 741-8812 南区区民利用施設協会 11 南太田ホーム 特別養護老人ホーム 南太田 2-11-4 250-6771 (福)横浜社会福祉協会 12 香樹の里 特別養護老人ホーム 820-4123 (福)楠会 13 横浜市浦舟ホーム 特別養護老人ホーム 浦舟町 3-46 264-1150 14 横浜市天神ホーム 特別養護老人ホーム 中村町 5-315 251-5906 (福)横浜社会福祉協会 15 白朋苑 特別養護老人ホーム 大岡 5-13-15 742-0625 (福)横浜大陽会 16 久良岐乳児院 乳児院 中里 3-23-1 731-5994 (福)久良岐母子福祉会 17 くらき 母子生活支援施設 中里 3-23-1 731-5994 (福)久良岐母子福祉会 18 カサ・デ・サンタマリア 母子生活支援施設 唐沢 41 253-3855 (福)礼拝会 19 睦母子生活支援施設 母子生活支援施設 睦町 1-31-1 730-0256 (福)たすけあいゆい 20 横浜市浦舟園 救護施設 浦舟町 3-46 232-9808 (副)神奈川県匡済会 21 清明の郷 救護施設 中村町 5-315 251-5099 22 横浜市中央浩生館 更生施設 中村町 3-211 251-5830 (福)横浜市社会事業協会 23 南福祉授産所 障害者福祉施設 睦町 1-25 741-9435 横浜市 清水ヶ丘 49 253-0358 (福)青い鳥 24 中部地域療育センター (福)横浜市福祉サービス協 六ツ川 会 4-1234-45 知的障害児施設(通 園) (福)横浜市福祉サービス協 会 横浜市・(福)横浜社会福祉 協会 25 大岡地区センター 地区センター 大岡 1-14-1 743-2411 南区区民利用施設協会 26 永田地区センター 地区センター 永田台 45-1 714-9751 南区区民利用施設協会 27 中村地区センター 地区センター 中村町 4-270 251-0130 南区区民利用施設協会 -23- 2010年「実践的防災まちづくりコーディネーター養成講座」 2010年10月28日 編集:講座運営委員会 元資料提供者:白田克雄 避難所運営の課題【事前準備】 災害が発生した場合、地域防災拠点(横浜市での呼称)は一時的な避難場所になるとともに、自宅が被災した 方々が避難生活を送る場所となります。ここでは災害発生時避難所運営を円滑に行うために、日頃から問題 意識をもって対応して頂きたい課題について記します。 ※本書では通常の避難所運営に係わる事項以外に、事前に決めておきたい事 を列記しています。これ以外に必要な事柄も多々あるとおもいます。各自でチェッ ク(添削)しながら活用して頂ければと思います。 運営委員会 本部 役割 事前に決めておくことが必要とおもわれる事項 ・避難所運営の組織作りと機能 運営委員、支援員、班構成や代行者の指名など ・学校教職員、PTA保護者、生徒の参画と融合 ・避難者の受付場所及び運営本部の設置場所 ・病人や要援護者、旅行者等の受け入れ場所 ・避難所生活のルールづくり ・ライフラインの使用不可対策(トイレなど立入禁止区域の設定等) ・外国人への対応 ・夜間時の対応策 ・犯罪抑止策 ・マスコミ対策策(避難所取材申請書) ・ペットの規制と係留場所 動物一般「昆虫類や猛禽類など」、魚類、鳥類など 各班では処理でき ないことへの対応 ・プライバシーの保護規定 ・避難生活場所のスペースと割り振り など ・使用できる教室の確保と部屋割り(学校側との取り決め) ・避難所内の撮影規制 ・車両の乗り入れ規制 ・更衣室の確保(男女別) ・ごみ処理(分別と置き場の確保) ・ごみ処理場の清掃当番 ・飲酒と喫煙対策及び場所の取り決め ・洗濯場所及び干し場の確保(長期にわたる日々の生活) ・洗面場所と風呂場の設営場所(長期にわたる日々の生活) ・命令系統の序列(順番) ※本部とは各班の活動の連絡・調整・決定などの全体の課題解決を行うところであって、他の班からの代 表者も入って活動する必要があるため、表中の各班とは同列ではなく、すべての検討課題・内容に係わら なければならない。従って、必然的に対応項目は多くなってしまう。 -24- 運営委員会 庶務班 情報班 食料物資班 役割 備蓄庫の管理や各 班との連絡調整、 ボランティアの受け 入れなど 事前に決めておくことが必要とおもわれる事項 ・救援物資の保管場所 ・救援物資の配分方法(公平・公正) ・ボランティアの対応(受援力) ・電話の問い合わせ対応 ・避難者との面会対応 ・避難者などの呼び出し対応 区本部との情報の ・便物等の取り扱い 受伝達や避難者へ の情報提供など ・仮設トイレの設置場所 ・簡易トイレ(凝固剤)の補充(男女別) ・室内・外トイレの清掃基準の作成 食料物資の調達、 避難者からの相談 ・室内・外トイレの清掃当番 や簡易トイレの設 置など ・防疫対策など環境衛生の配慮・取り決め ・心のケア問題 救出救護班 負傷者などの救 出、応急手当・看 護、健康管理・衛 生管理など ※班名・班の役割は横浜市安全管理局緊急対策課平成21年12月発行「地域防災拠点訓練マニュアル」より引用 ※発災時のトイレ対策は最重要事項として認識されています。表中では食料物資班に組み込みましたが、 食料物資班・救出救護班とは別に「衛生班」という考え方もあるかと思います。 尚、当資料は講座最終日(6限目)の交流会の資料の一部として活用頂ければ幸いです。 -25- 1.災害用地下給水タンク(60t)が設置されている全ての地域防災拠点等で応急 給水訓練:実施率100%(平成 27 年度) 2.市内全域での災害時要援護者支援の取組の推進(~平成 27 年度) 3.全地域防災拠点への応急手当用品の配備:全拠点(~平成 26 年度) 4.液状化が予測される地域防災拠点への下水直結式仮設トイレの配備:31箇所× 5基(~平成25年度) 5.特設公衆電話事前設置:全拠点(~平成26年度) 6.ライセンスリーダーの育成:全拠点で10名以上のリーダーの確保及び18区で リーダーのネットワーク化(~平成34年度) 7.ポリ製応急給水タンク用給水栓の設置:230基(~平成27年度) 8.地域防災拠点に指定されている中学校へのLPガスボンベの設置:都市ガス供給 エリア全78校(~平成25年度) 9.災害ボランティアセンター用のデジタル移動無線配備:18区(~平成34度) 10.初期消火箱設置補助:200基(~平成34年度) -26- ス放 ト 来 タ 送 イ賓 ジ 階段 オ室 レ 印 会議室 刷 室 職員室 校 長 室 事 保 務 健 室 室 1音 技 術 員 室 音楽 準備 室 更衣室 階段 階段 2音 個別支 援級 WC 視聴覚室 第二理科室 防災 備蓄庫 書庫 保健相談室 WC カウンセラー質 昇降口 個別支 書 庫 援級 第一理科室 3-6 図書室 被服室 WC WC 調理室 3-3 コンピ ューター 室 小人数 3-2 2-5 1-4 3-1 2-4 1-3 WC WC WC 3-4 昇降口 水 道 受設 水備 層 階段 WC 生徒会室 3-5 本部・休憩室 印刷ひつ 救援物資倉庫 1-6 1-5 一般避難者 要援護者1.2 救護室 地域防災拠点運営委員会 作成日 平成24年10月 平成23年度南中学校防災拠点運営委員会組織表 南中学校 磯野 邑夫 学校長 大久保 悟 副校長 南区役所 【参 与】 川人 政憲 学校支援・連携 医療救護隊 橋本 哲 運営企画係長 担当課長 中野 志帆 保険年金課 保険係長 南消防署 池谷 稔 平成23年10月7日現在 委員長 東梅 良成 六ッ川中一 副委員長 岩田 春男 南永田北 南消防団 忠田 伸一 地域ケアプラザ 大貫 昌江 六ッ川ケア 丸山 剛明 永田ケア 第6副分団長 六ッ川出張所長 福本 克己 第6分団班長 事務局 事務局長 白田 克雄 六ッ川第一 事務局次長 内田 日彦 【兼任】 南永田東 事務局員 小寺あかね ヒルズ 衛生班は 平成24年度より 庶務班 情報班 救護班 警備班 食料物資班 給水班 援護班 衛生班 庶務班長 藤田 拓司 内手 情報班長 池田昭太郎 南永田西 救護班長 増浦 良一 南永田東 警備班長 中原 健事 南永田中 食料物資班長 給水班長 三橋 克美 六ッ川第一 援護班長 内田 日彦 南永田東 衛生館長 庶務副班長 大橋 愼 六ッ川第三 情報副班長 長井 進 六ッ川第三 救護副班長 桑原 元美 六ッ川東台 警備副班長 田中 克彦 六ッ川中一 食料物資班長 給水副班長 米山 一久 六ッ川第二 援護副班長 衛生副班長 岩田理恵子 南永田中 運営委員 福島 高志 六ッ川中二 運営委員 野田 渉 六ッ川東台 運営委員 木村 正男 六ッ川第三 運営委員 大井 幸夫 ヒルズ 運営委員 大田 範明 港南郷 運営委員 加賀美通昭 南永田南 運営委員 川井 麗子 南永田東 運営委員 運営委員 川井 興一 南永田東 運営委員 石黒美穂子 南永田南 運営委員 奥嶋 直章 南永田南 運営委員 林 民樹 南永田東 運営委員 中島 一雄 六ッ川第一 運営委員 神保 良行 六ッ川中二 運営委員 福本 紀子 六ッ川中一 運営委員 塙 圀孝 六ッ川第三 各 班 支 援 員 -27- 小早川津恵乃 弘明寺公園 No.1 横浜市立南中学校地域防災拠点運営委員会 第1章 総 会則(案) 則 (名 称) 第1条 この会は、「横浜市立南中学校地域防災拠点運営委員会(以下「本会」という)」と称する。 (趣旨・目的) 第2条 本会は、災害時に住民への支援を兼ねた避難所運営を積極的に行う。そのために本会運営委 員がお互いの主体性を尊重しながら平時から分野を超えた幅広い交流を図ることで、災害時の 地域防災拠点活動が円滑に進み、委員が一致協力して避難者支援に向け行うことを目的とする。 (活 動) 第3条 本会は、前条を達成するために次の活動を行う。 1 災害時の活動 (1)南区対策本部からの要請に基づき、「南中学校地域防災拠点の設置・運営に関する業 務」を行う。 (2)地域防災拠点との連携・支援が必要な場合には災害ボランティアの派遣を要請する。 (3)地域での組織・団体との相互協力を行う。 (4)その他災害時に関わる活動業務を行う。 2 平時の活動 (1)災害時を想定とした活動を効果的に行うため、運営委員会が主導的に、本会の運営に 関する基盤づくりの検討会・研修会などを実施し、自らの組織強化を推進する。 (2)災害ボランティア活動に係わる団体間の交流と情報交換を行う。 (3)本会の運営委員及び所属地域の登録支援員を対象に、知識・技能など向上を図り、防 災訓練及び防災・減災教育と防災コーディネーター養成を行う。 (4)その他本会の目的達成のために必要な活動への参加を積極的に推進する。 (活動拠点及び事務所) 第4条 この会の災害時及び平時の活動拠点を次のとおりとする。 1 災害発生時の拠点 「南中学校地域防災拠点」を南区防災計画における場所に設置する。但し設置が諸事情に より困難な場合は、南区役所と協議し設置していく。 2 平時の拠点及び事務所 横浜市立南中学校(南区六ッ川1-14)内及び南中学校地域防災拠点運営委員長宅に置 く。 -28- No.2 第2章 会 員 (会員=運営委員の構成) 第5条 本会は、次の会員(以下「運営委員」という)で構成する。 1 運営委員:所属地域の自治会・町内会の主な役員等を含め、本会の趣旨・目的に賛同し、 災害ボランティアとして活動する個人及び団体等で構成する。 2 協賛会員:本会の趣旨・目的に賛同し、本会の活動に要する費用の賛助または機材・場所 の提供をする個人又は団体等(例=消防団、地域ケアプラ、PTAなど)とする。 (運営委員及び会員・資格・権利) 第6条 本会の運営委員の年会費と資格権利は次のとおりとする。 1 会員 (個 人) 五百円 議決権1票 (団体等) 1千円 議決権1票 2 賛助会員 (個 人) 1口 1千円 議決権なし (団体等) 1口 2千円 議決権なし 但し会議への参加は妨げない。 ※協賛会員の会費口数の制限は定めない。 第3章 役員等(組織) (役員・運営委員の構成) 第7条 本会に次の役員を置く。 1 役員の構成 (1)委 員 長 1名 (2)副委員長 2名 (3)事務局長 1名 (4)会 計 2名 (5)監 事 2名 (6)参 与 若干名 2 3 4 5 6 役員選出は、運営委員による立候補を原則とする。 但し立候補がいない場合は、推薦若しくは話し合いで決定する。 役員は総会において、選出・承認を受けるものとする。 役員の任期は2年とする。但し再任は妨げない。 補欠により就任した役員は、前任者の在任期間とする。 本会に事務局を設置し、円滑な運営を規範する。 (役員の職務) 第8条 本会の役員の職務は次のとおりとする。 (1)委員長は、本会を代表し、会務を統括する。 -29- No.3 (2)副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故あるときは、その職務を代行する。また 委員長より特命職務を統括する。 (3)事務局長は、防災拠点運営活動の総合的な企画・立案を図る。 (4)会計は、本会の会計事務を担当、統括する。 (5)監事は、本会の運営活動並びに会計について監査する。 (班の構成) 第9条 南中学校防災拠点運営委員会に次の班を構成する。 (1)庶務班 (2)情報班 (3)救護班 (4)警備班 (5)食料・物資班 (6)給水班 (7)衛生班 (8)援護班 2 運営委員の各班長は班を統括・指導する。 (参与の設置) 第 10 条 本会に行政から地域防災拠点担当として「参与」を置く決まりになっている。 (2)参与は南区役所で決定する。 (3)参与は役員会及びその他の会議に出席し意見を述べることができる。 (支援員制度の設置) 第 11 条 本会は、災害時の避難所運営を想定し、平時から各班に支援員を置くことができる。 (2)支援員は、各自治会・町内会から募集する。 (3)各班は、平時より支援員を含め教育訓練に努める。 第4章 総会・役員会(会議) (運営・会議) 第 12 条 本会は、総会、役員会及びその他の会議をもって、案件事項を審議し決定する。 (2)役員会の構成は、委員長・副委員長・事務局長・会計の四役及び参与をもって構成す る。但し、案件により監事の出席を要請し、助言・指導を受けることができる。 (3)総会は、年1回、年度初めの開催を原則とする。また役員会及その他の会議を随時開 催することができる。 (4)必要に応じて、役員会の議を経て、臨時総会を開催することができる。 (5)運営委員会の設置 本会の活動を活性・強化するため、企画立案の運営委員会を設置することができ、運 営委員の構成は自治会・町内会より募る。 (6)役員会、運営委員会及びその他の会議並びに班会議は年間計画を立て、順次実施する。 -30- No.4 (総会付議事項) 第 13 条 総会の付議事項は次のとおりとする。 (1)活動報告書 (2)活動計画書 (3)会計報告書(収支決算書) (4)予算計算書(収支予算書) (5)役員選出(改選期の選出及び欠員補充) (定足数と議決) 第 14 条 総会が最高意思決定機関とする。 総会は運営委員総数の過半数の出席者で成立する。但し、委任状をもってこれに代わ るものとする。 (2)総会の議決は出席者の過半数をもって決する。但し、可否同数の場合は、委員長が決 する。 (3)役員会の議決は監事を除く、役員数の過半数の賛成で決し、可否同数の場合は委員長 が決する。またその他会議等も役員会に準じて賛否を決する。 第5章 (会 会 計 計) 第 15 条 本会の経費は、会費・助成金・その他収入をもって充てる。 (2)本会の会計年度は、毎年4月1日から翌年3月31日までとする。 (3)会計は年度終了後、収支決算報告を作成し、監事の監査を受けて、総会に報告し承認 を受けなければならない。 第6章 会則の変更 (会則の変更) 第 16 条 この会則を変更しようとするときは、役員会の議を経て、総会において出席者の3 分の2以上になる議決を要する。但し、委任状をもってこれに代えることができる。 (委 任) 第 17 条 この会則に定めのない事項は、役員会に一任する。 第7章 附 附 則 則(施行時期) この会則は、平成25年5月 日から施行する。 (会則設定の趣旨) 地域防災拠点としての組織はあってないようなもので、責任団体としての機能を持たせる 意味も含め、具体的活動を実践するために会則を設定する必要があると感じています。 -31- 参考資料:横浜市の地域防災拠点運営マニュアルの見本 :横浜市立南中学校地域防災拠点運営マニュアル :横浜市地域防災拠点「訓練」マニュアル :横浜市防災計画(横浜市の対応策) :南区防災計画(南区の対応策) :横浜市学校防災計画(学校側の対応策) :避難所生活の現状・課題と改善策 :避難所運営の課題(問題未解決案件) :ペット対策(横浜市健康福祉局の対応策) :防災(豆知識)クイズ集 :ボランティアの受け入れ :地域防災活動のあゆみ(自主防災と拠点) :心のケアなど :その他多数 ※参考資料(学校名の明細は別記) 平成 23 年現在 453 か所 地域防災拠点の数量 地域防災拠点 小学校 350 中学校 102 合計 452 347 145 492 (参考)横浜市内学校数 区名 小 中 合計 区名 小 中 合 計 鶴見区 22 9 31 金沢区 22 4 26 神奈川区 19 3 22 港北区 25 3 28 西区 8 4 12 緑区 17 5 22 中区 9 4 13 青葉区 30 8 38 南区 17 8 25 都筑区 22 5 27 港南区 21 10 31 戸塚区 27 8 35 保土ケ谷区 22 4 26 栄区 15 5 20 旭区 29 8 37 泉区 17 6 23 磯子区 16 5 21 瀬谷区 12 3 15 拠点指定目安は避難者 1000 名に1校 防災士会横浜支部の資料より ※学校数と地域防災拠点数の差異は小中学校が隣接するなどの理由で生じています。 また、学校の統廃合により年度ごとに数値が変わる。(平成 25 年度現在 454 か所) -32-