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魚類精子の 生産

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魚類精子の 生産
● 立 命 館 グ ロ ー バ ル ・ イ ノ ベ ー シ ョ ン 研 究 機 構 ●
魚類精子のin
生体を必要としないin
立命館大学
vitro生産
vitro精子生産技術の開発
薬学部・薬学科・細胞工学研究室
教授
高田
達之
研究内容
精子の低温保存は、絶滅危惧種の保存や養殖魚の育種において、重要な繁殖技術である。しかし、自然
界に生息し季節繁殖性を示す魚種や、サイズの小さな魚種などでは、精子の採取自体が困難である。
本技術は、精子形成を行っていない非繁殖期の成魚や稚魚の精巣から、受精・発生能を有する精子をin
vitro生産するものであり、現在、琵琶湖固有種・ホンモロコ(絶滅危惧種IA)を野生種モデルとして研
究を進めている。
繁殖期の精巣
(多くの精子が認められる)
非繁殖期の精巣
(精子の元となる精原細胞のみ
が認められる)
非繁殖期精巣培養1週目
(精原細胞のみが認められる)
非繁殖期精巣培養5週目
(活発に運動する精子が認められる)
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立命館大学リサーチオフィス(BKC)
〒525-8577 滋賀県草津市野路東1-1-1 びわこ・くさつキャンパス テクノコンプレクス1F
TEL 077・561・2802 FAX 077・561・2811 MAIL [email protected]
● 立 命 館 グ ロ ー バ ル ・ イ ノ ベ ー シ ョ ン 研 究 機 構 ●
魚類精子のin
生体を必要としないin
立命館大学
vitro生産
vitro精子生産技術の開発
薬学部・薬学科・細胞工学研究室
教授
高田
達之
研究内容
本研究では、精巣細胞の低温保存技術の開発も試みており、低温
保存したホンモロコ精巣細胞からも、受精・発生能を有する精子
のin vitro生産に成功している。
精巣細胞の低温保存とin vitro 精子生産の併用により、これまで精
子保存の対象とならなかった、非繁殖期の成魚や稚魚が遺伝資源
として利活用可能となることが期待される。
琵琶湖固有種ホンモロコ
In vitro生産精子からの産子
精巣細胞の低温保存
応用例
①固有種や絶滅危惧種、特に明瞭な季節繁殖性を示す魚種や小型魚種など、従来の精子凍結保存が困難
な種における遺伝資源保存
②季節繁殖性のため、研究時期が限られていた養殖魚種等における生殖細胞分化研究の通年化
③精子形成過程に影響する薬品や化学物質のスクリーニングおよび受精・発生能への影響解析
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立命館大学リサーチオフィス(BKC)
〒525-8577 滋賀県草津市野路東1-1-1 びわこ・くさつキャンパス テクノコンプレクス1F
TEL 077・561・2802 FAX 077・561・2811 MAIL [email protected]
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