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高齢者等への新たな住宅施策について

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高齢者等への新たな住宅施策について
【資料第6号】
福祉部福祉政策課
高齢者等への新たな住宅施策について
平成 26 年度の組織改正により、シルバーピア、高齢者アパート、障害者住宅、区営住
宅や居住支援事業などの福祉的な配慮が必要な住宅施策について、都市計画部から福祉部
に移管し、既存の様々な福祉施策との連携の強化に努めているところである。
今後、更なる高齢化の進展に伴い在宅支援の強化が求められる中、既存の住宅施策を見
直し、福祉政策の一環として再構築する。
1
居住支援事業の強化(文京すまいるプロジェクト:別紙参照)
「文京すまいるプロジェクト」とは、住宅の確保に配慮を要する高齢者・障害者・ひと
り親(以下「高齢者等」という。)に対する住まいの確保と、その有する能力に応じ可能な
限り住み慣れた地域で自立した日常生活が営めるよう住まい方の支援を行うため、主に次
の4つの事業について融合的に行っていく福祉住宅施策である。
(1) ライフサポートアドバイザー(LSA)事業
シルバーピア入居者への支援について、現在のワーデン(生活協力員)による「よき
隣人」としての生活協力から、介護等の専門知識を有したLSAによる生活援助に切り
替えるとともに、別事業の「すまいる住宅登録事業」や「高齢者アパート事業」の各住
宅にもシルバーピアに配置したLSAを派遣し、これら住宅の入居者が、介護が必要に
なっても住み慣れた地域で居住継続ができるよう支援を行う事業
LSAには、安否確認のほか生活指導や相談等を担わせ、地域の高齢者あんしん相談
センターと連携をしながら住まい方の支援を行う。
<今後の予定>
平成 27 年 2 月
4月
平成 28~29 年度
2 月定例議会条例改正議案提案
改正条例施行、シルバーピア 1 ヶ所にLSA配置
シルバーピア全 10 ヶ所にLSA配置
(2) すまいる住宅登録事業
民間賃貸住宅市場において入居制限を受けやすい高齢者等の住まいの確保を図るため、
民間住宅のストック活用を行う事業
高齢者等の入居を拒まない住宅を区で登録を受け付け、その住宅に区があっせんする
高齢者等が入居した場合に、入居戸数に応じて住宅オーナーに謝礼を支払う。また、当
該住宅にバリアフリーその他の高齢者等に配慮した設備等がある場合には謝礼を加算す
ることで、良質な住宅の確保を図る。
<今後の予定>
平成 27 年 2 月
4月
不動産業界団体事業説明
住宅登録受付及びあっせん申込受付開始
(3) 住まいの協力店制度(住まいの協力店連絡会)
不動産業界団体から推薦を受けた店舗を「文京区住まいの協力店」とし、高齢者等に
対し、適切な民間賃貸住宅情報を提供してもらう事業
不動産業界団体との連携を深めるため、住宅行政に対する意見交換の場として連絡会
を開催し、すまいる住宅登録事業の普及促進を図る。
1
<今後の予定>
平成 27 年 2 月
不動産業界団体事業説明
3月
住まいの協力店店舗推薦登録
4月
区報 4/10 号「文京区住まいの協力店」区民周知
9月
住まいの協力店連絡会開催
(4) ライフプランセミナー事業
将来的に住み替えを検討している区民に対し、老後の生活に必要となる資金や資力に
応じた適正家賃と本区の家賃相場を把握してもらうことで、高齢期の住まい方の支援を
行う事業
<今後の予定>
2
平成 27 年 10 月
ライフプランセミナー開催(以後、年 1 回開催)
住宅管理事業における入居者選定方法の見直し
(1) 区営住宅、シルバーピア及び障害者住宅相互の特例入居を認める規定の設置
① 区営住宅入居者の高齢化対応
高齢化による身体機能の低下に伴い、エレベーター設備のない区営住宅での居住
継続が困難と見込まれる高齢入居者に、シルバーピア等の特例入居を認める規定を
整備する。
② 事業対応
大規模修繕、借り上げ満了及び建替え事業など、将来的に生ずる入居者の転居を
伴う事業に柔軟に対応するため、住宅相互間の特例入居規定を整備する。
<今後の予定>
平成 27 年 2 月
4月
2 月定例議会条例改正議案提案
改正条例施行
(2) シルバーピアの入居者選定方法
現在は、公営住宅法に基づき公募を行い、公開抽選により入居資格審査対象者を選出
している。入居辞退する元気高齢者がいる一方で、身体機能の低下によりバリアフリー
化された住宅を求める高齢者が当選し難いなど、住宅に困窮する度合いが入居者選定に
反映されないという問題が生じている。
住宅に困窮する高齢者に的確に公的住宅を提供できるよう入居者の選定方法について
平成 28 年度導入を目途に検討を開始する。
3
事業見直しを行う事業等
(1) 住宅あっせん事業
区が住宅に困窮する高齢者等から希望する住宅の条件を聞き、不動産業界団体に物件
の照会を行う事業
住まいの協力店事業の開始により、本事業は廃止する。
(2) 高齢者アパート事業
平成 26 年度行財政改革区民協議会の議論も踏まえ、借り上げ期間の満了(H33、H
34)をもって事業廃止する。
2
シルバーピアに配置されたLSAがすまいる住宅や高齢者アパート入居者の生活指導や相談も担い在宅生活を支援
現行 ワーデン制度(H27~29で廃止)
現行 高齢者賃貸住宅登録事業
文京区すまいる住宅登録事業
ライフサポートアドバイザー事業
(新規事業)
LSAがいるなら
安心して貸せ
るね♪
既存シルバーピア10か所
〔9棟204戸 + 都営1棟〕に配置
~地域包括ケアの充実~
地域の高齢者あんしん相
談センターと連携して入居
者の自立生活の継続支援
(レベルアップ事業)
住宅オーナー
〇対象世帯
・高齢者(現行)
・障害者・ひとり親(追加)
プラス文京区オリ
発展的解消
借り上げ期間30年(3棟20戸)
H33、34に期間満了
〇緊急通報装置設置
ジナル加算!
安否確認を週1回
〇バリアフリー加算
〇高齢者配慮加算
〇生きがい加算
〇事故補償加算 等
最大で
1万円 /月
要介護2までの高齢
者の在宅生活をサ
ポート!
(中長期的 廃止)
入居者
入居制限を受
けやすい高齢
者・障害者・
ひとり親への住
まいの確保策
住宅オーナー謝礼
1万円 /月
LSA配置切替
(H27~29)
安否確認サービス
生活相談サービス
高齢者アパート事業
併用可
〇住み替え家賃助成事業
〇入居支援事業
住み替え家賃助成事業
併用
(既存事業)
住み替え費用助成
併用
※入居1住戸あたり
家賃差額助成
仲介業者
LSAはケアの専門家
高齢者等の入居を拒まない住宅を登録し
成約した場合に謝礼あり
ライフプランセミナー事業
(新規事業)
連携
文京区住まいの協力店制度
(住まいの協力店連絡会)
・ファイナンシャルプランナー
による老後の資金計画
・宅地建物取引主任者による
家賃相場
(新規事業)
連携
高齢者等住宅あっせん事業
不動産業界団体
発展的解消
住まいの協力店で直接住宅の
あっせんを行うため廃止
戸建て住宅からマンションに住み
替えたい人の相談、あっせん
住まいの協力店
ステッカー交付
住み替え相談会 地域で実施 (年4回)
:既存事業
(既存事業)
あんしん居住制度
葬式・残存家財処理費用等
保障費用補助
借りたい人
不動産業界団体
:廃止事業
入居支援事業
住み替えたい人
高齢者等の入居を拒まない賃
貸住宅を探している人の相談、
あっせん
(廃止)
:新規事業・レベルアップ事業
住宅オーナーや
仲介業者の不安
を解消♪
補完
ミドルシニ
アから準
備開始!
3
補完
住み替えサポート
保証人機能・家賃滞納・
原状回復費用等に係る
債務補償費補助
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