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き
いからチケットをもっ 必死に物乞いしている。この地
すると「チケットがな に必要なお金、食べ物を求めて
強い生命力と穏やかな表情
はなふさなお
た。同時に、今ここに生きてい
ている人のところに座 を訪れ、私は強い生命力を感じ
った」
。
8月 日、バラナシから寝台
◇陸路でカトマンズへ
◇「猛烈な川」ガンジ る素晴らしさを身体で感じた。
8月9日、ベンガル
スで沐浴
その川では人々が排便、洗
もく よく
200円のゲストハウスに。翌 臭いし汚い。ようやく寝入った が、人々は水の汚れなどまった
8月6日、アグラ到着。1泊 寝場所は1畳程度のスペースで 茶 色 で ま さ に 泥 水 だ っ た の だ
◇ヒンズー教の聖地バラナシへ のに壊れかけの扇風機のみで、 濯、沐浴などをしている。川は
車は真夏の蒸し暑い夜だという
教の聖地)へ向かった。寝台列 ラナシである。
座り、激痛を感じて起きるとい 何より衝撃を受けたのは、火葬
バックパッカー生活8日目、 う事件がおきた。彼に聞いた。 もされてない人間の死体が流さ
私はこのようなガンジス川に美
しく神秘的なものを感じた。
翌朝、ガンジス川のほとりを
訪れた。沐浴をしているインド
人。居ても立ってもいられなく
なった私は、まるでガンジス川
に呼ばれているかのように、裸
になり川に身を沈めた。足元は
泥で水は生臭い。朝日を背中に
身を沈めた瞬間、インドすべて
がこの川に詰まっているような
一瞬不思議な感覚にとらわれた。
ほとりには火葬場が設けられ
ており、炎の中に次から次へと
遺体が投げ込まれていた。まる
で廃棄物のような扱いだった。
川を離れ、道を歩くと、いたる
ド を 離 れ 、バ ス を 利
用してネパールへ向
かう。ダージリンか
らネパールの首都・
カトマンズへは丸一
ドイツのクリスマス~ 冬の旅のススメ
い道路すらあった。また、車内 の客引きと比べて強気ではなく く、本当に「ネパールらしさ」
子供たちの素敵な笑顔や、家族
カトマンズは都市化が進んで そろって洗濯物をしている様子
ことにした。
日本では考えられない生活を
に限らずインドや今まで訪れた
各国にあった。人間にとっての
混沌と秩序、貧しさと豊か
こん とん
幸せって果たして何なのか…。
さ、伝統と近代化など、日本を
離れてこの旅でインドとネパー
ルの地に身を委ねることで、私
はいろいろと考えることができ
た。日本はこれらの国と明らか
子どもたちの笑顔∥ネパールで
失った人々が、生きていくため
った。
に異質だが、やはり素晴らしい
国であることも再確認したのだ
▶
てくる。インド 観 光 名 所 と い っ た と こ ろ は な う。このような光景はネパール
び客引きがやっ ラへ向かった。この街には特に 国 の 人 々 は み な 笑 顔 で 幸 せ そ
降りた瞬間、再 で約6時間かけて首都からポカ 強いられているのに、発展途上
到着。バスから 景を見ることはなかった。バス
くカトマンズに いて、雄大な景色や牧歌的な風 を見て、
気持ちがほっこりした。
日、ようや
るだろう。
表現が当てはま ルではのんびりと快適に過ごす か。湖では裸ではしゃぎまわる
ない」といった 過酷な旅をしてきた私はネパー インドの旅があったからだろう
道で舗装されていな の移動時間は「生きた心地がし 人は人柄が穏やかだ。インドで した印象をもったのは、過酷な
獄。日本と違い凸凹 りにつくことなどできない。こ 人も交通量も少ない。ネパール いるため穏やかで優しい。こう
へ向かう道のりは地 景を見る余裕はなく、快適に眠 を歩いていても牛はいないし、 豊かな自然に囲まれて生活して
陸路でカトマンズ には扇風機すらない。車窓の風 何だか少し申し訳なさそう。街 が感じられ、人々も森と湖など
日かかった。
)''''''''''''''''''''''''''''''''
(
すろうそくを1本ずつ増やして、ク
(
リスマスが来るのを待つのです。
(
アドヴェントの期間に欠かせない
(
▲ ゲストハウスからガンジス川を臨む=バラナシ
(
のが、クッキー作りです。何人かで
(
集まって作ることが多く、イマドキ
%$$
18
(
#
の学生たちと一緒に焼いた時は、ネ
(
#
(
ット上にあるレシピをパソコンで見
ー●15●ー
#
(
ながら作りました。一度にたくさん
#
(
#
のクッキーを焼き、各自が持ち帰っ
ドイツ語
(
#
(
たり、他の人にプレゼントしたりし
#
(
ます。
#
( 西口 拓子 経営学部准教授
#
クリスマスマーケットには、ツリ
(
#
ーのオーナメント、ろうそく、手工
( すっかり日も短くなる11月末に、
#
( 各地でクリスマスマーケットが始ま
業品をはじめ、
ソーセージ、
釜焼きの
#
(
黒パン、レープクーヘン、ナッツの
#
( ります。街には電飾の、室内にはろ
#
お菓子、チョコレートなどの屋台が
( うそくの光があふれ、外は寒くても
#
(
並びます。そして、甘い香りが人々
気持ちが温かになります。
#
( ドイツのクリスマス(アドヴェン
を誘惑します。名物は、香辛料と砂
&""
(
糖を入れて温めたホットワインで、
( ト=待降節)は、イブから4週間前の
( 日曜日に始まります。毎週日曜に点
これを飲むと寒さも忘れることがで
(
きます。ホットワインのカップは、
(
デポジット制ですが、記念に持ち帰
(
る人も多く、有名なマーケットで
(
(
は、年号入りのものがあり、買い揃
(
えたくなります。寒いけれど、光が
(
あふれて美しいクリスマスマーケッ
(
( ▲ ドイツのクリスマスリー
トは、
一見の価値があります。
ドイツ
(
旅行をするなら、ぜひこの時期に!
スはドアに飾るのではな
(
く、テーブルの上に置く
*24、
25日の過ごし方とカラー写真
(
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (
(12月25日撮影)
は、
LL研究室のHPで。
貧しさと豊かさ、
伝統と近代化に
「幸せ」
を考える
ところに、孤児や老人、手足を
ら い で あ っ た 。イ ン
シ(ベナレス∥ヒンズー教と仏 して知られるガンジスの聖地バ も涼しいというよりは肌寒いく
辺に立つ。聖なる川と って変わって街は穏やか。気候
れる大河ガンジスの川 ンに到着した。バラナシとは打
州を網の目のように流 列車とジープに乗ってダージリ
14
ガンジス川はインドそのもの
夏休みを利用して、バックパッカーとしてインド、ネパール
尚樹 (商2)
を1カ月間旅した英 尚樹さん(商2)の体験記を紹介する。
英
・デリーに到着。
出国、同日の夜にインドの首都 白い大理石の立派なお墓だ。
8月3日早朝に成田空港から 日、タージ・マハルを訪れた。 が、インド人が私の両足の上に く気にしていない様子だった。
◇デリーからピンクシティへ
世界遺産のタージ・マハル
をバックに英さん
▲
空港内のロビーに出ると、そ 寝台列車で約 時間かけて、人 「チケットを持っていないうえ れている光景だった。この時ば
12
こには観光客を狙うインド人の 生観が変わるといわれるバラナ に、
なぜ私の足に座ったのか」
。 かりは言葉を失った。しかし、
客引きが100人以上待ち構え
ていて、片言の日本語で近寄っ
てくる。何度振り払ってもしつ
こく付いてくるため、市内行き
のシティバスに駆け込んだ。約
1時間後、真っ暗闇の右も左も
分からない停留所で降ろされ
た。果たしてインドはどんな国
なのか、不安とともにどんな出
来事が待っているのか楽しみに
なった。
翌朝バスで、周囲 ㌔の赤い
城壁に囲まれていることから
「ピンクシティ」と呼ばれるジ
ャイプール(デリーの南西約2
60㌔)へ向かう。ヒンズー教
のお国柄で、街のいたる所に牛
がいて道路や交通機関にも影響
を与えていた。そして次の目的
地、世界遺産として有名なター
ジ・マハルがある都市、アグラ
へ向かう。
インドのバラナシで人々はガンジス川に
身を沈めて沐浴をしている光景も
▲
10
バックパックの旅
インドとネパール
夏休み体験
第507号
(昭和44年10月14日第3種郵便物認可)
修
専
ス
ー
ュ
ニ
2012年(平成24年)12月15日
(7)
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