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構造改革特区(第11 次)の提案が認められました!
記 者 発 表 資 料 平 成 1 9 年 1 0 月 9 日 安 全 管 理 局 救 急 課 長 菊池 清博 tel334-6771 健康福祉局高齢施設課担当課長 黒澤 孝 tel671-3620 都 市 経 営 局 政 策 課 担 当 課 長 堀川 尚実 tel671-4202 横浜市政記者、横浜ラジオ・テレビ記者 各位 構造改革特区(第 11 次)の提案が認められました! ~あわせて、地域再生の提案も現行通知で対応可能とする解釈が示されました~ 本市が6月29日に行った構造改革特区(第11次)の提案(よこはま救急改革特区)について、本日、政府の対 応方針が示され、提案が認められました。 また、あわせて行った地域再生(第5次)の提案(国庫補助金を受けて整備された公立学校の廃校校舎の財産処分 の弾力化)についても、提案をしたことにより、現行通知で対応可能とする解釈が示されました。 特区<よこはま救急改革特区>(安全管理局救急課) 提案の内容 年々増加する救急要請に、限られたマンパワーで一刻も早い対応を行うために、救急隊の編成人員が「救急自動 車1台及び救急隊員3名以上」と定められているところを、 「救急自動車とミニ消防車各1台の計2台及び救急隊員 4名以上」で編成するなど、緊急度・重症度に応じた弾力的な運用を可能とする提案を行いました。 提案結果①『緊急度・重症度が低いと識別された場合に、救急自動車1台及び救急隊員2人が出動すること』 → 提案が認められました! 現行制度での運用 救急隊員3名 特区認定後の運用 119 番通報時の緊急度・重症度によ って、「緊急度・重症度が低い」と 識別された場合 救急隊員2名 ※救急隊員1名は、ミニ消防車などへ乗り換え 提案結果②『救急隊員4人が、2台(救急自動車1台とミニ消防車1台)に分乗して出動すること』 → 現行規定で対応可能となりました! 現行制度での運用 特区認定後の運用 + 救急隊員3名 救急隊員2名 救急隊員2名 既存人員の有効活用を図ることにより、人員増は伴いません。 <特区実現により見込まれる効果> ☆救急隊員4人が、2台(救急自動車1台とミニ消防車1台)に分乗して出動することによって、現場到着時分が短縮され、より迅速な 応急処置が可能となります。また、119番通報時における緊急度・重症度識別により、緊急度・重症度が低いと判断された場合、 現行より 1 人少ない救急隊員2人が救急車1台で出動することにより、残った隊員が次の出動に備えることで、他に危篤状態の人 が発生した場合でも迅速な対応が図れ、救命処置の遅れを避けることができます。 ※なお、本市が独自に開発した、119 番通報時における緊急度・重症度識別は、平成 15 年から市内救命センターの医師の方々を中心に、統計学的 な手法も取り入れて研究を重ね、計8回、18,000 件を対象に繰り返し検証を行っており、実用レベルに達していると考えております。 ※今後、国において必要な法令等の改正等を行い、本市で、特区計画を作成し、申請します。 (裏面あり) 地域再生<国庫補助金を受けて整備された公立学校の廃校校舎の財産処分の弾力化> (健康福祉局高齢施設課、都市経営局政策課) 提案の内容 現行制度では、国庫補助金を受けて整備された学校を取り壊して公共用施設を整備する際、地方公共団体以外の 法人が設置主体となる場合は、国庫補助金相当額の返還が必要となり、廃校の財産処分を進める上での障害となる とともに、廃校校舎自体も資産が遊休化することで安全管理上の問題も懸念されています。 そこで、国庫補助事業完了後10年以上経過した廃校を取り壊して、特別養護老人ホーム等の公共用施設の整備 を行おうとする社会福祉法人に対してその土地を地方公共団体が無償で貸付けた場合は、廃校校舎に係る国庫補助 相当額の国庫納付を免除する提案を行いました。 提案結果 → 文部科学省が特に認める場合には、現行規定で対応可能となりました! 「地方公共団体内で施策上の必要性・緊急性があり、都市計画等で明確に位置付けられ、かつ施設整備や運営に 地方公共団体が相当程度関与するなど、特に公共性が高いと認められる施設については、現行通知においても文 部科学大臣が特に認める場合として、 「公共用施設」に準ずる施設として国庫納付金を不要とする扱いも可能であ る」との回答が国から示され、本市提案に基づく財産処分の弾力化が図られました。 今後、文部科学省において、納付金が不要となる具体例や指標が示されることになっています。 <見込まれる効果> ☆個別の案件ごとに文部科学省との協議が必要ですが、廃校の再活用と社会福祉法人による特別養護老人ホーム等の 整備の促進が期待できます。