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j - 柳井 研究室
Multiple Kernel Learning による50種類の食事画像の認識 電気通信大学 情報工学専攻 上東太一, 甫足創, 柳井啓司 IS1-24 背景 画像特徴量 ◆健康管理への関心が高まっている 食事管理の方法 手書きによる記入 してユーザ自身が栄養バランスをチェック WEB上で料理を選択 管理栄養士に食事画像を送り、アドバイスを受ける 簡単に食事内容を記録できるシステムがあると便利 ◆局所特徴 評価実験 ◆データセット ・SIFTを使用 ・特徴点は3タイプの選択方法 ・Bag-of-Keypoints表現を用いて 局所特徴の出現頻度ヒストグラムで 画像を表現する ・それぞれ1000次元と2000次元の ヒストグラムを作成する(計6種) ・50種類のカテゴリ ・各100枚の人手で選んだ画像 ◆多種類食事画像認識システム 食事画像認識手法の提案 システムプロトタイプの作成 DoG検出 認識方法 ランダム検出 グリッド検出 ◆多クラス分類 ◆MKLで学習した特徴の重み 1-VS-RESTによる他クラス分類 学習 あるクラスとそれ以外を分ける分類器を クラスの数だけ作る 分類 すべての分類器にテストデータを入力して 出力値の最も大きいクラスに分類 ハンバーガー 分類器 ステーキ 分類器 … そば 分類器 0.32 1.02 … -0.62 ・各カテゴリで適切な特徴量の割合 を学習した結果 ◆色特徴 ・RGB色空間を使用 ・画像を4分割して、それぞれ 64色のヒストグラムを作成 ・64x4=265次元のヒストグラム ◆平均分類率 ◆特徴統合 本研究で用いた特徴量 ◆ガボール特徴 ・局所特徴のBag-of-Keypoints ・色特徴のヒストグラム ・ガボール特徴のヒストグラム ・6方向、4周期のガボールフィルタで 特徴抽出 ・画像を3x3、4x4に分割 ・216次元、384次元のヒストグラム Multiple Kernel Learning 複数のSVMカーネルに対し最適な重みを学習し 線形結合し、一つのカーネルと見なす事で 特徴統合を行う事ができる システムプロトタイプ 各サブカーネルをそれぞれの特徴と対応させ、 特徴統合に用いる 色特徴のカーネル テクスチャ特徴のカーネル …… etc 結合 最終的なカーネル クラスターで 並列計算 ◆システムの評価 ・約10ヶ月、試験的に運用 166枚の画像がアップロードされた システムの認識精度 st rd th 1 :37.35% 3 :55.42% 5 :57.23% まとめ ◆料理の種類を認識する手法を提案 -50種類で61.34%の分類率を達成 -3位までの分類を許容すると80%を超える MKLのアルゴリズム ◆システムのプロトタイプを作成 単一カーネルのSVM学習の反復による解法 1.最初に重み j を均等にする 2. j を固定し、結合カーネルを単一カーネルと みなし、通常のSVM学習を行い i(i 1 N ), b を求める 3.求めた i を固定して k 1 k Sk ( ) が増加するように j を微小に変化させる K 4.終了条件に達するまで(2)(3)を繰り返 す ◆本研究のプロトタイプ公開中◆ 携帯カメラで撮った食事画像を 添付してメールを送信してください 50種類バージョン [email protected] 85種類バージョン(現在開発中) [email protected] -37.35%の分類率 -3位までを許容すると55.42% ◆今後の課題 ・認識対象の増加 現在85種類の物を開発中 ・精度の向上 他の特徴量を組み合わせる ・速度の向上 使う特徴量の取捨選択