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言語テストの種類 NRT,CRT 集団(基準)準拠テスト or 規範参照テスト
言語テストの種類 NRT,CRT 集団基準準拠テストと目標基準準拠テストの違い(『言語テストの基礎知識』大修館書店 p.6 を元に作成) 集団(基準)準拠テスト or 規範参照テスト (norm-referenced test:NRT) 目標(基準)準拠テスト or 基準参照テスト (criterion-referenced test:CRT) 解釈の仕方 相対的 (ひとりの受験者の成績がパーセン タイル*値によって他の全ての受験 者の成績と相対的に比較される) 絶対的 (ひとりの受験者の成績は習得した言 語材料の量をパーセンテージで対比さ れる) 測定の種類 一般的な言語能力や言語熟達度を測 到達目標を設定し、その目標に定められ 定する た特定の言語項目を測定する テストの目的 受験者を一般的言語能力や言語熟達 度に基づいて直線状に並べる。 各学習者が他の学習者と比較してど のくらいの順位にあるかを測定する 個々の受験者が習得した言語材料の量 を測定する。 結果を見て他の学習者と比較すること もできるが、本来の目的ではない。 得点の分布 平均値を中心にした正規分布 普通は正規分布しない(学習事項を全部 知っている受験者は全員 100%の得点を とるはずである) テストの構造 様々な内容から成る少数の比較的長 同種類の内容から成る明確な目標のあ い下位テスト問題 る下位テスト 問題の予測 受験者は問題内容をほとんど予測で 受験者はテスト問題の内容を正確に予 きない 想できる *パーセンタイル(percentile):全体が 100 であったとしたら、(小さい、少ない、低い)ほうから何番目の値か を意味する。 cf. 中央値(median)、序数、順位 テストと意思決定の一致(『言語テストの基礎知識』大修館書店 p.12 を元に作成) テストの特性 集団(基準)準拠テスト or 規範参照テスト (norm-referenced test:NRT) 目標(基準)準拠テスト or 基準参照テスト (criterion-referenced test:CRT) 熟達度判定テスト 配 置 ク ラ ス 決 定 テ 達成度判定テスト スト 診断テスト 情報の詳しさ 非常に一般的 一般的 非常に具体的 焦点 普通は入学に必要 言語プログラムの コースやプログラ コースの最終目標 な一般的言語能力 全 レ ベ ル と 能 力 に ムの最終目標 と下位目標 関わる学習事項 意思決定の 目的 個人の総合的能力 学習者一人ひとり 進級や卒業のため 一層の学習を要す をほかのグループ の適切なレベルを に学習程度を決定 る目標を学習者と ま た は 個 人 と 比 較 判定する する 教師に知らせる する 具体的 言語プログラ ほ か の 教 育 機 関 と プ ロ グ ラ ム 内 で 比 プ ロ グ ラ ム の 目 標 い っ そ う の 学 習 を 比較する 較する と直接に関係する 要する目標と直接 ムとの関係 に関係する 実施時期 入学前、時には卒業 プ ロ グ ラ ム の は じ コースの終わり 時 め 得点の解釈 得点の分布 得点の分布 コースのはじめま たは中間地点 学習された目標の 学習された目標の 数と量 数と量