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平成23年度事業報告書 - 公益社団法人 全国有料老人ホーム協会
平成23年度事業報告書 平成 24 年 6 月 28 日 社団法人 全国有料老人ホーム協会 事業概況 協会設立 30 周年という節目の年である平成 23 年度は、未曽有の東日本大震災の復興と支援の中で始まった と言っても過言ではありませんでした。しかしながらすでに、報告させていただきましたように、被災された 加盟ホームでの人的被害はなく、またホーム職員の頑張りで見事なまでの復興、復旧を果たされましたことに、 協会挙げて敬意を表しているところです。 さて本年度は、協会におきましては三つの大きな動きがございました。協会の公益法人化、高齢者住まい法 の改正、そして入居一時金を巡る東京都等、一部自治体における指導指針改定の動きです。 一つ目の公益法人化につきましては、年度内の許認可を目指し、内閣府、厚生労働省、金融庁等、関係機関 と精力的な折衝を重ねて参りました。またその途中経過等につきましては適宜、主要都市において開催しまし た説明会において、会員の皆様方にご報告させていただき、ご理解いただいているところであります。24 年 度上期中には何らかの結論が出されるものと思いますが、引き続き全力を挙げて取り組んで参ります。 二つ目の高齢者住まい法改正につきましては、厚生労働省、国土交通省等の関係省庁に対し、数次にわたり 意見書を提出して参りました。 三つ目は、老人福祉法改正に伴う有料老人ホーム設置運営指導指針の改正の動きです。指針は自治事務であ り、中核都市も加えると全国で 100 を超える指導指針が定められることになります。 国の標準指針や改正法施行を待たずに定められた、初期償却を不適とする東京都の指導指針に、業界として 有料老人ホームの事業スキームの理解を求め、要望書を提出するなどして対応しているところであります。 しかし一方では、この入居一時金、初期償却制度を事業収益向上に拡大解釈するホームが散見されるのも事 実です。協会としましては、自治体と同様に、法令遵守や適正な契約の取り交わしへの指導、徹底にも注力し て行かなければならないと思っているところでございます。 以上述べて参りました対策、対応と併せて、協会は強固な体制作りにも努めて参りました。 まず入会促進ですが、今年度は 12 回の入会審査委員会を開催、正登録・準登録合計 65 の新規入会ホームを 迎えることができました。この結果、3 月 31 日現在で、会員数は 311 法人、677 ホームとなりました。しかし ながら一方では、有料老人ホーム全体の開設数の急速な伸びに、加盟率が追いついていない実情もあります。 また事業の信頼度向上に向け、第三者機関による加盟ホームのサービス評価受審を積極的に推進、今年度は 208 ホームにおいて審査が実施されました。 苦情処理委員会や「有料老人ホームなんでも相談―有料老人ホーム 110 番」を通じ、コンプライアンスの徹 底や、さらに毎日の入居相談等において、ご入居者をはじめとする一般消費者への対応にも努めました。 サービスの質向上に係わる業務では、職員の資質向上に係わる研修事業を各種実施し、特に施設長研修は全 課程修了者が延べ 76 人となり、各ホームで研修成果を発揮していただいていると思います。 消費者向け広報活動では例年同様、厚生労働省及び関係自治体のご後援をいただき、入居希望者説明会を全 国主要都市(東京・大阪・札幌・福岡)で開催、有料老人ホーム基礎講座も青森市はじめ全国 5 都市で開催、 多くのご参加をいただきました。 また「輝・友の会」につきましては、今年度も 644 名の方の入会をいただき、会員数は 5,900 名を超えまし た。これらの数字からも、有料老人ホームへの関心の高まりを感じているところです。 高齢者人口が急増し、ライフスタイルの多様化も加速していくでしょう。高齢期の多様な住まい方を先駆的 に推進してきたのが有料老人ホームであることを自覚し、改めて業界挙げて公明、公正な事業運営にもしっか り基軸を置いて行かなければなりません。最初に申しましたように(社)全国有料老人ホーム協会は本年 2 月に 30 周年を迎えました。これはまた、これからの 30 年を見据えての第一歩でもあります。全加盟ホーム、 また関係各位の倍旧のご支援、ご指導、ご協力を、よろしくお願い申し上げます。 以上 1 Ⅰ.法人の概況 1. 設立年月日 ・昭和57年2月8日 2. 定款に定める目的 本協会は、高齢社会の到来に対処し、全国の有料老人ホームの入居者保護を図るとともに、有料老人ホー ムの健全な発展並びに高齢者のための居住施設に居住する高齢者向けのサービス提供事業の質の向上及 び充実を図り、もって高齢者の福祉の増進に寄与することを目的とする。 3. 定款に定める事業内容 (1)有料老人ホーム入居者基金に係る事業。 (2)有料老人ホーム(以下「ホーム」という。 )の入居に関する相談事業。 (3)前2号に掲げるもののほか、ホームの設置又は運営に関し、契約内容の適正化その他の入居者の保護 を図り、及び入居者の立場に立った処遇を行うため必要な指導及び勧告。 (4)ホームの設備及び運営に関する入居者等からの苦情の解決。 (5)ホームの設置及び運営並びに高齢者の居住施設に居住する高齢者向けのサービス提供事業(以下「サ ービス提供事業」という。 )の運営に関する相談事業。 (6)ホーム及びサービス提供事業の運営に当たっての老人福祉法その他の法令の規定を遵守させるための 指導及び勧告 (7)ホーム及びサービス提供事業の職員の資質の向上のための養成及び研修事業。 (8)ホーム及びサービス提供事業に関する広報活動、資料の収集、編集及び刊行。 (9)ホーム及びサービス提供事業に関する調査及び研究。 (10)政府機関、公共団体等に対する建議。 (11)老人福祉に関する行政施策への協力。 (12)その他本協会の目的を達成するため必要な事業。 4. 所管官庁に関する事項 ・厚生労働省老健局高齢者支援課 2 5. 会員の状況 (1) 正・準会員及び登録ホーム数(H24.3.31 現在) 前期末 当期末 265 280 員 準会員 32 31 計 297 311 正登録 520 569 準登録 97 108 617 677 ホーム 会 正会員 計 (2) 当期加入法人、登録ホーム基金登録状況【入会審査会時】 加入法人名 登録ホーム名 法人 ホーム (会員) (登録) 正 4月 5月 準 正 準 基 金 あなぶきメディカルケア(株) アルファリビング広島中広 ○ ○ ○ (社福)長生会 奈良 ○ ○ ○ (社福)道志会 ヴィラ城山 ○ ○ ○ (医)よつば会 すまいるⅠ号館 ○ ○ ○ (有)ロングライフ伊豆 住宅型有料老人ホーム ○ ○ ○ 桃寿園 ひまわり (既会員) アーバンヴィラ上桂 ― ○ ○ (既会員) フォレスト垂水レジデンス ― ○ ○ (既会員) ベストライフ金沢文庫 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ枚方 ― ○ ○ (既会員) ミモザ三郷 ― ○ ○ (既会員) 未来倶楽部 ― ○ ○ (既会員) Charm(チャーム)京都山科 ― ○ ○ (既会員) ヴェラス・クオーレ山の手 ― ○ ○ ザ・レジデンス神戸舞子 ○ ○ ○ (既会員) ベストライフ甲府 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ中津川 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ東大宮 ― ○ ○ (既会員) ミモザ湘南平塚 ― ○ ○ (株)シティインデックスホスピタリティ 三郷駅前 3 加入法人名 登録ホーム名 法人 ホーム (会員) (登録) 正 6月 7月 9月 (医)ときわ会 準 正 ○ ときわ苑 準 基 金 ○ ○ (既会員) ベストライフ稲毛 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ大阪あびこ ― ○ ○ (既会員) ベストライフ大和柳橋 ― ○ ○ (既会員) みらい園 ― ○ ○ (既会員) サンフォーレ鎌倉栗田 ― ○ ○ (既会員) リーラの家 ― ○ ○ 美しが丘 鵠沼鵠洋 ○ ○ ○ ○ ○ 住宅型有料老人ホーム (医)芙蓉会 芙蓉ミオ・ファミリア町田 (株)さわやか天の川 さわやか枚方館 ○ (既会員) ベストライフ朝霞 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ名古屋大高 ― ○ ○ (既会員) 湘南ふれあいの園 ― ○ ○ ○ ○ ○ ○ (株)トリエステ かつらぎの郷 ○ (株)てらもと 湘南東部 ○ ○ クラーチ・エレガンタ本郷 ○ シティホーム山鼻3号館 ― ライフ・ドリーム藤美 ○ (既会員) 湘南ふれあいの園 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ浜松和合 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ東大泉 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ真駒内 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ南茨木 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ南東京Ⅱ ― ○ ○ (既会員) ミモザ川越 ― ○ ○ アヴィラージュ東久留米 ○ ○ ○ (既会員) 10 月 (株)ライフドリーム藤美 11 月 (株)はれコーポレーション 小田原 ○ ○ ハートフルケア長岡美沢 しなの館 ○ ○ ○ (既会員) ハートフルケア長岡美沢 ゆうきゅう館 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ入間 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ堺西 ― ○ ○ (既会員) 未来倶楽部 ― ○ ○ (株)東日本福祉経営サービス 三郷弐番館 4 加入法人名 登録ホーム名 法人 ホーム (会員) (登録) 正 12 月 (医)純正会 1月 2月 3月 * * * * ちぐさ こがねいろの里ホーム 正 ○ エクセルシオール横浜阪東橋 (有)高岡生活健康医療支援サービス 準 ○ 準 ○ ○ 基 金 ○ △ (既会員) ベストライフ金剛 ― (既会員) アヴィラージュ茅ヶ崎 ― (既会員) ネクサスコート北大前 ― ○ ○ (既会員) ハッピーニューライフ市川真間 ― ○ ○ (既会員) ル・レーブ大宮北 ― ○ ○ (既会員) ル・レーブ南浦和 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ御殿場 ― ○ ○ (既会員) ベストライフ堺北 ― ○ ○ ○ ○ (医)寿光会 さくら館 ○ ○ ○ エクセルシオール山武 ○ ○ (既会員) ネオ・サミット茅ヶ崎 ― ○ ○ (既会員) プラチナ三ツ境 ― ○ ○ (既会員) エスペランサ登戸 ― ○ ○ (既会員) グランフォレスト神戸六甲 ― ○ ○ (既会員) グランフォレストしずおか葵の森 ― ○ ○ (既会員) グランフォレスト氷川台 ― ○ ○ (既会員) グランフォレスト目白 ― ○ ○ 審査・承認時、開設済みの場合は、正会員・正登録としています。 審査・承認時、開設前の場合は、準会員・準登録としています。 法人欄「-」は、既会員の表示としています。ホーム・基金[-]は、既会員の法人変更の場合です。 基金欄「△」は、基金対象外ホームです。 (3) 設立予定会員の状況 前 期 末 0 当期入会 当期退会 0 0 当期入会 当期退会 期 末 計 0 (4) 賛同会員の状況 前 期 末 23 (5) 名誉会員 0 2 なし 5 期 末 計 21 6. 主たる事務所の状況 主たる事務所:東京都中央区八重洲二丁目10番12号 国際興業第二ビル3階 7. 役員等に関する事項 役 職 氏 名 勤務状況 理 事 長 和 田 四 郎 非常勤 副理事長 前 川 所属(役職等) [平成24年3月31日現在] 株式会社サンビナス立川 代表取締役 寛 〃 慶応義塾大学 名誉教授 市 原 俊 男 〃 株式会社サン・ラポール南房総 代表取締役 新井泉太朗 〃 弁護士 〃 天 谷 博 〃 株式会社サンヴィラ 代表取締役 〃 勝又三千子 〃 主婦連合会 参与 〃 河 原 克 美 〃 さっぽろ高齢者福祉生活協同組合 理事長 〃 河 村 康 正 〃 ファインフォレスト株式会社 代表取締役 〃 黒 田 靜 雄 〃 有料老人ホーム 入居者 〃 髙 橋 紘 士 〃 国際医療福祉大学大学院 教授 〃 玉 田 弘 毅 〃 明治大学 名誉教授 〃 栃本一三郎 〃 上智大学 総合人間科学部教授 〃 樋 口 朋 幸 〃 ベルジ株式会社 代表取締役 〃 福 山 宣 幸 〃 麻生メディカルサービス株式会社 代表取締役 〃 三 田 道 弘 〃 株式会社朝日ケアコンサルタント 代表取締役 〃 山 﨑 國 治 〃 有料老人ホーム 入居者 〃 山 本 敏 博 〃 社会福祉法人聖隷福祉事業団 理事長 〃 吉 田 良 子 〃 独立行政法人国民生活センター 元理事 塩 原 修 蔵 〃 公認会計士 渡 辺 八 郎 〃 有料老人ホーム 入居者 〃 理 事 監 事 〃 *相談役 喜多岡 陽子 *顧 問 中島 弘和 松岡 昭任 8. 職員に関する事項 (H24.3.31 現在) 男 女 合 子 子 計 職員数 5 6 11 前期比増減 1 0 0 9. 許認可に関する事項 ・特記事項なし 6 平均年齢 51.6 42.1 46.4 平均勤続年数 8.2 10.3 9.5 Ⅱ.事業の状況 1.各種制度改正への対応 (1)老人福祉法・高齢者住まい法改正関連 ①地域説明会の開催 平成 24 年 4 月から改正施行される老人福祉法、介護保険法、及び有料老人ホーム設置運営指導指針の内 容について、いち早く会員へ情報提供するため、全国5か所で説明会を開催した。 ホーム事業者だけでなく、各会場とも行政担当者の参加も多かった。 開催日 会場 H24 年 2 月 7 日 札 申込者数 幌 69 名古屋 41 H24 年 2 月 8 日 福 岡 49 H24 年 2 月 9 日 東 京 273 大 阪 134 計 566 法改正に伴い、重要事項説明書の書式が変更になり、また、入居一時金の算定の基礎や、返還債務の金額 の算定方法の明示について厚労省から事務連絡が出されたことを受け、会員向けに、入居一時金計算シート を公開した。 2.公益法人認定申請 (1)公益社団法人申請のための準備 定款、諸規定について、公益社団法人認定に必要な見直しを行い、改正案について会員の理解を得るべく 全国 5 か所で説明会を開催した。 日 時 会 場 申込者数 H23 年 5 月 25 日 名古屋 11 H23 年 5 月 26 日 札 幌 27 福 岡 25 東 京 110 大 阪 42 H23 年 5 月 27 日 計 215 (2)公益法人認定申請 平成23年11月22日付で、内閣府に対し、公益社団法人認定申請を行った。 7 3.入居者基金制度 (1)資金運用委員会 (委員4名) 平成 23 年度の入居者基金、一般会計資金について「資金運用管理基準」に則り、安定的・効率的運 用について方針を決定し、理事会に付議した。 第1回委員会(H23.5.16) ・資金運用の状況について ・平成 23 年度資金運用方針について (2)本年度理事会で承認された入会・入居者基金登録ホーム 入会資格・入居者基金加入審査委員会より付議された17法人の入会承認、及び新たにホームの登録 及び入居者基金ホーム登録65ホームについて承認した。また 法人の退会3法人(うち事業主体等変更 に伴う退会1法人)、登録抹消4ホームを承認した。 新規入会・登録ホーム名は、Ⅰ法人の概況 5会員の状況(2)に記載のとおり。 第1回理事会 入会承認 5法人 (H23.4.21) 切替承認 2ホーム 第2回理事会 入会承認 1法人 (H23.5.19) 切替承認 3ホーム 退 2法人 会 基金登録承認 13ホーム 基金登録承認 5ホーム (株)ゼクスアクティブ・エイジ (株)チャーミング・スクウェア舞子 登録抹消 2ホーム チャーミング・スクウェア豊洲 チャーミング・スクウェア舞子 第3回理事会 入会承認 1法人 基金登録承認 7ホーム (H23.6.17) 切替承認 1ホーム 第4回理事会 入会承認 3法人 切替承認 10ホーム 第6回理事会 入会承認 2法人 (H23.10.20) 切替承認 5ホーム 登録抹消 1ホーム 第7回理事会 入会承認 4法人 (H23.12.22) 切替承認 2ホーム 第8回理事会 登録承認 6ホーム (H24.2.23) 切替承認 5ホーム 退会 1法人 (株)ボーベルカンパニー 登録抹消 1ホーム 有料老人ホーム Beautiful House こだち 入会承認 1 法人 基金登録承認 6ホーム (H23.7.19) 第5回理事会 (H23.8.25) 第9回理事会 基金登録承認 10ホーム サンシティパレス塚口参番館・四番館 基金登録承認 9ホーム(入会10ホーム) 基金登録承認 8ホーム (H24.3.14) 8 (3)入居者基金加入状況 本年度は新たに 5,851名の加入があった。 平成23年度末の登録ホーム数 〃 の加入者数 〃 の加入者延人数 639 31,885 51,453 4.入居者・消費者向け事業 (1)入居相談業務(一般消費者及び輝・友の会会員への情報提供として、入居相談室の運営を行った。 ) 相談 資料請求等 計 来 訪 146 272 418 電話・文書 891 155 1,046 計 1,037 427 1,464 (2)苦情処理委員会 (常設委員会) 本年度は4回の委員会を開催し、寄せられた苦情等(入居者からの相談156件、事業者からの相談 9件、意見1件)について審議した。また、この委員会の下、 「有料老人ホームなんでも相談―有料老人 ホーム110番―」を2回実施し、寄せられた相談68件について審議した。 委 員:9名 第1回委員会(H23.8.2) 第2回委員会(H23.10.26) 第3回委員会(H24.1.12) 第4回委員会(H24.3.22) ■「有料老人ホームなんでも相談―有料老人ホーム110番―」実施結果 第1回 第2回 日時・場所/電話相談 H23.10.31~11.2 H24.3.6~3.8 相談員 延べ 11名 延べ 12名 弁護士相談 なし なし ・相談件数 計 第1回 第2回 計 74 73 147 受付方法別 電話 FAX 面談 73 1 0 71 2 0 144 3 0 相談内容 入居相談 36 43 79 ■平成23年度苦情処理委員会で審議された苦情内容別件数(重複選択) 23年度 なんでも相談 運 営 90 41 介護 16 10 サービス 食事 5 4 その他生活支援等 2 3 費 用 60 13 9 苦情 38 30 68 計 111 26 9 5 73 設 備 人間関係 2 5 10 5 15 190 対入居者 対職員 対家族 その他 計 3 5 6 3 12 100 5 10 16 8 27 290 (3)広報委員会(常設委員会) 有料老人ホームの効果的な広報活動について、検討・討議し展開した。 委 員:8名 開催日:第1回委員会(H23.4.14) 第2回委員会(H23.6.21) 第3回委員会(H23.7.29) 第4回委員会(H23.8.19) 第5回委員会(H23.10.11) 第6回委員会(H24.1.17) (4)入居希望者説明会の開催 全国4か所(5回)で入居希望者説明会を開催、延べ3,103名の申込を得た。 有料老人ホームへの理解をより一層深めていただくための「有料老人ホーム基礎講座」は、全国5か 所で開催し、279名の申込を得た。 *入居希望者説明会の実施 日 時 秋季 H23.9.21 H23.9.29 H23.10.4 H23.10.27 春季 H24.3.9 札幌 福岡 大阪 東京 東京 会 場 札幌市社会福祉総合センター アクロス福岡 ハービスホール 東京国際フォーラム 東京国際フォーラム 申込者数 211 375 650 742 1125 会 場 栃木県総合文化センター 青森市民ホール 高知県文教会館 山口商工会議所 沖縄船員会館 申込者数 47 93 57 19 *有料老人ホーム基礎講座の実施 日 時 H23.7.12 宇都宮 H23.10.7 青森 H22.11.11 高知 H23.11.17 山口 H24.1.25 那覇 63 (5) 「輝・友の会」の運営 各セミナー・基礎講座等での広報、パブリシティーでの案内等により、「輝・友の会」会員の増加を 図った。友の会会員には、輝・ニュース(年4回)等により、情報提供を行った。また、各地消費生活セ ンター等への講師派遣等を積極的に行った。 前期末 5,687 入 会 644 退 会 407 10 当期末(増減) 5,924(237) (6) 「シルバー川柳」の公募 第11回シルバー川柳の応募総数は9,441作品。広報委員会において2次選考で選出した50作 品に、入居者投票(3,732票)を頂き、最終入選作20作品を決定・表彰した。 ・シルバー川柳募集掲載媒体 新聞23、専門誌/ミニコミ誌/雑誌7、ウェブサイト1 ・入選作発表等掲載媒体 テレビ1、新聞25、専門誌/ミニコミ誌/雑誌2 (7)高密度の情報発信 ①協会通信の充実 協会通信等により、介護保険情報等を迅速に発信した。会員に対しては事業に関する情報や、行政 情報を臨機に発信した。 ②ホームページの積極展開 公益法人モデルに従い、積極的な情報開示を行うとともに、一般消費者がアクセスしやすいページ 構成に努めた。会員に対しては事業に関する情報や、行政情報を臨機に発信した。 ・アクセス数 130,084 (累計 1,794,178 ) 5.事業者の健全育成事業 (1)設立相談 当業界への新規参入を考える事業者等からの相談 166件への対応を行った。 (2)入会資格・入居者基金加入審査委員会(常設委員会) 68 件について審議し、理事会へ付議した。 新規入会承認ホームは、Ⅰ法人の概況 5会員の状況(2)記載のとおり。 委 員:9名 開催日:第1回委員会(H23.4.20) ・審議案件 13 件 第2回委員会(H23.5.18) ・審議案件 5件 第3階委員会(H23.6.22) ・審議案件 7件 第4回委員会(H23.7.20) ・審議案件 6件 第5回委員会(H23.8.24) ・審議案件 2件 第6回委員会(H23.9.22) ・審議案件 2件 第7回委員会(H23.10.19) ・審議案件 8件 第8回委員会(H23.11.22) ・審議案件 6件 第9回委員会(H23.12.21) ・審議案件 5件 第 10 回委員会(H24.1.18) ・審議案件 4件 第 11 回委員会(H24.2.22) ・審議案件 2件 第 12 回委員会(H24.3.23) ・審議案件 8件 (3)会員へのコンプライアンス運営のための指導・勧告 ①定例確認業務 会員から毎年提出される重要事項説明書等の内容を、委員10名が広告表示等の観点から確認した。 結果について各ホームに連絡し、訂正を求めた。 第1回委員会(H23.5.31) 第2回委員会(H23.6.15) 第3回委員会(H23.7.5) 第4回委員会(H23.11.15) 第5回委員会(H23.12.7) 第6回委員会(H24.1.20) 第7回委員会(H24.2.1) 11 ②サービス第三者評価 質の向上を目的に、サービス評価プログラムに則り評価事業を実施した。なお、今年度は3年にわ たり、加盟全ホームを対象に実施する2年目として208ホーム(累計405ホーム)に対して第三 者サービス評価を実施した。 ③経営実態調査 有料老人ホーム会計基準モデルに沿った財務諸表作成を推進し、「経営自己分析ソフト」を使って、 会員の財務諸表の分析を行った。 (4)会員等の職員の資質の向上 ①研修事業 有料老人ホーム事業の質向上を目的として、有料老人ホーム職員としての業務・役割やコンプライア ンス運営に向け職種別研修を行った。また、施設長、生活相談員については、研修体系に沿った研修を 実施し、施設長基礎研修では修了証書を授与された者は延べ76人となった。 委 員:8名 開催日:第1回委員会(H23.4.25) 第2回委員会(H23.6.27) 第3回委員会(H23.8.29) 第4回委員会(H23.11.28) 第5回委員会(H24.2.27) a.介護職員有料老人ホーム業務研修〔受講者計190名〕 大阪会場 福岡会場 東京会場 日 時 H23.7.26 H23.8.3 H23.7.6 KFC(国際ファッ クロスウェーブ 会 場 博多都ホテル 梅田 ションセンター) 受講者数 90名 36名 47名 科 目 数 3 3 3 b.施設長基礎研修 基礎研修Ⅲ 日 時 H23.9.5~7 TKP 東京日本橋 会 場 ビジネスセンター 受講者数 75名 科 目 数 8 札幌会場 H23.8.31 メルキュールホテ ル札幌 17名 3 基礎研修Ⅰ H24.2.13~15 晴海グランドホテル 59名 10 c.リーダー研修〔受講者計110名〕 東京会場 大阪会場 日 時 H23.9.3 H23.10.4 クロスウェーブ KFC(国際ファ 会 場 梅田 ッションセンター) 受講者数 26名 63名 科 目 数 3 3 12 札幌会場 H23.11.18 TKP ガーデンシティ 札幌 21名 3 福岡会場 中止 d.生活相談員研修 日 時 H23.11.7~8 TKP 東京日本橋 会 場 ビジネスセンター 受講者数 52名 科 目 数 4 ②事例発表会の側面支援 職員の人材育成、ならびに入居者サービスの向上を目指す目的で実施されている、東西事例発表研 修会を支援し、要旨報告書の作成、配布を行った。昨年度までは冊子状で作成していたが、今年度か らはデジタルデータ(CD-ROM)により作成した。 ・西日本事例発表研修会(H23.7.23) 参加人数 311名 発表事例29+招待発表1 ・東日本事例発表研修会(H23.11.24) 参加人数 481名 発表事例34+招待発表1 (4)調査研究 ①多様化する有料老人ホームに関する実態調査委員会(老人保健健康増進事業) 多様化する有料老人ホームの事業について、消費者によりわかりやすく、有料老人ホーム入居選択に 際しての参考となるような、有料老人ホームのあらたな類型化をめざして基礎的な検討と整理を行った。 委 員:6名 開催日:第1回委員会(H23.11.9) 第2回委員会(H23.12.21) 第3回委員会(H24.2.17) 第4回委員会(H24.3.28) ②多様化する有料老人ホームの契約等に関する調査研究委員会(老人保健健康増進事業) 平成 24 年 4 月改正老人福祉法施行に伴い有料老人ホームの契約書の実態調査を行った。また、法改 正に伴う標準入居契約書内容の見直しを行い、「有料老人ホーム標準入居契約書の改訂」としてまとめ た。 委 員:10名 開催日:第1回委員会(H23.9.28) 第2回委員会(H23.10.26) 第3回委員会(H24.1.19) 第4回委員会(H24.3.2) 第5回委員会(H24.3.29) ・多様化する有料老人ホームの契約等に関する調査研究委員会 ワーキング委員会 委 員:5名 開催日:第1回委員会(H24.2.17) ③高齢者の住まいの契約に関する研究会(一般社団法人 全国特定施設事業者協議会と共催) 高齢者の住まいの契約に関する論点整理を基に、消費者が理解しやすい契約の在り方に関して検討した。 委 員:10名 開催日:第1回委員会(H23.9.2) 第2回委員会(H23.10.19) 第3回委員会(H23.11.16) 第4回委員会(H23.12.2) 第5回委員会(H24.3.7) 13 6.その他事業等 (1)特約保険の付保 有料老人ホーム賠償責任保険について付保の徹底を図った。 (賠償事故件数 34件) ・転倒等による骨折 11 件 ・未確定 3 件 ・骨折以外の障害等 5 件 ・汚損・破損等 15 件 7.連絡調整等業務 (1)東京都の設置運営指導指針に対する対応 平成 23 年 9 月、東京都が独自に設置運営指導指針を改訂し、入居一時金の初期償却を不適合とする取 り扱いを始めたことを受け、関係団体と連携をとりながら、東京都と協議を重ねた。他方、各道府県に 対し、指導指針についての要望書を提出した。 (2)介護保険法改正関連 社会保障審議会介護給付費分科会において、①介護予防特定施設における、住所地特例対象者の介護保 険予防給付の継続について ②混合型特定施設に対する総量規制廃止 ③サービス提供の実態に応じた 加算報酬の増設 ④看護職員が適正に医療処置を行なえる環境整備の4点を要望した。 ②を除く3点の要望事項が、改善されることとなった。 8.会員の経営破綻等への対応 (1) (株)グッドライフクラブ(新潟県) 平成 23 年 8 月 3 日に民事再生手続きを開始。これに伴い、 「グッドライフクラブ古町」から退去を余儀 なくされたとして、入居者 2 名の家族から、入居者基金の発動について照会を受けた。 同社が運営していた、加盟ホーム「グッドライフクラブ古町」を含む 3 ホームが、(株)さわやか倶楽 部(北九州市・非会員)に譲渡された。 事業者側から経営状況に関する事前相談がなく、民事再生手続きが進行している状況においても積極的 な情報提供は無かった。 平成 24 年 2 月 23 日第 8 回理事会において、発動条件に符合することを確認し、入居者基金を発動す ることとした。 (2) (株)香樹舎(群馬県) 平成 23 年 12 月 28 日、民事再生手続き開始。平成 24 年 1 月 24 日に先方代理人弁護士を訪問し、入 居者基金・生活支援制度の説明を行い、同社が運営する加盟ホーム「フレーデル玉村」の入居者保護につ いて協力をお願いした。また、同年 2 月 2 日に、入居者基金に加入している入居者の関係者に説明会を 実施した。 「フレーデル玉村」は新たなスポンサーに事業譲渡される計画。 (3) (株)アスクケア(兵庫県) 平成 23 年 3 月 25 日に民事再生手続きを開始。加盟ホーム「芦屋ブーケの里」が事業譲渡されること になり、入札において優先交渉権を得た法人と、譲渡条件について交渉中である。 9.重要な契約に関する事項 ・該当なし 14 Ⅲ.役員会等に関する事項 ⅰ.総会 (1)第1回通常総会(H23.6.17) ①平成22年度事業報告 ②平成22年度決算書 ③公益法人社団への移行のための定款等承認 (2)第2回通常総会(H24.3.14) ①平成23年度補正予算 ②平成24年度事業計画 ③平成24年度収支予算 ④公益社団法人への移行のための定款等承認 ⑤役員選任 ⅱ.理事会 本年度は計 9 回開催し、以下の内容について審議、承認を行った。 (1)第1回理事会(H23.4.21) ①入会資格・入居者基金加入審査結果の件 ②正会員・ホーム正登録切替承認の件 ③入居者生活支援制度の件 ④役員等退任の件 ⑤第 1 回通常総会上程議案の件 ⑥公益社団法人化の件(作業工程・諸規程改正) ⑦事務局嘱託職員の再雇用契約の件 (2)第2回理事会(H23.5.19) ①入会資格・入居者基金加入審査結果の件 ②正会員・ホーム正登録切替承認の件 ③会員の審査実施判断の件 ・(株)ハウスセゾン(カルデアの家、カルデアの家寝屋川) ④会員の退会、入居者基金加入取消承認の件 ・(株)ゼクスアクティブ・エイジ(チャーミング・スクウェア豊洲) ・(株)チャーミング・スクウェア舞子(チャーミング・スクウェア舞子) ⑤平成 23 年度資金運用方針案承認の件 ⑥役員退任の件 ⑦第 1 回通常総会上程議案の件 ⑧公益社団法人化の件 (3)第3回理事会(H23.6.17) ①第 1 回通常総会上程議案の件 ②正会員・ホーム正登録切替承認の件 ③会員の事業承継承認の件 ・(株)ハウスセゾン(カルデアの家、カルデアの家寝屋川) ④公益社団法人化対応の件 ・作業工程承認の件 ・諸規程改定承認の件 15 (4)第4回理事会(H23.7.19) ①理事の補欠選任、及び関係する委員会の件 ②公益社団法人化対応の件 (5)第5回理事会(H23.8.25) ①入会資格・入居者基金加入審査結果の件 ②会員の事業承継承認の件 ・(株)ジャパンケアサービスの合併及び存続会社の入会等の件 (ウェルピア市川、グリーン東京、遊雅東嶺町) ③公益法人化対応の件(公益移行認定申請・諸規程改定) ④入居者基金制度の発動条件の件 ⑤「(社)全国有料老人ホーム協会 30 年史」作成の件 ⑥事務局職員再雇用の件 (6)第6回理事会(H23.10.20) ①入会資格・入居者基金加入審査の件 ②正会員・ホーム正登録切替承認の件 ・小野谷機工(株) (サンライフ小野谷)の事業譲渡に伴う退会、 (株)サンライフ小野谷の正会員 及びホーム正登録の件 ・(株)ハーフ・センチュリー・モア(サンシティパレス塚口参番館・四番館)のサンシティパレ ス塚口への吸収合併に伴う、ホーム登録抹消、入居者基金ホーム登録抹消、及び基金登録入居者 の保証継続の件 ・芙蓉商事株式会社(芙蓉ミオ・ファミリア町田)のホーム登録抹消、及び入居者基金ホーム登録 抹消、及び入居者基金登録入居者の医療法人社団芙蓉会としての保証継続の件 ③澤村監事の逝去に伴う役員選任の件 ④公益法人社団化対応の件 (7)第7回理事会(H23.12.22) ①入会資格・入居者基金加入審査の件 ②正会員・ホーム正登録切替承認の件 ③入会審査実施判断の件 ・(株)ウェル・トラスト ・(株)ベネッセスタイルケア ④役員選任の等件 ⑤平成 24 年度事業計画原案の件 (8)第8回理事会(H24.2.23) ①入会資格・入居者基金加入審査の件 ②正会員・ホーム正登録切替承認の件 ③会員退会の件 ・(株)ボーベルカンパニー(有料老人ホーム Beautiful House こだち) ④入居者基金制度発動可否の件 ⑤会員への退会勧告の件 ⑥第 2 回通常総会上程議案の件 ⑦監事候補者推薦の件 (9)第9回理事会(H24.3.14) ①第 2 回通常総会の件 ②「入居一時金問題」対応方針の件 ③諸規程改正の件 16 Ⅳ.正味財産増減の状況・並びに財産の状態の推移等に関する事項 事業年度 20年3月 21年3月 22年3月 (単位:千円) 23年3月 24年3月 当 期 収 益 合 計 768,706 826,811 1,128,522 1,427,860 1,479,547 当 期 費 用 合 計 758,555 804,764 1,115,565 1,450,687 1,469,134 正 味 財 産 増 減 額 10,151 22,047 12,957 △ 22,827 10,413 正味財産期首残高 298,591 308,742 330,789 343,746 320,919 正味財産期末残高 308,742 330,789 343,746 320,919 331,332 資 産 合 計 4,319,418 5,030,675 5,656,094 6,219,927 6,790,105 負 債 合 計 4,010,676 4,699,886 5,312,348 5,899,008 6,458,774 正 味 財 産 308,742 330,789 343,746 320,919 331,332 Ⅴ.法人の課題 有料老人ホームは、住まいとサービスの一体契約(終身利用権)に大きな特徴がある。しかし昨年度の高齢 者住い法の改正と、今年度の老人福祉法の改正等により、事業環境は以前にも増して大きく変わり、有料老人 ホームとサービス付き高齢者向け住宅の数の増加と多様化が一段と進んでいる。一方、権利金の取得禁止、短 期解約特例、入居一時金の算定根拠の明確性等が法制化され、有料老人ホーム事業は、入居者保護の質的対応 の充実が求められようとしている。 このような事業環境の中で、本協会は公益法人化を目指している。入居者基金の制度及び安定継続のための 見直し、有料老人ホームの利用権の法制化等を積極的に進めていかなければならない。 「高齢者の福祉の増進」 「不特定多数の者の利益の増進に帰する事業を行うこと」をより一層推進していく必要がある。 Ⅵ.株式保有している場合の概要 ・該当事項なし Ⅶ.決算期後に生じた法人の状況に関する重要な事実 ・該当事項なし 17 【資料1】平成23年度入居状況等調査結果 ○調査対象 集計対象 ○分類方法 平成24年3月31日時点の協会会員:271法人・677ホーム 回答のあった、267法人・667ホームを集計対象とした。 以下の区分により分析を行った。 【A.開設済ホーム 625件】 【B.未開設ホーム 24件】 【C.分譲型ホーム 18件】 1.協会会員・登録ホームの状況 (1)会員の法人格 法人数 割合 株式 会社 社会福祉 法人 有限 会社 財団 法人 医療 法人 宗教 法人 NPO 法人 組合 214.0 80.1% 18.0 6.7% 13.0 4.9% 7.0 2.6% 9.0 3.4% 4.0 1.5% 1.0 0.4% 1.0 0.4% (2)類型別ホーム数 ○全国の届出ホームにおいては住宅型ホームと介護付ホームの数が拮抗しているが、協会会員に おいては、下記のとおりとなっている。 H21 H22 H23 ホーム数 割合 ホーム数 割合 ホーム数 割合 介護付 432 82.1% 500 81.0% 524 81.0% 住宅型 75 14.3% 98 15.9% 124 15.9% 健康型 1 0.2% 1 0.2% 1 0.2% (分譲型) 18 3.4% 18 2.9% 18 2.9% (3)類型別1ホーム当たり「定数」(定室数+定床数)規模 ○すべての類型において、31~70室規模のホームが中心となっている。30室以下の地域密着型系は 前年度からの大きな変化が見られない。 介護付 住宅型 健康型 (分譲型) 総数 ホーム数 割合 ホーム数 割合 ホーム数 割合 ホーム数 割合 ホーム数 割合 ~30室 44 8% 20 16% 0 0% 0 0% 64 10% ~50室 123 23% 34 27% 0 0% 0 0% 157 24% ~70室 ~100室 ~150室 151室~ 129 103 59 66 25% 20% 11% 13% 32 21 12 5 26% 17% 10% 4% 1 0 0 0 100% 0% 0% 0% 0 2 6 10 0% 0% 1% 1% 163 126 77 81 24% 19% 12% 12% (4)登録ホームの一般居室及び介護居室(床数)の経年推移 ○一般居室は前年度より2,038室増加し、介護居室も1,177床増加した。 ただし、調査においては住み替え用の居室分は含まれていない。 一般居室 (前年度比) 介護居室 (前年度比) H6 14,971 - 2,373 - H7 15,354 103% 3,013 127% H8 16,549 108% 3,373 112% H9 16,920 102% 3,496 104% H10 16,965 100% 3,856 110% H11 17,642 104% 3,850 100% H12 18,100 103% 4,260 111% H13 18,332 101% 4,726 111% H14 18,540 101% 5,140 109% H15 19,091 103% 6,119 119% H16 19,866 104% 6,901 113% H17 21,327 107% 8,180 119% H18 23,296 109% 12,462 152% H19 26,215 113% 16,421 132% H20 27,442 105% 19,901 121% H21 29,891 109% 22,491 113% H22 29,130 97% 25,353 113% H23 31,168 107% 26,530 105% 18 2.全国の届出有料老人ホーム数と協会登録有料老人ホーム数【A+B】の経年推移 全国届出数 協会登録数 割合 H1 155 63 41% H2 209 76 36% H3 228 85 37% H4 244 98 40% H5 261 115 44% H6 265 120 45% H7 275 122 44% H8 280 127 45% H9 286 129 45% H10 288 131 45% H11 303 141 47% H12 349 149 43% H13 400 160 40% H14 494 165 33% H15 662 184 28% H16 980 219 22% H17 1,418 230 16% H18 2,230 334 15% H19 2,846 418 15% H20 3,569 489 14% H21 4,373 548 13% H22 5,718 599 10% H23 - 659 - ※H2 3 の届出数は、厚生労働省・ 社会福祉施設等調査の民間委託化によって、 正確な 数の把握ができなくな ったため、記載して いない。 (H2 3.10 .3 1 時点の厚労省老健局高齢者支援課調べで は、6,72 6 ホームが届出) 3.開設済み登録ホームの入居状況 【A+C】 (1)居室別入居者の状況 ○定数(一般居室と介護居室)の合計数は56,104室(床)で、前年度より3,717室(床)の増加。 ○室(床)ベースでの入居率は約80%で、一般居室の2人入居率は約15%と見られる。 ○入居者総数は前年度より2,946名増加した。全入居者平均年齢は84.1歳である。 ○一般居室の男女比は7:3だが、介護居室では女性の比率がこれより若干高くなっている。 定室(床)数 入居者数 男 8,305 30% 5,286 26% 女 19,838 70% 15,147 74% 入居者平均年齢 総平均 男 83.0 82.6 - - 85.7 85.0 - - 30,580 - 25,524 - 24,265 79% 20,433 80% 総数 28,143 - 20,433 - H6 15,409 - H7 17,114 111% H8 18,193 106% H9 18,283 100% H10 18,820 103% H11 19,666 104% H12 21,372 109% H13 21,931 103% H14 22,882 104% H15 24289 106% H16 25111 103% H17 26,086 104% H18 29,109 112% H19 33,396 115% H20 39,618 119% H21 39,189 99% H22 45,630 116% H23 48,576 106% 一般居室 シェア 介護居室 (床数) 入居室 (床)数 シェア 女 83.4 - 86.3 - (2)入居者数の経年推移 総入居者数 前年度比 (3)介護保険指定特定施設等の状況 ○総入居者数のうち、分譲型を除く開設済みホームの入居者40,866名のうち、約51%が要介護者等である。 ○要介護者の平均要介護度は、約2.4である。 特定施設 介護予防 合計 利用者数 割合 事業所数 利用者数 418 16,924 389 4,024 - 20,948 要支援1 2,177 54.1% 要支援2 1,847 45.9% 要支援計 要介護1 4,024 4,170 100.0% 24.6% 19 要介護2 要介護3 3,605 3,013 21.3% 17.8% 要介護4 要介護5 3,317 2,819 19.6% 16.7% 要介護計 16,924 100.0% 【資料2】 第11回シルバー川柳 入選作 20 作品 紹介 <入選作> (敬称略・順不同) お迎えはどこから来るのと孫が聞く (愛媛県/73 歳/女性) これ大事あれも大事とゴミの部屋 (東京都/67 歳/女性) 誕生日ローソク吹いて立ちくらみ (大阪府/63 歳/男性) 振り返り犬が気遣う散歩道 (北海道/44 歳/女性) 未練ない言うが地震で先に逃げ (千葉県/84 歳/男性) 「いらっしゃい」孫を迎えて去る諭吉 (大阪府/63 歳/女性) 目には蚊を耳には蝉を飼っている (大阪府/67 歳/男性) カード増え暗証番号裏に書き (兵庫県/59 歳/女性) まだ生きるつもりで並ぶ宝くじ (東京都/36 歳/男性) 飲み代が酒から薬にかわる年 (滋賀県/72 歳/男性) 「お年です」それが病気か田舎医者 (千葉県/83 歳/男性) ボランティア するもされるも 高齢者 (神奈川県/49 歳/男性) 歩こう会アルコール会と聞き違え (大阪府/66 歳/男性) なれそめを初めてきいた通夜の晩 (鹿児島県/25 歳/女性) 聴力の検査で測れぬ地獄耳 (新潟県/71 歳/女性) 万歩計半分以上探しもの (大阪府/68 歳/男性) 中身より字の大きさで選ぶ本 (神奈川県/71 歳/男性) 少ないが満額払う散髪代 (東京都/66 歳/男性) 若作り席をゆずられムダを知り (東京都/71 歳/男性) 入場料顔見て即座に割り引かれ (東京都/71 歳/男性) 20 ●応募作品数内訳 ①都道府県別 順 順 都道府県 合計 位 順 都道府県 合計 位 都道府県 合計 位 1 東京 978 17 栃木 152 33 熊本 66 2 神奈川 765 18 広島 151 34 石川 66 3 埼玉 619 19 福島 131 35 和歌山 66 4 大阪 608 20 群馬 126 36 島根 66 5 千葉 496 21 秋田 124 37 山梨 62 6 兵庫 443 22 長野 115 38 香川 51 7 福岡 370 23 佐賀 104 39 沖縄 46 8 岐阜 361 24 宮城 103 40 大分 44 9 愛知 330 25 三重 103 41 青森 43 10 静岡 286 26 長崎 90 42 岩手 40 11 北海道 264 27 岡山 78 43 富山 37 12 奈良 225 28 山形 76 44 福井 37 13 新潟 200 29 鹿児島 72 45 徳島 28 14 茨城 197 30 山口 71 46 高知 24 15 愛媛 176 31 宮崎 69 47 鳥取 15 16 京都 161 32 滋賀 66 48 外国 0 ②性別 応募数 平均年齢 最年長 最年少 男性 4,851 63.1 98 3 女性 4,502 52.3 95 5 不明 88 - - - 総数 9,441 58.2 98 3 21 【資料3】 平成23年度 相談件数月別内訳 入居相談 計 相談 資料請求 苦情相談 設立相談 来会 電話・文書 来会 電話・文書 他 合計 4月 120 10 69 15 26 17 10 2 149 5月 102 9 65 3 25 16 12 3 133 6月 123 17 83 9 14 16 13 9 161 7月 83 12 58 6 7 15 11 3 112 8月 81 11 60 1 9 20 16 4 121 9月 108 14 70 16 8 12 15 9 144 10月 174 13 79 63 19 13 14 6 207 11月 106 12 61 26 7 7 13 2 128 12月 98 11 72 7 8 18 9 6 131 1月 108 11 83 7 7 10 15 4 137 2月 133 12 105 6 10 13 20 8 174 3月 228 14 86 113 15 9 18 4 259 合計 1,464 146 891 350 155 166 166 60 1,856 22 【資料4】平成23年度各種委員会 委員名簿 (敬称略・五十音順、○印は委員長) *協会役職名は、最初のみ記載 入会資格・入居者基金加入審査委員会 ○和田 四郎 株式会社サンビナス立川代表取締役(協会理事長) 礒部 巖 日本創造経営グループ代表 市原 俊男 株式会社サン・ラポール南房総代表取締役(協会副理事長) 勝又 三千子 主婦連合会参与(協会理事) 菅藤 政志 株式会社ケアハイツ代表取締役(協会理事)<~平成 23 年 6 月> 草津 浩貴 三井住友海上火災保険株式会社 火災新種保険部保証信用保険チーム課長 鈴木 睦明 社会福祉法人聖隷福祉事業団理事 玉田 弘毅 明治大学名誉教授(協会理事) 中村 光男 社団法人不動産協会事務局次長 福山 宣幸 麻生メディカルサービス株式会社代表取締役(協会理事)<平成 23 年 9 月~> 苦情処理委員会 ○前川 寛 慶應義塾大学名誉教授(協会副理事長) 市原 俊男 株式会社サン・ラポール南房総代表取締役 齊藤 紘二 入居者 澤村 廣一 公認会計士(協会監事) 清水 鳩子 主婦連合会参与 千葉 肇 弁護士 山﨑 國治 入居者(協会理事) 吉田 良子 独立行政法人国民生活センター元理事(協会理事) 和田 四郎 株式会社サンビナス立川代表取締役 広報委員会 ○木村 人士 株式会社シルバーハイツ札幌 代表取締役 勝又 三千子 主婦連合会 参与 河村 康正 ファインフォレスト株式会社 代表取締役(協会理事) 喜多岡 陽子 株式会社新陽 代表取締役会長(協会相談役) 佐久間 康行 医療法人社団芙蓉会 芙蓉ミオ・ファミリア町田 施設長 三條 敬子 株式会社延寿館 代表取締役 樋口 朋幸 ベルジ株式会社 代表取締役(協会理事) 吉田 良子 独立行政法人国民生活センター 元理事 中島 弘和 協会顧問 松岡 昭任 協会顧問 23 資金運用委員会 ○和田 四郎 株式会社サンビナス立川代表取締役 新井 泉太朗 弁護士(協会理事) 市原 俊男 株式会社サン・ラポール南房総代表取締役 澤村 廣一 公認会計士 職員研修委員会 ○川口 豊 菱明ロイヤルライフ株式会社代表取締役 勝又 三千子 主婦連合会参与 加藤 伸一 財団法人長寿会理事長 加藤 伸二 有限会社加藤 サンライフ三友副施設長 篠塚 博道 マザアス南柏 株式会社マザアス常務取締役 田島 誠一 財団法人日本老人福祉財団理事長・日本社会事業大学専門職大学院教授 三田 道弘 株式会社朝日ケアコンサルタント代表取締役(協会理事) 森本 博子 株式会社愛仁苑代表取締役 中島 弘和 協会顧問 松岡 昭任 協会顧問 多様化する有料老人ホームに関する実態調査委員会 ○髙橋 紘士 国際医療福祉大学大学院教授(協会理事) 菊池 孝夫 財団法人安寿苑総務部長 桒原 直大 株式会社あすみが丘グリーンヒルズ業務推進部部長 竹下 政則 有限会社庵原屋 庵原屋日和館施設長 寺師 淳二 株式会社ITC 蓮田オークプラザ「介護館」施設長 福山 宣幸 麻生メディカルサービス株式会社代表取締役 多様化する有料老人ホームの契約等に関する調査研究委員会 ○市原 俊男 株式会社サン・ラポール南房総代表取締役 熊走 知紀 株式会社アクティブライフ代表取締役 玉田 弘毅 明治大学名誉教授 太矢 一彦 東洋大学法学部准教授 千葉 肇 弁護士 遠松 健史 財団法人ニッセイ聖隷健康福祉財団理事 三重野 真 株式会社アライブメディケア専務取締役 矢田 尚子 白鴎大学法学部准教授 24 中島 弘和 協会顧問 松岡 昭任 協会顧問 定例確認事業担当者会議 ○中島 弘和 協会顧問 安部 吉弘 定例確認事業担当参与 木下 幹郎 定例確認事業担当参与 竹内 俊介 定例確認事業担当参与 蓼沼 めぐみ 協会参与 千田 忠彦 協会参与 寺澤 達夫 定例確認事業担当参与 原 定例確認事業担当参与 宗太 松原 栄治郎 定例確認事業担当参与 松原 悠紀雄 定例確認事業担当参与 高齢者の住まいの契約に関する研究会 ○市原 俊男 株式会社サン・ラポール南房総代表取締役 江口 満 熊本県健康福祉部長寿社会局長 奥村 孝行 株式会社メッセージ取締役執行役員 小早川 仁 株式会社学研ココファンホールディングス代表取締役社長 鈴木 睦明 社会福祉法人聖隷福祉事業団理事 太矢 一彦 東洋大学法学部准教授 長田 洋 株式会社ベネッセスタイルケア新規事業開発室室長代理 中村 寿美子 株式会社ニューライフフロンティア取締役 三重野 真 株式会社荒井商店取締役 矢田 尚子 白鴎大学法学部准教授 25