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第2章 岩槻まちづくりアクションプランの基本的な考え方 2‐1 アクション

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第2章 岩槻まちづくりアクションプランの基本的な考え方 2‐1 アクション
第2章 岩槻まちづくりアクションプランの基本的な考え方
2‐1 アクションプランの位置づけ
1)アクションプランの位置づけ
「岩槻まちづくりアクションプラン」は、岩槻駅周辺地区の今後のまちづくり
の目標や取組の方向性を示す「岩槻まちづくりマスタープラン」を上位計画とし、
当マスタープランが目指す将来像を実現するために各所管や関係団体等の個別
事業を横断的に組み合わせ、推進していく行動計画として位置づけます。
当マスタープランは、市政運営の基本となる「さいたま市総合振興計画」
、これ
を受けた「さいたま市都市計画マスタープラン」の上位計画等と整合を図るとと
もに、その行動計画である本アクションプランは、関連するその他の既定計画と
連携しながら、アクションプランに位置づけた事業を推進し、展開していきます。
「さいたま市総合振興計画」
基本構想
基本計画
実施計画
《岩槻区の将来像》「自然と歴史、文化を守り育て、楽しむまち」
【関連するその他の主な計画】
さいたま市都市計画マスタープラン
整合
《岩槻駅周辺地区のまちづくり》
◇
歴史・文化を生かした、にぎわいと魅力
ある拠点づくり
◇
目標年次:平成 32 年度(2020 年度)
交通基盤が充実し、交流や連携を育むま
連携
ちづくり
◇
生活基盤が整った安全で安心な暮らし
やすいまちづくり
◇
岩槻まちづくりマスタープラン
岩槻まちづくり
身近な自然と共生するまちづくり
アクションプラン
アクションプランに
位置づけた事業の
推進と展開
・さいたま市緑の基本計画
・さいたま市都市景観形成基本計画
・さいたま市農業振興ビジョン
・さいたま市産業振興ビジョン
・さいたま市観光振興ビジョン
・浦和美園 岩槻地域成長・発展プラン 等
図 6 岩槻まちづくりアクションプランと上位計画との関係
15
2)計画期間
「岩槻まちづくりアクションプラン」の上位計画である「岩槻まちづくりマス
タープラン」は、平成 32 年度(2020 年度)を目標年次とし、岩槻駅周辺地区
の今後のまちづくりの目標や取組の方向性を示しています。
この中長期的なまちづくりの目指すべき将来像を、岩槻まちづくりアクション
プランではより具現化し、実効性を高めるために、3
5年程度の短期的な計画
期間に区切り、まちづくりの進捗や社会経済状況の変化、市の施策展開にあわせ
て計画管理をしていく必要があります。
従って、本アクションプランでは、上位計画の計画期間である平成 32 年度
(2020 年度)を計画期間とし、アクションプランに位置づけた事業を個別、横
断的に管理するため、3 4 年を区切りに 2 期に分け、前半にあたる平成 26 年
度から平成 29 年度までの 4 年間を第 1 期アクションプラン、平成 30 年度から
平成 32 年度までの 3 年間を第 2 期アクションプランの計画期間とします。
平成 25
平成 26
平成 27
平成 28
平成 29
平成 30
平成 31
平成 32
年度
年度
年度
年度
年度
年度
年度
年度
さいたま市
現 計 画 期 間
総合振興計画
岩槻まちづくり
現 計 画 期 間
マスタープラン
策定
策定
岩槻まちづくり
アクションプラン
4年間
第 1 期アクションプラン
図 7 アクションプランの計画期間
16
3年間
第 2 期アクションプラン
3)アクションプランに位置づける事業
アクションプランに位置づける事業は、本市の実施事業(予定を含む)の中から以
下に示す手順によって抽出・選定し、取組の展開において必要とされる事業について
も提案事業として、アクションプランに位置づけることとします。
図 8 アクションプランに位置づける事業と体系化の流れ
17
2‐2 アクションプランの基本的な考え方
1)マスタープランに基づく取組課題の整理
岩槻まちづくりアクションプランは、岩槻まちづくりマスタープランが示す3
つのまちづくり方針を実現させる個別事業を相互に関連づけて実効性を高め、地
域からの積極的な参加を促し、まちづくりをけん引していく行動計画です。
当まちづくりマスタープランが目指すまちの実現に向けては、3つのまちづく
り方針のうち「都市型観光」のまちづくりを中心に、岩槻駅周辺地区において5
つの観光機能強化に向けた取組を重点とした展開を図ることとしています。
また、展開されるそれぞれの取組が地域からの積極的な参画を促し、地域のま
ちづくりへの意欲を引き出すような誘導策にもつながる展開を図るためには、観
光機能強化を主な目的とする取組であっても、「地域の生業や生活の質の向上」
にも貢献することが重要です。
以上を踏まえ、既定の個別事業や提案事業をアクションプランに位置づけるに
際しては、本市の事業の中から以下に示す3つの留意点を総合的に捉えて、ハー
ド・ソフトの両面から地域一帯の市街地環境を再構築する考えを基底として、ア
クションプランに位置づけることとします。
マスタープランに基づく取組展開にあたっての課題
3つのまちづくり方針を実現させる個別事業を相互に関連づけ、実効性
を高めること
● 地域からの積極的な参加を促す取組であること
●
アクションプランへの位置づけにおいて留意すべき点
岩槻における都市型観光のまちづくり
● 地域の生業・生活の質の向上への展開
● まちづくりの視点、住み良さの視点、事業の重要度・優先度・事業効
果や相乗効果の視点
●
市街地環境の再構築(基底)
アクションプランへの事業の位置づけ
図 9 アクションプランの基本的な考え方
18
本市の実施事業(予定も含む)
広域事業
(当地区と関連させる事業)
岩槻駅周辺地区関連事業
地区外事業
岩槻まちづくりマスタープラン
【まちづくりコンセプト】
歴史・文化
まちづくりへ
の活用
自 然
魅力づくり
暮らし
商 業
交 通
魅力向上
相互補完
相乗効果
支える
利便性向上
【まちづくり方針】
①歴史・文化資源を保全し、まちの魅力向上を図る
②歴史・文化資源を活用し、都市型観光のまちづくりを進める
③歴史・文化資源の連携により、にぎわいの創出に努める
【観光機能強化への展開】
(取組の例示)
「来る」 … 交通機能
(鉄道・駐車場)
「知る」 … 情報発信機能
(マップ、サイン、観光案内所)
「巡る」 … 回遊機能
(回遊空間、景観形成、レンタサイクル)
「楽しむ」… 体験・交流機能 (イベント、体験・交流施設、案内人、
「休む」 … 観光支援機能
岩槻において都市
型観光のまちづく
りを進める意義
※1
(休憩施設、トイレ)
特産品・食)
地域の生業・
生活の質の
向上への
展開
アクションプランへの位置づけにおける視点
①まちづくり
※2
②住み良さ
③事業の重要度・優先度・事業の相乗効果
総合的に
捉える
まちづくりの方針
を実現させるため
の個別事業の抽出
(※1 3は
20 22 頁に詳細説明)
※3
岩槻まちづくり
アクションプランへ
図 10 アクションプラン策定における留意点
19
提 案 *
* 集中的かつ重点的
に推進していく事
業に加え、取組の
展開において必要
とされる事業を新
たに位置づけ
2)岩槻における都市型観光のまちづくり
(17 頁、19 頁 ※1)
岩槻まちづくりマスタープランでは、まちなかに点在する観光に活用できる
地域資源を有機的に結びつけ、まちなかを巡りながら、歴史や文化を感じたり、
学んだりできる場を創出するとともに、地域イベントや伝統工芸の体験など、
人や文化の交流を促していくことが、当地区の活性化に有効であるとしていま
す。そのため、
「豊かな歴史・文化資源を活かした都市型観光に軸足を置いたま
ちづくり」を推進する視点から、
「来る」
「知る」
「巡る」
「楽しむ」
「休む」の5
つの観光機能を強化する取組を掲げています。
岩槻まちづくりアクションプランの検討にあたって、岩槻で進める都市型観光
とはどのような姿であるか、その主旨を明確にすることでアクションプランに位
置づける事業の選定視点を整理します。
岩槻で進める都市型観光とは、
「まちなかを楽しむ観光」です。
●
岩 槻で進 め る
岩槻駅周辺の市街地から緑の環境資源である岩槻城址公
都市型観光
園にかけての一帯において、城下町や街道筋の当時の町の骨
=「まちなかを
格、地域の歴史や文化に由来しその名を今に残す道、さらに
楽しむ観光」
地域に根づいている人形を代表とする伝統工芸など、「歴
史・文化」をテーマとして、当地区に存在する歴史的・文化
的資源や事業を有機的に結びつけ、回遊ルートで巡りながら
●
地 域から の 積
極的な参加
●
地 域資源 の 魅
力 向上と 価 値
づけ
●
まちの活性化
生活風景や街並みの雰囲気を観て、感じ、学び、体験し、人々
と交流できるような「まちなかを楽しむ観光」を推進します。
また、地域の人々や訪れる人々が賑わい、交流できる場や
機会を創出するような都市の空間や環境の整備、地域イベン
トや伝統工芸の体験、様々な活動や事業への参加などを通し
て、訪れる人々がまちなかでの観光を楽しみ、住む人も暮ら
しやすさや地域文化への愛着などを感じられるようなまち
の姿を目指します。
●
住 み続け た い
このような地域の人々の積極的な参加は、地域資源の魅力
まち、何度も訪
を地域が一体となって高めあい、価値づける原動力につなが
れ たいと 思 え
ります。岩槻の都市の魅力向上による交流人口の増加は、地
るまち
域での消費活動を伴い農業や商業の活性化などをもたらす
効果があります。
「まちなかを楽しむ観光」の推進は、地域の活性化やまち
づくり、地元のおもてなし(ホスピタリティ)が感じられる
ふれあいの場、居住環境の向上などに密接な関係にありま
す。
20
3)地域の生業・生活の質の向上への展開
(17 頁、19 頁 ※2)
歴史・文化、伝統に根づいた様々な地域資源や祭事・イベントなどは、岩槻
駅周辺地区に住み、働き、様々な活動に取組む人々が、これまで大切に保存、
活用、継承しながら、生活や暮らしの中で営み、育み、積み重ねてきたもので
す。観光によるまちづくりは、訪れる人々に対する環境整備などに地域の人々
も参画し、地域の人々にとっても商業活動などにつながり、賑わいづくりや生
活環境の改善・向上に貢献することが重要です。
岩槻は、中世以降は岩槻城の城下町として、江戸時代に
●
地域資源(歴史
は日光御成道の宿場町として栄え、その当時の町の骨格や
的・文化的資源)
歴史的・文化的資源、地域の歴史文化に由来する通りの名
の活用によるまち
称、人形づくりの伝統産業などの地域資源が職人や地域住
の魅力向上
民によって保存、活用、継承されてきました。岩槻の知名
度やブランド力、歴史的・文化的資源は都市の魅力の要素で
あり、これらに光をあてて磨きをかけることにより、地域固
有の魅力を増進させ、観光機能強化の一端を担うことになり
地域の生業・生活の
質の向上への展開
●
知名度・ブランド
力の向上
●
地域産業の伝承
●
商業の活性化
●
賑わいの創出
●
暮らしやすさ・利
便性
●
まちへの誇り
●
都市整備・まちづ
くり(ハードインフ
ラとソフトインフ
ラの形成)
ます。
それは同時に、伝統産業である人形関連産業をはじめと
する地域の生業が継承され、生活の質が向上し、地域の人々
が自ら暮らすまちに誇りを持つようになり、様々な活動や
イベント、まちなかや通り、商業活動などによる賑わいづ
くりに結びつき、街並み、生活風景に具現化されます。
このようなまちの光景は、都市基盤整備的な要素(ハー
ドインフラ形成)と生活の質的要素(ソフトインフラ形成)
の両面を包含したまちづくり事業・活動が生み出すもので
あり、まちの魅力づくりには都市整備や景観整備など行政
が主体となる各事業の推進や支援とともに、歴史・文化を
テーマとした様々なまちづくり活動に地域コミュニティが
積極的に参画していくことが必要不可欠です。
地域の人々の暮らしや楽しみを支えるまちなかの装置
(地域資源、都市空間、祭事・イベント等)は、ここに住
み続けたいと思える場をつくり、また訪れる人々にとって
も魅力的な観光対象となり得るため、この岩槻駅周辺地区
で、観て、感じ、ふれ、体験し、交流するなどの観光機能
●
観光によるまちづ
の強化を通して、人々がまた訪れたいと思えるような要素
くり
を育んでいくことがまちづくりの鍵となります。
21
(17 頁、19 頁 ※3)
4)アクションプランへの位置づけにおける3つの視点
アクションプランに位置づける事業は、以下の考え方を通して選定し、まち
づくりの実現を目指します。
まちづくり
の視点
-まちの賑わいづくりに寄与するという視点-
●岩槻駅周辺地区のまちづくりとは、
ここに住み続けたいと思える「場」*をつくることである。
●事業によって整備される空間やソフトな取組が「コト」*をおこす
機会となりまちの賑わいづくりに寄与するか、また地域資源の再発
見・再評価となり地域資源の新たな創出に寄与するか。
*「場」づくりは、物理的な空間を作ることではなく、そこで
「コト」
(地域の行事、共同の作業、人々の集い、祭りや市の
賑わい、個人の歓楽・楽しみ等)をおこせるかが重要。
「場」とは、
「コト」を体験し、実感する空間であり、仕掛け
などのソフトな取組そのものでもある。
住み良さ
の視点
-住民の暮らしの向上に寄与するという視点-
●事業が地域の基本的な都市環境(住み良さ*)を改善させることに
寄与するか。
* 住み良さとは、良好な居住環境、健康で安心安全な暮らし、美し
い街並み、都会的・文化的な生活、環境への配慮などが行き届い
た状態である。
事業の重要度
・
優先度
・
事業の
相乗効果
-市の政策、事業スケジュールなどに則り事業効果をあげられること、ま
た、他事業との組み合わせが可能で相乗効果が期待できるという視点-
●政策、事業スケジュール等が既定方針に整合するか。
●岩槻駅周辺地区への集中と選択に整合するか。
●まちなか観光*の促進につながるか。
* まちなか観光の重要な側面として、人がコトを楽しむ様を見て楽
の視点
しむ、人が楽しむコトに参加して楽しむ機会などがあげられる。
●ハード系・ソフト系の事業間の連携につながるか。
→ハードの見方:事業で整備するハードな「モノ」が「コト」をお
こす場となり得るか(重要度の目安)
。
→ソフトの見方:人々が参加して楽しむ、それを見て楽しむという仕掛
けとなるか(岩槻駅周辺地区での開催につながるか)
。
→「公」のアクションが「民」のアクションを誘発するか。
ハード
ソフト
「公」のアクション
公共整備
仕掛け支援
「民」のアクション
沿道側の協調
コトへの参加
●回遊ルートの形成・強化に貢献するか。
22
2‐3 アクションプランの事業展開
1)3つの拠点形成とネットワーク強化
岩槻まちづくりマスタープランが目指すまちの将来像を実現させるため、大き
な事業が展開される岩槻駅周辺、岩槻城址公園周辺、旧岩槻区役所敷地周辺の3
つを拠点とし、この拠点形成による効果を十分に発揮させるため、個々の事業を
組み合わせ、相乗効果を上げる取組が必要です。
そこで、本アクションプランでは、岩槻駅周辺地区のまちづくりを先導してい
く事業や取組を地域活性化のけん引役とし、3つの拠点形成を踏まえ、回遊ルー
トによるネットワークの強化を目指し、既定事業や新たな提案事業とも連携を図
りながら、アクションプランを展開します。
■3つの拠点形成
①
岩槻駅舎の改修や観光案内所の整備によ
岩槻駅周辺
り、まちなかへのゲート機能の拠点となり
ます。
②
歴史的・文化的地域資源である「人形文化」
岩槻城址公園周辺
を活かしつつ、
身近な自然にふれる場とし
てだけでなく、
イベントによる活用を充実
させることにより、
地域の人々や来訪者に
とっての憩いや交流の拠点となります。
③
市街地の中心部に位置し、
周囲に集積する
旧岩槻区役所敷地周辺
歴史的・文化的資源と連携して観光拠点と
なります。
上記の3つの拠点で既に取組中である、あるいは検討が進められている既定事
業とともに、必要となる新たな提案事業を集中させて拠点形成を推進します。
また、それぞれの拠点をつなぐネットワークの強化(街並み環境整備)は、事
業の整備効果や波及性を高め、相乗効果を生むことからも重要です。
■ネットワークの強化
○
上記の各拠点をネットワークさせることで広がりと奥行きのあるエリアの形成
が可能となり、まちなか観光の目的地としての魅力を増進させることになります。
○ ネットワークの基本となるのは、良好・良質な街並み景観の形成と考えられます。
以上のように、街並み景観の形成を基本とした拠点間のネットワークの強化は、
本市の事業推進を通して、空間としての環境向上や地域の人々の取組や活動によ
る交流などのつながりを強化し、まちなかの魅力をより高めることになります。
23
図 11 拠点形成とネットワーク強化の考え方
2)大きな事業展開と重点的に取組むエリア
第 1 期アクションプラン(平成 26 年度 29 年度)は、3つの拠点形成とネット
ワーク強化の観点から、岩槻駅周辺地区の3つの拠点形成(大きな事業展開)を踏
まえ、地域資源や事業を回遊ルートでネットワークさせ、沿道や一帯の街並み環境
整備を関連づけるとともに、既定事業や新たな提案事業とも連携を図りながら、ハ
ード・ソフト両面から段階的かつ重点的・集中的にまちづくりを進めます。
拠点形成と
ネットワーク強化
図 12 大きな事業展開
24
■アクションプランの事業展開イメージ
岩槻駅舎改修による周辺との融合
● 岩槻駅舎の橋上化及び自由通路の整備
和風建築の特徴の一つである「白壁」のイメージを採用した駅舎整備で
まちの魅力を向上し、駅東西の利便性も向上。
● 観光案内所の設置
観光、買い物、ビジネスで来訪する方に情報提供し、城下町の歴史・文
化にふれることにより賑わいを創出。
岩槻駅から岩槻城址への回遊軸の形成
● 岩槻駅から旧岩槻区役所敷地、
(仮称)岩槻人形会館整備、岩槻城址公
園へのネットワーク強化を見据えた回遊ルートの設定・整備
城下町岩槻を感受できる歴史的・文化的資源などを有機的に結びつけ、
回遊ルートを設定・整備し、駅からの賑わいの奥行きを拡大する。
観光拠点の形成
● 旧岩槻区役所敷地への観光拠点の整備
まちなかを楽しむ観光を推進するために、大型バスの受け入れ態勢を整
え、来訪者に情報提供だけでなく、まつり、物産などの幅広い観光資源
にふれていただくとともに、住民との交流も含めた賑わいを創出。
また、本市では市街地が拡大を続ける従来型の都市づくりから、自然環境の保
全・再生や既成市街地の再構築を基本とするコンパクトな都市づくりへの転換を
図り、環境負荷の少ない持続可能なまちづくりの実現を、「さいたま市総合振興
計画」で定めています。
このことから、本アクションプランで重点的に取組むエリアは、
「歴史・文化」
をテーマとする岩槻のまちなか観光を推進するため、岩槻駅周辺と地域資源が集
積する旧岩槻区役所敷地を中心に、市宿通りと久保宿通りを含むエリアを想定し
ます。
重点エリアにおいて、事業やイベントの充実、回遊性の向上などを集中させ、
コンパクトなまちづくりを目指します。
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