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阿蘇海流域環境改善について
取組の概要
地域と行政との協働
阿蘇海と
流入河川流域
<阿蘇海環境づくり協働会議>
●座長:宮津商工会議所会頭 今井一雄
●行政、民間団体、小中高等学校、地域
住民の協働により様々な活動を展開。
・松並木や海岸の清掃、環境学習
・将来ビジョン、条例の検討 など
今後の課題
大天橋
●阿蘇海流域の豊かな自然や、天橋立の
美しい景観を守り伝えるため、住民運
動を更に推進するとともに、抜本的な
環境改善が必要。
約4.81k㎡
約14m
野田川ほか5河川
42,769人
(宮津市、与謝野町)
●流域面積 135.94k㎡
地理条件
●天橋立により区切られた典型的
な閉鎖性水域。
●2水路のみ外海と接続。
(文珠水路及び水戸)
利用状況
●観光・レクリエーション、漁業、
水運などに利用。
取組の実情
●清掃や環境学習、啓発活動を中心に、
個々の取組が進んでいるものの、抜本
的な環境改善には至っていない。
(環境基準の未達成等)
主要諸元
●面
積
●最大水深
●流入河川
●流域人口
阿蘇海
・日本三景「天橋立」の内海であり、天橋立が世界
文化遺産登録を目指す上で重要な要素。
→1960年代の高度経済成長期以降、生活・農業排水、山林
からの土砂等流入負荷の増大により、富栄養化の進行等
様々な問題が発生(ヘドロ、悪臭、景観破壊等)。
天橋立
・「海の京都」構想の戦略拠点の一つ。
・府北部では最も集客力が高い観光地。
・国の重要文化的景観に選定(平成25年度)。
阿蘇海流域環境改善に向けた現状と課題
課題
Ⅰ
現状
景観保全・流入負荷の削減
住民運動の更なる推進
・流域全体で将来イメージや目標を共有。
→将来ビジョン、阿蘇海フェア 等
・取組の「見える化」及び更なる推進。
→下水道接続、浅水代かき、森林保全
カキ殻回収、清掃、さけの保全 等
・阿蘇海の活用推進。
→水産資源、環境学習 等
Ⅱ
阿蘇海本体の浄化能力向上
Ⅰ
過大な流入負荷・不法投棄
・生活及び農業排水、山林からの土砂
・景観破壊(水質不良、漂着ゴミ等)
Ⅱ
阿蘇海内で汚濁物質が発生
・底質のヘドロ化(有機塩類の溶出)
・悪臭発生(カキ、海藻類の大量発生)
・漁業不振(アサリ漁場の喪失等)
ヘドロ
カキの堆積
漂着ゴミ
腐敗したアオサ
抜本的な解決には専門的対策が不可欠
・阿蘇海と宮津湾との海水交換量等を調査。
→専門的対策の企画に向けた基礎調査
・専門的対策の企画等。
→海水交換促進、ヘドロ浄化
等
阿蘇海流域環境改善に向けたこれまでの取組
取組の例
流入負荷削減
・下水道接続の推進(住民)
・浅水代かきの推進(農業者)
・モデルフォレスト運動の推進(林業者)
・天ぷら油回収(NPO)
・生活排水対策(婦人会)
意識醸成
第1回阿蘇海フェア
将来ビジョンワークショップ
浅水代かき
アマモ場造成
文珠産の天然カキ
清掃活動(アオサ回収)
・将来ビジョンワークショップ(住民)
・第1回阿蘇海フェア
・川の学校(さけのふるさとプロジェクト)
・沿岸と上流の交流会(NPO等)
環境学習
・アマモ場造成(海洋高校)
・アオサ肥料でダイコン栽培実験(橋立中学校)
・野田川のさけの保全(与謝小学校) など
悪臭・漂着物対策、景観保全
・清掃活動(ゴミ、海藻類、カキ殻)
大天橋
・河川敷の除草(行政、住民)
水産資源活用
・天橋立育成あさり、文珠産カキの商品化(漁業者)
港湾事業
・シーブルー(覆砂)事業(京都府)
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