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予習編
メインシリーズ 英語 高校発展コース 高2 スタンダード 予習編見本 EC2061HR1Y1BZ001 構文1:比較・比例 原級を用いた比較の基本構文 as ~ as …(…と同じくらい~) 例 文 The detective story is not as good as those by Agatha Christie. (その推理小説は,アガサ・クリスティーの作品ほどよいものではない。 ) ①2つのものを比べ,その程度が等しいことを表す構文。形容詞・副詞の原級を用いる。 ②否定形 ‘not as 〔so〕 〜 as …’ は,意味に注意。「…ほど~でない」となる。as と so のどちらを用いても意味は同じたが,as を用いる方が口語的。 X times as ~ as …(…の X 倍~) 例 文 My bag is three times as heavy as yours. (私の鞄はあなたの鞄の3倍の重さです。 ) ① as ~ as … の前に X times を付けた倍数表現。X times の位置に注意する。 ②「2倍」は, twice as ~ as … と表すのが普通。 「3倍」以上の場合は X times as ~ as … (…の X 倍)と表す。 ③〜に当たる部分が,動詞の目的語になる場合は,X times as 〜 as … の位置に注意。 Ex. He ate three times as much pudding as the other boys. S V O (彼は他の男の子の3倍の量のプディングをたいらげた。) × He ate pudding three times as much as the other boys. ④ ‘分数+ as ~ as …’ で「…の X 分の Y 〜」の意。 Ex. My bag is one third as heavy as yours. (私の鞄はあなたの鞄の3分の1の重さです。) ⑤ 応用 X times〔分数;half など〕+ the size of ~ で「〜の X 倍〔X 分の Y;半分〕 の大きさ」の意を表せる場合がある。この形は size の他 height, length, number な どと用いられる。 Ex. His room is three times 〔one third;half〕 the size of mine. (彼の部屋は私の部屋の3倍〔3分の1;半分〕の大きさです。) EC2061HR1Y1BZ002 比較級を用いた基本構文 比較級+ than ~(~より…である) 例 文 It is warmer today than yesterday. (昨日よりも今日の方が暖かい。 ) ①2つのものを比べて,一方が他方よりも程度が高いことを表す構文。 ②形容詞・副詞の比較級を用いる。 ③原則として,than より前にある語句と重複する部分は省略できる。比較内容を示す 形容詞・副詞は必ず省略する。 × Roses are more popular than other flowers are popular. (バラは他の花より人気が高い。) ※ than 以下の are は省略しなくても誤りではないが,popular は必ず省略。 ④比較した程度の ‘差異’ を by 〜 で表すことがある。 Ex. He is taller than Anne by three inches.(彼はアンより3インチ背が高い。) = He is three inches taller than Anne. 比較級の前に付けて用いられる修飾語(句) much, very much(ずっと) ,by far(ずっと;はるかに),even(さらに) ,still(一層), ,a good deal(かなり)など。 a bit(少し) very は使えないことに注意。 Ex. Roses are much more popular than other flowers. (バラは他の花よりずっと人気が高い。 ) less +原級+ than ~(~ほど…でない) 例 文 Albert is less serious about studying than his brother. (アルバートは弟より勉強に真剣でない。 ) ①2つのものを比べて,一方が他方よりも程度が低いことを表す構文(劣勢比較)。 ②形容詞の音節の数に関係なく less +原級 の形を用いる。 ③上の例文は,not as 〔so〕原級 as … を用いて書き換えることができる。よって,日 本語に訳す時は not as 〜 as … の形に書き換えてから訳を考えるとわかりやすい。 = Albert is not as serious as his brother about studying. EC2061HR1Y1BZ003 superior to ~(~よりも優れて) 例 文 This machine is superior in quality to that one. (この機械は,質の点であの機械より優れている。) ①ラテン語に由来する形容詞 superior, inferior(〜より劣った),senior(〜より年 上の) ,junior(〜より年下の)などの比較級構文では, than の代わりに to を用い る。 ②強意の修飾語には much,far などを用いる。 prefer A to B(B より A の方が好きである) 例 文 I prefer tea to coffee now. (今はコーヒーよりも紅茶が飲みたい。) ①ラテン語に由来する動詞 prefer を用いた比較級構文でも than の代わりに to を用い る。 ② prefer の形容詞形 preferable を用いた比較級構文でも than の代わりに to を用いる。 もともと ‘比較’ の意味を持つ語なので,more preferable とはしないことに注意。 Ex. Overwork is preferable to idleness.(仕事がないより働きすぎの方がましだ。) more A than B(B というよりむしろ A) 例 文 The job is more troublesome than difficult. (その仕事は難しいというよりも面倒なものだ。) ①同一の人や物・事が持つ異なる特性を比較する時に用いる構文。 ② than 以下の ‘主語+ be 動詞’ は省略されることが多く,その場合は不規則変化の語 以外は原則として more +原級 の形を用いる。 Ex. Cathy is more pretty〔× prettier〕than beautiful. (キャシーは美しいというよりかわいい。 ) ③この構文の A や B の部分には,比較変化をしない語や名詞も用いることができる。 Ex. He is more a TV star than a scholar. (彼は学者というよりはテレビタレントだ。 ) EC2061HR1Y1BZ004 ((二者のうち)一方がより…) the 比較級(of the two) 例 文 I think this pamphlet is the more appealing of the two. (2つの中では,このパンフレットの方が興味を引くと思います。 ) ①二者を比較して「〜の方がより…」と述べる表現。of the two を伴うことが多い。 ②比較級でも the が付くことに注意。 ③ 応用 口語の場合2つのものの場合でも最上級を用いることもあるが試験などでは 避けた方がよい。 cf. This computer is the better 〔best〕 of the two. (2台の中ではこちらのコンピュータの方がよい。) 最上級を用いた基本構文 最上級+ of 〔in〕 ~(~の中で最も…) 例 文 She behaves the most politely of the five girls. (彼女は5人の少女の中で最も行儀がいい。) ①3つ以上のものを比べて,程度が最高であることを述べる構文。 ② the の有無は,原則として形容詞の最上級には the を付ける。特に形容詞の後に名 詞がある場合,もしくは名詞が省略されていると考えられる場合には必ず the を付 ける。副詞の最上級には the を付けなくてもよい。 ③「〜の中で」を表す語句には,通例 ‘〜’ に当たる語が ‘同類のグループ’ の場合は of +複数名詞 が,‘場所’ の場合には in +単数名詞 が用いられる。 〔同類のグループ〕 〔場所〕 of the five ; of us all ; of these books in this city ; in his family ; in this class ④ (the) least +形容詞〔副詞〕の原級 は「最も…ない」の意になる。the の有無につ いては,この項の②を参照。 Ex. This problem is the least important.(この問題が最も重要度が低い。) 最上級の前に付けて,その意味を強調する語句 by far(ずっと;飛び抜けて) , much(断然), (the) very(とても)など。 very は位置に 注意。 Ex. Jimmy is by far the tallest of all the boys in the class. (ジミーはクラスの少年の中で飛び抜けて最も背が高い。 ) This is the very best dictionary of all of these. (これらの中では,これがまさしく最良の辞書です。 ) EC2061HR1Y1BZ005 原級・比較級を用いて,最上級の意味を表す場合 相互に書き換えができるようにしておこう。 The cheetah runs (the) fastest of all the animals. (チーターはあらゆる動物の中で走るのが最も速い。) = No other animal runs as fast as the cheetah. 〔No other 単数名詞 as〔so〕原級 as〕 = No other animal runs faster than the cheetah. 〔No other 単数名詞+比較級 than〕 = The cheetah runs faster than any other animal. 〔比較級+ than any other 単数名詞〕 = The cheetah runs faster than all the other animals. 〔比較級+ than all the other 複数名詞〕 同一の物・事や人の性質・状態についての最上級 例 文 The snow was heaviest at that time. (雪はその時が最も激しかった。 ) ①他との比較ではなく,同一の物・事や人の性質・状態について「最も…」と述べる形 容詞が補語として用いられた時には,the が付かないのが普通。 構文1:比較・比例 EC2061HR1R1BZ-001 (1)次の各組の2文がほぼ同じ意味を表すように,各空所に適切な1語を入れよ。 □ 1)Few children like working better than playing. Few children ( ) working to playing. ( ) □ 2)This book is not so instructive as that one. This book is ( ) instructive ( ) that one. ( ) ( ) □ 3)The news made them happy rather than angry. The news made them ( ) ( ) than angry. ( ) ( ) (2)日本文の意味を表すように,各空所に適切な1語を入れよ。 □ 1)このビールは風味の点であのビールに勝っている。 This beer is ( ) to ( ) in flavor. ( ) ( ) □ 2)日本の人口はその国の2倍である。 The population of Japan is ( ) ( ) ( ) as that of the country. ( ) ( ) ( ) □ 3)きっとこれが今年まさしく最高のアルバムだと思うわ。 Iʼm sure this is the ( ) best album this year. ( ) □ 4)東京は日本一の大都市だ。 ( ) ( ) ( ) in Japan is as big as Tokyo. ( ) ( ) ( ) (3)日本文の意味を表すように,指示に従ってカッコ内の語(句)を並べ換えよ。 □ 1)事態は私が思っていたほど悪くはなかった。 (不足する1語を補うこと) (bad / I / as / had / things / as / were) thought. □ 2)彼は2人の学生の中で賢い方だ。 (wise を正しい形にすること) (two / of / the / the / is / he / students / wise) □ 3)富士山は明け方が一番きれいだと言われている。(不足する1語を補うこと) It is said that (toward dawn / beautiful / is / Mt. Fuji). EC2061HR1R1BZ-002 (1)1)prefer 2)less;than 3)more;happy 1) 「遊びより勉強を好む子供はほとんどいない。 」の意。 「BよりAを好む」は like A better than B,または ⓟⓡⓔⓕⓔⓡ A to B で表せる。prefer の場合は,than ではなく to が用いられる点に注意。 (→構文(6) ) 2) 「この本はあの本ほどはためにならない。 」の意。not so〔as〕~ as … は「…ほど~でない」 ということ。2つを比較して一方が他方より程度が低いことを表す時は less +原級+ than の 形をとる。この場合は形容詞の音節の数に関係なく less +原級 を用いる。 (→構文(4) ) 3) 「その知らせを聞いて,彼らは怒るというよりうれしくなった。」他の人との比較ではなく,同 一の人物の感情を比べているので,more A than B という構文を用いる。原則として -er 形は 用いないことに注意。 (→構文(7) ) (2)1)superior;that 2)twice;as;large 3)very 4)No;other;city 1)1つ目の空所の後の to に着目。 「~より…」は,superior,inferior,senior,junior などの 後では than ~ でなく to ~ で表す。ここでは「勝っている」なので superior to ~ となる。比 較の対象は this beer と that beer だが,重複する beer は省略可能。 (→構文(5) ) 人口が「多い〔少ない〕 」は large〔small〕を使う。 (→構文(2) ) far などを用いる場合は much〔by far〕the +最上級 の語順になる。 (→構文(9) ) 2) 「…の X 倍~」は X times as ~ as … で表すが, 2倍は two times ではなく普通 twice と表す。 3)最上級を強める副詞を入れる。ただし,空所の前に the があることに注意する。much や by 4)空所の後ろが as big as Tokyo と原級比較になっていることから,形容詞の原級を用いて最上 級の意味を表す No other ~ is as +原級+ as … の構文を用いる。No other ~ is +比較級+ than … でも最上級の意味を表せる。 (→構文(9) ) (3)1)Things were not as bas as I had 2)He is the wiser of the two students. 3)Mt. Fuji is most beautiful toward dawn 1) 「…ほど~でない」は not as ~ as … を用いる。 「思った」は「事態が悪くはなかっ not を補う。 た」より先に起こっているので,過去完了形になる。 (→構文(1) ) 2) 「2つ〔2人〕の中で~な方」は ʻthe 比較級+ of the two (…)ʼ の構文を用いる。したがって wise は wisest でなく wiser と変化させる。比較級の前に the がくるが間違えないようにするこ と。 (→構文(8) ) 前に the を付けない。most を補う。 (→構文(10) ) 3)他の山との比較ではなく,同一物の比較であり,また (most) beautiful は補語なので most の 英作文1:比較・比例 EC2061SR1Y2BZ-001 ~「比較・比例を表す構文」を使って英作文に挑戦しよう!~ ※「→ 構文(1)」などは,本冊子「学習の要点」の「構文」の参照箇所を示しています。 ① 比較級+ than ~(~より…である) この木は君より背が高い。 → 構文(3) ・2つのものを比べて,一方が他方よりも程度が高いことを表す構文。 ・比較級にするのは形容詞または副詞。 ① 何と何を比較しているかを確認して,文の構造を決定! ここでは「この木」と「君」が比較されている。主語は「この木」で,「君」が比較対象。比 較級にするのは, 「高い」の意を表す形容詞。 → S (=この木) + V +「 (背が) 高い」の比較級+ than +「君」. ② SVなど文の基本的な構成要素を訳す! 主語の「この木」は this tree で表せる。this tree は単数で,時制は現在なので述語動詞は is。 → This tree is +( 「 (背が) 高い」の比較級+ than +「君」 ). ③ 比較級+ than ∼ の部分を訳す! 「(背が)高い」は tall で,比較級は taller。人の背の高さについていう時は high は用いない ことに注意。比較対象の「君」は you。 → taller than you This tree is taller than you. EC2061SR1Y2BZ-002 ② more A than B(B というよりむしろ A) 彼女は礼儀正しいというよりむしろ優しい。 → 構文(7) ・同一の人・物・事が持つ異なる特性を比較する場合に用いる構文。 ・通常は比較級が -er の形になる語でも,この構文では必ず more + A(原級)にする。 ① 日本文中で「AというよりむしろB」にあたる箇所を確認して,文の構造を決定! ここでは「彼女」の「礼儀正しい」という特性と「優しい」という特性が比較されている。主 語は「彼女」。 → S (=彼女)+ V + more A (=優しい)than B (=礼儀正しい) . ② SVなど文の基本的な構成要素を訳す! 主語の「彼女」は she で表す。she は単数で,時制は現在なので述語動詞は is。 → She is +(more「優しい」than「礼儀正しい」 ). ③ more A than B の部分を訳す! 「優しい」は gentle,「礼儀正しい」は polite で表せる。more A than B の構文では,Bには 基本的にAと同じ品詞のものが原級のまま置かれる。この場合はどちらも形容詞。 → more gentle than polite She is more gentle than polite. EC2061SR1Y2BZ-003 ③ the 比較級 of the two(二者のうち一方がより…) 2冊のうち,この本の方がより面白い。 → 構文(8) ・2つのものを比べて,一方が他方よりも程度が高いことを表す構文。 ・最上級ではなく比較級だが the を付ける。 ① 日本文中で「二者のうち一方がより…」に当たる箇所を確認して,文の構造を決定! ここでは「2冊の本のうち,この本の方がより…」の部分をこの構文を用いて表す。主語は「こ の本」 。 → S (=この本)+ V + the +「面白い」の比較級+ of the two. ② SVなど文の基本的な構成要素を訳す! 主語の「この本」は this book で表せる。this book は単数で,時制は現在なので述語動詞は is。 → This book is +(the +「面白い」の比較級+ of the two). ③ the 比較級 of the two の部分を訳す! 「面白い」はこの場合,interesting を用いればよく,この語は3音節以上なので比較級は more interesting とすればよい。the を付けるのを忘れずに。 → the more interesting of the two This book is the more interesting of the two. EC2061SR1Y2BZ-004 ④ 最上級+ of〔in〕 ~(~の中で最も…) その湖はそれら3つの湖の中で最も美しい。 → 構文(9) ・3つ以上のものを比べて,その中の1つのものの程度が最高であることを表す構文。 ・ ∼ の部分が 同類のグループ の場合は of +複数名詞, 場所 の場合は in +単数名詞とす る。 ① 何が何の中で程度が最高なのかを確認して文の構造を決定! ここでは「それら3つの湖」を比べて, 「その湖」が「最も美しい」と言っている。主語は「そ の湖」 。 → S (=その湖)+ V +「美しい」の最上級+ of〔in〕+「それら3つの湖」 . ② SVなど文の基本的な構成要素を訳す! 主語の「その湖」は the lake で表せる。the lake は単数で,時制は現在なので述語動詞は is。 → The lake is +( 「美しい」の最上級+ of〔in〕+「それら3つの湖」) . ③ of と in のどちらを用いるか決定し,最上級+ of〔in〕∼ の部分を訳す! この場合,「それら3つの湖」は 同類のグループ であるので,of を用いる。 「美しい」は beautiful で,この語は3音節以上なので最上級は the most beautiful。「それら3つの湖」は those three lakes。 → the most beautiful of those three lakes The lake is the most beautiful of those three lakes. 英作文1:比較・比例 EC2061SR1R2BZ-001 (1)与えられた日本文に相当する英文になるように,カッコ内の語(句)を並べ換えよ。 □ 1)アーロンはピーターよりも陽気だ。 (Aron / than / is / more / Peter / cheerful). □ 2)彼の演説は楽しいというよりはむしろためになると私は感じた。 (I / more / speech / felt / instructive / than / his / amusing) . □ 3)その2人のうち,彼女の方がより背が高い。 (two / she / of / taller / is / the / the) . □ 4)その猫はそれら3匹の猫の中で一番小さい。 (the / the / three / is / of / those / smallest / cat / cats) . (2)次の日本文を,比較・比例を表す構文を用いて英訳せよ。 □ 1)姉の状態は,以前よりもよい。 □ 2)私はその結果に失望しているというよりはむしろ悲しい。 □ 3)2つのうちよい方を選びなさい。 □ 4)そのメンバー全員の中で,彼が最も勤勉だった。 【参照箇所〔ヒント〕 】 基本(1)1)この構文で CHALLENGE ! ① 2)この構文で CHALLENGE ! ② 3)この構文で CHALLENGE ! ③ 4)この構文で CHALLENGE ! ④ 発展(2)1)この構文で CHALLENGE ! ① 2)この構文で CHALLENGE ! ② 3)この構文で CHALLENGE ! ③ 4)この構文で CHALLENGE ! ④ EC2061SR1R2BZ-002 (1)1)Aron is more cheerful than Peter. 2)I felt his speech more instructive than amusing. 3)She is the taller of the two. 4)The cat is the smallest of those three cats. 1)比較級+ than ∼(∼より…である)の構文を用いる。比較級の部分は,「陽気な」の意の形 容詞 cheerful に more を付けて表す。than の後には比較対象である Peter を続ける。 2)同一の人・物・事が持つ異なる特性を比較しているので more A than B(Bというよりむし ろA)の構文を用いる。ここでは Aに当たるのが「ためになる」の意の instructive,Bに当た るのが「楽しい」の意の amusing である。「演説」は speech。 3)the 比較級 of the two(二者のうち一方がより…)の構文を用いる。「背が高い」は形容詞 tall で表せるので,比較級の部分は taller となる。比較級の前に the を付ける点に注意。 4)最上級+ of ∼(∼の中で最も…)の構文を用いる。 「それら3匹の猫」は 同類のグループ なので of を用いる点に注意。 「小さい」は形容詞 small で表せるので,最上級の部分は the smallest とする。 (2)1)My(elder)sister s condition is better than before. 2)I am〔feel〕more sad than disappointed at the result. 3)Choose the better of the two. 4)He was the most diligent of all the members. 1)比較級+ than ∼(∼より…である)の構文で表すが,ここでは「よりよい」なので well の 比較級 better を用いる。 「以前」は before で表せばよい。 2)more A than B(BというよりはむしろA)の構文を用いて, 「失望しているというよりはむ しろ悲しい」の部分を表せばよい。したがって,この部分は more sad than disappointed とな る。この場合,文の動詞は am でも feel でもよい。be disappointed at ∼ で「∼に失望して」 の意味になる。この at は, 感情の原因 を表す。「結果」は result。 3) 「二者のうち一方がより…」は the 比較級 of the two で表す。したがって「2つのうちよい 方」は the better of the two とすればよい。また,日本文より命令文にするので,主語は省略し, 文頭は「選ぶ」の意を表す動詞の原形 Choose で始めればよい。 4) 「最も勤勉な」の部分を最上級で表し,the most diligent とすればよい。 「メンバー全員」は 「彼」も含まれる 同類のグループ であるから,最上級の後に続く前置詞は of で, of all the members とする。 EC2061HR1Y3BZ001 構文2:比較・比例 比較級を用いた重要構文Ⅰ the 比較級~,the 比較級…(~すればするほど…) 例 文 The more I know about her, the more I respect her. (彼女について知れば知るほど,私は彼女を尊敬します。 ) ① the +比較級 に続く部分は,原則としてどちらの節も S + V の順になる。ただし, 省略される場合もある。 Ex. The sooner ( ∧ you come〔you do〕), the better ( ∧ it will be) . (早ければ早いほどよい。 ) ②最初の the +比較級〜 の節内では,未来のことを表す場合でも現在時制を用いる。 ③例文の the more は両方とも副詞として用いられているが,形容詞としても用いられ る。 Ex. The more I eat, the more weight I put on. (食べれば食べるほど,私は太っていく。) (all)the 比較級+ for ~〔because S + V〕(~のためにいっそう…) 例 文 The present was all the more welcome for being unexpected. (そのプレゼントは予期せぬものであったため,余計うれしいものだった。) ① for の後には名詞・動名詞などがくる。for 〜 の代わりに because S + V が続くこ ともある。 ② all は比較級を強める働きをする副詞。all が付かない場合もある。 ③ 応用 none the 比較級+ for ~(~のために,それだけいっそう…というわけで はない)という表現がある。 Ex. She is none the greater for her intelligence. (頭がよいからと言って,彼女がそれだけ偉大なわけではない。) EC2061HR1Y3BZ002 否定語句+ much less 〔still less〕…(~,まして…でない) 例 文 He doesn’t know how to drive a car, much less〔still less〕fix one. (彼は車の運転の仕方を知らない,まして修理の仕方などなおさら知らない。) ①much less の他,still〔even〕less …,let alone という形もある。 ②much〔still〕more … は肯定文に続けて用いられるが,最近はあまり用いられず, 代わりに to say nothing of, not to mention などを用いることが多い。 more than …(非常に…;…どころではない) 例 文 The heat was more than I could stand. (その暑さにはとうてい耐えられなかった。) ①名詞・形容詞・副詞・動詞などの前に付けて用いられる表現。 ②下の例文の more than は,数詞を含む語(句)の前で用いられて「〜より多い」の意 を表す表現(= over)であるので,混同しないように。 Ex. More than ten students cut the class. (10 人を超える生徒がその授業をさぼった。 ) know better than to …(…するほど愚かではない) 例 文 I know better than to say such a foolish thing. (そんなばかなことを言わないくらいの分別はあるよ。 ) ① than の後に to 不定詞が続くことに注意。 ②例文は以下のように書き換えることができる。 = I am wise enough not to say such a foolish thing. = I am too wise to say such a foolish thing. EC2061HR1Y3BZ003 比較級を用いた重要構文 Ⅱ no more than ~(~しか;たったの~) 例 文 He had no more than 1000 yen.(彼は 1000 円しか持ち合わせていなかった。 ) ① no が比較級 more を強く否定するため,「〜より決して多くない」つまり「〜しか」 という意味になる。only ~ で書き換え可能。 no less than ~(~もの) 例 文 She has no less than ten children.(彼女は子供が 10 人もいる。 ) ① no less than 〜 は,‘〜’ が可算名詞の時は as many as 〜 で,‘〜’ が不可算名詞 の 時は as much as 〜 で書き換えられる。 not more than ~(せいぜい~) 例 文 It is not more than two kilometers to your house. (君の家までせいぜい2キロだよ。) ① not more than 〜 は no more than 〜 より否定の意味が弱く,直訳すると「〜以上 ではない」となり, そこから「せいぜい〜」という意味が生じる。at most 〜 と同意。 not less than ~(少なくとも~) 例 文 Please read not less than two books today. (今日は少なくとも2冊は本を読んで下さい。 ) ①直訳で「〜以下ではない」 ,つまり「〜かそれ以上」ということで at least 〜(少な くとも〜)と同意。 EC2061HR1Y3BZ004 no more A than B (B でないのと同様 A でない;A でないのは B でないのと同じ) 例 文 She is no more rich than I am. (私が金持ちでないのと同様,彼女も金持ちではない。 ) ①この表現は,A でないこと(ここでは「彼女が金持ちでない」を述べるため,わかり 切っている事実 B(「私が金持ちでない」 )と比較して強調したもの。 2A と B どちらも打ち消す表現だが,than B の部分は肯定形となることに注意。 ③ not A any more than B で書き換え可。 = She isnʼt rich any more than I am. ④ 応用 no less A than B(B であるのと同様 A である)という表現もある。 Ex. A whale is no less a mammal than a horse is.(鯨は馬と同様哺乳動物だ。) 次の重要表現も確認しておこう。 ◦ no better than 〜(〜も同然だ) ◦比較級 and 比較級(だんだん…;ますます…) ◦ would rather 〜(than …) ((…するより)むしろ〜したい) EC2061HR1Y3BZ005 原級・最上級を用いた重要構文 not so much A as B(A というよりむしろ B) 例 文 The lecture was not so much difficult to understand as boring. (その講義は理解するのに難しいというよりも退屈だった。) ① more B than A や B rather than A に書き換えられる。A と B の順に注意。 = The lecture was more boring than difficult to understand. = The lecture was boring rather than difficult to understand. ② 応用 ③ 応用 not A so much as B の語順をとることもある。 これと似た形を持つイディオムに not so much as do があるが,これは「… さえしない」の意(= not even do)である。 Ex. He cannot so much as boil an egg.(彼は卵1つゆでることさえできない。) make the most of ~(~を最大限に利用する) 例 文 She made the most of the chance. (彼女はチャンスを最大限に利用した。) ① make the best of 〜 は, 「(困難な状況を)最大限に活用する」の意味。 次の重要表現も確認しておこう。 ◦ may〔might〕as well 〜(as…) ( (…するくらいなら)〜する方がましだ) ◦ at(the)most,at(the)best(せいぜい),at last(ついに) ◦ the second largest(island) (2番目に大きい(島)) ◦ the last but one(最後から2番目) ◦ the last +名詞+ to 不定詞(最も…しそうにない〜) ◦ not 〜 in the least(少しも〜ない) (= not 〜 at all) 構文2:比較・比例 EC2061HR1R3BZ-001 (1)次の各組の2文がほぼ同じ意味を表すように,各空所に適切な1語を入れよ。 □ 1)I am not so foolish as to spend all my money on comic books. I know ( ) ( ) to spend all my money on comic books. ( ) ( ) □ 2)He sends e-mail to his girl friend at least five times a week. He sends e-mail to his girl friend ( ) ( ) than five times a week. ( ) ( ) (2)日本文の意味を表すように,各空所に適切な1語を入れよ。 □ 1)君が小説家でないのと同様に,私も小説家ではない。 I am ( ) ( ) a novelist ( ) you are. ( ) ( ) ( ) □ 2)多くの働く母親は,時間を最大限に利用したいと思っている。 Many working mothers want to ( ) the ( ) ( ) their time. ( ) ( ) ( ) □ 3)雨が降れば降るほど,作物の育ち具合が悪くなる。 The more it rains, ( ) ( ) crops grow. ( ) ( ) □ 4)その俳優は,ファンと1時間しか過ごさなかった。 The actor spent ( ) ( ) ( ) an hour with his fans. ( ) ( ) ( ) (3)日本文の意味を表すように,カッコ内の語(句)を並べ換えよ。 □ 1)株価は1ヵ月で20パーセントも値下がりした。 Stock prices (by / dropped / than / have / less / no) 20% in a month. □ 2)彼には欠点があるので,なおさら彼が好きなのです。 I like him (for / faults / better / his / the / all). □ 3)彼女は女優というよりむしろ作家だ。 She is (as / an actress / much / so / a writer / not). □ 4)私は彼に話しかけさえしなかった。ましてやその問題を彼と話し合うなどしなかった。 I didn t even speak to him, (the problem / discuss / less / with / much) him. EC2061HR1R3BZ-002 (1)1)better;than 2)not;less 1) 「私は有り金全部を漫画本に費やすほど愚かではない。 」so ∼ as to … は「…するほどに∼な」 という意なので know better than to …(…するほど愚かではない)とすればよい。さらに,こ の文は I am spend ∼. と書き換え可。 (→構文(15) ) 2) 「彼はガールフレンドに少なくとも週5回はメールを送る。 」at least(少なくとも)は not less than と言い換えることができる。 (→構文(19) ) (2)1)no;more;than 2)make;most;of 3)the;less 4)no;more;than 1) 「Bでないのと同様Aでない」は no more A than B で表す。この文は「私は小説家ではない」 ということを言っており,後半はたとえとして挙げられている。 A home without love is a home a body without a soul is a man. (愛なき家庭が家庭でないのは,魂なき身体が人間でないのと同様である。)(→構文(20) ) 2) 「∼を最大限に利用する」は,make the most of ∼ という表現を用いる。 (→構文(22) ) 3)the +比較級∼,the +比較級…(∼すればするほど…)の構文を用いる。「育ち具合が悪く なる」は「少ししか育たなくなる」ということなので,2つ目の比較級には less を入れる。 4) 「∼しか」は no more than ∼ で表す。only で言い換えられる。 (→構文(11) ) (→構文(16) ) (3)1)have dropped by no less than 2)all the better for his faults 3)not so much an actress as a writer 4)much less discuss the problem with 1) 「そんなに多く」の気持ちの「∼も」をどう表すかがポイント。no less than ∼ で「∼もの」 の意となる。as much as と置き換え可。なお,この by は 差異 を表す。 (→構文(17) ) 2) 「∼なのでなおさら…」は all + the +比較級+ for ∼ で表せる。for は 理由 を表す前置詞 なので,次には名詞相当語句がくる。for の代わりに because がくる場合は,接続詞なので節(S +V)になる。 3) 「AというよりむしろB」は not so much A as B で表す。 (→構文(12) ) (→構文(21) ) 4)否定文に続けて「ましてや∼でない」の意を表すには much〔still〕less とすればよい。この much,still は比較級を強める副詞。 (→構文(13) ) 英作文2:比較・比例 EC2061SR1Y4BZ-001 ~「比較・比例を表す構文」を使って英作文に挑戦しよう!~ ※「→ 構文(1)」などは,本冊子「学習の要点」の「構文」の参照箇所を示しています。 ① all the 比較級 + for ~(~のためにいっそう…) 強風のため,走るのはいっそう難しかった。 → 構文(12) ・for の後には名詞・動名詞がくる。for の代わりに because S + V がくることもある。 ① all the 比較級+ for ∼ で表せる因果関係を確認し,文の構造を決定! ここでは「強風」が for 以下で表される原因で, 「いっそう難しかった」が all the 比較級で 表される部分。主語は「走ること」 。 → S (=走ること)+ V + all the +「難しい」の比較級+ for「強風」. ② SVなど文の基本的な構成要素を訳す! 主語の「走ること」は,動名詞 running で表せる。running は単数で,時制は過去なので述 語動詞は was。 → Running was + (all the +「難しい」の比較級+ for「強風」 ) . ③ all the 比較級+ for ∼ の部分を訳す! 「難しい」は difficult で,この語は3音節以上なので,比較級は more difficult。 「強風」は strong wind なので,for 以下は for strong wind。この構文では,比較級の前に the が付くこ とに注意。 → all the more difficult for strong wind Running was all the more difficult for strong wind. EC2061SR1Y4BZ-002 ② 否定語句 + much less …(~,まして…でない) 私はその歌を知らない,ましてや歌えない。 → 構文(13) ・much less の後ろでは,前の部分と重複する部分は通常省く。否定語も不要。 ① 「∼, まして…でない」の ∼ と まして…でない に当たる部分を確認して, 文の構造を決定! ʻ~ʼ に当たるのは「私はその歌を知らない」の部分で,ʻ…ʼ に当たるのは「歌う」の部分。 → 「私はその歌を知らない」+ much less「歌う」 . ② 否定語句の部分を訳す! 「私はその歌を知らない」の部分は the song(その歌)を目的語にしたSVOの文型で表せ る。この部分の最後にはコンマを付けることに注意。 → I donʼt know the song, ③ much less … の部分を訳す! 「歌う」は sing。この場合は前出の「その歌」が sing の目的語になるので, 「ましてや(それ(= it)を)歌えない」と代名詞 it を用いて表す。 → much less sing it I donʼt know the song, much less sing it. EC2061SR1Y4BZ-003 ③ no less than ~(~もの) 彼は8冊もの辞書を持っています。 → 構文(17) ・no less than ~ は数や量の多さを表す表現で,否定語ではない。 ・than の後ろには数や量を表す語がくる。 ① no less than ∼ を用いる箇所を確認して,文の構造を決定! ここでは「8冊もの辞書」の部分を no less than ~ で表す。主語は「彼」 。 → S (=彼)+ V +「 (no less than ~を用いて)8冊もの辞書」 . ② SVなど文の基本的な構成要素を訳す! 主語の「彼」は he,述語動詞は現在時制「持っている」なので,主語の人称に注意して has。 → He has +「 (no less than を用いて) 8冊もの辞書」. ③ no less than ∼ の部分を訳す! ʻ~ʼ に入るのは「8冊の辞書」。したがって eight dictionaries を入れる。 → no less than eight dictionaries He has no less than eight dictionaries. EC2061SR1Y4BZ-004 ④ no more A than B (B でないのと同様 A でない;A でないのは B でないのと同じ) 我々は死を避けられないのと同様に,老化(aging) を避けることができない。 → 構文(20) ・no more A than B はAとBを共に否定する内容の構文である。ただしBの部分に否定語は入 らない。 ・Aの内容を伝えるために,より明白なことであるBを引き合いに出す表現だと考える。 ① no more A than B で表す部分を確認して,文の構造を決定! ここでは「死を避けられない」がB, 「老化を避けることができない」がAに当たる。主語は 「我々」。 → S (=我々)+ V + no more A(=老化を避けることができない)+ than + B (=死を避け られない). ② SVなど文の基本的な構成要素を決めて,S + V + no more A の部分を訳す! 主語の「我々」は we, 「老化を避けることができない」の部分の述語動詞には,ʻ可能ʼ の意 を表す助動詞 can と, 「~を避ける」の意の他動詞 avoid を用いる。 → We can no more avoid aging ③ than B の部分を完成させる! 「死を避けられない」の部分を訳す。この箇所でまず注意したいのは,日本語では否定のよう な表現だが,英語では肯定の形になるということ。また,この部分は節の形で書くことができる が,Aと共通する部分は省略することが多い。 → than(we can)avoid death We can no more avoid aging than(we can)avoid death. 英作文2:比較・比例 EC2061SR1R4BZ-001 (1)与えられた日本文に相当する英文になるように,カッコ内の語(句)を並べ換えよ。 □ 1)彼らの期待感のため彼女はいっそう緊張した。 She(their / got / for / more / all / nervous / the / expectations). □ 2)彼女は人が他人の悪口を言っているのを聞くのが好きではない。まして仲間に加わること は好きでない。 She doesnʼt(people / others / like / less / of / speaking / much / ill / to / to / join / listen)them. □ 3)彼らは5時間もの運動をするだろう。 (less / exercise / no / they / five / of / will / have / than / hours). □ 4)君は彼同様,嘘つきではない。 (more / he / no / you / liar / a / are / than / is) . (2)次の日本文を,比較・比例を表す構文を用いて英訳せよ。 □ 1)彼はその親切さゆえにいっそう尊敬された。 □ 2)誰も交通事故に遭いたくはない。まして交通事故を起こしたくはない。 □ 3)5万人もの旅行客が昨年その寺を訪れた。 (less を用いて) □ 4)他の動物と同様,人間は自分の運命をコントロールできない。 (can, no を用いて) 【参照箇所〔ヒント〕 】 基本(1)1)この構文で CHALLENGE ! ① 2)この構文で CHALLENGE ! ② 3)この構文で CHALLENGE ! ③ 4)この構文で CHALLENGE ! ④ 発展(2)1)この構文で CHALLENGE ! ① 2)この構文で CHALLENGE ! ② 3)この構文で CHALLENGE ! ③ 4)この構文で CHALLENGE ! ④ EC2061SR1R4BZ-002 (1)1) (She)got all the more nervous for their expectations. 2)(She doesnʼt)like to listen to people speaking ill of others, much less join (them.) 3)They will have no less than five hours of exercise. 4)You are no more a liar than he is. 1)all the 比較級+ for ~(~のためにいっそう…)の構文を用いる。ʻ~ʼ の部分には,名詞や 動名詞がくる。 「期待感」は expectation。 2)否定の内容の後で「まして…でない」と述べる場合,否定語句+ much〔still〕less … の 構文を用いる。much less の後に続く部分では,前と重複する部分は通常省くので,ここでは doesnʼt like to を省略し,join を much less に続ける。listen to O …ing「Oが…しているの を聞く」,speak ill of ~「~の悪口を言う」。 3) 「5時間もの」は,数や量の多さを表す no less than ~(~もの)の構文を用いて no less 「運動をする」は have an exercise。 than five hours とする。 4) 「Bでないのと同様Aでない」の意味の構文,no more A than B を用いる。than 以下に関し ては,than he is a liar となるが,前の部分と重複する a liar は省略する。 (2)1)He was respected all the more for his kindness. 別解 He was all the more respected for his kindness. 別解 No one wants to be involved in a traffic accident, much〔still〕less cause it. 2)No one wants to have a traffic accident, much〔still〕less cause it. 3)No less than fifty thousand tourists〔travelers〕visited the temple last year. 4)Human beings can no more control their destiny〔fate〕than other animals (can) . 1) 「親切さゆえにいっそう」の部分で all the 比較級+ for ~ の構文を用いる。ここでは「尊敬 された」を強調する形にすればよいので,much の比較級 more を補って was respected all the more または was all the more respected とする。 2)否定語句 + much less〔still less〕… の構文を用いて表す。much less 以下の部分では no one wants to は前半と共通するので省略する。また, 別解 のように「交通事故に遭う」を be 起こす」は involved in a traffic accident(事故に巻き込まれる)としてもよい。「(交通事故を) cause を用いる。 3) 「~もの」は no less than ~ の表現を用いて表す。ʻ~ʼ に入るのは fifty thousand(5万)。 「旅行客」は tourists または travelers で表せる。 4)no more A than B(Bでないのと同様Aでない)の構文を用いる。no more を can の後ろ に置くことと,than の後は否定ではなく肯定になることに注意。また,特に「動物」や「機械」 などと対比して「人間」という場合には human beings を用いることが多い。