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石川 理夫

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石川 理夫
羽根沢 温泉講座
温泉場の大切さと
マーケティング
2012年11月11日
石川 理夫(温泉評論家)
温泉地の大切な基本形を
保っている羽根沢温泉
共同泉源
共同湯
宿(旅館)
温泉
守護
神仏
店舗
場
店
宿
広
宿
宿
泉源
ひひろ
共同湯
湯神様
店
なぜ、基本形を保つ温泉地は
大事なのか
一 温泉地の始まり、基は泉源(湯元)にあり。
泉源がわかる、産直の温泉地である
二 温泉の恵みに感謝し、泉源を見守る湯
の神(神仏)を奉っている
三 温泉を地域共同で管理・利用する姿が
共同湯と温泉組合に保たれている
江戸時代の民俗地誌学者・菅江真
澄は、東北の温泉場に湯の神が
奉られていたことを記録している
森林
温泉資源
地下水
天然
ガス
地域の貴重な資源は共同で
管理、活用する。これがコモン
ズ(共有資源)の英知。羽根沢温泉
はそれを維持してきた
泉源=湯畑広場を宿や店が囲む草津温泉
泉源=湯畑広場の上に薬師を奉る温泉寺=光泉寺
光泉寺
湯畑広場
共同湯
江戸時代の草津温泉図
泉源に共同湯ができ、人が大勢集まる
『山中温泉縁起絵巻』より
惣湯広
場
江戸時代の『加賀山中温泉図』より
医王寺
現在の山中温泉「総湯」広場
山中温泉ゆげ街道の街並み整備には
地元住民が最初から参画、提言した
羽根沢温泉には、間欠泉の泉
源、広場、共同湯、宿と店がコ
ンパクトにすべてそろっている。
一つとして欠けてはならない
それぞれの役割・機能を発揮、
補完しあって、温泉場の
存在価値を高めよう
地域住民の
健康と
安らぎの場
温泉とふれ
あう喜びと
非日常の場
平和で聖なる
癒しの
解放空間
集いの場
憩いの場
広場の意義
マチやムラで
広場があるのは
温泉地だけ
市や祭りの場
温泉場のマーケティング
を考える
だれに来てもらいたいか
鮭川村の“売り”は何か
羽根沢の魅力のポイントは
村民
「村民に愛されて(利用)
いるか…」「地元民の心
身を癒して…」(アンケート)
温泉
源泉志向に応える。
好き
温泉そのものの良さ
一般保
養・個
人客
体験型滞在のすすめ
村民の
健康維持
に活用の
場
村民の
憩いの
場
日帰り・日中
利用プラン
活用
湯らっくす事業成果は
村民会員制
医療費削減
一例:膝痛・歩行難の方の
ために、長くて広い浴槽を
利用して水中運動浴:
窓側に手すりをつける
源泉と温泉場のイメージを
共同して発信する
キャッチフレーズ
共通ホー
ムページ
の活用
メディア
の活用
イメージとキャッチフレーズ
含食塩—重曹泉
湯のイメージ
ローションをつけたみたいにつる
つるすべすべの美肌湯/間欠泉
場のイメージ
ホタル舞う清流とブナの森、
緑豊かなほのぼの湯の里
泉質別適応 きりきず、やけど、慢性皮膚病(浴
症(炭酸水 用)/胃十二指腸潰瘍(胃酸を
中和、粘膜保護作用)、糖尿病、
素塩泉)
高尿酸血症(痛風) (飲用)
療養泉の一 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、
般的適応症 運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、
くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、
(浴用)
病後回復、健康増進
重曹泉な 表皮の古い角質を柔らかくし、
らではの 皮脂などの分泌物を乳化して
魅力・特色 肌の汚れを落とす清浄作用。肌
の保湿をたすける ⇨ 美肌効果
ピンク源泉
いつ出現?
泉源を見せる!ガスを活用する!
源泉提供の多彩さを楽しんでもらう!
温泉&グリーンツーリズム
のベース滞在地
実行
中
もてなし力を高める
体験・滞在メニュー
の強化
アス
パラ
ほお
ずき
アグリ
ツーリズム
農業体験
いなか暮らしの
誘い
きのこ
いちご
乗馬
きのこ
バーベ
キュー
ふだん
出来ないこと
をしたい
森林浴+
幻しの滝
ツアー
最上札所
巡礼
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