Comments
Description
Transcript
地域防災力の強化評価結果 [PDFファイル/130KB
担当部局名 総務部・都市整備部・市民生活部 施策名 《評価結果のポイント》 地域防災力の強化 施策の目的 災害から市民を守るための地域防災体制の整備に努めるとともに、市民一人ひとりが災害に対しての考え方や知識 を持ち、防災意識を高め、有事の際にはお互いに助け合うことのできるような地域づくりを目指します。 さらに、市民が安全で安心して暮らせる災害に強いまちの実現を目指します。 平成22年度決算(千円) 一般会計 91,704(一般財源91,644) 特別会計 2,444(一般財源 0) 平成23年度予算(千円) ○予定通り進んでいるとの評価と、ハザードマップの周知度の低さなどから遅れ気味であるとの評価に分かれた。 ○防災施設の整備、市民への意識啓発等が重要であり、予算を増加して取り組むべきである。 ○コミュニティの強化、ボランティアの活用など、災害に対応できる地域力の強化が必要である。 一般会計 126,625(一般財源126,565) 特別会計 2,934(一般財源 0) 外部評価委員会評価結果 各部局からの回答 評 価 項 目 判断 A 効果的な 構成である コメント 0 ・地震、台風などの自然災害やテロの脅威など、様々なリスクが大きくなっている。東日本大 震災も踏まえ、事務事業の必要性、優先度などを再検討してほしい。 ・想定災害として、国民保護法(テロ、ミサイル)、地域防災計画(自然災害、水、地震)の区 分に基づく施策の体系は大枠として妥当である。 この施策を構成する ① 事務事業 事務事業は妥当であ B 概ね妥当 である の妥当性 るか? 5 C 構成に問 題がある 1 A 躍進中 0 ② 施策の 施策は計画通り進ん B 予定通り 進捗状況 でいるか? 3 C 遅れ気味 3 ↑ 増加 5 ③ 資源の 方向性 今後、この施策の資 → 維持 源(人員・予算)の方 向性は? 1 ①いつまでに ②どのような方法で ③どうするのか 施策を構成する事務事業は概ね妥当と考えるが、計画、マニュアルの策定に限らず、有事の際は、初動時の体制が重要であるこ とから、東日本大震災の教訓を生かした図上訓練を取り入れるとともに、訓練等が実践的なものとなるよう毎年、防災訓練を計画 する際、検討するなど今後の事業展開に工夫をしていく。また、地震、台風など近年の自然災害等によるリスクが大きくなっている ことから、当該事務事業の必要性、優先度を再検討する。 ・有事における関係行政機関との協力・連携のためには、平時からの緊密なネットワークの 構築が必要である。この点について、計画やマニュアルの策定だけではなく、関係者が役割 どおり動けるよう実践的な研修や訓練が必要である。自主防災会に依存しすぎではないか。 ・施設整備や計画策定で終わるのではなく、実際に人や機関、団体が動けるような体制構策 に結びつけるための具体性に乏しい。今後、事業展開が期待される。 反映できない事項及び理 由 ・「自衛官募集事業」と「災害共済事業」は地域防災力の強化と結びつかないのではないか。 反映予定事項 ・防災施設等の機能維持、備蓄品の強化に取り組んでおり、予定通り進んでいる。 ・ハザードマップの周知度、防災意識、市の内外との連携体制などを見ると、予定通り進ん でいるとは評価し難い。防災に対して市民の意識を上げる為のハザードマップを活用した事 業が重要である。配布だけで無くもっと駅等を活用し、認知活動のスピードを上げるべきであ る。 ・自主防災会に軸足を置いた事業に限界がきているのではないか。 ・災害に備えての準備、また市民への意識付けをする為に人的なエネルギーも含め予算の 見直しが必要である。人口増に見合った備蓄品の強化に取り組んでほしい。防災施設の整 備、防災計画の策定に伴う予算増加は妥当である。 ①いつまでに ②どのような方法で ③どうするのか 「自衛官募集事業」は、国民保護法に関連する事業として、危機管理の観点から当該事業に分類されている。 市民の防災に対する意識を高めるため、平成24年度に県河川も含めた洪水ハザードマップを作成し、全世帯に配布するととも に、防災についての広報掲載を行い、転入者への周知も行う。 ハザードマップを活用した事業は、災害に強いまちづくり推進ワークショップを開催し、水害対策に対応できるよう地域の支援を進 める。 反映できない事項及び理 自主防災会は、市内全町会に組織が設置されており、災害対策に取組む事業を進めるうえでは、重要な組織でありますので、自 由 主防災会を軸とし、事業所なども含めた事業展開を検討する。 反映予定事項 ①いつまでに ②どのような方法で ③どうするのか 市の人口は、増加傾向にあり、年齢層についても乳幼児から高齢者までと幅広い状況であることから、備蓄品目の内容や、備蓄 品数量について、検討を始め、計画的に補充を進める。 また、市が取り組んでいる防災に関する市民への周知は、広報やホームページで周知を行うとともに、出前講座など機会あるごと に情報提供を進める。 ・東日本大震災を機に市民の防災意識が高まっている。啓発活動や防災についての情報発 信に力を入れてほしい。 ・自主防災会だけでなく、ボランティアも活用してほしい。 ↓ 縮小 反映予定事項 0 反映できない事項及び理 自主防災会は、市内全町会に組織が設置されており、災害対策に取組む事業を進めるうえでは、重要な組織であるので、自主防 由 災会を軸とし、ボランティア等も含めた事業展開を検討する。 ・国民保護法に対応する成果指標がない。 ・現在、東日本大震災に対する、多種多様な検証、研究が行われていると思われる。それら に対する情報収集にはより力を入れるべきである。 反映予定事項 ④ その他の コメント ・地方公共団体の内部統制のあり方研究報告が、公表されており、総合的なリスク管理とい う内容になっている。限られた資源の中で、全体のバランスがとれた運営をしていくために も、リスクの洗い出し、重要度評価、重要リスク対応計画、ルール化、モニタリングという、一 連のサイクルを意識した仕組み作りを検討してほしい。 ①いつまでに ②どのような方法で ③どうするのか 今後、現在行われている地域防災計画の見直し作業の中で、東日本大震災に関連する情報収集を引き続き行うとともに、地域力 の強化の一環として、自主防災会以外の組織との連携を検討する。 さらに、地域防災計画の改訂は、問題点の洗い出し、改訂する項目を検討し、改訂内容について住民から意見を求めるなど(モ ニタリング)の一連のスケジュールを経て、改訂する。 また、災害の発生時に自治体機能が失われないよう庁舎等の建物の対策を関係する所属に要望する。 ・地域力づくりの視点を強化すべきである。少子化と高齢化が進んでいる中で弱者を守る施 策が今後必要になる。その為のコミュニティの強化が必要である。「共助」については、自主 防災会の重要性は理解しているが、その他の市民、コミュニティにより目を向けてほしい。 ・災害が起きても、自治体が機能するよう、市役所を含めた重要な機能を持つ建物の災害対 反映できない事項及び理 策(免震、データのバックアップ等)に積極的に取り組んでほしい。 由 ・地域防災計画の見直しは、自主防災会だけでなく、企業、地域の諸団体も計画段階に参画 できるような工夫が求められる。 成果指標は当該事業における主なもので作成している。