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高瀬会場(10月8日開催)

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高瀬会場(10月8日開催)
市民対話集会会議録(要点)
1.日時 平成 26 年 10 月8日(水) 19:00∼21:00
2.場所 三豊市役所西館
大会議室
3.参加人数 19 人
4.内容
<執行部紹介>市長、教育長、岩本総務部長、小野政策部長
<市長あいさつ>
<質疑応答>
質
問 耕作放棄地と空き家について、防犯カメラの設置について
1 つは、耕作放棄地と空き家が自治会の中で増えてきています。犯罪の温床に
なったり、危険な要素を含んでいるので、市としてなんとか手を打ってほしい
と思います。
2 つ目は、自治会に防犯灯が 1 つ付くようになりました。今後、防犯カメラも
設置してほしいのですが。
市
長 【スライド 19 空き家問題】
空き家は廃屋化すると深刻な問題になります。空き家が隣にのしかかってい
る状態のところもありますが、この場合、民民で解決しなければなりません。
我々としても、迷惑がかかっているということを説明しますが、住人と土地の
所有者が違う場合もあって難しく、最終的には地元有力者が撤去したケースも
あります。
空き家には、住める空き家と廃屋化した空き家があります。市では、住める
空き家については 3 年前から空き家バンク制度を設け、貸したいという人を募
集しています。登録物件が増えると若者も帰ってきやすいし、外からの人も来
やすくなって人口問題にも好影響を及ぼします。使える空き家は積極的に生か
していきたいと思います。
廃屋化した空き家については、撤去すると固定資産税が最大で 6 倍になるこ
ともあり、全国市長会でも「この制度は改めるべきだ」と、国に強く主張して
います。税金問題については、近々に答えが出ると思います。また、行政とし
て「迷惑が掛かっている」という警告文を出せないか検討しています。ただ、
これについては誰が廃屋化した家だと判断するのか、自治会が判断して市が警
告するのか、もしくは市が第三者機関を設けて判断基準を作るのかという問題
があり、このあたりを検討しています。以上の 2 点について市は対策を練って
いますので、地元の皆さんには、ぜひとも空き家バンクへの登録を呼びかけて
いただきたいと思います。
総務部長
防犯灯については、限られた予算の中で、出てきた要望を抜粋して付けてい
ます。また、防犯灯ほどではありませんが、防犯カメラも県の事業で設置して
きました。しかし、県は来年度以降、事業を打ち切る可能性があるという情報
があります。市としては、効果があると判断し、県に対して継続の要望をして
います。県の回答があったら、それに伴い市としての対応を協議していきます。
質
問
空き家バンク制度については、市民に PR しているのでしょうか。
市
長
市としては PR してきたつもりですが、伝わっていませんか。広報力が弱いこ
とを反省し、検討します。
質
問 市制 10 周年について、自主防災組織の体制づくりについて
市制 10 周年にあたり、いろいろとイベントを計画していると思いますが、NHK
を利用して、全国的に三豊を PR してはどうでしょうか。
2 点目に、自治会での自主防災組織の体制作りがうまくいっていません。女性
防災士の育成など、防災士の講習を予定していますが、リーダーとなる人が乏
しいと思います。市ではソフト面、ハード面でいろいろなことをしてくれてい
ますが、地元が追い付いていないのが現状です。地元の自主防災がなぜ必要か
も含め、働きかけをしてもらえないでしょうか。防災士の育成という取り組み
はすばらしいと思いますが、自主防災組織が立ち上げられていないという現状
が各所で見受けられます。
市
長
市民の皆さんの格段のご尽力で 10 周年を迎えようとしています。10 周年記念
については、市民の皆さんと一緒に祝いたいし、きちんとした式典も考えてい
きたいと思います。さらに、10 周年を機会に市外・県外に PR できるイベントも
考えていきたい。NHK のど自慢の申し込みもしています。
総務部長
現在、市内で 313 団体の自主防災組織があります。今、組織率が高いのは三
野町で、各自治会単位で連合を組んで、大きな単位として自主防災組織を作っ
ています。カバー率は 60%を超えています。
おっしゃるとおり、取り組みにはリーダーが必要です。自主防災組織率を上
げていきたいので、防災士となった 1 期生、2 期生に地域の中でリーダー的な役
割を担ってもらい、率を上げたいと考えています。要望があれば、市職員や三
観広域職員が地域に入り、指導やアドバイスができるような体制もとっていま
す。自主防災組織は、皆さんの意思決定がないと維持・継続ができません。我々
としてはバックアップ体制を作り上げていくので、地元で危機意識を持ってい
ただき、希望があれば相談してほしいと思います。
質
問
消防士が防災士の資格を取るというのはどうですか。
総務部長
消防士に限らず、防災意識を持ち、活動に携わりたいという人たちなどに裾
野を広げていきたいので、広く募集しています。
質
問 婚活の取り組みについて
三豊市も急激に人口が減ってきています。地元の若い人に結婚して住んでも
らい、地域を活性化してほしいので、婚活をしてはどうでしょうか。県も婚活
に力を入れていると聞きました。市商工会もやっており、成功しているようで
す。市がしないのであれば、まちづくり推進隊でやろうかと思っています。市
の考えをお聞きします。
政策部長
婚活については真剣に考えていかなければならないと思います。カップルが
成立した後のフォローなどを考えると、民間の力でやっていただくのがありが
たいと思います。その中で、行政としてどんなバックアップができるか、考え
ていきたいと思います。
市
長
これは、人口問題について真剣に考えていかなければならない中で、最大の
テーマです。婚活は民間の皆さん、まちづくり推進隊のテーマにしていただけ
るとありがたいです。1 つが成功すると他のところも始めて、いい競争になるの
ではないかと思います。
要
望 環境整備について
まちづくり推進隊で、日本ため池百選に選ばれた国市池を美しくしようと、
環境保全に取り組んでいます。最近、ウォーキングやランニングをしている人
が多く、以前も地元自治会などで遊歩道整備の要望書を提出しました。費用は
たくさんかかると思いますが、ぜひ実現してほしいと思います。
もう1点は、県外から高瀬に来た人に「爺神山の景観はどうしたのか」とよ
く言われます。地元でも、爺神山をどうにかしたいと考えています。市の支援
をお願いします。また、駅のトイレもきれいではないし、駅の駐車場も少ない
ので、整備してほしいと思います。
政策部長
国市池の遊歩道整備については建設経済部の所管になりますが、9 月の一般質
問でも出ました。整備となると事業費も相当大きくなり、市単独事業では難し
いところもあるので、そのあたりも含め調査、検討するという回答だったと記
憶しています。何らかの回答が建設経済部の方からあると思います。
JR 高瀬駅の件は、JR の管轄になります。昔から要望していた経緯はあります
が。乗降者が減ってきている中での改修は難しいと思われます。市がやるとな
れば JR は了承してくれます。まちの顔として駅前をどうするかというのは課題
であり、国の補助をもらいながら、駅前をどのようにしていくかという検討に
入っています。駅の改修となれば相当な経費がかかるので、市としてどのよう
にするかを考えていく必要があると思っています。
総務部長
爺神山の件についても、これまでに一般質問に出て、防災面での指摘があり
ました。景観についても市として考えなければならない問題ですが、個人の所
有ということもあり、行政としてのアクションは難しいと思います。爺神山は
緩傾ではありますが、防災上の観点から県や関係課も危険箇所として認識して
おり、何らかの対策が必要ではないかと考えています。
要
望
爺神山はジオサイトということで脚光も浴びているし、讃岐七富士にも入っ
ています。県外から登山の団体も来ているので、ぜひ支援をお願いしたい。
総務部長
これまでにも、いろいろな方から「このようにして使いたい」というアクシ
ョンがありましたが、具体的に展開した例はありません。地元からアイデアが
あれば出していただき、実行できそうなものは進めていってもいいのではない
かと思います。
質
問 高齢者の健康について
高齢化が進み、医療費もどんどん増えています。高齢者が働いたり体を動か
せば、病気にならないのではないかと考えます。ウォーキング大会などを開く
と健康維持につながり、医療費が少なくなるのではないでしょうか。高齢者が
活躍できる何かを行政で考えてほしいと思います。
市
長
健康寿命と平均寿命の差が約 10 歳あります。市では健康寿命を平均寿命に限
りなく近づけようと取り組んでいます。体を動かすことは大事なこと。みんな
で歩こうというのは非常にいいアイデアです。これを、自己負担でできないで
しょうか。市がすると経費が発生し、若者への負担がかかってきます。参加者
が費用を出して、みんなでウォーキングをするのはどうでしょう。市が開くも
のでも、有料にすることで、楽しいイベントがもっと増えるのではないかと考
えます。
質
問 防災非難設置指針の進捗状況について
防災非難設置指針を平成 26 年度中に作らなければならないと聞いています。
これを早く作らないと地域防災が進みません。進捗状況はどうなっていますか。
総務部長
市防災計画は平成 26 年 3 月に完成しています。これを基に、各避難所での運
営などを示すマニュアル作りに入っています。最終的な避難計画が完成するの
は来年になると思います。
意
見 地元が好きな子どもたちにするために
来年くらいに、まちづくり推進隊高瀬麻分室を作ります。麻地区の子どもの
数を減少させず、増やしていくことを目標にしたいと思います。大学などで県
外に出ても、地元に帰ってきて生活したいと思えるような環境を作っていきた
いと思います。
教 育 長
県外に出て勉学に励み、世界に広がってくれることを望む思いと、自分の郷
土を大切にしながら生きていってほしいという思いの両方があると思います。
子どもたちに「ここで生まれてよかった」と思ってもらえるようなまちにして
いきたいと思います。
市
長
人口 3 千人とした場合、若い夫婦と子ども 1 人の家庭が 3 組、カップルが 3
組入ってくると人口は減らないそうです。そうなると、空き家を積極的に活用
し、外から来る皆さんを歓迎しないと、人口減少に歯止めがききません。地域
が強い思いで何かアクションを起こさないと、人口対策にも活性化にもつなが
らないと思います。
要
望 爺神山の駐車場について
町外から爺神山へ来た人に「バスは停められますか」と聞かれることがあり
ます。バスを 3∼4 台くらい停められる駐車場を整備してほしい。
政策部長
おそらく市道認定を受けている道だと思います。木や枝が邪魔をして通れな
いという場合は、建設課にお知らせいただければ除去できます。駐車場に関し
ては、まず民地のご協力が必要になるので、市で整備するのは難しいのではな
いかと思われます。
要
望 高齢者が生きがいを感じられる場所を
核家族化が進み、介護福祉施設への入居も増えています。自分も年齢を重ね、
将来に不安を感じています。大事なのは元気で長生きすること。そのためには
生きがいを感じられるようなことをしないといけないと思います。運動イベン
トや文化活動を通じて生きがいが持てるよう、市としても協力してほしい。
市
長
生きがいを感じること、文化やスポーツ活動など好きなことを見つけること、
楽しく過ごしていくことは大事だと思います。行政としては、認知症予防も徹
底的に行いながら、公民館と一緒になって文化活動の更なる充実を図っていき
たいと思います。
質
問 企業誘致について
市長が先頭に立って企業誘致に取り組んでくれています。市内にたくさんの
人が働ける企業をどんどん誘致してほしいと思いますが、計画はあるのでしょ
うか。高知県は、東京都に出先機関を置いて高知への移住を働きかけています。
三豊市ではできないのでしょうか。
市
長
人口問題でいえば、我々のターゲットは関西圏です。関西圏だと距離的にも
移住しやすいので、ふるさと会などで積極的な活動を行っています。東京都に
市の出先はありませんが、県の出先はあります。そこにいるスタッフとは十分
な人脈ができていて、上京するたびにスタッフと連携して企業誘致などを行っ
ています。今後も一緒になってやっていきたいと思います。
企業誘致は近隣に比べて進んでいると思います。企業の規模を拡大をしてく
れているところもあります。しかし、今、市内の中小企業の人手不足が深刻化
しています。人口問題も含め、企業誘致に関しては、今後職種を豊富にしなけ
ればならないと思います。また、東京本社を目指す若者が多い傾向にあるので、
本社を地方に移すような政策をとってほしいと国にはお願いしています。
質
問 水族館建設について
市内に水族館ができると聞きましたが、具体的な話はあるのでしょうか。
市
長
造船跡地には防潮堤がないため、危機管理の面で対策が必要でした。
「跡地に
あるドックを活用して何かできないか」と三木町にある日プラに話をして、日
プラが建設、運営するという形で具体的にやれるかどうかの検討に入ったとこ
ろです。正式に決定したら、きちんとご報告します。
質
問 着地型観光について
着地型観光への取り組みについてお聞きします。
市
長
着地型観光は、ぜひやりたいと思います。いろいろなところで若い人たちが
動いています。三豊に人が来るよう、今動いてくれている若い人たちのつなが
りを作り、若い力を着地型観光に結び付けていきたいと思います。
<教育長あいさつ>
21:00 終了
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