Comments
Description
Transcript
こころのうたキャンペーン「ありがとう」のショートレター 作品集の発刊及び
平成28年2月26日 健康福祉部障がい福祉課 電 担当:石井 話:0852-22-6321 FAX:0852-22-6687 こころのうたキャンペーン「ありがとう」のショートレター 作品集の発刊及び平成27年度受賞作の発表について 県では自死予防普及啓発事業「こころのうたキャンペーン ~気づきでつながる。いのちの意 識。~」として、平成 22 年度から毎年度、「ありがとう」をテーマに身近な人へ宛てる 100 文字 以内のショートレターを公募しています。 この度、3月の自死対策強化月間に、同キャンペーンの一環として、下記のとおり作品集を作 成し、配布します。 また、今年度の受賞作を決定しました。 記 1 作品集の発刊 (1) 書名:100 文字で伝える「ありがとう」のショートレター (2) もくじ ① きづき(歌 六子氏) ② はじめに(健康福祉部長) ③ 作品(平成 22 年度から平成 26 年度までの受賞作品、写真は古川誠氏) ④ 対談(島根大学教授 肥後功一氏・しまね分かち合いの会・虹代表 桑原正好氏) ⑤ コラム(前安来市立母里小学校長 荊尾玲子氏) ⑥ 解説(県立心と体の相談センター所長) (3) 印刷部数 1,500 冊 (4) 主な配布先 中学校、高校、大学、公立図書館、県政情報センター、市町村、 若者サポートステーション、ハローワーク、医療機関 2 等 平成27年度受賞作 今年度は 514 点の応募がありました(今年度から応募資格を 10 歳代に限定しました)。 応募作品の中から、最優秀賞1作品、優秀賞2作品、佳作3作品、きづき賞 10 作品の、計 16 作品を選考しました。 ※こころのうたキャンペーン http://www.fm-sanin.co.jp/kokoronouta/ 平成 27 年度受賞作品 最優秀賞 女性 14 歳 優秀賞 男性 15 歳 優秀賞 女性 13 歳 佳作 女性 19 歳 佳作 女性 16 歳 佳作 女性 19 歳 きづき賞 男性 12 歳 きづき賞 男性 14 歳 きづき賞 女性 18 歳 きづき賞 女性 19 歳 きづき賞 男性 14 歳 きづき賞 男性 15 歳 きづき賞 女性 17 歳 きづき賞 女性 17 歳 きづき賞 男性 12 歳 きづき賞 女性 18 歳 小学校のときにいじめられていた。親に心配かけたくなくてずっと隠していた。でも、もう耐えきれなくなり母に話 した。母は涙をこぼしながら抱きしめてくれた。そのときの温もりは今も忘れないよ。本当にありがとう。 いつも「大丈夫だけん。わかったけん。」で終わらす自分。でも本当は大丈夫じゃない助けてほしい。けれど、お 母さんは大丈夫じゃないことを知っていた。自分の見えない所で色々な事をしてくれた。いつもありがとう。 わからないことがたくさんあった。自分のやっていることも他人がやっていることにも文句を言った。道の真ん中 でねそべって空ではなく、地面を見ていた私に手を耳を心をくれたお母さん、生んでくれてありがとう。 高校生の時、楽しくない、何もいいことがないと言う私に、口角をあげて生きてれば幸せは寄ってくるものよ。と 言って笑いかけてくれた母。辛くても口角をあげて生きていく。人生の楽しみ方を教えてくれてありがとう。 伝えたい。どんな時も支えてくれた大切な友達に。落ち込んだ時には励ましてくれて嬉しい時には一緒に喜んで くれる。君のおかげで私は毎日笑っていられるよ。大切な友達に感謝を込めてたくさんたくさんありがとう。 大好きなじいちゃん。もう亡くなってから 3 年が経つね。汗水かいて野菜作りをしていたじいちゃん、そんな私も 今は夢が出来ました。じいちゃんの自慢の孫になる事。私も農業の道に進んでおいしい野菜作るね。 僕の大好きなお母さん、いつも友達と遊ぶ時おこづかいをくれてありがとうね。でもいつも汗水たらしているお母 さんのお金はもらえません。だから、僕はお母さんの財布にもどしています。お母さんいつもありがとう。 ぼくは、日本に来て十年目です。日本に来て最初は日本語がわからず、なにを言えばいいのかわかりませんで した。でもそばにいてくれるお父さんお母さん地域の人達が日本を教えてくれました。十年間ありがとう。 思い切って好きな女の子に告白をした。私、気持ち悪がられちゃうんだろうなって思っていたら「好きになってくれ てありがとう」って。おかしい恋なんかじゃないんだと、認めてもらえた気がして涙が溢れた。 おじいちゃんへおじいちゃんは言葉が上手く話せなくなってしまったけれど、風邪をひかないようにあったかくし なよ、って一生懸命に私に伝えてくれたね。私、おじいちゃんの言葉に心が温かくなったよ。 最近よく叱られます。親や先生に。いっつもいっつもうるさいなあって思うけど、そのおかげで自分が少しずつ変 わってきているような気がします。叱ってくれてありがとう。変わるチャンスをくれてありがとう。 いつも優しい父さん、その背中は、大きくて暖かい、それは、僕の憧れであり、誇りで、目標です。それがあるか らがんばれます。そんな背中を見せてくれてほんとうにありがとう。 あなたの娘で幸せです。あなたがどこにいようとも、私はあなたの娘です。あなたが私に優しさという「愛」を残し ていってくれました。目に見えぬ形見として、私の中で温め続けることのできるプレゼントをありがとう。 いつも笑顔で私の異変に気づいてくれる母、休みが少ないけど帰って来ると家を明るくしてくれる父。いつも仲良 しで憧れの夫婦です。お母さんを選んでくれてありがとう。私を産んでくれてありがとう。 ありがとう、そのひとことを、言い合えるみんなにこころからありがとうと言いたい、また今日も、みんなとの楽し い学校生活がはじまる。この楽しい思い出が語りあえる年になっても仲良しでいたい。 反抗ばかりしてごめんね。嫌いになった時もあった。でも毎日家族のために働いている姿はどのお父さんよりも かっこいいよ。いつもいつもお父さんのおかげです。頑張りすぎないでね。いつもありがとう。