...

[糸賀一雄の最後の講演-愛と共感の教育

by user

on
Category: Documents
17

views

Report

Comments

Transcript

[糸賀一雄の最後の講演-愛と共感の教育
Kobe University Repository : Kernel
Title
『糸賀一雄の最後の講演-愛と共感の教育-』 : 中国語へ
の仮翻訳にあたって(王明浩・金欄・雨肘翻洋糸贺一
雄『糸贺一雄最后的演讲―爱与共感的教育―』)
Author(s)
渡部, 昭男
Citation
教育科学論集,18:43
Issue date
2015-03
Resource Type
Departmental Bulletin Paper / 紀要論文
Resource Version
publisher
DOI
URL
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/81008786
Create Date: 2017-03-30
〈緒言〉
『糸賀一雄の最後の講演-愛と共感の教育ー』
中国語への仮翻訳にあたって
(王明浩・金欄・雨肘翻洋「糸賀一雄『糸賀一雄最后的演洪一一愛与共感的教育一一~ J)
渡部間男
WATANABEAk
i
o
(人間発達環境学研究科・教授)
えよう。嬉しいことに、「糸賀一雄の思想と実践をぜひ中
糸賀一雄の生誕百年
国に紹介したい J との願い出が留学生からあった。この
2
0
1
4年は、糸賀一雄 (
1
9
1
4・
6
8
) の生誕百年であった。
申し出を何らかの形で実現したいと思い、まず社会福祉
私どもは、神戸大学大学院人開発達環境学研究科の「学術
法人大木会の脊藤昭理事長に相談を持ちかけた。快く仲
W
e
e
k
s
2
0
1
4
J のー企画して、公開シンポジウム「生誕百年
2
0
1
4年 1
2
『糸賀一雄』再考一一発達保障の思想と実践J(
月1
3日)を開催した。こうした企画を一過性のイベントに
介の労をおとり下さり、幸いにも中 )
1
1書庖様、糸賀啓治
終わらせずに、次の百年においては、「発達保障の思想と実
様より同書「仮翻訳」のご許可をいただくことができた。
仮翻訳の作業
践」を日本のみならず世界の共有財産としたい。
仮翻訳の作業は、王明潔(文部科学省現職教員研修留
学生)を取り纏め役に、大学院生の金棚、雨時を加えた
仮翻訳の経緯
三名が下訳をまず行った。「特論 1Jで学んだ成果を活か
渡部が担当する同研究科の 2
0
1
4年度前期科目「教育
しながら、ほぽ半世紀前の日本語での講演の内容を知何
行 政 学 特 論 1Jは、糸賀一雄生誕百年を踏まえてテー
に的確に中国語に翻訳するのか、夏から秋にかけて三名
マを「発達保障論」に定めた。その中で、糸賀一雄 (
2
0
0
9
)
は慎重に検討を重ねた。糸賀の言い回しのニュアンス、
『糸賀一雄の最後の講演一一愛と共感の教育一一[改訂
使用した言葉の意味や意図、語られているエピソードや
版 H 中川書庖も取り上げた。 1
9
6
8年、糸賀はこの講演
福祉実践、話の時代背景・状況説明など、主さんと私は
中に倒れ帰らぬ人となった。本書は糸賀の遺言とでも言
何度も対話した。その際、中国語で「人間の発達保障」
A
α品加., 1
神戸大学大学僕人開発進環境学研究科学織¥YE.
F
.
.
K
.
.
q
却叫
という場合は「発展 Jが相応しいこと (
r
発達Jは経済や
公癒シンポジウム
線引出主誕百年 f
糸賀一雄j寓考一発途保障の思想と実践斗
!1
1
】
UI
人間発進環境学において f
発 達 保 障 3 は3
にき伝子ω マ の つ で あ る .111
際 的 に は . 国 漢 がτ
'
h
e
R
ightto
De,曲が盟国を復唱し. Am
a
r
t
y
aS
en(l鵬掌ノーベル経費学.,はDevt'1
哩 聡 岨t
,Righ
怠andHum
皿 S
明 日ty
を打ち出している.日本圏内では.
害 者 福 後 由 父 Jと い わ れ る 糸 賀 ー 態 。 ' " 臨 が 初 代 鶴 長 を 積 め た 滋
賀娘の近江学績において 1蝿1与に r~普通量保積J が縫紐された.'伝:20H年は その糸1(-緩の生縫留案審にあた
る.そこで、滋賀擦が編纂した t
象 糞 一 雄 生1
11100
年 毘 念 崎 文 銀 』 ・ 帥1
4
.
l
l
2
9
.
) を共有翼方選として、糸賀-,撃
に係る『多警護保障』の思怒と実践を湾有する.本シンポでは象外の研究者二名をお総きし‘学生・韓生 l
まも
と よ り . 保 育 ・ 教 育 ・ 篠 弘 ・ 箆g
慢などの混鳴で働〈方々など多微の参加者を得て.ともに鎗携を深めたい、
.
哨
恭
尊
旋R
山
ま
溢
.配
.念
併F
剛折捌摺相
HP'
に
こ
司
ゆ し込め?ば
措
審
絡
舶
?
は
主
担
支
建l
t ,2
臼
出
5叩 問 で入字可能拡
L 積潔諸論.'考'同を鎗子 4 “4
タ
'1
帥糸 貨
従 岨
e雄 1
宇宇
語惜
港1
。
加
。
岬
句
匁
ド
詰稔亀文副 齢
b
'
"
阿叫Vl
刀叩
川
f
汀1
0
.
'
1巾
i
h 帽 凶a
白a
甜n
.
i
拘
"
、
怖
m n
向"凶凹
詑
寺
令t
【 自 忽I
ro
r
v
z
e
ι
社会に用いる)、また「人間 Jは「人と人の関係・間柄J
を意味するので「ひと」を表すには単に「人」とするの
が良いということ等を、王さんから教えてもらった。
この下訳について、青藤理事長より紹介のあった中国
語が堪能で糸賀一雄にも詳しいお二人の方、すなわち首
一叩門
20'4隼'2
,
月3S<土庫お》
【繍跨・定員・資制代場1
兵庫調医学校厚生会館(JR元町駅・*、徒歩1
剖
H
神知命期央区.後漢逼‘了刷 f.~.
錯
。
.
"
r
約 1
∞ 名J
I
次 第1
2
*
'
J
.
県庁)がご多忙の中を丁軍に校閲して下さった。年明け
次会
!
l
1
"
J
a
1回 醐 同
から作業は大詰めとなり、嘗銘氏と王さんとの間で最終
益後生以jじならど怠たで 4
押し込め否権す.
定員
。
9 :3。 問看‘受付
10:0
盤での吟味がなされた。
開会挨拶
s
I
I
B
J
J[~島根爽奪語教後】/紛誕æ4r本移賀典髄集J)
趣旨総畷【逮 d
今回は、とりあえず「仮翻訳」として『教育科学論集』
10,
10 $:質ー・Itの紹介型乗fI:~1)
10,20 鶴湾問(随分),宮里会 川祖霊遺伝子体制実終"教酎/後J
I
Iてる!主 体窃焚純星誕生"
第四号に収録する。論集刊行後には「神戸大学学術成果リ
鍵陵〈闇蕗星学臨犬繁等非割給量M~鋳】
錫谷
rj長貧-,量の活動と忽懇町一下村翻人'"''鍵交と f鋼E 除措混同軍織へ"閉零 ~<;>Òl:::j
博士論文樽士〈人,,~康被}関商,.段大~f.
2012 r~民駕 a 換の研究戦没知的陣容犯者協祉の喫滞 10
糸策,,'住媛・!!l.怒をめぐ今て 2
11: 50 !i昼休疎開。分》
‘
2:50
、
S
唱。
鳥取からの符澗絡警告 t
・絵級担極保健筋金鎗捕特集長ノ."鑓織犬繁覆刻'"寄混飲捜) .,民"齢緩@緩合映像曲
機農;~(純分),句会 "'''制定"院窃究偶怠敬慢】〆検問R
有物【本''''科隠密ヨ駐日
沓{鹿児島田聞大学教授}
t
a
牟山
=
0
.
ミ
抽噛掛,,,帳簿J
.,...男の
e
'"伝性ふ f
ケ?の曹を釣倒語1
1
という S
概念からみる糸賀 舗 J
受賞
挽鍵ー雄生誕"""糧法会機質論文 f
伎 守j 叩 H (
滋賀県)
句 6:20 ljI徐麹位。分J
1~ :40 総合前歯
16:50
(10~) 働率,.ゆ山 ...1陸 H"障者
{砲金
書量錫崎!I!ノ金丸.,寿 E
本研究特隣'"】}
m
を世の光 l
こJr
人格発達の権利」などが時代と国境を越えて
の上ない喜びである。
l!援金先 E
神f:l'A:守文学筑 皐怒鳴封書闘賞与陸守幹事帯主持並E 竺笠笠主主虫色島宣車
担[~限海男(わえなべ多..傘,) 研究誕 τ
i
:
!
/F0107
8
3
(
¥
3
?
7
2
6 " ルザドレス盛鑑盟坐金盆信担金金量込"-"
守
f657
85
0
1 樺戸市灘認鶴市31
1 /IT戸大学文学総人網努遥鍵舞学碕兜税 t
蒋逝符学持軍B
【申込み】
L
.
:kobehattat~山::101 4'oiih.kobt>-u. RC'治
吻 込 用 車 燭 メ 吟J
賀一雄の「愛と共感の教育Jr
自己実現の教育Jr
この子ら
多くの方に理解され、反響や共鳴を得ることになれば、こ
金拠高隼 r
A>l(-'議Jl毎週号一一発進鍵障の思怨と案鶴一一
会被穆 f
木下..../鍵愛.,か砂}
.,ールアドレス』
返信&議鴎受付$'"のために『氏名ミふりが怠 1
にアップされる。そうすれば、インターネットを通じて中
訳」ではあるが、相当に練られて推敵もなされている。糸
涜 t
ω 分)(鴎金木下孝司 E
本研究事教慢)/泰墜と鍵【本W究制限!
t
.
]
}
雪量盤ぬかり(本被束"【鴻士銀砲後織綜穆]院!t)
可 繍 { 後 給 〉 の 発 達iに込められた琢いを傘霊祭《読み解〈
ポジトリ K
e
r
n
e
l
J(
h
t
t
p
:
/
/
w
w
w
.
l
i
b
.
k
o
b
e
u
.
a
c
.
j
p
/
k
e
r
n
e
l
/
)
国はもとより、世界中の人々に届けることができる。「仮翻
T
障害児《脅) '
=
1
4わる人々と『ケアの禽定的側面』ー一議健常纏の者濃からの.""
闘 士 総 文 社 会 学 鴻 t 筑波大学 1
9
9
1 糸賀悠鎗ー祖帥}~寓践にお司る係経歴 8" 修兜-
14: 4。
銘藤子氏(現代中国華術センター)と奥山光一氏(滋賀
・
-tf2をクリックして下さい
【司..~ら
多加者の分布健編"ために
最後にあらためて、ここにお名前を上げた皆様に、心
・
r6
遜縄県
からの感謝と御礼を申し上げたい。
.
.
(
2
0
1
5年 1月 2
3日)
調隆金軍備 .=0&代,)を選惜して下~1.\(J:. EfAX へも湾総,.億人慣"は集舎の笥的以併には使用しま曾ん
-43-
Fly UP