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第1章 現況と課題

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第1章 現況と課題
1 章
現
況
と
課
題
1章 現況と課題
1−1 秋田県における秋田市の概況
(1)秋田市の位置
秋田市は、秋田県の日本海沿岸地域のほぼ
中央、奥羽山脈の雄勝峠に源を発する県内最
大の河川である雄物川の河口付近に位置して
おり、中心経度は東経 140 度6分、緯度は北
緯 39 度 43 分で、面積は、平成 13 年3月末現
在で約 46,010ha となっています。
市の東部には出羽丘陵から続く太平山地が
広がり、秀峰太平山は秋田市のシンボルとし
て市民に親しまれています。
南部には出羽山地が連なり、その南端山形
県境には標高 2,230mの鳥海山がそびえてお
り、北部には雄大な海岸美を誇る海岸線の延
長に男鹿半島の山々を望み、四方を豊かな自
然に取り囲まれた美しい風土を誇る都市です。
(2)人口の動向・動態
秋田県の人口は年々減少しており、増加傾向
にある市町村は、秋田市、岩城町、本荘市、
大潟村、天王町のみであり、そのうち、平成
7年の国勢調査前回比で人口伸び率が5%を
上回っているのは天王町のみとなっています。
14
転入及び転出の状況は、県内からの転入は年々減少しており、県外からは、平
成6年に転入超過になっているものの、その後は転出傾向になっています。
転出入の推移
転入
県
転出
内
増減
転入
県
転出
外
増減
転出入
H2
H3
5,830 5,932
4,036 4,026
1,794 1,906
7,945 8,297
9,638 9,774
-1,693 -1,477
101
429
H4
5,860
3,980
1,880
8,461
9,274
-813
1,067
H5
5,822
4,002
1,820
7,984
8,777
-793
1,027
各年10月1日現在 (単位:人)
H7
H8
H9 H10 H11
5,462 5,342 5,265 5,272 4,847
4,215 4,191 4,212 4,052 3,793
1,247 1,151 1,053 1,220 1,054
8,482 8,454 8,259 8,371 8,093
8,893 9,026 9,044 9,105 8,799
-411
-572
-785
-734
-706
836
579
268
486
348
(資料:秋田市企画調整部企画調整課)
H6
5,515
3,900
1,615
8,540
8,426
114
1,729
(3)秋田都市圏の構成
1.秋田都市計画区域
秋田都市計画区域
*1
は、秋田市ほか昭和町、飯田川町、天王町の1市3町で構
成されています。
秋田市は昭和2年3月に、その他3町は昭和 45 年にそれぞれ都市計画法適用都
市の指定を受けました。
平成 13 年3月現在、秋田都市計画区域は 38,205ha、そのうち、秋田市の都市
計画区域は、全体の約 81%である 30,987ha となっています。
また、秋田都市計画区域のうち市街化区域
*2
は 8,083ha、市街化調整区域
*3
は
30,122ha であり、それぞれ約 21%、約 79%となっています。
秋田市の市街化区域は、平成 10 年9月の区域区分見直し
*4
により、7,400ha と
なっており、秋田市の都市計画区域の約 24%となっています。
秋田都市計画区域面積
行政区域
都市計画区域
(ha)
(ha)
秋田市
46,010
30,987
昭和町
4,065
4,065
飯田川町
1,580
1,580
天王町
4,151
1,573
1市3町計
55,806
38,205
15
平成12年4月1日現在
市街化区域 市街化調整区域
(ha)
(ha)
7,400
23,587
189
3,876
120
1,460
374
1,199
8,083
30,122
(資料:秋田県の都市計画)
また、秋田空港や高速道路、秋田新都市
等によって、秋田市と密接な係わりをも
つ河辺町、雄和町を含めた秋田都市圏の
人口は平成7年で、36 万6千人となって
おり、今後秋田市周辺との係わりも含め
て検討する際は、秋田都市圏としての広
がりを考慮する必要があります。
秋田都市圏人口
(単位:人)
昭和60年 平成2年 平成7年
秋田市
296,400 302,362 311,948
伸び率
4.1%
2.0%
3.2%
昭和町
9,769
9,393
9,220
伸び率
-1.8%
-3.8%
-1.8%
飯田川町
5,343
5,169
5,002
伸び率
-5.0%
-3.3%
-3.2%
天王町
18,370
18,908
20,438
伸び率
6.0%
2.9%
8.1%
河辺町
11,432
11,152
10,906
伸び率
0.3%
-2.4%
-2.2%
雄和町
8,718
9,184
8,743
伸び率
1.9%
5.3%
-4.8%
合計
350,032 356,168 366,257
伸び率
3.6%
1.8%
2.8%
(資料:国勢調査各年版)
16
2.通勤・通学圏
平成7年における就業者・就学者の流
入・流出状況から、周辺都市の秋田市へ
の依存度を見ると、秋田市に隣接するほ
とんどの市町村において、常住する通
勤・通学者の 50%以上が秋田市に流出
しており、すべての隣接市町村で 30%
を超えています。
昭和 60 年当時と比較すると、依存度
はより高くなっており、秋田市での就業
機会、定住の考え方など、周辺市町村と
の係わりにおける秋田市の役割が強く
なってきています。
3.商圏
平成 10 年度における消費者購買動向
調査によると、秋田市を拠点地区とした
買回品
*5
の商圏は、北は能代市、東は角
館市、田沢湖町、南は県境の鳥海町、象
潟町までと広域にわたっています。
秋田市に隣接する市町村の大部分が、
流出比率
*6
が 30%を超える1次商圏に
なっており、その外側に同心円上に、2
次商圏、影響圏が広がっています。
広域的な道路ネットワーク整備の進
展により、商圏も広がりを見せていると
いえます。
17
1−2 秋田市の現況
(1)自然・歴史
1.自然
本市は、東に出羽山地の
◆秋田市の降水量と平均気温(
平成11年)
℃
一部である太平山地が南北
30.0
に縦断し、西が日本海に面
25.0
していることから、典型的
20.0
な日本海型の気候となって
15.0
おり、冬期は毎日のように
降雪が見られます。
mm
250.0
降水量(
㎜)
平均気温(℃)
200.0
150.0
100.0
10.0
50.0
5.0
0.0
また、年間を通じて南東の
0.0
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月 12月
(資料:秋田地方気象台 地上気象観測原簿)
風向が最も多くなっています。
平成 11 年の概況は、平均気温 12.4℃、最高気温 37.0℃、最低気温-10.3℃、
年間降水量 1750.0mm、降水日数 182 日となっています。
2.歴史・沿革
秋田市の開発は、天平5年(733 年)、大和朝廷が北辺守備の拠点として、高
清水の丘に柵(秋田城)を設置したことに始まります。
その後、南北朝、室町時代を経て、足利末期の戦国時代には安東氏(のちの秋
田氏)が土崎地区に湊城を築き、政治、経済、文化の中心として繁栄しました。
そして、慶長7年(1602 年)、当時「窪田」と称した寒村に、佐竹氏が水戸か
ら推定1万∼1万5千人の人々とともに移り住み、神明山(千秋公園)に城を築
き、町割りを行いました。この町割りは、当時としては優れたものであり、時代
を反映した戦略的なまちづくりでした。
明治4年の廃藩置県後、現在の秋田市は久保田から秋田と改称され、県庁所在地
となり、その後8回にわたる町村合併、雄物川放水路の開通、秋田港と秋田運河の
改修、工場地帯の造成、鉱物資源の開発、羽越・奥羽の両本線をはじめとする交通
運輸機関の整備等により、市勢はめざましく発展し、平成 13 年3月現在、市域は
46,010ha となっており、平成7年の国勢調査では世帯数 115,050 戸、人口 311,948
人に達しています。
また、昭和 36 年に新しい時代の要請に応え、総合かつ計画的な行政の方向を明
らかにした初の「秋田市の現状と将来の展望」を策定し、これに基づいて土地区画
整理事業等の市街地開発事業や、公園、上・下水道、学校等の都市施設の整備が活
発に進められ、城下町秋田から近代都市に生まれ変わりました。
18
平成9年4月1日には中核市として位置づけられ、地方分権の推進、市政への
市民参加による、より市民に密着した市政を目指しています。
(2)人口
1.人口の推移
昭和 35 年から平成7年までの国勢調査人口を見ると、平成7年で 311,948 人で
あり、昭和 35 年当時の約 1.5 倍となっています。
経年的に人口は増加していますが、昭和 50 年で 10%を超えていた増加率も、
平成7年では 3.2%まで下がり、増加傾向は鈍化しているといえます。
また、世帯数も増加はしているものの、昭和 50 年まで 20%を超えていた増加
率が、昭和 60 年では 5.8%まで下がり、鈍化しています。
世帯人員は、昭和 35 年で1世帯あたり 4.6 人で
したが、年々減少し、平成7年では 2.71 人と世帯
分離が進んでいます。
これは、全国平均世帯人員の 2.85 人よりも少な
く、東北6県の県庁所在地のうちでは、仙台市、
盛岡市に次いで少ない世帯人員となっています。
世帯人員数比較
青森市
2.81
盛岡市
2.63
仙台市
2.51
秋田市
2.71
山形市
2.99
福島市
2.93
全国
2.85
人/戸
〃
〃
〃
〃
〃
〃
(資料:平成7年度国勢調査)
人口・世帯数及び増加率の推移
%
25.0%
350,000
300,000
20.1%
21.8%
20.9%
21.3%
296,400
284,863
302,362
311,948
20.0%
261,246
250,000
235,873
17.0%
216,607
203,661
15.0%
200,000
10.8%
150,000
8.9%
100,000
50,000
7.1%
6.4%
44,304
53,569
79,120
9.7%
9.0%
92,573
97,972
104,833
7.0%
10.0%
115,050
5.8%
65,248
5.0%
3.2%
4.1%
2.0%
0
0.0%
昭35
昭40
昭45
人口総数
昭50
世帯数
昭55
昭60
人口増加率
平2
平7
世帯増加率
資料:国勢調査
19
2.人口の特性
1)人口動態
自然動態は、年々減少傾向にあ
人口動態
人
2,760
3,000
り、社会動態は平成6年までは増
2,500
加したものの、その後急速に減少
2,000
しています。
1,500
1,000
こうしたことから、平成6年以
500
降人口動態は減少傾向にありま
0
-500
す。
2,079
1,370
1,902
1,558
1,565
1,383
1,200
935
911
平元 平2 平3
平4
平5
平6
平7
平8
726
平9 平10 平11
-1,000
人口動態
自然動態
社会動態
<自然動態(出生数・死亡者数)>
出生数の減少及び死亡者数の
増加により減少傾向にあり、少子
高齢化の進展に伴い、今後もこの
傾向は続くことが予想されます。
自然動態
人
3,500
3,000
2,500
2,000
1,500 1,428 1,279
1,129 1,012
1,000
1,031
875
729
804
714
667
378
500
0
平元 平2 平3
平4
平5
自然動態
平6
平7
出生総数
平8
平9 平10 平11
死亡総数
<社会動態(転入者数・転出者数)>
年間、約 14,000 人(人口の約
5%)もの転入者がいる反面、転
出者も多く見られます。
平成6年までは減少傾向にあ
社会動態
人
16,000
14,000
12,000
10,000
った転出者数が、近年では、流入
8,000
者数とほぼ同程度まで増加して
6,000
おり、結果的に社会動態が減少し
4,000
2,000
ています。
-517 91
429
1,067 1,027
1,729
836
579 268
平7
平8
486
348
0
-2,000
平元 平2 平3
平4
社会動態
平5
平6
転入総数
平9 平10 平11
転出総数
(資料:秋田市企画調整部企画調整課)
20
2)年齢階層別人口
男女別人口ピラミッド
昭和 30 年、昭和 50 年、
平成7年の国勢調査による
男女別5歳階級別人口構成
の推移を見ると、10 代前後
の人口が大きく減少し、40
∼60 代の人口が最も増加し
ていることから、釣鐘型か
ら紡錘型へ移行し、少子高
(資料:国勢調査各年版)
齢化が年々進行していると
いえます。
また、昭和 55 年以降の年齢
年齢3区分別人口の推移
3区分別人口の推移を見ると、
100%
生産年齢人口(15∼64 歳)は
90%
約 70%で一定ですが、老齢人
70%
口(65 歳∼)は昭和 55 年で
60%
7.4%であったのが、平成7年
40%
では 14.5%まで上昇している。
30%
一方、年少人口(∼14 歳)
10%
は年々減少し、平成7年で約
7.4%
9.0%
11.4%
70.4%
70.2%
70.1%
14.5%
80%
50%
69.4%
20%
22.1%
20.8%
18.4%
16.1%
昭55
昭60
平2
平7
0%
16%となっています。
年少人口
生産年齢人口
老年人口
(資料:国勢調査各年版)
老齢人口が増加するに伴い、65 歳以上の世帯人員がいる世帯数も年々増加して
おり、平成7年では約 31,000 世帯、総世帯数に占める割合は約 27%で、全世帯
の1/4以上にあたります。
人口
(単位:人、世帯)
65歳以上の世帯人員が
いる世帯
総世帯数 核家族世帯
総世帯数に
対する割合
昭和60年
296,400
97,972
58,019
19,873
20.3%
平成2年
302,362
104,833
61,628
24,505
23.4%
平成7年
311,948
115,050
66,393
21
30,952
26.9%
(資料:国勢調査各年版)
3)昼間人口
昭和 60 年、平成2年、平成7年の国勢調査から見た、流入・流出の構造及び昼
間人口
*7
を示します。
<流入・流出の構造>
通勤・通学人口の流入・流出について見ると、主な流入先は、男鹿市、天王町、
河辺町、昭和町、雄和町となっており、流入人口は年々増加しています。主な流
出先は、男鹿市、天王町、河辺町、雄和町、本荘市となっており、男鹿市以外に
ついては流出人口が年々増加傾向にあります。
東北主要都市の
昼夜間人口比率
<昼夜間人口>
秋田市の昼夜間人口比率は、昭和 60 年以降、ほぼ一 (平成7年)
定の値を示していますが、流入人口が増加する一方で、
流出人口も増えています。
また、東北6県の県庁所在地の昼夜間人口比率をみ
ると、秋田市は仙台市、山形市の次に高い値を示して
います。
秋田市の昼・夜間人口
常住人口②
昭和60年
平成2年
平成7年
296,400
302,362
311,948
仙台市
1.0927
山形市
1.0840
秋田市
1.0653
盛岡市
1.0639
福島市
1.0507
青森市
1.0217
(資料:国勢調査)
(単位:人)
昼間人口①
314,732
321,618
332,309
流出人口
5,754
6,777
8,298
22
流入人口
昼夜間人口比
1.94% 23,930 8.07%
106.18%
2.24% 26,119 8.64%
106.37%
2.66% 28,722 9.20%
106.53%
(資料:国勢調査各年版)
4)交流人口
秋田市の人口について、定住(夜間)人口や昼間人口に加え、祭りなどの観光
目的で秋田市に流入する人々を「交流人口」として捉えることとします。
平成2年以降、観光客数は概ね増加傾向にあり、平成 11 年では約 574 万人の観
光客が訪れています。
観光客数が最も多いのは竿燈まつりで、平成 11 年では 125 万人の観光客を動員
しています。これは定住人口 30 万人の約4倍の人数にあたります。
観光客数の推移
各年間(単位:
千人)
平2
平3
平4
平5
平6
平7
平8
6,327
6,012
6,022
6,511
7,322
6,655
6,706 7,278 6,830 5,740
(
資料:
秋田県観光統計)
各年間(単位:千人)
平2
平3
平4
平5
平6
平7
平8
平9
平10
平11
1,390
1,230
1,300
1,280
1,280
1,100
1,200
1,360
1,270
1,250
千秋公園桜まつり
406
378
336
353
335
276
337
307
325
369
土崎港まつり
170
150
150
150
150
150
150
255
295
140
50
50
115
123
150
160
163
190
173
170
170
50
180
150
170
160
180
180
観光客数
主な観光行事の観光客数
主な観光行事
竿燈まつり
美の国秋田冬まつり
雄物川花火大会
130
平9
平10
平11
(
資料:
秋田県観光統計)
3.地域別人口特性
中央、東部、西部、南部、北部の5地域別の人口推移と増加率を以下に示しま
す。
平成 11 年現在、最も人口の多い地域は、北部地域で約 87,000 人、次いで中央地
域約 79,000 人、東部地域約 66,000 人、南部地域約 49,000 人、西部地域約 36,000
人となっています。
地域別人口の推移
平2
中央地域 79,769
東部地域 66,164
西部地域 33,265
南部地域 38,276
北部地域 84,888
平3
79,796
66,428
33,342
39,326
84,913
平4
79,890
66,553
33,689
40,397
85,197
平5
80,023
66,685
33,998
41,712
85,444
23
平6
80,008
66,654
34,362
43,567
85,628
各年10月1日現在(単位:人)
平7
平8
平9
平10
平11
80,125 79,685 78,813 78,827 78,784
66,643 66,460 66,068 66,110 65,567
34,693 35,244 35,591 35,831 36,107
44,554 45,580 47,003 48,264 49,197
85,933 86,320 86,965 86,431 86,789
(資料:秋田市企画調整部企画調整課)
各地域の人口伸び率を見ると、比較的高い伸びを示しているのが、南部地域で
あり、平成6年までは御野場団地や秋田新都市の開発に伴い急速に伸びています。
一方、中央及び東部地域は近年減少傾向にあり、特に都心部
*8
を含む中央地域
では、平成9年から 10 年の1年間で、1%以上の減少となっています。
地域別人口増減率
5%
4%
3%
2%
1%
0%
-1%
-2%
平2年
平3年
平4年
中央地域
平5年
平6年
東部地域
平7年
平8年
西部地域
平9年
南部地域
平10年 平11年
北部地域
地域別人口及び高齢化率
地区
高齢化について見ると、平成7
中央地域
年においては、比較的新しい市街
東部地域
地を含む東部、南部地域の高齢化
西部地域
率が低くなっている一方で、北部
地域、西部地域が高くなっていま
南部地域
北部地域
す。
市全域
調査年
平成2年
平成7年
平成2年
平成7年
平成2年
平成7年
平成2年
平成7年
平成2年
平成7年
平成2年
平成7年
65歳以上
高齢化率
の増加率
(
%)
(
%)
79,769
11.9
13.2
80,125
14.5
66,164
10.4
12.1
66,643
13.8
33,265
12.7
14.2
34,693
15.6
38,276
9.4
10.7
44,554
11.8
84,888
12.1
14.0
85,933
15.9
302,362
11.4
13.0
311,948
14.5
(
資料:国勢調査各年版)
人口(
人)
中心市街地の人口増減と高齢化の傾向
地区
さらに、中心市街地
*9
の一部で
ある大町、千秋、南通、中通地区
の高齢化率の平均は 17.6%で、
市平均の 14.5%と比較して特に
高齢化が進んでいるといえます。
調査年
平成2年
平成7年
平成2年
千秋地区
平成7年
平成2年
中通地区
平成7年
平成2年
南通地区
平成7年
平成2年
4地区合計
平成7年
平成2年
市全域
平成7年
大町地区
24
65歳以上
高齢化率
の増加率
(
%)
(
%)
3,446
17.4
17.7
3,564
18.5
5,367
14.0
15.7
5,267
16.5
3,095
15.6
18.6
3,097
18.5
4,934
16.6
11.0
5,166
17.6
16,842
15.5
15.2
17,094
17.6
302,362
11.4
31.2
311,948
14.5
(
資料:国勢調査各年版)
人口(
人)
(3)産業
1.産業の概要
産業の概要として、昭和 60 年から平成7年までの国勢調査で見た、産業大分類
別の就業者の推移を以下に示します。
産業大分類別就業者は、夜間・昼間人口ベースともに、第1次産業は減少、第
2次産業では鉱業が減少、建設業が増加、第3次産業では卸売・小売業、飲食店
業及びサービス業が増加しています。
夜間人口ベースで見ると、第1次産業は 10 年間で 2.1 ポイント減少し、平成
7年で 2.6%となっており、第2次産業は 10 年間で 0.9 ポイント増の 21.2%、
第3次産業は 10 年間で 1 ポイント増の 75.8%で全体の3/4を超えています。
第3次産業のうち、卸売・小売業、飲食店業とサービス業が最も伸びており、
平成2年から7年で卸売・小売業、飲食店業が約 2,200 人、サービス業が約 5,000
人増加し、就業人口の増加数の約 79%を占めています。
産業大分類別就業者の推移
(夜間人口ベース)
(
単位:
人)
第一次産業
就業者
総数
昭和60年
平成2年
平成7年
農業
第二次産業
林業・
鉱業
漁業
5,492
823
4.7%
4,342
609
140,627
3.5%
3,541
356
150,277
2.6%
134,774
第三次産業
建設業 製造業
352
11,411
20.3%
265 12,304
21.1%
203 14,808
21.2%
15,549
17,082
16,916
卸売・
小売 金融・
保険
運輸・ 電気・
熱供
業・
業・
通信業 給・
水道業
飲食店
不動産業
39,154
39,711
41,910
7,389
7,977
7,792
10,646
74.8%
9,915
75.1%
10,105
75.8%
1,313
サービス
業
公務
34,271 8,014
1,320
39,095 7,632
148,549
平成2年
154,994
平成7年
164,744
375
0.3%
1,375
44,457 8,306
508
0.3%
(
単位:
人)
第一次産業
昭和60年
360
0.3%
(昼間人口ベース)
就業者
総数
分類不能
農業
第二次産業
林業・
鉱業
漁業
5,497
752
4.2%
332
4,351
559
3.2%
3,554
352
2.4%
244
第三次産業
建設業 製造業
14,289
21.4%
17,140
15,464
22.2%
209 18,148
22.1%
18,630
18,112
卸売・
小売 金融・
保険
運輸・ 電気・
熱供
業・
業・
通信業 給・
水道業
飲食店
不動産業
43,116
43,613
45,794
7,898
8,542
8,323
12,973
74.2%
1,371
12,295
74.4%
12,573
75.2%
1,389
サービス
業
公務
分類不能
36,314 8,500
367
0.2%
41,469 8,051
387
0.2%
1,426
47,038 8,685
530
0.3%
(
資料:
国勢調査各年版)
25
2.産業別の特性
1)農業
秋田市の農業は米が主体となっており、平成9年現在の農業粗生産額は、米が
約 63 億円、続いて畜産が 10 億3百万円、野菜が約7億6千万円となっています。
近年では、穀類・豆類、いも類の生産額は減少する一方、花きが増加しており、
全国の傾向にならい、より付加価値の高い農産業へ移行していることが伺えます。
また、農家戸数、農業就業者一人あたりの生産性は圃場整備や機械化の進展等
によって向上していると推測されるものの、農家数と農業就業人口は年々減少し
ており、農業粗生産額全体についても減少傾向にあります。
農業粗生産額の推移
年次
計
(単位:百万円)
米
麦類
平成元年
9,489 7,020
2
9,653 7,000
3
9,145 6,486
4
10,289 7,616
5
10,501 8,179
6
10,462 8,141
7
9,315 6,858
8
9,097 6,698
9
8,552 6,316
10
7,160 6,340
注)生産農業所得統計による。
農家数の推移
年次
昭和40年
45
50
55
60
平成2年
7
農家数(
戸)
7,237
6,878
6,369
5,932
5,453
4,939
4,341
穀類・
豆類 いも類
6
1
1
1
1
2
2
1
0
0
123
141
95
78
48
31
32
38
31
50
野菜
115
101
105
98
78
82
90
83
69
70
農業就業人口(人)
14,786
13,389
8,994
7,411
6,688
6,414
5,855
(
資料:
世界農林業センサス・農業センサス)
農家一戸あたり・
就業者1人あたり農業粗生産額
(
単位:千円/戸・人)
農家1戸あたり 就業者1人あたり
平成2年
1,954
1,505
平成7年
2,146
1,591
26
973
1,089
1,126
1,020
944
903
946
904
764
680
果実
花き
種苗・苗
木類・そ
の他
畜産
146
80
39
987
158
101
40 1,022
112
106
49 1,065
121
128
46 1,181
112
133
38
968
140
132
37
994
132
151
40 1,064
130
150
44 1,049
158
143
37 1,034
130
230
30
820
(資料:秋田農林水産統計年報)
2)工業(製造業)
秋田市の製造業について見ると、製造品出荷額、従業者一人あたりの出荷額等
は平成9年まで年々向上していましたが、10 年以降減少しています。また、事業
所数、従業者数ともに一時的な増加はみられるものの、総じて減少傾向にあると
いえます。
製造業の推移
事業所数(従業者4人以上)
従業者数
製造品出荷額等
1事業所あたり製造品出荷額等
従業者1人あたり製造品出荷額等
各年12月31日現在(
単位:
件、人、百万円)
平3年 平4年 平5年 平6年 平7年 平8年 平9年 平10年 平11年
537
508
530
491
467
444
430
472
438
16,295 15,729 15,541 15,328 14,799 14,049 13,933 14,783 14,406
337,569 334,471 338,131 332,178 354,636 350,608 371,649 352,127 349,172
629
658
638
677
759
790
864
746
797
21
21
22
22
24
25
27
24
24
(
資料:
工業統計調査各年版)
製造業の推移
百万円
百万円/人
400,000
350,000
354,636
337,569
334,471
338,131
332,178
21
21
22
22
350,608
27
352,127
349,172
24
24
25
24
300,000
30
371,649
25
20
250,000
200,000
15
150,000
10
100,000
5
50,000
0
0
平3年
平4年
平5年
平6年
製造品出荷額等
平7年
平8年
平9年
平10年
平11年
従業者1人あたり製造品出荷額等
産業中分類別製造品出荷額等の推移
各年12月31日現在(単位:万円)
平成 11 年における産業中分
類別に見た製造品出荷額等で
は、電気機械器具が最も多く、
次いで食料品、パルプ・紙・紙
加工品、金属製品、木材・木製
品となっています。
平成8年から 11 年までの間、
家具・装備品の出荷額等が急激
な伸び率を示しています。
合計
12 食料品
13 飲料・飼料
14 繊維(工業)
15 衣服その他の繊維製品
平8
平11
平11/平8
35,060,766 34,917,235
100%
3,301,187 3,639,333
110%
1,629,057 1,288,636
79%
279,466
249,894
89%
349,761
296,837
85%
16 木材・木製品
3,845,317
2,987,951
78%
17 家具・装備品
18 パルプ・紙・
紙加工品
163,150
4,372,510
557,150
3,533,334
341%
81%
19 出版・印刷・同関連
2,317,539
2,158,916
93%
20 化学
3,139,431
2,734,051
87%
21 石油製品・
石炭製品
162,736
X
X
22 プラスチック
317,976
331,042
104%
X
−
X
X
X
X
1,374,922
1,279,675
93%
26 鉄鋼
27 非鉄金属
779,559
X
804,578
2,391,567
103%
X
28 金属製品
3,093,443
3,034,841
98%
23 ゴム製品
24 なめし皮・
同製品・
毛皮
25 窯業・土石製品
29 一般機械器具
840,452
596,231
71%
30 電気機械器具
6,489,783 8,388,234
129%
31 輸送用機械器具
76,985
64,269
83%
32 精密機械器具
X
X
X
33 武器
X
X
X
34 その他
411,481
392,918
95%
(資料:工業統計調査各年版)
注)
従業者4人以上の事業所
27
3)商業(卸売・小売業)
秋田市の商業(卸売・小売業)の平成9年における年間販売額は、卸売業が約
1兆5千億円、小売業が約4千5百億円となっています。
平成3年から9年までの推移
百万円
2,000,000
を見ると、ともに商店数は減少傾
年間販売額(
卸売・
小売業)
向にありますが、年間販売額は
1,945,356
年々増加しており、一商店あたり
の販売額、従業者一人あたりの販
1,849,309
売額が増加しています。これは、
1,810,104
1,800,000
近年進出が顕著な大規模小売店
舗の進出により、一商店あたりの
販売額が増加していることや、コ
ンビニエンスストア、総合スーパ
1,600,000
ー、卸機能を活かしたディスカウ
平成3年
平成6年
平成9年
ント店などの進出により、卸売店
や小規模小売店舗が減少してい
資料:全国大型小売店総覧
ることが主な原因と想定されます。
(単位:件・人・百万円)
(卸売業)
商店数
従業者数
1,544
1,458
1,337
平成3年
平成6年
平成9年
15,963
15,574
15,095
一商店当たり 従業者一人
販売額
当たり販売額
1,427,716
924.69
89.44
1,425,893
977.98
91.56
1,496,520
1,119.31
99.14
年間販売額
(単位:件・人・百万円)
(小売業)
商店数
平成3年
平成6年
平成9年
4,212
3,948
3,755
一商店当たり 従業者一人
従業者数
年間販売額
販売額
当たり販売額
90.79
21,003
382,388
18.21
107.25
21,238
423,416
19.94
119.53
21,340
448,836
21.03
(資料:商業統計調査各年版)
また、大規模小売店舗法(平成 12 年5月 31 日廃止)に基づく、大規模小売店
舗面積の小売業売場面積全体に占める割合は、平成3年から9年にかけて 16 ポイ
ントも上昇し、約 76.8%を占めています。
店舗数については、第2種大規模小売店舗の増加が顕著であり、売り場面積に
ついては、平成3年から9年の6年間で第1種は約 85,000 ㎡、第2種は約 27,000
㎡の増加となっています。
大型小売店舗数等の推移
(単位:件・㎡)
大型店店舗数
小売業売
り場面積
平成3年
平成5年
平成7年
平成9年
304,977
330,506
381,755
384,506
大型店売り場面積
第1種※1
第2種※2
14
14
17
20
51
53
60
69
第1種
124,068
147,420
178,969
209,494
大型店面積
第2種
シェア
59,480
64,582
76,001
85,931
60.2%
64.1%
66.8%
76.8%
※1:大規模小売店舗法に基づく第1種大規模小売店舗(3,000㎡以上)
※2:大規模小売店舗法に基づく第2種大規模小売店舗(500㎡以上3,000㎡未満)
(資料:全国大型小売店総覧加筆)
28
(4)土地利用
1.土地利用の概況
平成 13 年3月現在、秋田市の行政区域面積は約 46,010ha、その約 67%にあた
る 30,987ha が都市計画区域として指定されています。
秋田市の土地利用の変遷を昭和 52 年から平成4年までの国土利用面積の推移
をもとに、以下にまとめています。
・農用地や森林は年々減少していますが、平成4年において、農用地が約
12%、森林が約 60%を占め、合わせて全体の3/4程度を占めています。
・一方、住宅地や一般道路は増加していますが、平成4年において、それぞ
れ 5.6%、2.8%を占め、合わせて 8.4%程度となっています。
農用地、森林の減少と、宅地、道路の増加は市街化の進展に合わせて今後も続
くと見られますが、一方で自然環境の保全や活用、景観資源の保全などについて
も十分に検討する必要があります。
国土利用面積の推移
利用区分
昭和52年
農用地
6,499
田
5,900
畑
500
採草牧草地
99
森林
27,927
国有林
8,421
民有林
19,506
原野
718
水面・河川・水路
1,986
水面
393
河川
1,101
水路
492
道路
1,128
一般道路
752
農道
282
林道
94
宅地
3,190
住宅地
1,964
工業用地
521
その他の宅地
705
その他
4,425
合計
45,873
(各年次、単位:ha)
昭和55年
昭和58年
昭和61年
平成元年
平成4年
(構成比:%)
6,249
6,116
5,942
5,865
5,755
12.5
5,700
5,580
5,510
5,450
5,350
11.6
450
473
355
338
321
0.7
99
99
77
77
84
0.2
27,821
27,711
27,572
27,410
27,296
59.4
8,333
7,966
7,756
7,688
7,650
16.6
19,488
19,745
19,816
19,722
19,646
42.7
783
783
705
705
69
0.2
1,981
1,977
1,951
1,928
1,897
4.1
393
393
404
414
425
0.9
1,105
1,107
1,107
1,112
1,107
2.4
483
477
440
402
365
0.8
1,205
1,298
1,442
1,560
1,726
3.8
819
904
1,050
1,151
1,299
2.8
282
284
294
304
314
0.7
104
110
98
106
113
0.2
3,449
3,658
3,935
4,269
4,304
9.4
2,179
2,306
2,342
2,448
2,577
5.6
497
527
463
438
431
0.9
773
825
1,130
1,383
1,296
2.8
4,438
4,383
4,379
4,222
4,914
10.7
45,926
45,926
45,926
45,959
45,961
100
資料:秋田市国土土地利用計画改訂業務調査報告書(秋田市 1997年)
29
2.宅地開発動向
1)宅地開発の状況
住宅地、工業用地など、新規宅地の5ha 以上の大規模開発は以下のとおりです。
〔工業用地等〕
・新規工業用地として、飯島地区臨海部の埋立地(61.4ha)の造成が終了し
ています。
・下浜工業団地(14.00ha)は分譲が完了し、豊岩工業団地(14.10ha)、西
部工業団地(34.25ha)については、現在、分譲が進められています。
・秋田新都市においては、工業用地 45.7ha の造成が終了し、現在 15 区画
19.0ha が分譲済みとなっており、流通用地は 25.1ha で、そのうち 22 区画
20.2ha が分譲済みとなっています。産業区全体では、39 区画 41.4ha で
54.4%が分譲済みです。
〔住宅地〕
・民間による大規模開発事業のうち、ビューシティ山手台、桜台ニュータウ
ン、ヴァンべール大平台、グリーンスクエア添川、第2みなみ野団地、南部
ニュータウン大野が既に完了した事業であり、桜ヶ丘ひがし団地、第2ヴァ
ンベール大平台、南ヶ丘ニュータウンについては現在開発が進められていま
す。
民間の大規模開発事業
団地名称
開発面積 計画戸数 計画人口
(ha)
(戸)
(人)
事業予定地
完了年月日
ビューシティ山手台
上北手百崎字諏訪沢他
31.1
540
1,660
H10.1.19
桜台ニュータウン
下北手桜字堤ヶ沢
39.9
711
2,450
H11.8.30
ヴァンベール大平台
上北手大戸字大戸他
23.4
420
1,340
H9.4.8
グリーンスクエア添川
添川字地の内
10.2
279
893
H10.9.9
第2みなみ野団地
仁井田字西潟敷字新中島
6.8
158
590
H8.12.6
南部ニュータウン大野
仁井田字大野他
6.1
147
515
H11.8.10
桜ヶ丘ひがし団地
下北手桜字真美ヶ沢他
8.6
187
618 H14.5(予定)
6.5
132
436 H13.10(予定)
47.7
754
2,489 H14.6(予定)
180.3
3,328
第2ヴァンベール大平台 上北手大戸字大戸他
南ヶ丘ニュータウン
上北手百崎字諏訪ノ沢他
合 計
10,991
資料:秋田市都市開発部都市整備課(平成12年3月末現在)
30
2)建物利用状況
秋田市課税台帳(平成4年)に基づいた住区別のネット面積、及びネット容積
率
*10
を見ると、容積率で 100%を上回っているのは、都心部の大町と中通で、昭
和 60 年時点では 100%を超えている地区がなかったことから、都心部での高度利
用は進んでいるといえます。
上記以外の地区は、昭和 60 年と比較して建ぺい率、容積率ともに変化は見られ
ません。
地区区分
大町
旭北
旭南
川元
川尻
山王
高陽
保戸野
泉
千秋
中通
南通
樽山
茨島
八橋
東通
手形
手形(字)
手形山
泉(旭川)
旭川
新藤田
濁川
添川
広面
柳田
横森
桜
桜ガ丘
下北手
新屋南部
新屋北部
向浜
浜田
豊岩
下浜長浜
下浜羽川
牛島東
牛島西
卸町
大住
仁井田
御野場
御所野
四ツ小屋
上北手
寺内
外旭川
土崎港 中央
土崎港 東
土崎港 西
土崎港 南
土崎港 北
土崎港 その他
将軍野 東
将軍野 南
将軍野 その他
港北
飯島
金足
下新城
合計
宅地合計 建築面積
ネット
面積(㎡) 合計(㎡) 建ぺい率
389,059
139,441
232,033
273,878
1,225,318
705,576
223,222
695,841
961,384
357,232
435,427
420,035
910,427
1,033,408
1,151,170
271,134
312,087
741,899
158,820
353,697
233,874
133,502
238,290
126,283
1,599,904
51,334
422,500
315,014
143,606
216,844
2,033,219
1,395,212
1,180,694
475,579
27,353
103,938
347,951
609,906
545,455
308,591
192,666
1,778,137
328,237
1,141,629
172,437
0
1,684,014
1,245,467
646,208
513,753
274,962
391,392
700,636
1,303,292
492,244
470,640
239,272
172,068
2,784,240
358,790
402,581
36,792,802
189,120
46,528
100,656
97,616
369,521
212,886
77,206
247,576
306,898
146,740
206,180
158,039
318,952
322,088
327,046
97,853
126,707
257,833
42,553
116,686
71,677
36,476
62,375
39,781
450,698
13,633
116,893
88,699
38,989
62,987
460,438
392,590
204,207
115,774
5,755
30,245
62,961
210,527
148,920
90,138
64,365
436,680
95,913
87,093
27,165
134
457,950
376,357
259,633
163,409
79,933
132,302
213,159
165,424
124,586
131,778
67,561
47,205
572,796
79,183
108,654
10,163,727
48.61%
33.37%
43.38%
35.64%
30.16%
30.17%
34.59%
35.58%
31.92%
41.08%
47.35%
37.63%
35.03%
31.17%
28.41%
36.09%
40.60%
34.75%
26.79%
32.99%
30.65%
27.32%
26.18%
31.50%
28.17%
26.56%
27.67%
28.16%
27.15%
29.05%
22.65%
28.14%
17.30%
24.34%
21.04%
29.10%
18.09%
34.52%
27.30%
29.21%
33.41%
24.56%
29.22%
7.63%
15.75%
0.00%
27.19%
30.22%
40.18%
31.81%
29.07%
33.80%
30.42%
12.69%
25.31%
28.00%
28.24%
27.43%
20.57%
22.07%
26.99%
27.62%
延床面積
合計(㎡)
509,233
108,362
160,020
166,490
492,340
499,342
119,525
375,950
439,396
300,646
727,081
313,713
472,883
425,601
492,129
149,706
200,358
381,815
60,393
154,362
99,564
50,692
85,062
56,649
649,068
22,739
160,448
125,577
64,245
89,311
606,824
537,015
252,303
136,465
7,659
34,440
74,588
293,759
208,611
131,759
96,767
599,084
137,419
145,787
32,792
134
620,400
519,894
374,880
205,979
107,580
192,153
277,468
200,193
162,781
183,574
95,851
59,680
766,873
101,494
137,012
15,253,921
ネット
容積率
130.89%
77.71%
68.96%
60.79%
40.18%
70.77%
53.55%
54.03%
45.70%
84.16%
166.98%
74.69%
51.94%
41.18%
42.75%
55.21%
64.20%
51.46%
38.03%
43.64%
42.57%
37.97%
35.70%
44.86%
40.57%
44.30%
37.98%
39.86%
44.74%
41.19%
29.85%
38.49%
21.37%
28.69%
28.00%
33.14%
21.44%
48.16%
38.25%
42.70%
50.23%
33.69%
41.87%
12.77%
19.02%
0.00%
36.84%
41.74%
58.01%
40.09%
39.13%
49.09%
39.60%
15.36%
33.07%
39.01%
40.06%
34.68%
27.54%
28.29%
34.03%
41.46%
資料 秋田市財政部資産税課
31
3)マンション建設動向
マンションの建設は、中心市街地及びその周辺で多く見られます。
マンションの建設動向について平成元年以降の建築確認件数で見ると、平成元
年から3年の間は、年間 10 件程度ありましたが、その後ゼロが続き、平成7年以
降は年間数件となっています。
マンション建築確認件数
年
H1
件数
11(2)
戸数
667
延べ面積(㎡) 47,229.64
H2
13(6)
665
28,010.62
H3
8(
3)
691
41,660.67
H4
0
0
0
H5
0
0
0
年
H7
件数
1
戸数
53
延べ面積(㎡) 4,764.22
H8
4
179
14,727.72
H9
3
151
14,103.57
H10
3
221
17,353.30
H11
3
186
16,721.50
平成12年2月28日現在
注:7階建以上のものが対象。(
)
内の数字は、未着工及び建築中断のもの。
(資料 秋田市都市開発部建築指導課)
32
H6
0
0
0
4)大規模小売店舗建設動向
大規模小売店舗(大規模小売店舗法による第1種・第2種大規模小売店舗)の
立地動向を地域別にみたものを以下に示します。
出店状況をみると、中央地域、特に都心部に多く立地しており、昭和 50 年以前
に立地したものが地域全体の約4割を占めており、開店後 20 年以上の歴史の古い
ものが多くなっています。
周辺地域においては、平成3年以降に立地した第2種大規模小売店舗(商業床
500∼3,000 ㎡)が多くなっており、道路整備とともに大規模店舗も進出している
ことが伺えます。
大規模小売店舗出店概況
(
単位:箇所)
昭和61
∼昭和 昭和46 昭和51 昭和56
平成3 平成8
総数 第1種 第2種
∼平成
45年 ∼50年 ∼55年 ∼60年
∼7年 年∼
2年
中央地域
10
6
3
5
6
6
7
43
13
30
東部地域
2
3
3
7
15
2
13
西部地域
1
1
0
2
4
0
4
南部地域
2
2
1
7
6
18
4
14
北部地域
1
4
1
3
3
10
22
5
17
計
10
7
12
8
14
19
32
102
24
78
注)平成8年以降の店舗数は、H.12.5.31現在、未開店のものも含む。
資料:
商業観光課(
平成12年5月31日現在)
大規模店舗地域別年数別出店割合
100%
80%
60%
40%
20%
0%
中央地域
東部地域
西部地域
南部地域
北部地域
∼昭和45年
昭和46∼50年
昭和51∼55年
昭和56∼60年
昭和61∼平成2年
平成3∼7年
平成8年∼
33
平成12年5月31日現在
都心部及び新都市の第1種・第2種大規模店舗出店状況
店舗面積
分類※
店舗名
所在地
備考
キャッスルプラザ
中通1
4,332 ㎡
木内
〃
7,918 ㎡
緑屋ビル
中通2
3,265 ㎡
第1種 秋田ショッピングセンター(イトーヨーカ堂他)
〃
12,724 ㎡
秋田中央ビルディング(本金西武)
〃
11,030 ㎡
中
秋田総合生活文化会館・美術館(アトリオン)
〃
2,125 ㎡
央
なかよしターミナルビル(ジャスコフォーラス)
千秋久保田町4 16,147 ㎡
街
スタジオパレット
中通1
389 ㎡ 洋服・
洋品
区
加賀正ビル
〃
587 ㎡ 洋服・
洋品
第2種 加賀屋書店
中通2
511 ㎡ 書店
YES秋田ビル
〃
1,450 ㎡ 家電
メディアサイト秋田
〃
1,141 ㎡ 家電
中央街区小計
49,369
㎡
都
秋田市民市場
中通4
4,125 ㎡
第1種 大町ニューシティビル(ダイエー他)
心
大町2
13,338 ㎡
新秋田大町ビル(辻兵)
〃
4,415 ㎡
部
第2種 せきや
大町1
869 ㎡ 食品・
スーパー
マルトヨビル
中通4
989 ㎡ 家具
中
西舘家具店
大町6
2,112 ㎡ 家具
央
小泉家具センター
〃
1,342 ㎡ 家具
街
清水養吉家具店
〃
1,245 ㎡ 家具
区
なかよ
し
中通4
798 ㎡ 洋服・
洋品
周
升屋ビル(那波商店)
大町3
1,040 ㎡ 洋服・
洋品
辺
スポーツボックスタケハン
中通4
810 ㎡ スポーツ
サンパティオ大町(
竹半)
大町1
1,672 ㎡ スポーツ
秋田民衆駅
中通7
1,391 ㎡ その他
チャイルドセンターなかよし
中通4
740 ㎡ その他
中央街区周辺小計
34,886 ㎡
合計
84,255 ㎡
イオン秋田ショッピングセンター(
ジャスコ・中三他)御所野地蔵田
43,496 ㎡
新
第1種 緑屋南店
四ツ小屋与左ェ門
3,291 ㎡
都
東京インテリ
ア家具秋田店
御所野元町
9,000 ㎡
市
合計
55,787 ㎡
※大規模小売店舗法(
第1種大規模小売店舗:商業面積3,000㎡以上、第2種大規模小売店舗:商業面積500㎡以上
3,000㎡未満)に基づく分類による
資料:秋田市商工部商業観光課
34
都心部拡大図
凡 例
都市計画区域
中心市街地活性化
基本計画エリア
第一種大規模小売店舗
第二種大規模小売店舗
食料品・スーパー
ホームセンター
家 電
家 具
洋服・洋品
スポーツ
その他
第一種・第二種
大規模小売店舗の概況
N
0
1km
5km
35
3.市街化の動向
平成7年の人口集中地区(DID)
*11
面積は約 5,040ha で、市街化区域 7,400ha
の約 68%となっており、DID 人口は約 260,000 人で、行政区域人口の 83.2%を占
めています。
DID 人口密度は、平成7年で 51.5 人/ha となっています。
<人口集中地区(DID)の変遷>
人 口
年
面 積
人口密度
人口集中
全域に対す 人口集中
全域に対す 人口集中
地区
地区
行政区域 る集中地区 地区
行政区域 る集中地区
行政区域
の割合
(DID)
の割合
(
DID)
(
DID)
地域
昭45 秋田市
人
156,002
人
235,873
%
66.1
ha
2,390
ha
45,888
%
5.2
人/ha
65.3
人/ha
5.1
昭50
〃
188,836
261,246
72.3
3,200
45,893
7.0
59.0
5.7
昭55
〃
217,056
284,863
76.2
3,870
45,926
8.4
56.1
6.2
昭60
〃
239,334
296,400
80.7
4,540
45,926
9.9
52.7
6.5
平2
〃
249,533
302,362
82.5
4,850
45,961
10.6
51.5
6.6
平7
〃
259,620
311,948
83.2
5,040
45,989
11.0
51.5
6.8
(
資料 国勢調査各年版)
農地の転用状況から市街地の動向を見ると、平成8年以降は転用が鈍化してい
ますが、これは鉱工業用地や道路などへの転用や、住宅敷地への転用が少なくな
ってきているためです。
農地の転用状況
年次
平成元年
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
総面積
79.27
58.43
39.96
43.40
48.44
40.50
53.49
25.25
26.33
27.68
21.77
各年間 (
単位:ha)
住宅敷地
15.81
15.97
12.77
16.50
11.94
16.69
27.50
16.66
14.94
14.64
9.03
学校教育公園 道・
水路等
鉱工業用地
運動場用地
用地
0.70
0.27
0.14
1.45
4.52
0.75
-
0.52
2.01
4.28
3.12
0.93
0.99
0.59
0.22
0.10
0.26
50.83
22.39
8.96
16.99
28.54
10.37
8.63
0.15
0.39
0.29
0.77
その他建設
施設
6.85
12.88
10.35
4.60
5.38
8.18
12.24
7.69
10.58
11.18
11.47
植林
0.13
0.63
0.06
0.60
0.20
0.18
-
その他
4.56
4.78
2.97
1.99
0.20
3.67
0.01
1.30
0.24
(資料:
秋田市農業委員会)
36
凡 例
都市計画区域
市街化区域
昭和45年人口集中地区
昭和50年人口集中地区
昭和60年人口集中地区
平成7年人口集中地区
市街地進展図
N
0
1km
5km
1:110,000
37
4.中心市街地の動向
近年、全国的に中心市街地における定住人口の減少や、商業店舗の閉鎖による
空洞化が問題となっていますが、秋田市においても問題が顕著になってきており、
まちづくり3法(中心市街地活性化法、大規模小売店舗立地法、改正都市計画法)
の運用によって、その改善が求められています。
中心市街地地区別人口の推移
平3年
平5年
平7年
平9年
各年10月1日現在
平11年
地区面
人口密度
人口密度
人口密度
人口密度
人口密度
積 (ha) 人口(
人)
人口(
人)
人口(
人)
人口(
人)
人口(
人)
(人/ha)
(人/ha)
(人/ha)
(人/ha)
(人/ha)
大町
千秋
中通
南通
55
94
84
60
3,506
5,286
3,081
5,121
63.7
56.2
36.7
85.4
3,595
5,367
3,089
5,147
65.4
57.1
36.8
85.8
3,564
5,267
3,097
5,166
64.8
56.0
36.9
86.1
3,377
61.4
3,501
63.7
5,417
57.6
5,112
54.4
2,941
35.0
2,868
34.1
4,938
82.3
4,734
78.9
資料:秋田市企画調整部企画調整課
中心市街地における人口の推移について、大町、千秋、中通、南通の4地区で
見ると、各地区とも平成7年までは人口が増加していますが、その後減少に転じ
ています。人口の減少が顕著なのは南通で、平成3年と平成 11 年を比較すると、
約 390 人、人口密度も約 6.5 ポイント減少しています。
また、市全体の人口が増加しているにもかかわらず、これら全地区で減少して
いる点も問題であるといえます。
中心市街地及びその周辺においては、大規模な遊休地が見られ、空地ではない
ものの暫定的に駐車場に利用されている土地も多くなっており、広小路沿いで空
き店舗化が顕著となっています。
特に中央街区
*12
は、遊休地、空き店舗、駐車場も含めると、商業に利用されて
いる土地は半分程度までになっています。
今後、これらの空き店舗や遊休地などの利用、活用を含めた総合的な中心市街
地の再生が課題となっています。
こうした状況のなかで、中心市街地のまちづくりについては、平成3∼4年度
に「秋田市中心商業地まちづくり検討調査」や「特定商業集積整備基本構想作成
調査」が、平成5∼6年度には「秋田市市街地総合再生基本計画調査」等が行わ
れ、中心市街地整備の方向づけがなされてきました。さらに、平成 10 年度には、
これらの調査・計画を総合的にまとめるかたちで、中心市街地活性化法に基づく
*13
「秋田市中心市街地活性化基本計画 」 が作成され、今後は、同計画に基づき、各
種施策、事業の展開が見込まれるところです。
以下に中心市街地における遊休地等の現状と各種まちづくりの動向を示します。
38
¥
凡 例
N
遊休地
図 中央街区周辺の駐車場分布
空き店舗
駐車場等
跡地利用
0
50
100
250
m
資料:秋田市中心市街地活性化基本計画(H11.3)
(5)都市施設
1.交通
1)交通流動特性
平成6年度の道路交通センサ
ス
*14
から秋田市の交通流動特
性について見ると、都心部への
交通集中が顕著であり、放射道
路の交通量が非常に多くなっ
ています。特に、都心部と土崎、
広面を結ぶ道路において最も
発生集中交通量が多くなって
います。
また、環状道路についても、
道路整備に伴い、土崎、外旭川、
広面、仁井田を結ぶ道路の発生
集中交通量が増加しています。
これらの状況を踏まえ、3つの環状道路
*15
と放射道路
*16
による骨格的道路ネ
ットワークの形成に向けた整備推進が必要です。
2)道路整備状況
都市計画道路の整備状況は、都市計画決定延長 269.3km のうち、185.8km が整
備済みとなっており、進捗率は 69.0%となっています。
秋田都市計画道路の整備・
進捗状況
計画決定 整備済み
道路延長
269.3
185.8
(単位:km)
進捗率
69.0%
平成12年3月末現在
平成4年度以降都市計画決定した道路は、秋田中央道路、秋田駅西北一号線、
手形東通線、秋田駅東二号線、秋田駅東拠点一号線、泉外旭川線、新都市公園道
路五号線、上北手御所野線の8路線です。
現在、都市計画決定している道路は、市街地をほぼ網羅していると見られます
が、横森、楢山地区の道路の不足が問題となっています。
41
都心部拡大図
凡 例
都市計画区域
市街化区域
都市計画道路(整備済)
都市計画道路(概成済)
都市計画道路(事業中)
都市計画道路(未整備)
道路整備状況図
N
0
1km
5km
1:110,000
42
3)都心部駐車場
都心部駐車場は、秋田駅前公営駐車場をはじめとする立体駐車場のほか、遊休
地を暫定利用した民間駐車場も多く見られます。
秋田駅前公営駐車場の利用状況を見ると、平成8年をピークに増加から減少へ
と移行しています。
台
秋田駅前公営駐車場利用状況
1,000,000
900,000
利用台数
800,000
700,000
600,000
500,000
400,000
300,000
200,000
100,000
0
昭58年度
61年度
平元年度
4年度
7年度
平10年
資料 (
財)
秋田市駐車場公社
4)バス
バスの利用状況について、年間運送人員の変遷を見ると、市営バス、秋田中央
交通ともに年々減少しています。
バスの利用者数の減少から、現在、市営バスの経営形態のあり方が検討されて
いますが、今後の長寿社会
*17
への対応や身体障害者へのサービス向上など、利
用促進策の検討に合わせて、都心部へのアクセス性の強化や都心の回遊性を生み
出す、利便性の高いバス交通システム利用促進の検討が必要となっています。
年間運送人員の推移
( 単位 : 万人 )
3,500
市営交通
中央交通
3,000
2,163
2,500
2,024
1,957
1,842
1,713
1,598
2,000
731
681
1,500
670
651
591
528
1,443
455
1,000
1,432
1,343
1,287
500
1,191
1,122
1,070
988
8年度
9年度
10年度
11年度
0
平5年度
6年度
7年度
資料 秋田市交通局 秋田中央交通
43
5)鉄道
鉄道の利用状況を各駅の乗車人員から見ると、平成元年度から 11 年度において
は、微増あるいは若干の減少が見られるものの総数は減少しています。秋田駅に
ついては、秋田新幹線が平成9年に開通したことから一時的に乗車人員の増加に
つながりましたが、その後減少傾向にあります。
市内JR各駅の乗車人員
年度
総数 四ツ小屋
平成元年度 23,051
356
2
23,395
345
3
23,700
400
4
24,100
400
5
24,400
400
6
24,184
404
7
23,818
374
8
23,512
414
9
23,571
397
10
22,899
383
11
22,543
448
秋田
15,048
15,313
15,500
15,500
15,500
15,280
14,801
14,487
14,746
14,301
14,016
土崎
2,736
2,785
2,900
2,900
3,100
3,100
3,074
2,954
2,869
2,802
2,716
一日平均 単位:人
追分 羽後牛島 新屋
下浜
2,418
320
1,198
266
2,412
373
1,173
232
2,400
400
1,200
200
2,400
700
1,300
200
2,400
800
1,300
200
2,391
833
1,218
220
2,432
832
1,243
205
2,430
870
1,238
209
2,382
887
1,193
205
2,333
908
1,116
162
2,328
882
1,091
156
資料:東日本旅客鉄道株式会社
上飯島
709
762
700
700
700
738
857
910
892
894
906
6)空港
空港の利用状況として現在の各航空会社別路線及び利用者数の推移について見
ます。
現在の秋田空港離発着路線は7路線で、全日空秋田∼福岡と日本エアシステム
秋田∼関西空港が平成7年以降に新規開設、エアーニッポン秋田∼函館は閉鎖し
ています。
利用者数は総じて増加
空路別年間利用客数の推移
H5
傾向にありますが、東京
H7
H8
(
単位:人)
H10
H9
東京→秋田
318,176
331,037
355,132
387,063
339,419
295,338
秋田→東京
310,456
324,098
344,605
370,360
328,236
290,063
名古屋→秋田
33,183
34,147
37,304
39,675
46,638
46,702
秋田→名古屋
36,194
36,377
39,845
44,670
50,504
46,954
福岡→秋田
—
—
—
12,945
11,509
11,304
秋田→福岡
—
—
—
11,862
12,122
12,347
航 日 東京→秋田
空本
秋田→東京
126,315
127,722
133,260
126,774
122,457
132,902
123,641
131,871
140,916
148,598
142,340
144,559
札幌→秋田
72,281
74,085
81,780
80,247
77,796
71,281
秋田→札幌
69,826
72,242
78,426
79,416
77,482
69,745
大阪→秋田
52,756
55,806
37,385
38,820
41,201
37,922
秋田→大阪
46,034
49,167
34,354
34,529
41,078
38,150
関西→秋田
—
—
27,415
27,301
27,055
26,603
秋田→関西
—
—
20,639
26,295
24,076
20,250
函館→秋田
1,376
—
—
—
1,727
—
秋田→函館
1,211
—
—
—
1,879
—
東京→秋田
444,491
458,759
488,392
513,837
461,876
428,240
秋田→東京
434,097
455,969
485,521
518,958
470,576
434,622
路線については秋田新幹
線開通後の平成9年から
H6
全
日
空
は減少傾向にあります。
日
本
エ
ア
シ
ス
テ
ム
ー
ニ
ッ
ポ
ン
エ
ア
本全
航日
空空
合と
計日
資料 秋田県
44
7)港湾
港湾取扱貨物について、入貨、出貨の年次推移を以下に示します。
これを見ると、入貨は横這い状態、出貨は平成7年まで増加、8年以降減少傾
向にあります。7年 11 月に外貿定期コンテナ便が開設された等の理由により、8
年に輸出が急増し、以降、増加傾向にあります。11 年には、移出、輸出ともに前
年に比較して大幅に増加しています。
また、平成 11 年7
月に、定期フェリー
便が就航し、現在、
苫小牧−秋田−新潟
−敦賀の航路で週4
便が運行されていま
す。
年次
平成元年
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
総数
5,347,670
5,715,348
5,886,244
6,022,584
5,499,011
6,049,841
5,988,799
6,070,905
5,550,626
5,116,499
5,864,563
入貨
移入
2,915,818
3,275,578
3,331,739
3,570,415
3,381,854
3,605,176
3,402,702
3,602,736
3,343,060
3,322,574
3,550,387
輸入
2,431,852
2,439,770
2,554,505
2,452,169
2,117,157
2,444,665
2,586,097
2,468,169
2,207,566
1,793,925
2,314,176
各年間 単位:
t
出貨
総数
移出
輸出
525,876 509,783 16,093
534,318 523,043 11,275
541,999 529,591 12,408
574,193 556,537 17,656
595,620 582,584 13,036
621,864 588,739 33,125
678,371 645,515 32,856
545,685 401,491 144,194
547,368 393,435 153,933
514,721 347,081 167,640
846,079 562,112 283,967
資料 港湾統計年報(
秋田県)
2.公園・緑地
平成 12 年3月現在、公園 167 箇所約 290.91ha、墓園1箇所約 17.51ha、緑地
6箇所約 45.65ha、広場1箇所 0.08ha が開設されており、市民1人当たりの公園
面積は約 11.2 ㎡となっています。これは、全国平均の 7.7 ㎡(平成 11 年)を上
*18
回っていますが、「秋田市緑の基本計画 」 の目標値である 20 ㎡には達しておら
ず、公園の整備推進とともに、民間施設の緑化等による整備量の確保が今後も必
要です。
市街地の緑環境の創出、潤いある市街地の形成に向け、公園・緑地の整備推進、
また、既存の公園・緑地の質の向上が必要となっています。
平成12年3月末現在
都市計画公園、緑地、墓園
区 分
公
園
街区公園
住区基幹公園 近隣公園
地区公園
総合公園
都市基幹公園
運動公園
(風致)
特殊公園
(歴史)
広域公園
小 計
墓 園
緑 地
広 場
総 計
計画決定
箇所数
面積(ha)
213
48.87
18
36.30
1
3.90
5
295.90
1
26.70
3
236.70
1
39.20
1
170.00
243
857.57
2
76.70
7
596.19
1
0.08
253
1,530.54
開 設
箇所数
面積(ha)
152
31.69
7
11.09
0
0.00
5
161.89
1
20.20
0
0
1
2.34
1
63.70
167
290.91
1
17.51
6
45.65
1
0.08
175
354.15
整備率
(ha)
64.8
61.6
0
54.7
75.7
0
6.0
37.5
33.9
22.8
7.7
100
23.1
(資料:秋田市都市開発部都市計画課)
45
11
4
10
9
6
1
8
3
7
凡 例
2
都市計画区域
市街化区域
全域
開設済
一部
開設済
5
未開設
街区
近隣
地区
都市計画公園状況図
N
種別
総合
名 称
①千秋公園
一部開設済
総合
総合
②大森山公園
③一つ森公園
一部開設済
一部開設済
総合
総合
④太平山リゾート公園
⑤御所野総合公園
⑥八橋運動公園
一部開設済
開設済
運動
特殊
特殊
0
1km
5km
1:110,000
46
⑦新屋海浜公園
⑧勝平山公園
一部開設済
未開設
未開設
特殊
特殊
⑨手形山公園
⑩高清水公園
未開設
一部開設済
広域
⑪県立小泉潟公園
一部開設済
3.河川
市街地内を流れる河川は、改修率の低いものが多く、今後も整備推進が求めら
れます。
河川は、市街地の親水空間や緑の配置と合わせたうるおい空間の創出だけでな
く、宅地開発の排水調整機能としても重要なものであり、今後も河川改修ととも
に、親水空間、排水機能の整備も促進する必要があります。
主な河川の整備現況
級
別水
系
別河
川
名
旧 雄 物 川
旭
川
一 級 河 川雄 物 川太 平 川
新 城 川
猿 田 川
草 生 津 川
馬
場
目
川
馬 踏 川
二 級 河 川
下 浜 鮎 川
準 用 河 川
宝
川
平成12年4月1日現在
両岸平均
改修済み 改修率
流路延長
(m)
(%)
(m)
(改修不要)
9,300
21,796
6,517
29.9
26,267
5,043
19.2
19,100
2,445
12.8
11,400
10,271
90.1
7,000
2,800
40.0
13,220
3,199
24.2
7,500
953
12.7
5,600
252
4.5
*流路延長については全延長であり秋田市外を含む。
資料 秋田建設事務所
4.上・下水道
1)上水道
本市の水道事業は、秋田市上水道事業と仁別地区簡易水道事業
*19
の二つの事業を
経営しており、平成 11 年度末における給水人口は 308,366 人、普及率は 97.9%です。
上水道事業については、6期にわたる拡張事業を経て給水区域の拡張を行ってき
ましたが、平成 10 年3月には、上新城地区、太平地区及び下北手寒川地区を給水
区域に編入するための事業変更認可を取得しました。これにより、仁別地区簡易水
道事業及び昭和町上水道事業の給水区域と併せて、行政区域内の全ての水道を公営
の水道で整備することとしました。
水道事業の実績
事項 年度
行政区域内人口(A)(人)
給水区域内人口(B)(人)
給水人口(C)(人)
普及率
給水世帯数
7
310,232
305,416
301,867
(C)/(A)(人)
97.3
(C)/(B)(人)
98.8
123,409
(給水戸数)
3
8
312,049
307,225
304,576
97.6
99.1
9
313,269
312,236
305,901
97.6
98.0
10
314,514
313,521
307,370
97.7
98.0
11
314,889
313,922
308,366
97.9
98.2
114,739
116,828
118,503
120,107
年間総配水量(m )
43,285,574 44,167,425 44,920,110 44,982,322 44,223,928
1日平均給水量(l)
118,267
121,007
123,069
123,239
120,830
1人1日平均給水量(l)
392
397
402
401
392
3
年間有収水量(m )
35,091,543 35,850,908 36,506,119 36,715,230 36,713,651
有収率(%)
81.1
81.2
81.3
81.6
83.0
※仁別地区簡易水道事業を含む
資料:秋田市水道局
47
なお、仁別地区簡易水道事業は、平成3年に太平山リゾート整備に関連して仁別
地区を給水区域として設置したものであり、平成5年には給水区域を山内字藤倉及
び山内字丸木橋地区に拡張する形で変更認可を取得し、事業を行っています。
水需要の増加にあわせ、
水道水の供給能力の増強に努めてきたため、
現在 256,100
m3 の水源を確保するとともに 191,360m3 の施設能力を有しており、本市に必要な
水量を十分確保しています。
今後は、安全で安定した水道水の供給をめざし、高度化・多様化する利用者ニー
ズへの対応を図るため、老朽化した主要施設の更新や地震等の災害に備えた施設づ
くりなど、直接料金収入の増加につながらない施設整備を進める必要があります。
項
目
事業認可計画
基 本 計 画
目標年度
平成28年度 平成22年度
行政区域内人口(人)
345,200
333,014
給水区域内人口(人)
343,700
331,524
給水人口(人)
343,700
331,524
普及率(%)
100
100
1人1日最大給水量(l)
575
519
3
197,700
172,000
1日最大給水量(m )
水源確保量として256,100m3/日
の権利を有している
1日最大取水量(m3)
資料:秋田市水道局
2)下水道
平成 11 年度末現在の公
共下水道の現況は、処理面
公共下水道事業の計画と現況
区分
認可計画
平成12年3月31日現在
現況
進捗率
事業年度
S7∼H16
S7∼H11
-
積が 3,992ha であり、これ
事業費
2405億円
1659億円
-
は認可計画面積 6,425ha に
処理面積
6,425ha
3,992ha
62.1%
対し、進捗率 62.1%となっ
処理人口
312,700人
210,770人
67.4%
管きょ
2,100km
946km
45.0%
ポンプ場
15カ所
12カ所
-
処理場
4カ所
4カ所
-
分流一部合流方式
-
他 標準活性汚泥法他
-
ています。
また、全国平均の普及率
60%と比較して、秋田市は
67.5%と全国平均以上を確
排除方式 分流一部合流方式
*20
*21
処理方式 標準活性汚泥法
保しています。
下水道普及率の推移
年度
(%)
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10 H11
秋田市
44.5 46.7 49.2 52.0 54.8 57.4 60.0 62.6 65.0 67.5
秋田県
14.5 16.0 17.3 19.2 21.6 23.9 26.1 28.7 31.0 34.0
全国平均
44
45
47
49
51
54
56
57
57
60
資料:秋田市下水道部(平成12年3月31日現在)
48
凡 例
都市計画区域
市街化区域
下水道計画決定区域
下水道平成11年度以前施工済
下水道整備状況図
<汚水>
N
0
1km
5km
1:110,000
49
凡 例
都市計画区域
市街化区域
下水道計画決定区域
下水道平成10年度以前施工済
下水道整備状況図
<雨水>
N
0
1km
5km
1:110,000
50
5.ごみ処理施設
現在、都市計画決定しているごみ処理施設は、平成9年に東部ごみ処理場と御
所野清掃工場が合併したものである秋田市東部ごみ処理場(御所野事業所)一箇
所となっています。
名称
計画決定年月日
昭51.8.31
秋田市告示第58号
昭56.3.28
秋田市告示第27号
位置
面積 ha
備考
計画処理能力
約31.0
3
河辺町豊成字
約615,000m
虚空蔵大台滝
約29.7 (埋立処理)
排水処理1.000t
/日
秋田市東部ごみ処理場
計画処理能力
河辺町豊成字
平9.7.31
埋立 約615,000m3
約43.2 焼却 700t
秋田市告示第127号 虚空蔵大台滝
/日
および字祖神台
リサイクル 80t
/日
破砕 77t
/日
資料:秋田市都市開発部都市計画課
現在、もやせるごみ、もやせないごみ、資源化物や使用済み乾電池などはステ
ーション方式
*22
による無料収集、粗大ごみについては戸別有料方式を採用してい
ます。
ごみ処理実績では、もやせるごみ、もやせないごみ、粗大ごみが減少し、資源
化物は急増しています。これは、リサイクル製品の分別収集や、環境への配慮に
よる、各戸のごみ総量の減少が主な原因として上げられ、今後もさらに推進する
必要があります。
ごみ処理実績の推移
(単位:
t
)
年度
区分 平成5年度 平成6年度 平成7年度 平成8年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度
もやせるごみ
110,568
114,861
114,963
115,325
109,682
108,068
109,195
もやせないごみ
9,059
11,123
11,809
11,853
3,669
10,960
8,215
粗大ごみ
2,981
3,413
3,804
4,503
1,534
1,868
2,190
資源化物
7,643
8,137
24,560
27,870
32,980
35,330
36,881
使用済み乾電池
34
19
10
9
13
15
24
130,285
137,553
155,146
159,560
155,192
156,241
156,505
総量
(資料:秋田市環境部環境総務課)
51
(6)都市環境
1.都市防災
秋田市の火災発生件数は、年
間 100 件を超えていますが、あ
火災発生件数の推移
(単位:件)
火災種別件数
年次
まり増減はありません。
総
数
平成 11 年現在、消防署数 12、 平成元年
2
消防団数1、分団数 25、団員数
3
4
が 1,502 人となっています。
5
6
避難場所については、現在
7
8
小・中学校グランドや公園など
9
計 91 カ所が指定されており、市
10
11
街地全域にわたって配置されて
122
105
110
96
110
110
87
118
115
113
119
います。
建
物
61
57
78
62
72
55
53
70
58
65
68
林
野
車
両
船
舶
そ
の
他
15
13
33
11
12
2
23
4
5
2
21
3
18
1
12
5
13
20
12
20
23
3
15
16
5
17
1
25
8
12
37
3
15
30
17
11
23
資料 秋田市消防本部
避難施設は、旭川小学校、浜
消防署数、団数、分団数、団員数の推移
(単位:人)
消防分団
団員数
年次
消防署数 消防団数
数
9
1
25
1,529
小学校、太平中学校、上新城中 平成元年
2
9
1
25
1,521
学校、
桜中学校を除く 19 中学校、
3
10
1
25
1,524
4
11
1
25
1,506
秋田公立美術工芸短大附属高校
5
11
1
25
1,528
6
11
1
25
1,529
を除く 13 高校、その他大学、各
7
11
1
25
1,522
8
12
1
25
1,522
種学校、公民館、コミュニティ
9
12
1
25
1,530
10
12
1
25
1,503
センター等 40 箇所の計 111 箇
11
12
1
25
1,502
資料 秋田市消防本部
所に設置されています。
田小学校、豊岩小学校を除く 39
2.住宅整備状況
住宅整備状況として、住宅新築確認件数の推移を以下に示します。
毎年度、概ね 2,000∼3,000 棟が新築されており、利用関係を見ると、特に平成
8年度では貸家の戸数が約半数を占めています。
また、市営住宅などの公営住宅は築年数が大きいものは老朽化が著しく、建て
替えや他機能との合築などが求められています。
住宅新築確認件数の推移(利用区分別内訳)
総数
利用関係(戸数)
年度
棟数
戸数
持家
貸家
給与
分譲
平成5年度
2,660
3,876
2,012
1,352
70
442
6
2,729
4,262
2,075
1,778
61
348
7
2,403
3,811
1,723
1,583
60
445
8
2,949
5,213
2,190
2,319
117
587
9
2,192
3,929
1,572
1,830
90
435
10
2,146
3,731
1,621
1,533
128
449
11
2,187
3,704
1,638
1,569
65
432
資料 秋田市都市開発部建築指導課
52
3.都市景観
1)都市景観形成施策の経緯
*23
秋田市の都市景観形成に関しては、「公園都市秋田市をつくる条例 」 (昭和
48 年制定、昭和 61 年改正)に基づき、都市景観に配慮したまちづくりを推進し
てきました。
具体的には、「うるおいのあるまちづくり事業(昭和 57 年)」、「川反地区景
観向上対策事業(昭和 63 年)」、「秋田市ふるさと名所選定事業(昭和 63 年)」
等を実施してきましたが、平成元年には、「秋田市都市景観形成指針」を策定し、
地域別・性質別に指針を定め、都市景観形成の誘導が図られています。
*24
また、昭和 63 年に「秋田市地域住宅計画 ( HOPE 計画)」において、都市景観
*25
形成事業の一環として、「都市景観形成ガイドライン 」 が作成され、一定規模以
上の大きさを有する建築物が周辺の景観に大きな影響を与えないよう、届出制に
よる誘導施策が講じられています。
さらに、「秋田市都市景観形成推進委員会からの提言」を受け、平成7年には
*26
「秋田市都市景観整備プログラム 」 を策定し、これまでの都市景観形成に関する
施策に対する一定の方向づけ及び時系列的なプログラムが示されています。
また、平成9年4月に中核市に移行したため、従来、県で行っていた屋外広告
物に関する事務が委譲されています。
秋田市の都市景観形成施策の基本をなす「秋田市都市景観整備プログラム」に
おいては、別図に示されるとおり、4つの事業に大別され、それまでの施策の流
れと整備手法の整理がなされています。
また、施策及び具体の事業による都市景観形成の効果を高めるため、またそれ
を担保するため、条例の強化等を行うことが必要です。
53
4.面整備事業等
平成 12 年 12 月末現在、土地区画整理事業
*27
の施行状況は、公共団体の施行が、
施行済 15 地区、施行中3地区となっており、組合・個人等の施行は施行済み 44
地区、施行中4地区となっています。
現在、公共団体により事業が施行されている地区は、秋田駅東第三地区、秋田
駅東拠点地区、秋田駅西北地区の3地区であり、その他は組合、個人、共同施行
のものとなっています。
市街地再開発事業
*28
は、秋田駅前地区の第1種市街地再開発事業が施行されて
おり、一部の工区を除き事業が完了していますが、未着工部分の工区の事業推進
が期待されています。
また、平成 12 年7月に、中通一丁目地区について第1種市街地再開発事業の都
市計画決定をしています。
平成12年12月末現在
土地区画整理事業実績表
施行済
施行中
計
地区数 面積(ha) 地区数 面積(ha) 地区数 面積(ha)
公 県
3
30.45
3
30.45
共
団
12
654.31
3
61.51
15
715.82
体 市
計
15
684.77
3
61.51
18
746.27
組合
8
154.80
1
13.61
9
168.42
組
合 個人
等
31
400.94
3
47.83
34
448.77
共同
5
36.96
-
-
5
36.96
44
59
592.70
1,277.47
計
合計
4
61.45
48
654.15
7
122.95
66 1,400.42
資料 秋田市都市開発部都市整備課
市街地再開発事業
都市計画決定年月
建築敷地
建築物
施行面積
日
面積
面積
延面積
昭 4
9
.
1
1
.
3
0
秋田駅前地区
約3.3ha 約2.4ha 約22,000㎡ 約136,000㎡
秋田県告示第773号
第1種市街地再開発事業
昭 58.8.2
(組合施行)
約3.1ha 約2.34ha 約15,540㎡ 約119,150㎡
秋田県告示第507号
中通一丁目地区
平 12.7.4
第1種市街地再開発事業
約2.9ha 約2.26ha 約19,400㎡ 約132,700㎡
秋田市告示第160号
(組合施行)
名称
*29
秋田駅前地区高度利用地区 の指定(昭 49.11.30[昭 51.10.28変更])
中通一丁目地区高度利用地区の指定(平 12.7.4)
(資料:
秋田市都市開発部都市計画課)
55
5.地区計画
平成 13 年3月現在、地区計画
*30
は 13 地区について都市計画決定しています。
そのうち、平成 10 年度区域区分の見直しにおいて、新規市街地として市街化区
域内に含まれた地区のうち、外旭川小谷地地区、下新城中野地区など9地区、約
167.0ha について地区計画が都市計画決定され、いずれも地区整備計画
*31
が合わ
せて策定されています。
地区計画概要表
平成13年3月現在
地 区 整 建築
備 計 画 条例
名称
位置
面積
計画決定年月日
通町地区計画
秋田市 大町一丁目、保戸野通町地
区
約5.3ha
H5.2.18 秋田
市告示第18号
策定
有
秋田新都市老人福祉
総合エリア地区計画
秋田市 御所野下堤五丁目、四ツ小
屋小阿地字下堤
約27.5ha
H6.2.10 秋田
市告示第19号
策定
無
泉ハイタウン地区計画
秋田市 泉字菅野、字道田、字釜ノ
町、外旭川字水口、字大畑地内
約16.1ha
H7.12.12 秋田
市告示第139号
策定
無
秋田市 上北手百崎字内山、字諏訪
H9.12.9 秋田
ノ沢、字境田、上北手荒巻字荒巻地 約31.1ha
市告示第212号
内
策定
有
H9.12.9 秋田
秋田市 外旭川字小谷地、字大谷
市告示第172号
外旭川小谷地地区計画 地、字中谷地、字待合及び字四百刈 約14.3ha
地内
H11.4.1 秋田
市告示第69号
策定
有
策定
有
策定
有
H10.9.22 秋田
市告示第175号
策定
有
仁井田福島地区計画
秋田市 仁井田福島二丁目、仁井田
H10.9.22 秋田
約11.8ha
字福島字猿田川端地内
市告示第176号
策定
有
桜台地区計画
H10.9.22 秋田
秋田市 桜三丁目、下北手桜字小堤
市告示第177号
沢、字真実ヶ沢、字宮ヶ沢及び字桜 約46.1ha
ならびに下北手柳館字細谷沢地内
H13.2.7 秋田
市告示第17号
策定
有
策定
有
山手台地区計画
下新城中野地区計画
秋田市 下新城中野字街道端西地
内
H10.9.22 秋田
市告示第173号
約21.5ha
H12.10.13 秋田
市告示第215号
秋田市 広面字谷内佐渡、柳田字川
広面谷内佐渡地区計画
約12.9ha
崎及び字境田地内
楢山石塚谷地地区計画
仁井田本町地区計画
秋田市 楢山石塚谷地上北手荒巻
字鳥越地内
秋田市 仁井田本町五丁目仁井田
本町六丁目地内
約16.4ha
H10.9.22 秋田
市告示第174号
H12.10.13 秋田
市告示第214号
H10.9.22 秋田
市告示第178号
約15.0ha
H13.2.7 秋田
市告示第18号
下浜桂根地区計画
秋田市 下浜桂根字浜添、字上ノ
山、字浜田、字境川及び字大台なら
H10.9.22 秋田
約27.9ha
びに浜田字境川、字陳ヶ原及び字境
市告示第179号
田地内
策定
有
下浜羽川地区計画
秋田市 下浜羽川字下野地内
H10.9.22 秋田
市告示第180号
策定
有
約1.1ha
資料:秋田市都市開発部都市計画課
56
主な高次都市機能
種類
●国立 秋田大学病院
*32
主な高次都市機能
として、医
●県立 脳血管センター
● 〃 太平療養所
療保健施設、大学短大等、文化会
● 〃 交通災害センター
●市立 秋田総合病院
館、図書館、博物館、美術館を右
●秋田赤十字病院
医療保健 ●厚生連秋田組合総合病院
にあげています。
・医療法人秋田回生会
● 〃 中通り明和会
近年新たに整備されたのは、秋
● 〃 〃 リハビリテーション
● 〃 秋田神経精神病病院
田赤十字病院(移転)、秋田組合
● 〃 惇慧会
●秋田市保健センター
総合病院(移転)、私立日本赤十
・国立 秋田大学 3学部
●私立 秋田経済法科大学
字秋田短期大学(新設)、秋田公
●県立 秋田県立大学
立美術工芸短大(新設)、県立秋
●国立 秋田大学付属医療技術短期大学
●秋田公立美術工芸短期大学
田図書館・公文書館(移転・合築) 大学短大等 ●私立日本赤十字秋田短期大学
・私立 秋田短期大学
です。
・私立 聖霊女子短期大学
・私立 聖園学園短期大学
・国立 秋田工業高等専門学校
今後は、ソフト社会に対応した
●県民会館
文化施設の整備や、高齢化による
・市文化会館
文化会館
・県児童会館
福祉、生涯学習等の高まりに応じ
●アトリオン音楽ホール
●県立秋田図書館・公文書館
た機能の整備が求められています。
●市立土崎図書館
図書館
●市立新屋図書館
●市立中央図書館明徳館
・県立博物館
・秋大付属鉱山博物館
博物館 ・仁別森林博物館
●赤レンガ郷土館
●佐竹資料館
・県立美術館
美術館
●市立千秋美術館
(●は昭和56年以降新たな整備又は増設)
6.高次都市機能
7.生活環境施設
1)病院・診療所
病院・診療所数の推移を以下に示します。
平成 10 年現在で、病院数は 26 カ所、一般診療所は 241 カ所で、無床の一般診
療所が年々増加しています。
病院・診療所数の推移
平成4年
総数
365
総数
26
病 院
精神病院
5
一般病院
21
総数
200
一 般
有床
61
診療所
無床
139
歯 科
139
診療所
平成5年
平成6年
374
386
26
26
5
5
21
21
205
213
61
61
144
152
143
147
平成7年
396
26
5
21
218
62
156
平成8年
403
26
5
21
223
62
161
152
154
(単位:箇所)
平成9年 平成10年
417
424
26
26
5
5
21
21
233
241
64
62
169
179
158
157
資料:秋田県、秋田市保健所(各年12月31日現在)
57
県立小泉潟公園
秋田県立大学
仁別国民の森
太平山リゾート公園
秋田マリーナ
秋田組合総合病院
秋田港
秋田市中央卸売市場
臨海終末処理場
向浜汚物処理場
高清水公園
天徳寺山墓地公園
秋田大学医学部
1
4
2
3
5
凡 例
8 9
都市計画区域
秋田大学
10
6
7
13
11
14
12
秋田経済法科大学
市街化区域
大学等施設
公園等施設
一つ森公園
その他
1
2
3
施 設 名
県総合職業訓練センター
向浜スポーツ公園
4
5
八橋下水道終末処理場
市立総合体育館
健康・医療・福祉施設ゾーン
6
八橋運動公園
7
一団地の官公庁施設
8
県立生涯学習センター
・県児童会館
秋田赤十字病院
新屋海浜公園
秋田公立美術
工芸短期大学
日本赤十字
秋田短期大学
大森山公園
9 県立図書館・公文書館
10 千秋公園
11 県民会館
秋田総合生活文化会館
12
(アトリオン)
梅林園
雄物川河川緑地
秋田市東部ゴミ処理場
13 市立中央図書館明徳館
14 県立美術館
都市機能配置図
豊岩工業団地
県立中央公園
N
秋田空港
下浜工業団地
0
1km
5km
1:110,000
58
2)公民館
現在、公民館が6カ所設置されています。利用者数は土崎、東部公民館が減少
傾向にあるものの、その他の施設にはあまり変化は見られません。
公民館利用者数
(単位:人)
平成5年度 平成6年度 平成7年度 平成8年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度
中央公民館
89,168
89,695
91,489
81,242
91,187
91,217
83,752
土崎公民館
164,874
122,298
122,270
122,199
115,156
111,724
103,216
西部公民館
39,812
39,487
38,743
38,344
36,287
39,519
37,745
東部公民館
80,433
76,950
69,095
66,312
58,632
56,515
58,285
南部公民館
50,019
49,752
48,325
51,599
51,652
52,630
50,070
北部公民館
24,624
24,144
23,927
22,304
21,484
22,846
22,986
資料:各公民館
3)学校
学校の概況及び市立小・中学校の整備状況を以下に示します。
最近では、日本赤十字秋田短期大学及び秋田公立美術工芸短期大学が開校し、
さらに秋田県立大学が平成 11 年4月に開校しています。
小中学校では校舎や屋内運動場が年々着実に整備されています。
学校の概況
(単位:箇所)
等短
期高 等専
特
殊専
修各
種
大
学
校大
学門 学校
学
級学
校学
校
42
23
13
6
1
3
6
20
3
42
22
9
2
1
2
6
2
1
4
4
1
18
3
資料:学校基本調査、秋田県教育委員会(学校統計一覧)(平成11年5月1日現在)
幼稚園小 学校中学校
総数
国・公立
私立
36
1
35
高
学
市立小学校施設の整備状況
校地面積(
㎡)
年次
総数
平成3年
平成4年
平成5年
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
784,348
778,855
811,988
911,094
811,096
816,246
816,680
816,781
816,879
児童1人
当たり
35.65
36.26
38.24
38.72
39.36
40.95
42.30
43.15
44.22
(各年5月1日現在)
校舎面積(
屋内運動場除く)
実数(㎡)
総面積
木造
179,163
3,853
179,904
3,801
180,678
2,412
183,035
2,436
183,304
2,590
186,406
2,642
185,206
2,450
189,252
2,221
187,591
2,216
鉄骨鉄筋
175,310
176,103
178,266
180,599
180,714
183,764
182,756
187,031
185,375
児童1人当
たり(㎡)
8.14
8.38
8.51
8.74
8.89
9.35
9.59
10.00
10.16
市立小学
プール
校児童数
面積(㎡)
設置校
(人)
児童1人当たり
総数
35,264
1.60
38 22,003
35,264
1.64
38 21,479
35,676
1.68
38 21,232
35,811
1.71
39 20,945
35,769
1.74
39 20,609
35,769
1.79
39 19,932
35,995
1.86
38 19,308
35,995
1.90
39 18,928
36,613
1.98
39 18,472
資料:秋田市教育委員会総務課
屋内運動場(講堂含む)
設置校
41
41
41
41
41
41
41
41
41
(
各年5月1日現在)
市立中学校施設の整備状況
校地面積(
㎡)
校舎面積(
屋内運動場除く)
屋内運動場(
講堂含む) プール 市立中
生徒1人当
年次
生徒1人
学校生
実数(
㎡)
面積(
㎡)
総数
設置校
設置校
木造 鉄骨鉄筋 たり(㎡)
総数 生徒1人当たり
当たり 総面積
徒数
平成3年 421,936
34.79 104,936
3,722 101,214
8.65
19 21,921
1.81
16 12,129
平成4年 421,936
35.78 105,204
1,974 103,230
8.92
19 21,878
1.86
16 11,793
平成5年 443,274
38.33 105,191
1,491 103,700
9.10
19 22,734
1.97
17 11,564
平成6年 445,711
40.05 105,624
1,624 104,000
9.49
19 23,225
2.09
18 11,130
平成7年 444,024
41.13 106,521
1,732 104,789
9.87
19 23,675
2.19
18 10,796
平成8年 444,024
41.00 107,983
1,766 106,217
9.97
19 24,125
2.23
18 10,830
平成9年 444,024
41.18 107,892
1,766 106,126
10.01
19 23,991
2.23
18 10,782
平成10年 465,369
44.07 112,674
1,783 110,891
10.67
20 26,570
2.52
18 10,559
平成11年 479,424
47.07 116,660
1,790 114,870
11.45
21 28,452
2.79
19 10,185
資料:
秋田市教育委員会総務課
59
4)社会福祉施設
社会福祉施設の整備状況推移を以下に示します。
*33
近年、老人デイサービスセンター 、 在宅介護支援センター
*34
等の老人福祉施
設の整備が特に進んでおり、今後の高齢社会への対応へ向けた整備が着実に進め
られています。
社会福祉施設数の推移
(
単位:箇所)
平成11年
施設数
施設数 施設数 施設数 施設数
総数 市営 県営 民営
96
99
108
110
119
16
7
96
37
37
37
37
39
10
29
4
4
4
4
4
1
3
1
1
1
1
1
1
4
4
4
4
4
1
3
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
1
1
1
1
1 1
1
1
1
1
1 54
54
54
54
56
12
2
42
2
2
2
2
2
2
1
1
1
1
1
1
8
8
9
9
10
10
1
1
1
1
1
1
1
1
2
2
4
4
1
1
1
1
1
8
8
10
11
13
13
9
9
13
13
15
15
30
31
39
40
46
1
46
1
1
1
1
1
1 1
1
1
1
1
1 1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1 1
1
1
1
1
1 1
1
1
5
5
5
6
6
4
2
1
1
1
1
1
1
2
2
3
3
3
1
2
1
1
1
3
3
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
3
3
3
3
3
3
資料:
秋田市福祉保健部福祉総務課(各年4月1日現在)
平成6年 平成7年 平成8年 平成9年 平成10年
種別
総数
保育所
助産施設
児 乳児院
童 母子生活支援施設
福 児童養護施設
祉 知的障害児施設
施 心身障害児通園施設
設
肢体不自由児施設
児童自立支援施設
計
養護老人ホーム(一般)
養護老人ホーム(盲)
老 特別養護老人ホーム
人 軽費老人ホーム(A型)
福
軽費老人ホーム(ケアハウス型)
祉
施 老人福祉センター
設 老人デイサービスセンター
在宅介護支援センター
計
身 肢体不自由者更正施設
体 重度身体障害者更正援護施設
援 障 重度身体障害者授産施設
護害
点字図書館
施者
設 身体障害者福祉センター
更 身体障害者養護施設
正計
婦人保護施設
知的障害者更正施設(入所)
知的障害者更正施設(通所)
知的障害者授産施設(通所)
知的障害者デイサービスセンター
老人憩いの家
施設数
91
37
4
1
4
2
2
2
1
1
54
2
1
8
1
1
1
6
5
25
1
1
1
1
1
5
1
2
1
3
60
5)文化施設等
文化施設等の公共施設利用状況の推移は、以下のとおりです。
主な文化施設利用数の推移
(
単位:
冊、人)
平成5年度 平成6年度 平成7年度 平成8年度 平成9年度 平成10年度
市立図書館
中央図書館明徳館
貸出冊数(
総数)
515,039
490,326
479,454
470,469
472,569
490,273
土崎図書館
貸出冊数(
総数)
170,078
170,403
172,513
167,702
166,350
179,014
新屋図書館
貸出冊数(
総数)
56,441
55,764
56,302
56,973
50,530
140,015
大森山少年の家
利用者数(
総数)
7,838
7,837
7,980
7,836
7,528
7,562
藤倉山の家
利用者数(
総数)
2,730
2,061
2,034
1,098
1,019
668
野外音楽堂
利用者数(
総数)
18,276
17,421
18,548
17,594
6,515
4,278
女性学習センター
利用者数(
総数)
38,031
36,167
42,550
35,723
34,519
34,390
市立千秋美術館
入館者数(
総数)
43,617
22,437
26,896
30,569
35,696
35,013
文化会館
利用者数(
総数)
530,105
621,172
599,899
555,972
600,754
596,116
勤労青少年ホーム
利用者数(
総数)
11,465
10,017
9,909
10,285
8,442
8,494
秋田県立博物館
本館
入館者数(
総数)
41,818
28,674
43,082
47,771
36,888
32,529
分館
入館者数(
総数)
10,179
8,403
9,449
9,199
9,044
7,212
秋田県総合生活文化会館
音楽ホール
入場者数(
総数)
60,175
35,606
42,774
50,963
40,890
39,226
美術展示ホール
入場者数(
総数)
209,921
151,591
154,748
163,798
134,915
129,607
秋田県立美術館
美術ホール(
貸展示室)
利用回数(
回)
80
69
77
66
40
65
美術展示室(
平野美術館)
入館者数(
総数)
20,586
20,788
20,007
17,797
13,541
17,141
秋田県生涯学習センター
利用者数(
総数)
49,111
54,185
45,291
45,756
53,441
47,385
秋田県民会館
利用者数(
総数)
181,964
63,310
169,280
168,560
183,107
177,262
秋田県児童会館
利用者数(
総数)
294,837
257,069
224,215
44,590
37,350
45,156
注: ・
新屋図書館は、新築移転準備のためH10.3.1から4.16まで閉館
・
秋田県児童会館の利用者数は、平成8年度から自主事業等参加者の人数のみ計上
(
資料:
各施設)
61
6
17
21
凡 例
都市計画区域
5
26
20
市街化区域
19
集会施設
10
施 設 名
1
中央公民館(勤労青少年ホーム)
2
東部公民館
3
西部公民館
4
南部公民館
5
土崎公民館
6
北部公民館
7
茨島地区コミュニティセンター
8
楢山地区コミュニティセンター
9
泉地区コミュニティセンター
18
9
22
1
12
25
2
24
23
8
13
10 旭川地区コミュニティセンター
11
7
11 東地区コミュニティセンター
4
12 明徳地区コミュニティセンター
13 勝平地区コミュニティセンター
14 浜田地区コミュニティセンター
3
15 南地区コミュニティセンター
16
16 大住地区コミュニティセンター
17 飯島地区コミュニティセンター
18 寺内地区コミュニティセンター
19 外旭川地区コミュニティセンター
15
14
20 将軍野地区コミュニティセンター
21 港北地区コミュニティセンター
22 八橋地区コミュニティセンター
23 秋田県労働会館(フォーラム・アキタ)
24 秋田県総合保健センター
25 秋田県社会福祉会館
26 セリオンプラザ
公民館等位置図
N
0
1km
5km
1:110,000
62
14
7
16
21
13
6
3
22
23
15
24
17
32∇
2
30
29
施 設 名
31
陸上競技場
10
8 1 9
公式野球場
庭球場
球技場
すもう場
1 軟式野球場
25
27
市民広場
市民プール
20
18
クラブハウス
4
県立体育館
2 市立体育館
12
3 土崎体育館
4 茨島体育館
凡 例
5 西部体育館
11
都市計画区域
6 土崎市民グラウンド
19
7 太平山スキー場
市街化区域
*
八橋運動公園
∇
向浜スポーツ公園
8 サンライフ秋田
5
9 中央公民館
28
10 東部公民館
11 西部公民館
体育館
12 南部公民館
26
13 土崎公民館
公民館・コミュニティ
センター併設体育館
14 北部公民館
15 旭川地区コミュニティセンター
スキー場
16 飯島地区コミュニティセンター
グラウンド
17 泉地区コミュニティセンター
18 茨島地区コミュニティセンター
サンライフ秋田
19 大住地区コミュニティセンター
20 勝平地区コミュニティセンター
21 港北地区コミュニティセンター
22 将軍野地区コミュニティセンター
体育施設位置図
23 外旭川地区コミュニティセンター
24 寺内地区コミュニティセンター
25 楢山地区コミュニティセンター
26 浜田地区コミュニティセンター
27 東地区コミュニティセンター
N
28 南地区コミュニティセンター
29 明徳地区コミュニティセンター
30 八橋地区コミュニティセンター
0
1km
31 手形コミュニティ体育館
向浜野球広場
5km
県立野球場
32 向浜テニスコート
1:110,000
県立プール
県立スケート場
63
34
25
24
18
12
4
7
29
6
23
15
2
19
21
5
1
16
27
13
10
30
26
36
3
31
32
8
35
11
22
14
20
9
1
聖使幼稚園
2
秋田幼稚園
3
聖霊女子短大幼稚園
4
土崎幼稚園
5
聖園幼稚園
6
高清水幼稚園
7
土崎カトリック幼稚園
8
こまどり幼稚園
9
新屋幼稚園
10 みどり幼稚園
28
11 経済法科大付属幼稚園
12 港北幼稚園
13 なかよし幼稚園
14 ルーテル愛児幼稚園
凡 例
33
都市計画区域
17
市街化区域
15 旭川幼稚園
16 広面幼稚園
17 四ツ小屋幼稚園
18 将軍野幼稚園
私立幼稚園
19 山王幼稚園
20 仁井田幼稚園
国立幼稚園
21 わかば幼稚園
22 秋田太陽幼稚園
23 ひかり幼稚園
24 飯島幼稚園
幼稚園位置図
25 けやき平幼稚園
26 手形山幼稚園
27 秋田東幼稚園
28 御野場なかよし幼稚園
N
29 外旭川幼稚園
30 勝平幼稚園
31 下北手幼稚園
32 さくら幼稚園
33 御所野幼稚園
0
1km
34 金足西幼稚園
5km
35 秋田南幼稚園(休園)
36 秋大付属幼稚園
1:110,000
64
33
32
22
23
21
39
18
11
10
12
20
9
13
40
34
36
2
1
29
4
8
17
14
42
35
5
6
38
3
16
1
保戸野小学校
2
明徳小学校
3
築山小学校
4
旭北小学校
5 中通小学校
6 旭南小学校
7 牛島小学校
7
川尻小学校
9
旭川小学校
10 土崎小学校
37
15
8
11 港北小学校
12 土崎南小学校
28
26
13 高清水小学校
14 広面小学校
15 日新小学校
16 勝平小学校
17 太平小学校
24
18 太平木曽石分校
19 山谷小学校
20 外旭川小学校
27
凡 例
41
都市計画区域
21 飯島小学校
22 下新城小学校
23 上新城小学校
市街化区域
24 浜田小学校
25
市立小学校
25 豊岩小学校
26 仁井田小学校
国立小学校
27 四ツ小屋小学校
28 上北手小学校
29 下北手小学校
30 下浜小学校
小学校位置図
31 八田小学校
32 金足東小学校
33 金足西小学校
34 八橋小学校
35 東小学校
N
30
31
36 泉小学校
37 大住小学校
38 桜小学校
39 飯島南小学校
0
1km
5km
40 寺内小学校
41 御所野小学校
42 秋大付属小学校
1:110,000
65
8
9
19
4
16
7
6
15
22
1
3
12
14
23
2
20
18
11
5
17
凡 例
21
都市計画区域
市街化区域
市立中学校
10
国立中学校
私立中学校
1
秋田東中学校
2
秋田南中学校
3
山王中学校
4
土崎中学校
5
秋田西中学校
6
太平中学校
7
外旭川中学校
8
秋田北中学校
9
上新城中学校
10 豊岩中学校
11 城南中学校
中学校位置図
12 下北手中学校
13 下浜中学校
14 城東中学校
15 泉中学校
N
16 将軍野中学校
17 御所場中学校
18 勝平中学校
19 飯島中学校
20 桜中学校
0
1km
5km
21 御所野学院中学校
22 秋大付属中学校
1:110,000
23 聖霊短大付属中学校
66
37
36
25
38
8
1、40
34
44
45
27
10
20
49
5
3
16
4
19
46
12
2
51
28
13
17、42
29
41
24
6
23
14
都市計画区域
市街化区域
31
47
15
26
凡 例
21
7
11
43
35
9
33
48
32
22
50
市立保育所
私立保育所
30
市立母子生活支援施設
私立母子生活支援施設
乳児院
児童養護施設
知的障害児施設
心身障害児通園施設
1
市立土崎保育所
18
私立はねかわ保育所
肢体不自由児施設
2
市立川口保育所
19
私立聖園ベビー保育園 36 市立金足東幼児園
3
市立保戸野保育所
20
私立白百合保育園
37 市立金足西幼児園
4
市立手形第一保育所
21
こばと保育園
38 市立上新城幼児園
5
市立川尻保育所
22
私立あおぞら保育園
39 市立下浜八田幼児園
6
市立牛島保育所
23
私立大野保育園
40 市立土崎母子寮
7
手形第二保育所
24
私立かんば保育園
41 私立秋田婦人ホーム
8
市立港北保育所
25
私立北保育園
42 私立秋田母子寮
9
市立泉保育所
26
私立やまばと保育園
43 私立聖徳会母子寮
10 市立寺内保育所
27
私立ひがし保育園
44 秋田赤十字乳児院
11 私立第一ルンビニ園
28
私立みどり保育園
45 感恩講児童保育院
12 私立第二ルンビニ園
29
私立楢山保育園
46 聖園天使園
13 私立城南園
30
私立あおぞら保育園
47 若竹学園
14 私立日新保育園
31 私立さくら保育園
15 私立勝平保育園
32 グリーンローズ保育園 49 秋田県小児療育センター
16 私立ひまわり保育所
33 市立上北手幼児園
50 オリブ園
34 市立太平幼児園
51 太平療育園
児童福祉施設位置図
N
18
0
1km
39
5km
17
1:110,000
67
私立あきた保育園
35 市立山谷幼児園
48 高清水園
38
5
10 、22、3
34
41
51
9 、4
43
42
4
20
36
8 、25、3
39
54
6 、21、3
33
15 、30、4
48
31
50
19、23、3
35、49
28
1
47
29
44
14
凡 例
都市計画区域
11 、15 、24、3
37
13 、17、32、4
46
市街化区域
養護老人ホーム(一般)
52
養護老人ホーム(盲)
n
特別養護老人ホーム
n
n
n
n
軽費老人ホーム
12 、16
53
26、45
45
老人福祉センター
老人デイサービスセンター 4 0
在宅介護支援センター
3
7 、27
2
老人いこいの家
その他
養護老人ホーム(一般) 軽費老人ホーム
老人福祉施設位置図
N
0
1km
5km
1:110,000
68
27 松寿園
4 2 土崎
1 秋田聖徳会
14 だいせん
28 秋田市旭南
4 3 幸楽園
2 松寿園
15 ケアハウス弥生が丘
29 秋田市川口
4 4 秋田市川口
養護老人ホーム(盲)
16 ウエルハウス御所野
30 魁聖園
4 5 秋田けやき会
3 松峰園
17 ケアハウス大地
31 新成園
4 6 新成園
特別養護老人ホーム
18 魁聖園
32 みそのホーム
4 7 南通
4 高清水寿光園
老人福祉センター
在宅介護支援センター
4 8 魁聖園
5 海松園
19 秋田市老人福祉センター 3 3 太平荘
4 9 秋田市中央
6 太平荘
老人デイサービスセンター
3 4 金寿園
老人いこいの家
7 松 園
20 秋田市外旭川
3 5 秋田市八橋
50 八橋老人いこいの家
8 光峰園
21 太平荘
3 6 光峰苑
51 飯島老人いこいの家
9 幸楽園
22 金寿園
3 7 南寿園
52 大森山老人と子どもの家
10 金寿園
23 秋田市八橋
3 8 ニコニコ苑
その他
11 南寿園
24 南寿園
3 9 千秋苑
53 御所野交流センター
12 やすらぎホームけやき
25 光峰苑
4 0 松寿会
54 将軍野高齢者学習センター
13 新成園
26 秋田けやき会
4 1 三楽園
1
2
3
凡 例
都市計画区域
市街化区域
知的障害者入所更生施設
知的障害者通所更生施設
知的障害者通所授産施設
知的障害者デイサービスセンター
肢体不自由者更生施設
重度身体障害者更生援護施設
重度身体障害者授産施設
1 竹生寮
障害者福祉施設位置図
N
0
1km
5km
1:110,000
69
2
柳田新生寮
3
高清水園
21
17
4
20
凡 例
都市計画区域
市街化区域
教育文化施設
施 設 名
1 中央図書館明徳館
11
8
2 女性学習センター
15
25
14
71
9
3 秋田市文化会館
4 土崎図書館
5 新屋図書館
10
19
6
6 県立図書館
7 秋田県民会館
8 秋田県生涯学習センター
秋田県生涯学習センター分館
9 (ジョイナス)
3
秋田県総合生活文化会館
10 (アトリオン)
集会施設
12
11 秋田市民俗芸能伝承館
保健福祉施設
(ねぶり流し館)
アトリエももさだ
スポーツ施設
12 (秋田公立美術工芸短期大学内)
教育文化施設
13 秋田テルサ
18
14 秋田県教育会館
15 秋田県児童会館
13
16 秋田市森林学習館
17 藤倉山の家
18 大森山少年の家
19 秋田県労働会館(フォーラム・アキタ)
20 セリオンプラザ
21 秋田県立博物館
教育文化施設位置図
N
0
1km
5km
1:110,000
70
16
1−3 時代潮流
(1)高度成長の時代から成熟型の時代へ
高度成長、右肩上がりの経済発展、そしてバブル経済の崩壊、その後の長引く
不景気と、社会状況は大きく変化しました。経済発展、市街地開発、人口増が是
である時代ではなく、これまでの価値観が通用せず、時代の見通しは漠としてつ
かめない状況にあります。
長引く不景気の中、単純に高度成長の過去への回帰を望むのではなく、時代が
一巡りし成熟期へさしかかっているとの認識のもと、21 世紀へ向けた新たな時代
の社会的価値観、まちづくりの理念を構築していく必要があります。
(2)環境と共生する持続・循環型の社会へ
各地で噴出する環境問題への地球規模での取り組みが必要となる中、1992 年に
開かれた世界環境会議(リオサミット)で採択されたアジェンダ 21
*35
において、
「Sustainable Development(持続可能な開発)」と「Think Globally Act Locally
(地球規模で考え、地域で行動する)」が謳われました。地球規模の問題も、そ
れぞれの地域での個々の取り組みの積み上げによって実現されるものであり、環
境と共生する視点は、これからのまちづくりの前提として求められるものとなっ
ています。
これまでの都市は、開発に主眼がおかれ、そこから排出される環境負荷
*36
への
意識が低いまま膨張し続けてきました。これからは、様々な環境負荷の低減を図
っていくと同時に、環境容量を意識した市街地形成や都市を支えるインフラ
あり方を考え、循環型のまちづくり
*38
*37
の
へと大きく転換していくことが求められま
す。
(3)少子長寿社会の到来と地域コミュニティの構築
高齢化の進展により、細やかなサービス、地域福祉・介護、また生涯学習等の
充実が求められます。また、将来のまちの担い手の不足による活力低下につなが
る少子化の傾向に歯止めをかけるため、安心して子どもを産み育てられる社会環
境づくりが求められます。少子高齢化への対応を契機として、世代間の共存や男
女共同参画等、誰もが不自由なく暮らすことのできる、社会生活のソフト・ハー
ド全ての局面におけるユニバーサルデザイン
*39
のまちづくりへと視野を広げて
いくことが求められます。
また、近年増加しつつある凶悪事件や少年犯罪などを防ぐ意味でも、人を育む
ことのできる、広義での地域福祉・地域コミュニティの構築が求められます。
71
(4)ライフスタイルの多様化
余暇時間の増大や、労働時間の短縮、また平均寿命ののびによるリタイア
*40
後
の時間の増大など、地域で人々が過ごす時間が増えてきています。趣味活動やボラ
*41
ンティア活動、NPO
活動等への参加意欲も高まりつつあり、また、モノの豊
かさからココロの豊かさが求められるようになり、価値観も変化してきています。
そのような中、地域に居場所があり、まちとつながりを持って暮らすことので
きる、社会参加や自己実現の場が確保された地域づくりが必要です。また、多様
化・個性化する都市文化サービスへのニーズに応えうる施設環境の充実を図り、
まちの文化的豊かさを育み、それをまちへの愛着や魅力・ステイタス
*42
としてい
くことが求められます。
(5)高度情報化社会の進展
IT革命
*43
と言われるほど、情報化社会は進展しており、日進月歩の状況にあ
ります。新たなライフスタイルや交流のあり方、SOHO
*44
などの就業形態等、
これまでにない社会・経済状況のベクトルが形成されつつあります。地理的格差
をなくすことにより、居住環境の良い地方都市における起業・就業機会の増大等、
大きな可能性が広がると同時に、一方で情報化の波に乗ることのできない、情報
弱者も生まれることになります。
高度情報化の波をうまく乗りこなし、産業・文化・生活等、あらゆる市民・社
会活動の可能性と、交流・参加の機会を広げるものとして、情報格差を生むこと
なくその活用を図ることが求められます。
(6)まちづくりの担い手の変化
これからのまちづくりにおいて、市民参加・参画は標準的に求められるもので
あり、すでに各地で多くの実践が行われているところです。身近な生活環境から
のまちづくりの重要性が高まる中、従来の反対・対立または無関心という構図か
ら市民、行政ともに脱却し、両者のパートナーシップ
*45
による協働のまちづくり
が求められています。
行政の財政状況も厳しく、より効率的な行政投資が求められる中、新たな事業手法
*46
となりうるPFI
等、民間と連携を図り、その力を活用していくことも必要です。
また、地方分権の推進により、最も住民に近い基礎的自治体である市町村の役割
がますます重要なものとなってきています。市町村は、県・国からの権限委譲と、
市民・民間との連携・パートナーシップという双方からのアプローチを受け止め、
自らのスタンスを明らかにし、望まれる役割を果たしていくことが求められます。
72
1−4 まちづくりの推進に向けた課題
(1)人口
1.将来人口
本市の人口は、現在増加しつ続けているものの、増加率は除々に下がる傾向に
あり、人口推計では、将来的に予測される全国的な人口減少の趨勢が、いずれ本
市においても起こるものと予想されます。
一方、広域道路網の整備による生活圏の拡大、また秋田新幹線の開業、航空増
便やフェリーの就航に伴う観光客の増加など全国的な交流の活発化が見られ、秋
田市を訪れる、いわゆる交流人口は今後増大することが予想されます。
このような状況においては、市街地拡大、人口増加を目指すのではなく、総数
としての人口にとどまらず、市を経済的・人的に豊かにしていくことができる交
流人口への視点を持つ必要があります。
こうしたことから、将来の人口フレームについては、従来の計画フレームの見
直しが必要となります。また、交流人口という、まちの広義でのにぎわい・活性
化につながる、2次的な人口増加を視野に入れていく必要があります。
2.少子長寿社会への対応
本市における 65 歳以上人口の比率は、平成7年現在で 14.5%ですが、将来は
総人口の1/4を占めるとの見通しもあり、今後の長寿社会の進展に十分に対応
したまちづくりが求められています。特に、中心市街地における高齢化率の上昇
や人口空洞化への対応が求められています。
若年人口の流出や少子化の傾向に歯止めをかけるために、まちとしての魅力を
高め、雇用機会を創出し、子どもを産み育て働きやすい就業形態・地域環境づく
りを進めていくことが求められています。
(2)土地利用
1.市街地の配置
近年、住宅地の新規開発を中心に市街地の外延的拡大
*47
が図られ、施設整備や
交通ネットワーク形成上、非効率な面が生じてきたことは否めません。しかし、
今後は、将来人口の伸び悩みや少子高齢化等、人口構造の変化が確実視されてお
り、それらの見通しのもとに、増加人口の受け皿的発想ではなく、例えば高齢化・
空洞化が進行する中心市街地のコミュニティ再構築に対応する既成市街地の再整
備等を含めた、総合的な視点からの対応を行っていく必要があります。
73
また、環境保全・循環型のまちづくりの視点として、市街地から農地・丘陵地
までを一体的に捉えていく必要があります。
工業流通系の市街地については、産業構造の変化に伴う新たなシステムや都市
機能が必要とされることが考えられ、社会的、経済的ニーズに対応した土地利用
が求められます。
・将来人口フレームに対応した、適正密度
*48
の計画的、効率的な市街地形成
・市街地縁辺部における住居系土地利用の適切な誘導・規制と農地の積極的な土
地利用上の位置づけ
・高速道路インターチェンジ周辺の工業系・流通系用途の土地利用の位置づけ
2.既成市街地における主要機能配置
既成市街地における主要用途の配置については、基本的な骨格はできつつあり、
今後は、市街地内の未利用地等の適切な市街化誘導を図るとともに、市街地環境
の質的向上を図っていく必要があります。また、社会動向や市民ニーズに対応し
た新たな機能についても、適切な配置を誘導していく必要があります。
・市街地の土地利用の動向、市民ニーズを踏まえた新たな都市機能の配置
・中心市街地活性化基本計画等に基づく中心市街地への主要都市機能の導入
商業を中心とした複合的な機能を集積する市街地の整備
地区の特性を活かした多様な商業地の整備
機能の充実を支える基盤施設の整備
・都市居住の回復につながる住宅供給の適切な誘導
3.都心・地域中心の形成
都心部及び土崎、新屋両地区の既成商業業務地等の停滞とその活性化の必要性
については、市民の多くも指摘するところとなっています。
都心部については、県都である秋田市のシンボル的な市街地として、また観光
都市としての展開による交流人口の増加等へ結びつけていくためにも、活力に満
ちた魅力的な都心部の再生が大きな課題となっています。
土崎、新屋地区などの地域中心
*49
においては、地域特性を活かし、地域
中心としての育成を図っていく必要があります。秋田駅東地区においては、
適切な誘導により、現在の沿道へ機能を集積し、軸状の拠点として育成を図
る必要があります。
・中央街区の再開発及び秋田駅周辺地区における高次都市機能の導入と活性化
・中心市街地活性化基本計画に基づくまちづくりの推進
74
・地域中心の役割を担う土崎、新屋両地区の地域拠点としての土地利用の促進
・秋田新都市のタウンセンターの複合的な機能を有する拠点としての充実
4.多様な土地利用計画制度の活用
都市計画における多様な土地利用計画制度を有効に活用し、秩序ある適正な土
地利用の形成を図る必要があります。
*50
・「整・開・保 」 等に即し、良好な市街地形成のための地区計画制度等の活用
(地区計画、再開発地区計画等)
(3)交通
1.骨格的道路網の形成と整備
日本海沿岸東北自動車道の整備促進により、高速道路の交通体系ネットワーク
の整備充実を図るとともに、道路整備への市民ニーズも強いことから、市街地内
にあっては交通渋滞の緩和を目指し、環状道路及び放射道路の整備を進め、円滑
な都市間、都市内交通の確保を図る必要があります。
・3環状道路、放射道路による骨格的道路ネットワークの形成
・都心部の骨格を形成する秋田中央道路の整備促進
・国土開発幹線自動車道
*51
の整備促進(日本海沿岸東北自動車道)
・国道7号バイパス等の広域幹線道路
*52
の整備促進
2.道路網の形成と整備
都市内準幹線道路
*53
として新たな土地利用に対応した道路網の整備を推進す
るとともに、市街地形成上、道路密度が不足している地域については、新規道路
配置を検討し、整備を図る必要があります。
・都市計画道路の配置密度の低い地域(横森、南東地区等)への都市計画道路の
新規配置の検討
・県立大学等の新規都市機能配置に対応した道路整備
・歩行者系ネットワークの整備充実
・都心軸プロムナード事業
*54
の促進
75
3.都心部交通機能強化
秋田駅周辺は交通結節点としての機能を担っていますが、中心市街地の活性化
を推進する中で、快適でかつ効率的な秋田駅及び都心部へのアクセスが求められ
ており、それらに対応する道路整備や交通施設整備を推進する必要があります。
また、都心部の回遊性を高めるため、歩行者の安全で快適なネットワークを形成
していく必要があります。
・都心部へのアクセス強化と中心市街地における新規駐車場、駐輪場等の整備
・秋田駅を中心とする交通結節機能
*55
の強化
・東口駅前広場の整備、西口駅前広場の再整備及び機能分担
・駅周辺、中央街区の歩行者系ネットワークの充実
・都心内の回遊性を生み出す歩行者環境、交通施設の整備・強化
*56
・ITS 、 TDM
*57
等を視野に入れたハード、ソフト両面からの交通システム
の検討
4.公共交通機関の充実
市民の足としての重要性、長寿社会に対応する交通機関としての役割から、ま
た自動車交通量を減少させる手段として、バス、鉄道の公共交通の利便性の向上
や機能の充実が求められています。ハード、ソフト両面から整備充実を図るとと
もに、今後のバス交通事業におけるあり方について十分な検討が必要とされてい
ます。
・新しい交通システム導入の検討
・長寿社会に対応した公共交通機関の機能の充実、多様な施策の展開(福祉バ
ス・タクシー
*58
等の検討)
・JR本線の複線化等機能強化の促進
5.空港、港湾
国際交流の活発化、国際貿易の振興等を図っていく上で、空港、港湾の機能の
整備充実が必要とされるとともに、両施設間の連携を強化するため、交通ネット
ワーク整備による一体化を図る必要があります。
・国際航空便の定期化の推進
・空港滑走路の延伸及び航路の拡大
・環日本海圏との連携を視野に入れた外貿定期コンテナ便のための埠頭機能の
充実等、港湾機能の強化
76
(4)みどりの配置と整備、保全
公園都市あきた
*59
として、うるおいある都市環境の形成を図るため、自然のみ
どりを保全するとともに、大規模な公園や環状道路緑地
*60
等によりみどりの骨格
の形成を図りつつ、各種公園の整備を推進し、「秋田市緑の基本計画」における
みどりの目標量を確保する必要があります。
市民からは、身近な公園の整備・配置、再整備、中心部の大規模な公園の再整
備等が望まれています。都市景観、レクリエーション、環境保全、都市防災等の
機能を有するものとしても位置づけ、その整備を推進する必要があります。
1.みどりの骨格の形成
・「秋田市緑の基本計画」に基づくみどりの配置、整備、保全等の推進
2.みどりの確保目標量
・都市公園・緑地の整備促進(目標量 20 ㎡/人)
・公共施設・民間施設における緑地帯の創出や緑化等の推進
3.都市公園の整備
・総合公園
*61
等継続事業の推進
・住区基幹公園
*62
の整備推進
4.自然環境の保全
・海岸部や丘陵地について、風致、景観上必要なみどりとして保全
・市街地を取り囲む丘陵地等、景観形成上必要なみどりとして保全
・河川空間等の護岸の多自然化等による生態系の保全とアメニティ
*63
向上
5.ネットワークの形成
・河川空間や道路緑化等による公園等をつなぐみどりのネットワークの形成
・広域的な自転車道路、広域遊歩道等によるネットワークの形成
6.都市防災・環境保全施設としての整備
・避難場所としての整備推進
・緑化等による騒音・大気汚染からの環境保全
77
(5)河川と供給処理施設
各事業計画に基づく既存施設の更新、施設の整備を図るとともに、防災、リサ
イクル、環境保全等、今後、その重要性が高まる課題へ対処するシステムの形成
を図ることが必要です。
1.河川
・河川改修の推進及び多自然型護岸
*64
等による親水空間の整備
・秋田市緑の基本計画に基づくみどりのネットワークの形成や秋田市地域防災
計画と連携した都市防災施設としての機能の強化
2.上水道
・事業計画に基づく適正な拡張事業の推進
・老朽化施設の更新、管路情報システム
*65
等による効果的な維持管理
・水源の保護及び水質管理体制の強化等
3.下水道
*66
・公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業 、 農業集落排水事業
*67
等によ
る下水道整備の推進
・雨水管整備の推進
・汚泥等の資源再利用化の推進
4.ごみ処理
・衛生的かつ快適な生活環境を確保するためのごみ処理システムの形成
・ごみ処理施設の効率的整備、環境に配慮した施設の更新及び拡充
・リサイクル社会
*68
に対応したごみの減量、再資源化の推進
(6)都市環境
1.都市防災
日本海中部地震や阪神・淡路大震災等の大規模な災害の発生により、災害に対
する市民の不安が高まっています。安全で安心できる生活を営むために、秋田市
地域防災計画
*69
との連携のもと、ハード、ソフト両面から震災、災害に強いまち
づくりを推進する必要があります。
78
・秋田市地域防災計画に基づく避難所、避難場所、備蓄基地等の確保及びその周知
・災害に強い都市構造の形成を図るための幹線道路沿道の不燃化促進や河川、鉄
道の延焼遮断帯
*70
としての機能の確保
・消防自動車の進入や避難に供する地区レベル生活道路の整備充実
・冬期の災害への安全対策や除雪体制等の充実
2.都市景観
都市景観整備プログラムに基づき、秋田市固有の地域資源を保全・活用し、新
たな地域資源の創出を図り、地域特性を活かした都市景観形成の推進を図ります。
・豊かな自然景観を活かした都市景観形成とその保全
・まちなかのみどりや水辺等の地域資源を活かしたまちづくり、新たな地域資源
を創出するまちづくりの推進
*71
・都市景観形成重点地区
*72
に位置づけている都心軸
の良好な景観形成の促進
・都市景観形成における先導的役割を果たす公共空間の創出
・条例の強化と景観形成の主体者の役割の明確化
・電線類の地中化や看板等の統一などによる美しいまちなみの形成
3.市民生活を支える施設
1)高次都市機能
市民の多様な価値観やニーズに対応していくため、都心部等においては、県都
としての顔づくりともなる高次都市機能の整備が必要です。
施設整備においては、より活用される施設とするため、利用者の立場から市民
参加による検討も加えていくことが必要です。また、整備・運営についてPFI
等民間の力を導入していくことも必要です。
・文化志向社会に対応した文化施設の整備([仮称]芸術文化ホール等)
・秋田駅周辺等の都心部の活性化を促す多様な都市機能の導入、整備
・福祉、生涯学習、健康志向等の高まりに対応した機能の整備、充実
・大学施設・講座等の地域住民への開放の促進
・工業機能の誘致及び新産業の創造
・民間による公共施設整備の積極的な促進(PFI等)
・インターネット
*73
等情報ネットワークの普及促進と活用
79
2)地域、地区レベルでの生活環境施設
少子長寿社会においては、日常生活における地域住民の助け合いや協力が重要
な要素となり、それを支える生活環境施設の整備充実、安全なまちとしての雪対
策や道路等の環境、都市防災機能等の整備充実を図る必要があります。
・長寿社会に対応した各種福祉施設、保健施設等の整備充実
・NPO等市民活動、市民生活サービスのための地域施設の整備充実
・住区基幹公園等地区レベル施設の整備充実
・バリアフリー
*74
等に配慮した環境整備、強化
4.環境保全
地球環境の保全、省エネルギー化、リサイクル等循環型社会づくりの実現、ま
た、良好な住環境確保のために、条例等に基づく環境保全を推進する必要があり
ます。また、環境負荷を軽減するような市街地整備や、既成市街地における緑化
の促進等の取り組みが求められます。
・自然環境と調和し、負荷を低減する市街地の形成
・幹線道路や工業地帯からの騒音や排ガス等の環境負荷の緩和
・風力発電等、自立型のパッシブエネルギー
*75
の利用促進
(7)市街地整備
良好な市街地形成を図るため、面的整備事業等により都市施設と一体的な整備
を推進する必要があります。また、地区の特性を活かした個性ある市街地形成、
また良好な住環境の誘導に向け、実行性の高い地区計画制度等の活用を推進する
必要があります。
・駅東地区等における土地区画整理事業の推進
・市街地再開発事業等による中心市街地の土地利用の高度化、活性化
・秋田駅周辺地区まちづくり総合支援事業
*76
による基盤整備、都市機能整備・
充実
・地区計画による個性ある街並み、良好な住環境形成への誘導・規制・保全
80
(8)住宅地環境
安全で快適な生活の基盤となる住宅地及び住宅について、官民の連携のもとに
質、量の確保を図るとともに、市民ニーズに対応した住環境の整備を推進する必
要があります。また、雪国等の自然条件に配慮した住宅性能の確保を図る必要が
あります。
・市営住宅の老朽化による建て替えと他機能との合築
・高齢者、障害者等に配慮した住宅の整備
・都市型住宅
*77
の整備促進
・自然条件に配慮した良質な住宅の建設、ストック
81
*78
の増大
1−5 第4次総合都市計画における重点プロジェクト
(1)重点プロジェクトの概要
現在までの重点プロジェクトの概要を以下に示します。
①秋田新都市開発整備事業
【所 在 地 】 御所野地区
【事業主体】 地域振興整備公団、秋田県、秋田市
【事業期間】 昭和58年度∼平成17年度
【事 業 費 】 約760億円
面積 約380ha
【規 模 】
計画人口 11,300人
秋田空港や秋田自動車道秋田南ICにも近い御所野地区の緑豊か
な丘陵地を整備し、広い道路や公園、上・下水道、ガス等の都市設
備を完備した閑静な「住宅地」と先端技術産業や日本をリードする流
通企業の立地のための「産業用地」を造成整備し、職場と住宅が理
想的に結びついたニュータウンの形成を目指す。
【概 要 】
・
住宅用地(92ha)
・
産業用地(76ha)
・
公益施設等用地(63ha)
・
公共用地(143ha)
独立住宅(2,700戸)
集合住宅(1,050戸)
流通用地(26.0ha)
工業用地(50.0ha)
タウンセンター、学校、
保育所、福祉施設等
道路、公園、緑地
防災調整池等
②太平山リゾートパーク事業
【所 在 地 】 仁別地区
【事業主体】 秋田市、第三セクター
【事業期間】 平成8年度∼平成22年度
【事 業 費 】 約45億円
【 規 模 】 面積 236ha
秋田市東部に位置する太平山の雄大な自然と温泉を利用し、四季
を通じて楽しめるリゾートゾーンを整備する。
本事業は長期的なものであり、公共が公園、道路、上・下水道等の
基盤整備を行い、第三セクターが公共サービス部門を担当するとい
う方式で進めているが、平成6年度のより市民開放型、市民福祉型の
【 概 要 】 リゾートパークとして気軽に楽しめる施設として整備するため、事業全
体を見直した。
・
スキー場エリア(118ha)
スキー場「オーパス」
・
リゾート公園エリア(118ha)
クアドーム「ザ・ブーン」
オートキャンプ場、
テニスの森、花公園等
82
③秋田港ポートルネッサンス21事業
【所 在 地 】 土崎港西一丁目
【事業主体】 秋田県、秋田市、第三セクター
【事業期間】 昭和63年度∼
【事 業 費 】 未定
【 規 模 】 面積 33.0ha
秋田港本港地区を市民港として再生すると同時に、後背地土崎地
区活性化を目指したものである。
平成8年度実施の見直し調査により、秋田港本港地区に新たな集
客施設の導入を検討していたが、その実現が困難となったため、同
【 概 要 】 事業の今後のあり方について検討を要する。
・
港湾文化交流施設 ・
臨港屋内公園 (延床面積 4,740㎡)
( 〃 2,304㎡)
④西部地区の開発整備と活性化
【所 在 地 】 新屋、下浜、豊岩地区
【事業主体】 秋田県、秋田市、民間
【事業期間】 昭和63年度∼
【 規 模 】 面積 67.15ha
新屋中央地区を始めとした秋田市西部地区では、新屋3新計画を
推進し、道路・公園の整備や工業団地への企業誘致を進め、活気あ
るまちづくりを目指している。
新屋・下浜・豊岩地区の工業団地には現在50社が進出しており、
地域の雇用の場を拡大している。また、うるおいとやすらぎ空間づくり
の一環として大川端帯状近隣公園の整備や雄物川下流環境整備を
【 概 要 】 行っている。
・
工業団地(62.35ha)
下浜工業団地(14.00ha)
豊岩工業団地(14.10ha)
西部工業団地(34.25ha)
大川端帯状近隣公園(4.2ha)
・
道路・
公園等(4.8ha)
新屋大川散歩道(0.6ha)
秋田南大橋(689m)
⑤秋田駅周辺地区まちづくり総合支援事業
【所 在 地 】 中通、東通、手形、千秋地区
【事業主体】 秋田市
【事業期間】 平成5年度∼
【事 業 費 】 約190億円
【 規 模 】 面積 29.8ha
秋田駅周辺では、県都の玄関口にふさわしい、ゆとりと賑わいのあ
る都市環境を整備するために、公民一体となって「秋田駅周辺まち
づくり総合支援事業」を進めている。特に人口増加の著しい東部地
域の起点となる秋田駅東口では、大規模な鉄道ヤード跡地を活用し
ながら都市機能の集積を図ろうとするものである。
拠点センター(仮称)
【概 要 】 ・
・
公共施設
(
多目的広場、市民活動支援センター、子育て総合センター)
・
民間施設(商業業務施設、ホテル、福祉施設、駐車場)
・
人工地盤(駅舎中央、駅西、駅東、西口広場、地区西北、地区南)
約1,048m
83
⑥高速交通体系の確立
【事業主体】 秋田新幹線(J
R東日本)、秋田外環状道路(国、日本道路公団)
【整備目標】 JR田沢湖線のミニ新幹線*79化
秋田外環状道路の整備
東北横断自動車道釜石秋田線の整備
日本海沿岸東北自動車道の早期実現化
・秋田新幹線は平成9年に開通
・秋田自動車道として、昭和男鹿半島I.C.から北上JCTまで、平成9
【 概 要 】 年に完成
・日本海沿岸東北自動車道は、現在事業実施中であるが、秋田JCT
から岩城I.C.までは、平成14年に開通予定
(2)重点プロジェクトの現状と課題
事業名
○秋田新都市開発
整備事業
○太平山リゾート
パーク
現状及び今後の課題(◆)
・定着人口は、計画11,300人に対し、約4,500人
(平成12年12月現在)
・各種施設(ショッピングセンター、福祉施設、その他公益施設)完成
・工業用地・流通用地は、概ね造成事業完了
◆住宅地の整備と人口定着の促進(事業完了予定平成17年)
◆北部ゾーン(R13北側)の土地利用の促進
・供用面積約28.7ha(施設はザブーン、植物園、テニスの森等)
◆平成7年3月基本設計変更済み、変更計画に基づく事業促進
○秋田港ポート
・セリオン、セリオンリスタ、セリオンプラザの3施設完成
ルネッサンス21 ◆新規集客施設の整備を検討していたが、事業化が困難となったため、秋田港
ポートルネッサンス21事業の以降における在り方も含めた検討を行う予定
○西部地区の開発
整備と活性化
○秋田駅周辺地区
まちづくり総合
支援事業
*80
・大川端帯状公園(水緑景観モデル事業 、 約900m供用)
・秋田公立美術工芸短期大学開校
・下浜工業団地完成、豊岩、西部工業団地分譲中
◆新屋駅前、表町通り等のまちづくりの推進
・関連土地区画整理事業の促進
(駅東第3地区、駅西北地区、駅東拠点地区計約62ha)
・(仮称)拠点センター事業実施中
・西口人工地盤完成
◆今後全般にわたっての事業の推進
○高速交通体系
・秋田新幹線開業、秋田外環状道路(東北横断自動車道北上まで)開通
の確立
◆日本海沿岸東北自動車道の整備促進
84
(3)重点事業の今後の方向
1.これまでの事業の評価
第4次総合都市計画においては、秋田市の都市計画及びまちづくりの根幹をな
す事業として6つの重点プロジェクトを掲げ、各事業を推進してきました。
各事業は昭和 50 年代より継続して行われ、一定の進捗をみているところですが、
秋田市の居住環境や高速交通体系、またリゾート等の面で都市機能の整備充実が
図られ、市民生活の向上や産業面への寄与等に大きな役割を果たしてきたといえ
ます。なかでも、「高速交通体系の確立」については、秋田外環状道路の開通、
秋田新幹線の開業がなされ、全国との高速交通がリンクされるなど、大きな成果
を上げることができました。
また、これら6大プロジェクトは、県都秋田市の都市基盤整備、質の高い居住
環境の供給、また北部地域や西部地域のまちづくりという面から、いわば秋田市
の顔づくり・核づくり、地域活性化への先導的な役割を果たしてきたといえます。
2.今後の重点事業のあり方
各プロジェクトは、事業規模、事業費等の面から見ると、大規模プロジェクト
とも言えるものであり、かつバブル期以前からの長期に亘る計画であり、当初計
画に対し事業内容や規模等、一定の見直しを行ってきたところです。
事業の進捗状況については、事業が完了したもの、事業中のもの、また今後の
方向づけについて、更に検討が必要なものなどがあります。
各プロジェクトの今後の整備方向については、新たな社会経済動向や市民ニー
ズの多様化、市財政等の面から、事業内容や事業規模等について再検討し、継続
が必要とされる事業の推進を図っていくこととします。
85
■用語解説■
当たり4,000人以上の国勢調査区基本単位)が連たんして、
1章
その人口が5,000人以上となる地区。
*12:中央街区
秋田駅から二丁目橋に至る広小路と中央通りにはさま
*1:都市計画区域
れた約16.8haの区域。
一体の都市として総合的に整備、開発し、及び保全する
必要があるため、都市計画法第5条第1項に基づいて指定
*13:秋田市中心市街地活性化基本計画
された区域。
中心市街地活性化法に基づき、市街地の整備改善と商業
等の活性化の一体的推進を図るために平成11年3月に策
*2:市街化区域
定した計画。
都市計画区域内で、既に市街地を形成している区域及び
概ね10年以内に優先的にかつ計画的に市街化を図るべき
*14:道路交通センサス
区域として、都市計画法第7条第2項に基づいて計画決定
道路交通の現況を把握し、将来の道路整備計画の立案資
された区域。
料とするため、国、地方公共団体等が実施している全国規
模の交通量及び道路現況調査。
*3:市街化調整区域
都市計画区域内で、市街化区域に対して市街化を抑制す
*15:3つの環状道路
る区域として、都市計画法第7条第3項に基づいて計画決
市の中心に近い位置から外側へ順に、都心環状道路、市
定された区域。
街地環状道路、外周部環状道路の3つの環状道路を指す。
*4:区域区分の見直し
*16:放射道路
市街化区域と市街化調整区域の区分を見直すこと。線引
3環状道路を相互に連絡する放射状の幹線道路。
きの見直しともいわれる。
*17:長寿社会
*5:買回品
65歳以上の人口比率が7%を超えた社会を高齢化社会、
「電気器具」、「家具・インテリア」「薬・化粧品」、
14%を超えた社会を高齢社会といい、これらを総称したも
「書籍・文具」、「玩具・洋品」「洋服」、「寝具」、「高
の。
級衣料」、「くつ・はきもの」、「時計・メガネ・カメラ」、
*18:秋田市緑の基本計画
「かばん、袋物」、「贈答品」の商品13品目。
都市緑地保全法に基づき、風致地区や公園等、緑豊かな
*6:流出比率
都市づくりを市民と行政が一体となって進めることを目
年間購買金額のうち、居住地区外での購買金額が占める
的とした緑の総合的な計画。
割合。
*19:簡易水道事業
*7:昼間人口
水道法に規定された計画給水人口が5,000人以下である
夜間人口に、通勤又は通学で流入する人口を加え、流出
水道により、水を供給する水道事業。
する人口を差し引いた人口。
*20:分流一部合流式
*8:都心部
秋田市では、汚水と雨水を別々の系統で排除する分流式
都市機能が集積している秋田駅周辺から山王十字路ま
で整備している区域が多いが、同一の管渠で排除する合流
での地域。
式でも整備している。
*9:中心市街地
*21:標準活性汚泥法
秋田駅から二丁目橋に至る広小路と中央通りにはさま
活性汚泥と呼ばれる微生物により汚濁物質を除去する
れた区域(中央街区約16.8ha)を中心とする中心市街地活
処理方法。
性化基本計画で規定する区域約228ha。
*22:ステーション方式
*10:ネット容積率
あらかじめ定められた排出日に、地域ごとに定められた
建物の延べ床面積(ネット面積)の合計を、道路等の公
排出場所に持ち寄られたごみを収集車が巡回し、回収する
共用地を除いた宅地合計面積で除したもの。
方法。
*11:人口集中地区(DID)
*23:公園都市秋田市をつくる条例
Densely Inhabited Districtの略。市区町村の境域内で
自然環境の適正な保全と緑化ならびに都市景観の整備
人口密度の高い基本単位区(原則として人口密度が1km2
を進め、緑と空間が豊かに生かされた都市全体が公園的機
86
能を果たすことができるよう、昭和48年に制定された条例。
*34:在宅介護支援センター
原則として65才以上の在宅の寝たきりや痴呆症など要
*24:秋田市地域住宅計画
介護高齢者を対象に、長年住み慣れた地域で介護サービス
地域の特性を踏まえた質の高い居住空間の整備、地域の
を提供する一方、家族の介護の負担を軽くするため、在宅
発意と創意による住まいづくり、広範な住宅政策の展開を
介護や生活上の悩みなどに関する相談に応ずる機関。
目的とする。策定主体は市町村
*35:アジェンダ21
*25:都市景観形成ガイドライン
(Agenda 21)1992年、ブラジル・リオデジャネイロで
都市景観をより美しく、より向上させていくために、自
開かれた地球サミット(環境と開発に関する国連会議)で
然環境や市街地のタイプ、施設などに対する景観形成のた
の声明の一つで、21世紀に向けた人類の行動計画。
めの指針。
*36:環境負荷
*26:都市景観整備プログラム
大気汚染、水質汚濁、騒音など環境に与えるマイナス要
都市景観づくりを進めるための目標、重点地区、方策な
素。
どを盛り込んだ総合プラン。
*37:インフラ
*27:土地区画整理事業
インフラストラクチャーの略。都市構造の基盤となる施
土地区画整理法に基づき、換地(土地の交換分合)と減
設で、長期にわたって変化の少ないもの。道路、公園、下
歩(地権者からの用地の一部を提供)により、公共用地を
水道、港湾など。
生みだすことで道路、公園等公共施設の整備改善と宅地の
増進を図る事業。
*38:循環型のまちづくり
水やみどりの保全から、省資源、リサイクルなどの考え
*28:市街地再開発事業
方を取り入れたまちづくり。
都市再開発法に基づき、一定街区内の敷地を統合して、
共同建築物の建て替えと公共的なオープンスペースなど
*39:ユニバーサルデザイン
を確保し、快適で安全な都市環境を再生する事業。
能力あるいは障害のレベルにかかわらず、最大限可能な
限り、すべての人に利用しやすい環境等のデザイン。
*29:高度利用地区
都市計画法に基づく地域地区の一種。市街地における土
*40:リタイア
地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図る
第一線を退いた状態。定年退職後など。
ため、建築物の容積率の最高限度及び最低限度、壁面の位
*41:NPO
置の制限等を定める。
(Non-Profit Organization)民間非営利活動団体の総
*30:地区計画(制度)
称。このうち、特定非営利活動促進法(NPO法)に基づ
一定区域における公共施設の配置や規模、建築物の用途
く認証法人をNPO法人という。
や形態などに関する事項を定め、開発行為や建築行為を適
*42:ステイタス
正に誘導、規制する計画(制度)。
地位、身分など。ここでは、シンボルなど、何かがある
ことによって誇りを感じるような意味。
*31:地区整備計画
地区計画の中で、地区計画を適用する「区域の整備・開
*43:IT革命
発及び保全に関する方針」に基づき、具体的に施設の整備
世界規模で生じている、情報通信技術(=IT:Informa
や誘導、規制の内容を定めた計画。
tion Communication Technology)の発達による産業や社
会構造の変革。
*32:高次都市機能
中核市としての役割や周辺市町村を含めた広域圏を対
*44:SOHO
象とする施設集積による、教育、文化、医療、行政、産業
(Small Office&Home Office)パソコンやインターネ
情報等の諸機能。
ットを使った在宅勤務も含めた小規模なオフィスでの勤
務形態。
*33:デイサービスセンター
老人福祉法に基づき、在宅の虚弱老人及び寝たきり老人
*45:パートナーシップ
に対し通所または訪問により要介護者の心身機能の維
提携、協力関係、連合。ここでは市民と行政の協力関係
持・向上と家族の介護負担を軽くすることを目的に、生活
を指す。
サービス(食事、入浴など)を中心にサービスを行う。
87
*46:PFI
*57:TDM
(Private Finance Initiative)公共施設等の設計、建
(Transportation Demand Management)交通需要マネジ
設、維持管理、運営に民間のノウハウを活用し、効率的で
メント。自動車の利用者の交通手段の変化を促すことによ
質の高い公共サービスの提供を行う民間促進事業。
り、自動車による道路交通混雑を緩和し、大気汚染を減ら
す対策として生まれた考え方で、規制だけではなく、誘導
*47:市街地の外延的拡大
しようとする総合的な対策。
市街地の外縁部をさらに市街化し、市街地を拡大してい
くこと。
*58:福祉バス・タクシー
高齢者等のために、送り迎え等の一定の目的をもって行
*48:適正密度
うバス・タクシーサービス。
市街地が建て詰まりすぎたり、また空きすぎたりもして
いない、適度な密度。
*59:公園都市あきた
単に公園緑地にとどまることなく、広く緑全体を視野に
*49:地域中心
入れ、それぞれの機能に応じた緑を保全あるいは創造し、
市の中央部を除く東部、西部、南部、北部の4つの地域
またこれらの普及について、市民・行政・企業がそれぞれ
それぞれの拠点となる地区。
の役割に応じた行動により成果をあげ、四季それぞれに美
*50:「整・開・保」(整備、開発及び保全の方針)
しくイメージされる秋田市。
都市計画法第6条の2に基づき、都市計画区域の目標、
*60:環状道路緑地
区域区分の方針、土地利用、都市施設等の整備方針などを
3つの環状道路に植栽等をすることにより、環状を形成
定める。都道府県が定める都市計画区域のマスタープラン
する道路緑地。
ともいえる。
*61:総合公園
*51:国土開発幹線自動車道
都市住民全般の休息、鑑賞、散策、遊技、運動等総合的
国土開発幹線自動車道建設法に基づいてつくられる道
な利用に供する公園で、1箇所当たりの面積は10∼50ha
路で、全国に張り巡らされる国の骨格を形成する自動車専
を標準とする。
用道路。日本海沿岸東北自動車道もその一つ。
*62:住区基幹公園
*52:広域幹線道路
住民の生活行動圏域によって配置される比較的小規模
地域間、都市間など一都市の範囲にとどまらず広域的な
な公園で、都市計画で位置づけられた街区公園、近隣公園
連絡の役割をもつ幹線道路。
及び地区公園が含まれる。
*53:都市内準幹線道路
*63:アメニティ
都市内の幹線道路と区画道路を連絡し、これらの道路に
快適性。日常生活や仕事、様々な活動を快適に行うため
交通を集散させ、地域・地区に対応する交通の分散路。
の環境や機能。
*54:都心軸プロムナード事業
*64:多自然型護岸
中央街区の広小路、仲小路などにおいて、快適な歩行者
単なる自然保護だけでなく、自然を積極的に再生しなが
空間の確保のため、建築物の壁面線後退を定め、市民の参
ら水辺の環境づくりを進めるという考え方を基調として、
加と協力を得たまちづくりを進めようとするもの。これま
自然材料(石材や木材など)を使った護岸。
での機能的道路づくりから豊かな歩行者空間整備へと転
換していく先導的役割を果たす。
*65:管路情報システム
図面管理の効率化、高度化、
市民サービスの向上、
事故・
*55:交通結節機能
災害時の復旧活動の迅速化を図り、需要者ニーズに対応す
鉄道とバス、鉄道と自転車などの乗り換えが行われる、
るため導入された。
バスターミナルや駅前広場などのように交通動線が集中
的に結節する箇所の機能。
*66:特定環境保全公共下水道事業
公共下水道のうち、市街化区域以外で整備する規模の小
*56:ITS
さな下水道。自然公園区域内の水質を保全するため、ある
(Intelligent Transport Systems)高度道路交通シス
いは農山漁村の生活環境の改善を図るためのほか、水質保
テム。高速道路料金所でのノンストップ自動料金収受シス
全上緊急に下水道が必要な場合に整備する。
テムやセンサーなどにより障害物等の情報をドライバー
に提供する安全運転の支援システムなどがある。
*67:農業集落排水事業
農業振興地域における、農業用排水の水質保全、機能維
88
持を目的とした汚水処理事業。
と車両製作費で新幹線の1/10で済む。
*68:リサイクル社会
*80:水緑景観モデル事業
資源やエネルギーの再利用・再生の考え方や取り組みを
市街地における良好な水環境を確保するため、既存の施
重視し、実践する社会。
設を利用し、せせらぎ水路、植栽、遊歩道などを設置し、
より親水性のある水辺空間を創りだす事業。
*69:秋田市地域防災計画
災害対策基本法に基づき、秋田市に災害が発生した場合
の対応について、地域関係機関の協力も含めて総合的な対
策を定めた計画。平成11年3月に現計画に修正。
*70:延焼遮断帯
火災時に延焼が拡大しないように、幹線道路や河川など
により阻止するとともに、沿道の建物を連続的に不燃化し、
延焼を遮断する機能。
*71:都市景観形成重点地区
都市の景観形成上、都市の個性を創出するために特に重
要な地区。
*72:都心軸
秋田経済法科大学付近から臨海十字路までの市の中心
部を東西に貫き、都市の骨格を形成する都市機能が集積し
ている帯状の地域。
*73:インターネット
既にある電話回線等のネットワークを利用して、個人や
企業、団体のコンピュータ(パソコン等)を相互に結びつ
け、文字、画像、さらに音声を含めた多種の情報をやりと
りすることができる情報通信システム。
*74:バリアフリー
高齢者や障害者が生活していく上で「障壁(バリア)」
となるものを取り除くこと。
*75:パッシブエネルギー
つくりだすエネルギーではなく、太陽熱や風力などの自
然のエネルギー。
*76:秋田駅周辺地区まちづくり総合支援事業
秋田駅周辺に位置する鉄道跡地等大規模空閑地を有効
に活用し、民間と行政が一体となって都市環境の整備を図
る事業。
*77:都市型住宅
周辺環境に調和し、良好な市街地を形成する多層型集合
住宅、また多機能が一体化した住宅。
*78:ストック
良好な施設として長く使用できる、という意味。
*79:ミニ新幹線
既存の在来線を活用して新幹線を乗り入れようとする
プロジェクト。軌道は新幹線と同じ標準軌道を用い、車両
高さは在来線に合わせたもので、建設費は線路などの改造
89
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