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指定管理者制度導入施設における広告事業の取扱い(概要)
指定管理者制度導入施設における広告事業の取扱い(概要) 1 広告事業の基本方針等 (1)広告事業の実施者 施設の指定管理者を実施者とし、原則として指定管理者の経費及び責任において広 告事業を実施する。 (2)指定管理業務との関係 ・ 「指定管理業務と関連するその他の業務」(指定管理業務の範囲外)と位置づけ、 当該施設における広告事業は、施設を包括的に管理する指定管理者のみ実施可能と する。 ・ 指定管理者と市は、広告事業の実施に当たって必要な協議を行い、協定書のほか に、詳細について定めた文書を別途取り交わす。 (3)広告設置掲載の基準等 指定管理者が実施する広告事業についても、市有財産を対象に実施するものであるため、 市が実施する広告事業に準じて行う。 次のものは、原則として広告事業として取り扱わない。 ・ 一時的にパンフレットやイベントのポスター等を掲載する場合 ・ 自主事業に協賛企業が付く場合(例:企業が協賛して行うコンサート等) (4)広告の募集 公平性確保のため原則として公募とする。 ただし、広告事業の内容や実施に至った経緯によっては、公募を行わないこともで きる。 2 指定管理者の主な業務 広告事業を実施しようとする場合は、詳細について施設所管課に協議のうえ実施する。 なお、広告事業の内容や実施に至った経緯によっては、(1)(2)の手続きの一部を省略で きることがある。 (1) 「募集要項」の作成 ・ 指定管理者は、広告主を公募する場合は、広告の媒体、規格、広告料、設置掲載期間、 募集方法等の必要事項を定めた「募集要項」を作成する。 ・ 指定管理者は、施設所管課に書面により協議を行い、詳細を定めた「覚書」を市と取 り交わす。 -1- (2) 広告主の募集、選定 ・ 広告主の募集や問い合わせ等への対応は指定管理者において行う。 ・ 指定管理者は、応募があった広告主や広告内容等について、 「募集要項」の基準に照ら して適切な広告主を選定する。 ・ 指定管理者は、設置掲載しようとする広告について、選定した広告主、広告の内容及 び広告主と取り交わす契約内容が分かるものを添えて、施設所管課に書面で協議を行う。 (3) 広告主との契約、広告料の収入、支払い ・ 指定管理者は、市の承認を得て広告主と契約を取り交わし、広告主から広告料を収受 する。 ・ 指定管理者は、市から発行された納入通知書により、定められた金額を市へ納付する。 (4) 広告の設置掲載、管理、撤去 ・ 設置する広告は、施設の管理運営業務や利用者の利用等に支障を来さないよう、指定 管理者の責任において安全かつ適切に管理を行う。 ・ 3 契約期間の終了後は、施設の原状回復を行う。 広告料収入の取扱い 広告主が支払う広告料は指定管理者の収入とし、原則としてその一部を次のとおり市 に納付する。 なお、広告事業は指定管理業務の範囲外とするため、広告事業に関する収支は施設の 管理運営経費とは別に取り扱う。 <指定管理者が市に納付する貸付料又は広告料> 広告媒体の種類 床 行政財産 壁 行政財産以外 例) ・マガジンラック ・玄関マット 例) ・施設の壁面 ・フェンス ・吊り下げ広告 例) ・パンフレット ・封筒 ・ブックカバー 市への納付 市へ納付する最低価格 ❏ 行政財産の目的外使用料 ❏ 貸付料 ・原則として「広告 主から収受した広 告料の50%」 ・双方協議により決 定することも可能 ❏ 広告料 ・双方協議により決 定 -2- ⇒ 年額は市有財産評価額の 5% ❏ 道路占用料 ⇒ 広告媒体により異なる 例)看板は、表示面積1平方 メートルにつき1年 2,000 円 ❏ 双方協議により決定 ⇒ 物品や役務の提供を受け る代わりに広告を掲載す る場合は、最低価格を設 けない