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勝山市東山いこいの森管理運営業務仕様書
勝山 市 東 山 い こ い の 森 管 理 運 営 業 務 仕 様 書 勝山市東山いこいの森(以下「いこいの森」という。)の指定管理者が行う業務の内容及びその 範囲等は、この仕様書による。 第1章 総 則 1 趣 旨 本仕様書は、いこいの森の指定管理者が行う業務の内容及び履行方法について定めることを目 的とする。 2 いこいの森の管理運営に関する基本的な考え方 (1) いこいの森が、森林の総合利用を促進し、市民の健康増進及び林業の振興を図るため設 置された理念に基づき適切な管理運営を行うとともに、衛生的で利用者の安全に万全を期 す管理運営を行うこと。 (2) 公の施設であることを常に念頭において公平な管理運営を行うこととし、特定の者に有 利あるいは不利になる運営をしないこと。 (3) 利用者が利用しやすいようサービス向上に努めること。 (4) 効率的かつ効果的な管理運営を行い、経費の縮減に努めること。 (5) 管理者の注意をもって、常に良好な管理に努めること。 (6) 個人情報保護に努めること。 (7) 物品等(燃料、その他消耗品等)は、勝山市内の業者から仕入れるように努めること。 3 業務対象施設の概要 (1) 名 称 勝山市東山いこいの森 (2) 所 在 地 勝山市北谷町谷 117字3-1 (3) 設置施設 総合案内所1棟、炊事施設3棟、休憩所1棟、給水施設1式、便所2棟、 排水施設1式、キャンプ場、バーべキュー施設1棟、コテージ6棟、バン ガロー20棟、林間広場、林間歩道、駐車場3ヶ所、丸太遊具施設、樹木 園、花木園、遊魚池、テニスコート1面、ミニグラウンド1面、ソフトボ ール場1面 4 供用期間及び休業日 (1) 供用期間 毎年4月20日から11月20日 休 憩 午前10時から午後5時まで 宿 泊 午後1時から翌朝午前11時まで ただし、供用期間、休憩・宿泊時間を変更する場合は、あらかじめ市長の 承認を受けなければならない。 (2) 休 日 毎週水曜日 ただし、休日を変更し、又は臨時に休日を定める場合は、あらかじめ市長の承認を受 けなければならない 1 5 指定期間 平成26年4月1日から平成31年3月31日まで 6 法令等の遵守 いこいの森の管理に当たっては、本仕様書のほか、次の掲げる法令等に基づき適正に行わなけ ればならない。 (1) 地方自治法 (2) 勝山市公の施設における指定管理者の指定の手続等に関する条例及び施行規則 (3) 勝山市東山いこいの森の設置及び管理に関する条例及び施行規則 (4) 勝山市個人情報保護条例 (5) その他関係法令 7 指定管理者が行う業務 (1) 供用期間及び休日又は利用時間の変更に関する業務。ただし、あらかじめ市長の承認を 受けなければならない。 (2) いこいの森の使用並びに使用の許可及び停止等の業務 (3) 利用料金を定めること。ただし、あらかじめ市長の承認を受けなければならない (4) 利用料金の減免等に関する業務 (5) いこいの森の維持管理に関する業務 (6) 施設設置目的を達成するための事業の企画及び運営に関する業務 8 利用料金等 (1) 利用料金の取り扱い 勝山市東山いこいの森の設置及び管理に関する条例(以下「条例」という)に基づき、 利用料金は指定管理者の収入として取り扱う。 (2) 利用料の額 利用料の額は条例に規定する利用料の範囲内で、市長の承認を得て指定管理者が定める。 (3) 自主事業の取り扱い利用料の額 条例第14条第1項第6号の規定に基づく事業を行い料金を定める場合は、市長の承認 を得て指定管理者の責任において決定し、自らの収入として扱う。 9 経費の負担等 (1) 施設及び設備の経費 ① 勝山市が負担する経費 ア 指定管理料 イ 施設、設備及び備品等の年間30万円を超える修繕 ② 指定管理者が負担する経費 ア 人件費及び社会保険、雇用保険、労働災害補償保険にかかる負担金、利用者賠償保険 に係る費用 イ 施設、設備の維持管理及び運営に係る費用 2 ウ 施設、設備及び備品等の年間30万円までの修繕 (2) 指定管理料の変更 ① 勝山市と指定管理者は、繁忙期に、天候不順等の不可抗力により営業休止日が複数日発 生した場合は、前年度実績を考慮し協議のうえ指定管理料を変更することができるもの とする。 ② 勝山市または指定管理者は、指定期間中に賃金水準または著しい物価水準の変動により 当初合意された指定管理料が不適当となったと認めたときは、相手方に対して通知をも って指定管理料の変更を申し出ることができるものとする。 (3) 納付金 指定管理者は指定期間中、毎年度(毎年4月1日に始まり翌年3月31日に終わる年度 をいう。以下同じ。 )収益金が発生した場合に、その収益金額に 0.1 を乗じた金額を勝 山市に納付するものとする。 10 管理の基準 (1) 総括責任者の配置 指定管理者は総括責任者を 1 名配置し、業務運営全般を管理するものとする。総括責任 者は、施設及び設備の維持管理及び受付業務等の知識経験を有し、責任者にふさわしい人 格と指導力を有する者を配置すること。特に、施設の衛生管理に精通し、金銭等の取り扱 いにも信頼のおける者とする。 (2) 業務の一括委託の禁止 指定管理者は、指定管理業務を一括して第三者に委託し、または請け負わせることはで きない。 ただし、業務の一部については市長の承認を得て委託することができる。 (3) 守秘義務 指定管理者及びその業務従事者は、業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は己の利益 のために利用してはならない。指定の期間が終了した後も同様とする。 (4) 情報公開・個人情報の保護 情報公開及び個人情報の保護については必要な措置を講じること。 (5) 保険への加入 指定管理者は募集要項に定める自らのリスクにおいて適切な範囲で保険等に加入する こと。 ① 火災共済保険 建築物に対する火災共済保険は市で加入(財団法人全国市有物件災害共済会) ② 利用者賠償保険は指定管理者が保険に加入すること。 (6) 実地調査 市長は、必要に応じて、労務管理、施設、設備、物品、各種帳簿等の調査を行うことが できる。 (7) いこいの森の情報提供 指定管理者は、インターネット等により情報を広く提供すること。 3 11 業務を実施するに当たっての留意事 項 (1) 指定管理者は、施設設備及び貸与備品等を大切に扱い、施設設備及び貸与備品の延命に 努めること。 (2) 熟練度の高い職員を配置し、業務効果の向上と管理運営の合理化を図ること。また、従 業員に対していこいの森の管理運営に必要な研修を実施すること。 (3) 職員は、いこいの森の品位を傷つけることのないよう努めること。 (4) 運営管理にあたっては、職員間で常に緊密な連絡をとり、適正な処理に努めること。 (5) 火災及び緊急時の避難誘導マニュアルを策定すること。また、万一の場合に備え職員に 対応策の訓練を実施すること。 (6) 本仕様書に記載のない事項であっても、いこいの森の管理上必要と認めた軽微な業務に ついては、実施しなければならない。その他事項については市長と協議を行うこと。 12 その他 (1) 指定管理者は、指定期間終了時に次期指定管理者等が円滑かつ支障なくいこいの森の業 務を遂行できるよう引き継ぎを行うこと。 (2) 事業の継続が困難になった時の措置 ① 指定管理者の責めに帰すべき事由による場合 指定管理者の責めに帰すべき事由により、事業の継続が困難になった場合は、市長は指 定の取り消し又は期間を定めて管理の業務の全部若しくは一部の停止を命ずることがで きるものとする。その場合は、市に生じた損害は指定管理者が賠償するものとする。なお、 次期指定管理者等が円滑かつ支障なくいこいの森の業務を遂行できるよう引き継ぎを行 うものとする。 ② 当事者の責めに帰すことのできない事由による場合 不可抗力等、市及び指定管理者双方の責めに帰すことのできない事由により、業務の継 続が困難になった場合、事業継続の可否について協議するものとする。 一定期間内に協議が整わない時は、それぞれ、事前に書面で通知することにより協定を 解除できるものとする。なお、次期指定管理者等が円滑かつ支障なくいこいの森の業務を 遂行できるよう引き継ぎを行うものとする。 (3) 本仕様書に規定する業務の内容及び処理に疑義が生じた場合並びに協定書の解釈に疑義 が生じた場合又は協定書に定めのない事項が発生した場合は、市と指定管理者は信義、誠 実をもって協議するものとする。 (4) 指定期間前に行う業務 指定期間開始より円滑かつ支障なく業務を行うために準備を行うこと。なお、準備に要 する費用は指定管理者の負担とする。 4 第2章 業務内容 指定管理者の行う業務の詳細は次のとおりとする。 1 供用期間及び休日又は利用時間の変更に関する業務 (1) 供用期間の変更 あらかじめ、市長の承認を受けて、供用期間の変更を行うことができる。 (2) 休日又は利用時間の変更 あらかじめ、市長の承認を受けて、供用期間の変更を行うことができる。 2 いこいの森の使用並びに使用の許可及び停止等の業務 (1) いこいの森の利用及び予約の受付・許可 いこいの森の利用及び予約の受付を行い、支障がなければ許可する。 (2) 利用許可の取り消し・停止 いこいの森を利用することが適当でないと判断した場合は、許可の取り消し又は利用の 停止を行う。 (3) 利用者数の集計 1箇月毎に市内外、男女別等で利用者の集計を行う。 3 利用料金を定めること (1) 利用料の額 利用料の額は、条例に規定する利用料の範囲内で市長の承認を得て指定管理者が定める。 4 利用料金の減免等に関する業務 (1) 利用料の減免 利用料の減免は条例の規定に基づき行うこと。 なお、利用料金減免に対して市からの補てんは行わない。 (2) 利用料の返還 利用料の返還は勝山市東山いこいの森の設置及び管理に関する条例施行規則に基づき 行うこと。 5 いこいの森の維持管理に関する業務 (1) 利用料の徴収 いこいの森の利用者から利用料を徴収する。徴収の方法は、指定管理者が決定する。 (2) 利用料金の集計 1週間毎に利用施設ごとに利用料の集計を行うこと。 (3) 法令等に基づく業務 ① 水質検査 ② 防火管理者選任(解任)届出 ③ 消防計画書作成(変更)届出 添付書類 東山いこいの森消防計画(変更)届出書、自衛消防隊訓練通知書 5 ④ 東山いこいの森のバンガロー、コテージに係る消防法令適合通知書の交付申請書 添付書類 消防用設備の点検結果報告書写、液化石油ガス設備保安点検・調査票写、 水質検査写(原水 大腸菌・嫌気性芽胞菌、浄水 50 項目、施設の構造 設備説明書(バンガロー、コテージ、バーベキュー施設、炊事施設) ⑤ 旅館業許可申請 添付書類 消防法令適合通知書写、消防用設備等点検結果報告書写、液化石油ガ ス設備保安点検・調査票写、水質検査写、営業施設の構造設備説明書 (バンガロー、コテージ、バーベキュー施設) ⑥ 浄化槽定期点検 (4) 営業開始準備 ① 施設・樹木等の雪囲い取外し、及び雪囲い材料の適正な管理 ② バンガロー、コテージの清掃 ③ 水道施設の準備、点検 ④ 施設設備(寝具、炊事用具等)の点検、整備 ⑤ 施設内の清掃 ⑥ 施設用具組立 (5) 開業日における管理業務(開業日:4月20日から11月20日) ① 利用申し込みの受付(受付時間:午前8時30分から午後5時15分) ② 施設内(駐車場、道路を含む)の巡回、清掃・点検(防火、安全確認) ③ 水道施設の点検・確認(塩素濃度等) ④ 施設内で発生した廃棄物の処理 (6) 施設の利用日における管理業務 ① 施設利用者への施設の案内及び安全管理上の指導 ② バンガロー、コテージ、バーベキュー棟等や貸出用具の使用後の点検清掃 ③ 宿泊者がいる場合の宿直対応 (宿泊対応期間:6箇月) (7) 随時業務 ① 施設内の草刈、清掃(5月から10月まで毎月1回。計6回) ② 樹木園、花木園の等の草刈(6月、8月の計2回) ③ 樹木園、花木園の樹木の管理(4月から11月まで毎月1回。ただし、6月、8月を除 く。計6回) ④ 管理道路、駐車場の草刈、清掃(6月、8月の計2回) ⑤ 取立山駐車場から大滝までの登山道の草刈(7月初旬) ⑥ 施設の設備の管理(毎月1回。内容:寝具、テント、炊事用具、バーベキューセット等 の点検整備) (8) 営業終了に伴う業務 ① 雪囲い(施設、樹木、柵のロープ等) ② バンガロー、コテージの清掃 ③ 水道施設の水抜き等保全管理 6 ④ 施設用具取外し (9) 警備業務 ① 安全管理 ア 利用状況を把握し、事故・災害・犯罪等を防止するため施設内を適宜巡回すること。 ② 防火管理 ア 施設の防火管理にあたっては防火管理者を配置し、消防設備の点検、整備や訓練の実 施、火気使用の監督等を行うものとする。 イ 施設内における火気の始末に注意すること。 (10) 業務日報の作成 指定管理者は、いこいの森の利用状況及び管理運営業務の実施状況等を記載した業務日 報を作成し、指定期間中保管し、求めがあった場合は提出すること。 (11) 業務報告書の提出 毎月5日までに、利用状況等の件数と利用料金、管理経費等の収支状況、修繕の実績報 告、及び業務日報(利用者からの意見、要望等とその結果及び対応策を含む)に基づいて 業務報告書を作成し、市長へ提出すること。 また、毎年度終了後の30日以内に本業務に関し次の内容の事業報告書を提出すること。 ① いこいの森における管理業務の実施状況 ② いこいの森における施設利用状況 ③ いこいの森における料金収入の実績及び管理経費等の収支状況等 ④ 修繕の実績報告 ⑤ 自主事業の実施状況 ⑥ その他市長が指定する事項 (12) いこいの森使用許可申請書の保管 市長が指定する期間保管し、求めがあった場合は提出すること。 (13) 宿泊者名簿の保管 市長が指定する期間保管し、求めがあった場合は提出すること。 (14) その他 ① 浄化槽の維持管理 ② 道路、駐車場の小修繕(側溝清掃、敷砂利補修) ③ 雪下ろし 6 施設設置目的を達成するための事業の企画及び運営に関する業務 (1) 事業内容及び料金等 条例第14条第1項第6号の規定に基づき事業を行う場合は、その内容及び料金等を、 市長の承認を得て管理者の責任において決定し行うこと。 なお、その収入は指定管理者の収入として取り扱う。 (2) 職員の配置 上記業務を行う場合は、それに必要な指導者、職員を配置し安全に行うこと。 また、大規模なイベント等を行う場合は、必要に応じて当日の交通整理等を適切に行う こと。 7